「ゲームオブスローンズ」出演者による Game of Butts (このお尻誰のだゲーム)動画が面白かった。
ノリノリのデナーリス(の中の人)、みんなから女の子のお尻だと間違われるジェイミー(の中のry)、「こういうの得意!」と張り切っているのにその後の出番がカットされているポッド(ry)が見どころ。ランセルの人の反応が初心な感じ。デナーリス、ジェイミーのお尻写真を持って帰ったりしたらジョラーさんが泣くよ。ポッドはお尻のプロすぎて公開できなくなったのかもしれない。
S6の公開が近づいているが、今のところ見る手段がないのでhuluでの公開をのんびり待ちつつ、原作を読みつつ、考察などもしていきたい。
書きたいことはいろいろあるのだが、S6公開前に書いておいた方が良さそうなことを先にすませておこうと思う。
以下S5までのネタバレあり。
【S6視聴後に新記事を書きました】
光の王が求めるものとは・改「ゲームオブスローンズ」S6考察 - なぜ面白いのか
ジョン・スノウの今後とメリサンドル
ジョン・スノウは少なくとも自分の出生について知るまでは死なないだろうと思っていたのに、何も知らないまま死んでしまうとは!
壁から中心人物がいなくなる気がするのだが、どうなってしまうのか。
安易な思いつきとしては、メリサンドルの魔法で生き返るという展開。
このドラマは割と人が生き返っているのでありえなくはない。
おあつらえむきにメリサンドルは壁かその周辺にいるはずだ。
ただこれまでメインキャラを生き返らせたことはなく、またメインキャラがあっさり生き返ると話の緊張感が薄れてしまう。
S5を見た人のほとんどがこの予想に至っていることだろうし、よほど上手にそこまでの物語を描かない限りは視聴者を納得させられない。
もちろん脚本家も闇雲にメインキャラを殺すことはないだろうから、この先のことも考えてやっているのだと期待したい。
メリサンドルはS4の時点でジョン・スノウに目をつけていた。
特別な力を持っている、と。
だから彼の死に対して何らかのアクションをとることだろう。
逆に、もしもそれが「生き返らせる」以外のものだとしたらどんなことが考えられるだろうか?
そちらから考えてみるのも面白いかもしれない。
そもそもメリサンドルの言う特別な力とはいったい何なのか。
彼女が魔法らしきものを使うこと、ある種の魔法を行使するのに特定の誰かの犠牲が必要なことは作中で語られているが、そこにはどんな条件があるのか。
メリサンドルは「高貴な血」が必要だと言っている。それは本当に正しいのだろうか? 彼女は本当のことを言っているだろうか? それとも彼女もそれを信じているのだろうか?
もし「神」のような存在が力を授けているなら、生贄にされる人物の、人間社会における身分の高さを気にかけることになんとなく違和感がある。
それが本当に超越者としての「神」ならば、人間社会の身分の貴賤を気にするか? と疑問なのだ。
以下は完全に妄想だが、ひょっとして「光の王」はターガリエン家とかかわりがあるのではなかろうか。
今のところメリサンドルが力を持つ血と認めたのは、スタニス、ジェンドリー、シリーン、そしてジョン・スノウだ。
ジョン・スノウ以外はバラシオン家の血を引いている。そしてバラシオン家はターガリエン家から派生した家系である(ロバートの祖父がターガリエン)。
そしてジョン・スノウはレイガー・ターガリエンの子供ではないかという疑いがある。
つまり、今のところメリサンドルが目をつけた相手は全員ターガリエン関係者ではないかという仮説だ。
ついでに、狂王エイリス・ターガリエンがやたらと火刑を好んだという話も、メリサンドルの行動とかぶる。
ナロウ・シーの向こう側にもこの信仰はあるようだが、ターガリエンはもともと東のヴァリリアを故郷としているはず。
だとしたら……えー……だとしたら……
特に結論は用意してなかったわけだが……
ひょっとしてメリサンドルもターガリエンの復興を目指していたり?
でも実際にやったことといえばターガリエンの血を引く者を減らすことばかりなわけで?
あれ? じゃあジョン・スノウを生き返らせる見込みなし?
結論:全然わからない
この「光の王」がウェスタロスの異常気象(長い夏と長い冬)の根本にもかかわる魔法を使っていたら面白いなと思っていたりする。
王位の行方は
もう一つ、S5を見ていたときにふと思いついたことを書いておく。
キング・トメンはあとどれくらい生きられるのだろうか?
サーセイは過去に「もっと若く美しいクイーンが現れ大事なものすべてを奪い去る」と予言されていた(5-1)。彼女は確かにこれまで多くのものを失ったが、まだ「すべて」ではない。
(すでにトメンはマージョリーに「奪われ」ていると言えるかもしれないが)
あそこまでいろいろやった彼女が受ける報いとして、子供全員に先立たれるというのはありえる筋書きかなと思ったりしたのだ。
で、もしも今トメンが亡くなったとしたら、王位はいったい誰のものになるのだろうか?
あの世界の王位継承優先順位がよくわからないのだが、バラシオン家の生き残りは公式にはトメンだけである(実際にはバラシオンの血が入ってないのがなんとも言えない状況だ)。
となるとひょっとしてマージョリーが女王になる可能性はなかろうか。
特に彼女が妊娠している場合、その可能性は割とあるように思える。
だとすると、オレナさんがまたやってくれたりしないだろうか。
もしかするとリトルフィンガーはそこまで見越してタイレル家に近づいたのかもしれない。
そして国家転覆を狙うような人(たとえば名字がBで始まってあだ名がLで始まるような人とか)にとって、今は空前のチャンスではないのか。
今トメンが死ねば、跡継ぎ問題で世が乱れまくること請け合いだ。
「カノッサの屈辱」並みに国王の権威が弱まり宗教の力が強まっている今は、第三者が行動を起こすにはうってつけの時機である(実際に「カノッサの屈辱」のときはドイツ諸侯がかなりもめた)。
リトルフィンガー(あっ名前だしちゃった!)がどう動くにせよ、この機を逃す人ではないと思う。
S6は気になるが、ネタバレも嫌だ。
原作の方はまだ2巻の前半を読んでいるところだから、S6が公開されたらそちらに注力していくべきか。というか見たいドラマも読みたい本もありすぎて時間が足りない。