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アイルランドで「ゲームオブスローンズ」ウィンターフェルツアーに参加してきた・1

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2018年8月、アイルランドのウィンターフェルツアーに参加した。

ドラマの中で見た光景が目の前に広がっていて、その中をマントとリトルフィンガーのマネシツグミピンをつけて歩く自分がいて、現実なのに夢のような不思議な体験だった。自分の世界とウェスタロスが地続きになったような。

せっかくなので日本語で読めるツアーレポを残しておこうと思う。

 

公式サイトはこちら。予約申し込みもここからどうぞ。

Game of Thrones Tours Ltd | cloaks, swords and helms

ちなみにわたしが参加したのは、ダブリン発ウィンターフェルツアー

Dublin Winterfell Locations Trek | Game of Thrones Tours Ltd

ベルファスト発のツアーや、鉄諸島めぐりツアーもある。

 

参加にあたり要求される英語レベルは、

・自由行動後の再集合時間が聞き取れる(ten to eleven = 10:50 とかに注意)

・注意事項が理解できる(写真撮影禁止とか触ったらダメとか)

これくらい。これがクリアできれば、最低限まわりに迷惑をかけずに参加できる。

もちろんたくさん聞けて話せた方が楽しいはず!

 

それでは以下、ツアー詳細。

(2018年8月の時点でのものです)

 

 

集合!

7:45 集合予定だったが、7:20には集合場所に到着。

わたしはすぐに迷子になるので余裕を見て宿を出たわけだが、早過ぎた。集合場所は川沿いなので、川に沿ってずっと歩いていけば迷子になる心配はほぼない。

 

集合場所に着くと、ちょうど同じ頃にアマンドを190cmに引き延ばしたみたいなお兄さんが現れた。彼もツアー参加者だろうかと思いながら横目で見ていたところ、彼はツアーガイドさんだった。

後で判明したが、彼は「ゲームオブスローンズ」S5以降に野人役やドスラク人役でたびたび出演している(何度か死んでる)役者さんでもあるらしい。撮影のない時期はツアーガイドをしているようだ。

 

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7:55 渋滞のせいか、少し遅れてバス登場。Game of Thrones Tours とロゴが入っているので違うバスと間違える心配もなし。

ガイドさんに名前を確認してもらってバスに乗り込む。

なおこのバスに限らずダブリンの公共交通機関は結構遅れやすいので、空港に行くときなどはかなり早めに出発した方がよい。ダブリンは信号の待ち時間がめちゃくちゃ長いのが一因な気がする。

 

この日の参加者はわたしを入れて7人。ガイドさんいわく「僕がこの仕事を始めて以来、こんなに少ないのは初めて」とのこと。大きなバスは50人くらい乗れそうなやつだったから、普段はもっと大人数でのツアーのようだ。

 

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バスにはwifiやトイレはなし。トイレ休憩についてはいちばん最初に丁寧に案内があるので聞き逃さないように!

 

いよいよ出発

ガイドさんがこの日の予定を案内したり、自己紹介したりしているうちにバスはダブリンを出て高速に乗る。

走行中にこの日のランチの予約シートが回ってきた。

ランチはロブスターポットというお店でとることができる。道中であらかじめメニューを予約しておく仕組み。ツアーに昼食代は含まれていないので、ここでランチをとってもいいし、昼食を持参してもいい。ガイドさんもきちんと説明してくれる。

メニューの雰囲気はこのページの写真でなんとなくわかるかな。

www.tripadvisor.jp

GoTメイキング(DVDの特典かな?)を流しながら走るバス。外の景色も気になるが、みんな画面に釘付けである。

1時間弱で最初の休憩&朝ごはんポイントに到着。高速のサービスエリア的な場所。

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わたしは宿で朝ごはんを食べてから来たのだが、確かに朝がかなり早いので、ここで調達してバスの中で朝ごはんというのもアリだったな。

レストランで昼食をとらないという人はここで昼の分も確保しておくとよさそう。ピザ屋とかパン屋とかが並んでいた。飲み物も買える。

 

休憩後、突然始まるゲームオブスローンズカルトクイズのお時間。

問題は全部で10問。ガイドさんが問題を読み上げ、4択で答える。答案用紙に答えを記入し、全部終わったらほかの参加者と交換して採点という流れ。

リスニング試験とクイズを同時に解くようなものだぞ! と焦ったが、選択問題なのでよくわからなかったら適当に答えよう!

問題はいくつか用意された中から日替わりでチョイスされるっぽい。当然ながら問題の内容はネットに書き込まないでねと言われたので内緒。ドラマ版の制作に関する小ネタから、本編のつっこんだ内容までいろいろ。これはみんなわかるだろ~という問題から、かなり難しいものまで、難易度もいろいろ。

最高点をとった人はその日一日「King in the north」または「Queen in the north」の称号を得る。この日は9点(すごい!)をとった女性が Queen in the north になった。

 

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バスはどんどん北アイルランドに向かっていき……

(途中、羊や牛をたくさん見た)

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最初の目的地、トリーモア森林公園 Tollymore Forest Park に到着!

 

トリーモア森林公園

630ヘクタールを誇るこのめちゃくちゃ広い公園は、GoTで何度もロケに使われている。

到着後、希望者にはマントを貸し出してもらえる。8月とはいえ北アイルランドは長袖必須の寒さなので、ここはぜひ借りておくべし。雨よけにもなる。

 

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この時点で気分はウェスタロス。

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これがアイルランドの自然だ……!

とてつもなく広い上に道があるようなないようなところを歩いていくので、絶対にはぐれないように!(はぐれたらその日のうちに再会できないと思う)あと必ず歩きやすく、かつ泥だらけになっても惜しくない靴で来ること!(雨が降るとすぐ地面がぬかるむ)

 

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このへんは壁の向こうの撮影で使われた場所。一面にフェイクスノーを撒いて撮ったらしい。

しかしここで思わぬアクシデント(?)が。

もうすぐ1-1の冒頭(ナイツウォッチが壁の向こうで大量の死体を見つけた場所)で使われたロケ地というところで、別の映画撮影部隊と遭遇。どうやら彼らも同じポイントを撮影に使うらしく、大道具が並べられていた。

いかにも「この先撮影関係者以外立入禁止」みたいな雰囲気を出していたが、ガイドさんが現場のおえらいさんと交渉してくれた。結果、「写真撮影しない。置いてあるものには触らない」という条件で先に進めることに。ガイドさん自身が撮影現場で役者として働いた経験があるからか、交渉の段取りが上手い……!

というわけでロケ地は見られたものの写真は無し。でも映画撮影の準備真っ最中の現場を見られて、それはそれで面白かった。

 

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そこから少し引き返して、今度は別の道なき道へ。

このあたりは壁に向かうジョンとティリオンがキャンプをした場所。ティリオンはこのあたりに座り込んで本を読んでいたはず。

 

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キャンプのすぐ目の前に川が。

 

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我らがガイドさん。トアマンド風でしょ? 長い髪を無造作におだんごにしてるのがかわいかった。

そこからさらに少し歩いて、今度はスターク家ご一行がダイアウルフの子供を見つける場面のロケ地へ。

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こんな目印が用意されていた。ううっブランが幼い……。

 

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看板から少し降りていくと、ここだ……!

橋を渡って反対側からも見てみることに。

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ガイドさんはこんな感じのスクリーンショットを何枚か持ってきていて、今いるのはドラマのこの場面だと教えてくれる。

 

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このあたりにカメラが並んで撮影したんだな。

あの場面の撮影時、鹿の死体は本物を使ったため、臭いがひどかったそうだ。

 

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さて、森の中はぬかるみ注意なだけでなくこういうところを渡ったりもするので、足元は本当に歩きやすい靴で! 冒険してる感は最高なのだが、雨が降っていたら結構怖いと思う。

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彼女たちはフランスから来た姉妹である。そこで記念撮影とは余裕じゃないか。

 

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えっ、大道具でなく天然なの!? と言いたくなる木。妖精が棲んでいそう。

 

ここでは大体3kmくらい歩いて終了。

バスに戻ってくる頃には少し気温が上がり、マントの下に汗をかくくらいに。

つくづくツアーで来てよかったと思った。個人でここを訪れたら500%遭難する(いや家族連れ客とか犬の散歩してる人とか見たけど……強い……)。そしてダイアウルフ撮影場所以外は、知っていないとたどり着けないしそこが撮影現場だとわからないと思う。

 

ほどよく運動した我々は、レストラン「ロブスターポット」を目指して再び旅立つのであった。

すっかり長くなってしまったので続きはまた今度!

 

ssayu.hatenablog.com