「オクトパストラベラー」、探索ですっかりレベルが上がってしまったので、メインクエストはサクサクである。
今回はトレサ→テリオン→アーフェンの3章をクリアした。
以下、ネタバレ全開感想。
大海賊のお宝をあっさりゲットするトレサ
倉庫をお掃除してたら出てきたという古地図を露店で見つけたトレサ。その地図は、西の海を支配した大海賊バルタザールの残したお宝の場所を示すものだった。
マジかよ。
トレサちゃんに備わっているのは、商才よりもむしろ運の良さでは? あの魔法で幸運の風を吹き荒らしまくっているということだろうか。
しかも運よくそこに商船船長レオンさんまで現れるし。バルタザールはレオンさんの古い友人だと判明するし。半径50mの人間関係ですべてが進行する世界なのかここは。
まあいいや、幸運の風が吹き荒れたのだろう。
今のレオンさんが海賊ではなく商船船長をやっている理由はなるほどという感じ。もともと彼にも商才はあったのだろう。生まれ育った環境がそういう発想を許さなかっただけで。
彼がバルタザールのお宝を求めようとしないのがすごくよかった。
例の手記についてはまだ何も判明していないわけだが、それは4章まで持ち越しということか。4章にもレオンさんが出てくるといいな。「バルタザールの船がいちばんの宝物」「俺にとってその宝石はもうただの石」と言い切るレオンさんはかっこよかった。
そして町をあとにするトレサを見ている黒フードの人物。
このフード、この世界でやたらと見る気がするんだけど、なに、流行のファッションなの? それともどのキャラの話も根っこがつながっていて、黒幕が一人いたりするの?
これまでの話からしてあまりそういう展開は期待できないのかと思っていたが、期待してもいいのだろうか。
ちなみにこれがプリムロゼの父親を殺したカラスの入れ墨の男たち。
こっちはサイラス先生を尾行していたルシアのファッション。ドット絵のバリエーションがなかったせいでこうなったとかじゃないといいなあ。
イベントをいつでも見直せる機能、こういうときにとても便利。
古地図を手に入れるために奔走する際、テリオンから「盗んできてやろうか?」と言われて自分でなんとかするからいいと返事するトレサちゃん、とてもいい子だ。テリオンとトレサ、どう考えても同じパーティにいても価値観が合わない気がするのだが、なんだかんだでうまくやっているようである。
テリオンとダリウス
ほかのキャラの3章で過去の因縁のキャラとの対峙を次々とやっているものだから、これはテリオンとダリウスの再会もありますわと思っていたら、やっぱりやってくれた。
ダリウスがテリオンを突き落とした崖はボルダーフォール近くの崖道っぽく見えたが、彼はそこから這い上がってボルダーフォールにたどり着いたということだろうか。
ダリウスからの裏切りが忘れられないテリオンだが、コーデリアの言葉に心を動かされつつあるのがわかる。
それはそれで結構なのだが、わたしとしてはどうしても、いやそこは今まさに一緒に旅をしている仲間たちの言葉がほしい……と思ってしまう。そこは脳内で補完するが。
それなりに長い旅を重ねてきて、仲間たちの勝利も挫折もともにしてきたテリオンが、いまだに彼らに心を開いていないとは思えない。「馴れ合うつもりはない」と言いながらあなた、ついさっきまでオフィーリアの神官のコスチュームをノリノリで着てたじゃないの。
ともかくそんなわけで、次はいよいよダリウスとの決戦ということになるのだろうか。
3章で緑竜石を手に入れて4章で残りの1つを手に入れる流れだと思っていたが、今回緑竜石が手に入らなかった。次で2つ手に入れるということになるのだろうか?
アーフェンとミゲル
いいねえ! こういう胸糞なエピソード、好き!
子供が死んでしまうのではないかと思ったが、そこまではやらなかったか。だがオーゲンの妻は殺されてしまったようだ。その場面は画面上に出なかったから、よほど凄惨な現場だったと思われる。
近代的価値観、人権感覚をふまえればアーフェンの言う「誰でも救う」が正解である。
だが実際問題として、医者が必死に助けた人間がほかの人間を殺すなんてことはいくらでもあるだろう。現代でも。
ただそんなことを言いだしたら、誰を救って誰を救わないか、医者が決めていいことなのかという話になってしまう。医者にそんな判断まで背負わせることはできない以上、結局「誰でも救う」が正解だ。そして怪我をした犯罪者が助けを求めてきたら、さくっと警察に突き出してその上で治療を受けさせるのが正解だ。それが現代なら。
とはいえあの世界、治安維持体勢が整っているとは言いがたく、警察もなさそうだ。聖火騎士団あたりに突き出すのが正解だったのだろうか。
お人よしは必ずしも人を幸せにしない。
それを突きつけられたアーフェンは、このあとどうなっていくのか。
4章で師匠との再会が果たせたら、そのあたりのことを相談したりするのかもしれない。
ただ現代的価値観を中世的世界観の中に安易に持ち込むのは嫌いなので、やや不安がある。我々の現代的価値観や人権感覚は、長い歴史の積み重ねの中で築いたものであって、一朝一夕に生まれたものではないからだ。
そんなわけで旅もそろそろ後半に突入した感があるが、8本のシナリオが1本に収束するのが見られるといいなあという期待をチラチラと持ちながら続きをやっていこうと思う。
サブクエストもかなりこなしているのだが、一部まだ序盤の町で出会ったクエストにどうすればいいかわからないものもあり、やや途方にくれている。そのうちどこかで解決法が見つかるといいな!
そして、以前の記事でプリムロゼのシナリオから「ゲームオブスローンズ」を連想した旨を書いたのだが、どうやらプリムロゼのシナリオを担当した方は本当にゲームオブスローンズを参考にしていたらしい。ここの記事を読んでびっくりした。
これはそのうち「オクトパストラベラー」ファン向けに「ゲームオブスローンズ」をアピールする記事を書かなければなるまいか。とりあえず既に大量にある記事の大半はネタバレなので、ネタバレなし記事を貼っておく。
王道ファンタジーが好きな人にはぜひ見てもらいたい。そして大やけどしてほしい。