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プリムロゼ、トレサ、テリオンのエンディングに到達!「オクトパストラベラー」4章-2 感想

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上級職に挑んだり全滅したりまた挑んだり4章をクリアしたり、冒険もいよいよ大詰め。いやここからが本番なのかも?

前回サイラス先生→オルベリクとクリアして、今回は

プリムロゼ→トレサ→テリオン

の順にクリアしてみた。

いやあこの順番、ノリの差が激しすぎて同じゲームとは思えないほど。そこが面白くもあるのだが。

以下4章およびサブクエストのネタバレ全開感想。

 

 

プリムロゼと「悲劇」

3章でいい登場を見せてくれたシメオンだが、彼がなかなかのヴィランっぷり。このゲームの中では随一ではないかな。

シメオンは「悲劇」を愛する「詩人」であり、優れた悲劇を目撃するためなら何でもする、そういうキャラだというふうにわたしは理解した。

想像上の世界でならどんな胸糞な悲劇を描いたっていいしわたしにとっても大好物だが、現実でそれをやると犯罪だから気をつけよう!

プリムロゼの人生を演劇仕立てにして上演していたことに対して本人や仲間たちは憤慨していたが、実在の人物の人生を描いた映画や舞台なんていくらでもあるわけで、そういう行為全般に対する批判なんだろうかあれは。いや本人や関係者の許可なく勝手に映画化されたらさすがに怒るか。あと現実を無視して勝手に自分とくっつく偽ハッピーエンドとか入れてきたら炎上不可避か。

さらにシメオン、「復讐を果たしたとして父親に誇れるのか」「それで心の穴は埋まるのか」とかお前がそれを言うのかよ的な揺さぶりをかけてきて、あそこは大変よかった。復讐がテーマの物語においてこの問いは避けられないし(前の記事でわたしもそこを心配していた)、その部分をどうクリアして話を収めるのかと思っていたのだが。

そんな揺さぶりを乗り越えるための家訓「己を信じ、貫け」だったのであるなあ。

父親が実際に生きていたら何と言うかはわからないが、まさに死人に口なしなわけで、生きている人間が明日も生きるために死者の思い出を都合よく「利用」するのは、全然悪いことではないとわたしは思う。だからプリムロゼが復讐を遂げることを望むなら、「プリムロゼにとっての父親のキャラ」はあれでなくてはならなかった。我々は彼女の回想シーンを通してしか父親のキャラを知らないというのもポイント。本当はどんな人だったのか、正確なところはプレイヤーにはわからないのだ。

またパーティチャットから察するに、プリムロゼにとって旅をともにする仲間は心の支えになっていたらしい。そこはプレイヤーにとってほっとしたところだ。

 

しかし結局黒曜会とは何だったのか

プリムロゼの父親が知ってしまったこととは?

このへんが全然解決してない気がするんだが?

もうわかったわかった、たぶん全員分クリアしたら何もかも判明するんだろう。ということにして、次いこう次。

 

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あとクリア後になんか便利そうなセリフを言ってくれたので一応スクショを撮っておいた。

 

トレサと「宝物」

さてプリムロゼ編の重いテンションを青い海へとぶん投げて、大競売にやってきたトレサちゃん。町を訪れるなり競売スポンサーの娘とエンカウントし、一瞬でフラグを立てるやり手っぷり。やはり彼女の才能は幸運の風を吹き荒らしまくることだ。

大競売開催前に、商人たちの持ち込んだ商品の大半が盗まれているということはまったくニュースにならず、予定通り開催される大競売。これ競売始まって以来の大事件な気がするんだが、誰も気にしてなくて大丈夫なのかな。まあ犯人はテリオンなんだが。

で、あの手帳である。

なんかぽっと出の悪役っぽい人に持って行かれてしまい、「大事なことは何も書いてない」とかdisられて、ぶん殴って取り返してきたわけだが、結局何だったのか。

そもそもなぜレオンさんの船にあんなものがあったのか。

持っているだけであやしい人にあとをつけられた挙句殺されそうになったわけだが、そんな危険そうなものをノーラにあげてしまっていいのか。いろいろと心配である。

つっこみどころはあるものの、彼女にとってこの「旅」こそが宝物であるという結論は心動かされるもので、旅っていいよなあと自らの思い出を振り返ったりした。

ノーラの前で語った彼女の旅の思い出はトレサ編で訪れたところに限られたので、短い! と思ってしまったわけだが、うちのトレサはそれよりもたくさんの経験をしているから! 娼館を訪れたり、復讐を手伝ったり、盗みの片棒を担いだり、ドラゴンと戦ったり、ひとつの町の革命の裏で暗躍したり。18才の女の子にしては人生経験豊富だなあ!

クリア後に大競売前にいた日記おじさんが意味ありげな情報をくれたのだが、果たして。しかしあの日記おじさん、

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日記は大事にしてあげてよお!

 

ところで各キャラのシナリオをクリアすると、以前訪れた町に関係者が現れるようになる。できればその章をクリアした時点で残しておいてほしいところではあるが(アーフェン2章で助けた親子とか、消えてしまって寂しかったし)、クリア後に町を回る楽しみができるのは嬉しい。

で、彼女のシナリオクリア後にポルダーフォールを訪れたときなのだが。

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彼女でモーロックの装備を買い取ろうとしたらこの剣幕。お元気そうですね。

しかし相手が切れまくっていても、トレサちゃんは動じない。

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このスルースキル。

彼女の才能は幸運だけではないようだ。クレーマー相手にも平然と対応できることだろう。

 

テリオンと「宝物」

個人的に、おっいいオチきたね~! といちばん嬉しかったのがテリオンの章。

裏切り上等のダリウスが、きっちり裏切られて死亡(たぶん)っていう。しかもテリオンは手を下していないどころか、彼が死んだこと自体を知らない。とてもきれいで納得感のあるエンディングである。

 

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戦闘中に会話が発生するのも熱くていい。あ、よく見たらダリウスは左利きなのか。

たぶんこれ、まだ会話の続きがあるな……と思って戦闘を長引かせてしまった(魔術師サイラス先生が高火力すぎてすぐに終わりそうだったのだが)。

ダリウスは、今まででいちばん必死っぽいグラフィックの敵だ。テリオンの言うことを認めると、これまで裏切りを続けて生き延びてきた自分の人生を否定することになりかねない。

ただ少し悲しかったのは、自分にはテリオンほどの盗みの才能はないという点についてはダリウスも認めていたということ。「盗み」というと我々一般人にとってはろくでもない才能なわけだが、それでも彼らにとっては生きるために必要な能力であり、磨くべき技だったわけで。すぐそばに、自分には到底かなわない才能の持ち主がいるってつらいよなあと、そこだけはダリウスに同情できる。ジャンルは全然違うけど、サリエリタイプとでもいうべきか。

結局テリオンは「信頼」そして「帰る場所」という「宝物」を得てコーデリアと再会する。これまた王道な感じでとてもいい。テリオン、ヒースコートが引退したらレイヴァース家の執事の仕事を引き継ぐんだろう!! わたしにはわかってるんだぞ! 執事服のテリオンがそのうちどこかで見られたりしませんかね。

そして竜石はやはり「フィニスの門」を開く力があるものだったと判明。いいよいいよー! つながってきたね!

あとレイヴァース家はホルンブルグとも関係がある家系だったらしい。うーん、ホルンブルグ、ますますもってなぜ滅んでしまったのか……そして現在のどのへんにある国だったのか……。謎は深まるものの、いずれ語られることを期待しよう(4章は全部これである)。

 

ところでなんかいい話になって終わったテリオンの章だが、

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これについてはいかがなものかと思いますぞ!

「しばらく眠っていろ」じゃないだろ、そんな大雪の中で裸で寝てたら凍死するだろ!!

まああとから元気よくダリウスを襲っていたので(たぶんこの人だよね?)安心(?)したが。

 

オルベリクがかわいい

さてここにきていよいよオルベリクのかわいさから目を離せなくなってきた。

亡国の元騎士という設定の時点でわたしの好物でないはずがないのだが(その設定を背負うにはちょっと若すぎると思うので、できればもう10~20ほど年上がよかったが)、パーティチャットやクエストでのやりとりから窺える彼のキャラがとてもいい。

 

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まずこれね。

勢いよく水に飛びこんで沈んでいくオルベリクを想像するだけで笑いが萌えるではないか。

このときのやりとりでは音痴なサイラス先生という設定も披露され、そちらもいい感じにギャップを生んで面白かった。サイラス先生、鍵盤楽器は弾けるのに歌はだめなのか。

 

そしてさっき見た決定打がこれ。

劇場の町エバーホルドでのクエスト。アクション俳優を探す座長さんにオルベリクが斬りかかってみたところ、見事採用された! しかし……。

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沈黙の落ちる舞台。

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アクションはできるが演技はできないオルベリクさん。とりあえず舞台上で本名を名乗ってどうする。

結局アクション俳優は見つからなかったわけだが、それでいいのか。

これ、ハンイットでけしかけると別バージョンが見られたりするのだろうか。モンスターをけしかけるのではアクション俳優とはいえないからだめかな。

わたしが思うに、テリオンなら剣技も演技もいけるので適任だったと思うぞ。プリムロゼにも舞台役者を目指したらどうかと言われていたではないか。いやテリオンはコーデリアお嬢様の執事になる道を選んでほしいのでやっぱ今のなし。いやどっちも見たい

あとオルベリクとエアハルトの双璧コンビを舞台にあげて、演技なしの演武を上演したら客にめちゃくちゃ受けると思う。見たい。

いい商売になると思うのだが、いかがですかなトレサちゃん

 

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