今週は番組初となる雪の日の収録回。セレブリティフェイスオフでも雪道を走っていたし、かなりの大雪だった模様。ジェレミーは通勤に9分もかかったらしい。大変でしたね(棒)。
さて今回、英語での原題が "Breaking, Badly" で笑ってしまった。もちろん言わずと知れたあの有名ドラマが元ネタ。
原題の方は毎回小ネタを入れているようだが、わたしはなかなか全部を拾えない。すにふがまた解説してくれないかな! 去年の "Happy Finnish Christmas" とか、解説がないと絶対わからなかった。
内容は水陸両用車チャレンジということで、トップギアからのファンなら8-3と10-2を思い出し、フラグ満載のタイトルに慄いたことだろう。しかし三人もプロ。プラットフォームを変えてまで同じことをするわけもなく……。
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— The Grand Tour (@thegrandtour) 2018年1月31日
25年前からの進歩
この切り口の企画は初めてかもしれない。25年前の技術と今の技術、どう変化し、どう変化しなかったのか? これも過去vs現在の亜種と言えるのかもしれない。というか、実はそれがS2全体の裏テーマだったりして。
登場車は、
・ジャガーXJ220(最高時速349km/h)
・ブガッティEB110SS(最高時速350km/h)
の二台。今期はかなりジャガー推しだな!?
どちらも90年代感のあるボディだが、やっぱり見た目はジャガーの方がセクシー。ブガッティって90年代からあんな顔だったのね……。
この二台よりも速い車は、現在まで三台しか発売されていないという。そう聞くと、なるほど人類はろくに進歩していないのでは? と思ってしまいそうになる。ところが、という話である。
(`゚Д゚) <カーペットが樹脂製で水をはじくのはおもらし対策だろう
ジェレミーは "soil yourself" と言っているから、この「おもらし」は大の方である("diarrhea" と並ぶ番組頻出語である)。
この二台のドラッグレースは興奮した。しかもジャガーの勝ちだったし!
が、それ以上にジャガーの壊れっぷり(物理)に笑わせてもらった。あのレブカウンターの動きは何なんだよwww
そして25年前にはパワーステアリング、エアコン、ABSもなかった。わたしが幼い頃、父が車を買うにあたり「今度買う車にはABSがついている」と言ってABSの仕組みを説明してくれたのを今も覚えている。まさにわたしが子供の頃の最新技術だったわけだ。しかし父もそれから何年もたってわたしが車番組にはまるとは思っていなかったに違いない。
(`゚Д゚) <25年前、アマゾンは川だった
そうだよね……って、アマゾンはきみたちのスポンサーなんだけど大丈夫かその発言。まあ大丈夫なのだろう。
スピードだけが基準ではなく、快適さや運転のしやすさ、楽しさを重視するのは、近年のジェレミーの自動車評価として一貫しているように思う。そして自動車業界全体も、そちらの方向で進歩しているというのなら歓迎すべきことではなかろうか。"Soil yourself" せずに運転できるって大事なことだからね!
しかしエボラドロームでのブガッティのタイムがあの程度だったというのは(雨だったことを差し引いても)なかなかびっくりだ。直線コースでの最高時速とコースでの速さは必ずしも一致しないとはわかっていても、フォルクスワーゲンUP! にかろうじて勝てる程度だとは。
カンバセーションストリート
VWのオリバー・シュミット逮捕のくだりが面白かった。
(`゚Д゚) <Nein...
(゚∀゚) <Oh, danke!
二人のドイツ語を聞くことができるレアなシーンである。ジェームズも何か披露してー!
リチャードのリマックネタ、嬉々としてネタにする二人が好きだ。
(゚∀゚) <コンセプトワンは8台作られた
J`・ω・) <何台残ってる?
(゚∀゚#) <七台だよ黙ってろ
(゚∀゚) <STOP RANKING BIRDS!!!
J;`・ω・) <WHAT?!
いったい何と聞き間違えたんだ……RとWを間違えたとかか?
How hard can that be?
久々にこのセリフが聞けて嬉しい!
10年ぶりとなる水陸両用車チャレンジ、果たしてどんな惨劇に終わるのかと思ったが、意外や意外、結構本気で記録に挑んでいた!
まあ正直最初の5分を撮りたかっただけでは? という気もしなくもないが。ニムロッドのジェットエンジンでほかの飛行機を吹き飛ばすシーン、予告でも使われていたが何度見ても笑ってしまう。ちなみにイギリス空軍が使用していたニムロッドは、2011年に退役しているとのこと。古い飛行機のエンジンを撮影に使わせてもらったということらしい。
The new episode of #TheGrandTour 'Breaking, badly' is available now on https://t.co/dRMlixT2wB pic.twitter.com/Jj48X20rT0
— The Grand Tour (@thegrandtour) 2018年2月2日
並んでいた飛行機たちも、きっと現役機ではない、よね……。スクラップにされる予定の飛行機たちを華々しくお見送りするために並べてあったんだよね……。
というかああいう飛行機って軽いんだなあ! 傘みたいに飛んでいく。
Grand Tour Institute of Technology、略してGTITで作業が進む。そしてできあがった SHOESTRING(靴紐)号、相変わらず彼らのネーミングセンスはわけがわからないが、登場シーンは確かにわくわくした。赤青黄白の謎の色彩感覚もまあいいだろう。しかしこのデザインはwww三人で乗るのも無理のあるスペースwww水上テストでリチャードが降りたのもやむなし。「ジェットエンジン」はリチャードが最初に事故ったときのことを思い出すしね……。
"Total chaos and mismanagement." #TheGrandTour pic.twitter.com/x8KTffp7rl
— The Grand Tour (@thegrandtour) 2018年2月3日
ただし陸を走りながらジェームズが最高にいい笑顔をしているので、ジェームズファンは何度もリピートして堪能するとよい。安定しない車体に悲鳴をあげるハムメイもよい。
そしてこのあと、さりげなくジェレミーとジェームズの素足が見られるのが大変よい(素足フェチである)。
(`゚Д゚) <Seventy is a hundred.
J´・ω・) <What do you mean seventy is a hundered???
お前は何を言っているんだ状態。字幕には「70%」と%がついていたのでまだわかりやすかったが。
出力100%になる前に「しっかりつかまってろよ」とかやたらかっこいいことを言うジェレミーだが、全部フラグだったか……。
二台目にチャレンジ
お茶を淹れるジェレミーというレアシーンに続いて、ボンドバグちゃんが登場!
これを書きながら二回目を視聴していて気づいたのだが、オレンジの車体に書かれた黒い部分は文字そのものではなく "BUG" という字の影だったのか!!! 最初に見たとき、黒い部分を文字だと思い、アラビア語? 梵字?? と首を捻っていた。今見るとどうしてそんな勘違いをしたのかわからない。一度気づいてしまうともう "BUG" としか読めない。わたしの目がおかしかったらしい。
セレブリティフェイスオフ
マジシャン対決! これもトップギア時代にはなかったかも。
どちらのパフォーマンスもすごかった。特にジェレミーの手に印がつくアレ、さすがに手の内側に何かが触れたら気づくと思うのだが、何をどうすればあんなことになるんだろう?
ペン&テラーのテラーさんは無口だなと思っていたら、そもそも話さないキャラらしい。ジェレミーも最初に "Pen and his silent partner Teller" と言っていた。
あんな大雪の中のラップタイム計測は、トップギア時代を含めても初めての気がする。ほとんど「航海」状態だった。水陸両用車回のゲストにふさわしいと言えよう(?)。
コニストンスピードウィーク
湖水地方で行われているらしいボートのスピード記録会。「ポンドバグ」ちゃんがそこにエントリーされていた!
(`゚Д゚) <こんなアホなものを見たのは初めてだ
いやあ、以前作った Hammerhead-i Eagle Thrust とかP41とかも割とアホな外見だったと思うよ!
狭い車内(「船内」と言うべきなのか?)でチェックリストを見ながらおろおろするジェレミーが好きだ。そして思った以上に本格的なボートだったことも驚きだ。
しかし操縦は相当難しそうだった。あれは本当に免許無しの人では無理だろう。免許ありでも、あのステアリングと揺れと視界の悪さ(普通のボートならあんなに運転手が濡れたりしないだろう)では難しいと思われる。前回のバルセロナでのコースといい今回といい、ジェレミー体はってんな!
(;;`゚Д゚) <GPS速度計はあるが、GPSがないから使えない!
ここで噴いた。何だその設計。レブカウンターの中央で光る "NO-GPS" の文字がさらに笑いを誘う。
今回は公式大会だからか、撮影ボートでの並走映像はなく、船内カメラと岸からの撮影と空撮のみ。しかしそれでも十分速さと恐ろしさは伝わった。
国内新記録樹立おめでとう!
なんとなんと、ポンドバグちゃんがイギリスの国内新記録を作ってしまった!
記録が放送されたときの三人の喜びの表情も、周囲の見物客たちの反応も嬉しい!
ちなみに大会公式のツイートを見つけたので貼ってみる。
A new National record has been set in the Experimental Amphibious Unlimited class by J. Clarkson at 47.81mph
— Records Week (@RecordsWeek) 2017年11月1日
名前が伏せられているような伏せられていないような。
"In the Experimental Amphibious Unlimited class" というのが、ジェレミーの参加したクラスらしい。ちなみに今年の大会ではこれだけの記録が誕生している。ジェレミーの名前もある!
Here is the provisional list of records from the week. Presentation is about to get underway. pic.twitter.com/oN5bmprneW
— Records Week (@RecordsWeek) 2017年11月3日
クラスによっては世界記録も出ているし、大幅に記録が塗り替えられたクラスもある。番組で大会知名度が上がったら、さらに参加者が増えて記録ラッシュになるかもしれない。ジェレミーたちの作った記録、何年保持できるかな!