昨日に続いて今日も大逆転裁判の感想。
今日はホームズ関係以外の人物にクローズアップだ。
ネタバレ全開につきクリア後推奨!
過去作(123)への言及もあるため注意!
前回の記事はこちらから。
バロック・バンジークス卿
このシリーズは検事にこの世の不幸を一手に担わせなくてはならない決まりでもあるんですかね……。
初対面の瞬間から、眉間の皺と薄幸そうな佇まいに魅かれたのだが、だいたい思ったとおりの不幸を背負ったキャラだった。
法廷でワインを飲むわ足をあげるわ、「大目に見ていただきたい」と言えば何でも許されるわけじゃねーぞと思いつつ、過去作では法廷でムチを振り回したりコーヒーを飲んだりする検事もいたので「まあ大目に見るわ」となってしまうプレイヤーである。
でも最終章でのナルホドくんの机ドン→亜双義の机ドン→バンジークス卿の足ドンの流れはすごくよかったな。裁判を通じてナルホドくんへの信頼感を深めていく流れもよかった。
彼がまわりの誰も信じられなくなっていく過程を想像すると心が痛む。最初は兄に抱えた疑惑。それから「死神」が警察組織の中にいるのではないかという疑惑。自分とも兄とも仲のよかったグレグソン刑事が「死神」の一員だったという確信。そりゃ休職もするよなあ。休職期間中はひとりで「死神」の事件を調べてたりしたんだろうか。
しかし彼は兄のように一線を超えることはなかった。「プロフェッサー」事件においても「死神」事件においても、彼は犯人を司法によって裁く以外の手段は考えていない。
この「ひとつ上の世代」と「今の世代」との対比が今作の肝である。
彼がこの先背負うことになるマスコミと大衆からのバッシングを想像するとこれまた心が痛むのだが、今の彼のまわりには、亜双義やホームズ、アイリスのような信頼できる味方がいる(あとたぶん女王陛下も味方である)。それがプレイヤーとにとっても救いになる。
検事局と警察機関は大変革を迫られるだろうが、なんとか頑張ってほしい。まあこのあと大英帝国は二度の世界大戦に突入するのでそれ以外の悲劇も続きそうではあるが(大逆転世界がどこまで現実の歴史をなぞることになるのかはわからないけども)。
天涯孤独の身になったと思っていた自分に姪がいたことがわかったバンジークス、これからはときどき様子を見に行ったりするのかもしれない。
考えてみると、バンジークスのワインへの偏愛と、アイリスのハーブティーへの偏愛は似ているのかもしれない。そこに血のつながりを感じるというか。
アイリスの髪色はクリムトの奥方から継いだものだったのかな。「赤毛連盟」事件のときにみんなホームズの赤毛につっこんでいたが、アイリスのピンク髪も大概だと思うぞ。というかホームズはまずアイリスを赤毛審査に派遣すべきだったのではないか。大枠で赤毛に入らなくもない気がするが。
マスメディアと大衆、書くことと読むこと
バンジークス卿に触れたついでに書いてしまうが、19世紀末といえば産業革命の影響で「マスメディア」の「マス度」が一段階上がった時代である(「マスメディア」自体はグーテンベルクの活版印刷術によって「新聞」が生まれた当初からあった)。市民の識字率が向上し、新聞も大量生産が可能になり、大量輸送機関、流通網も発展した。元ネタのホームズもよく新聞を読んでいる。
今作はひょっとしたら現代を舞台とする「逆転裁判」シリーズ以上に、この「マスメディア」と「大衆」が事件に絡んでくるシナリオだったかもしれない。
「プロフェッサー」事件も「死神」事件も、メディアを通じて大衆をコントロールしようという意思のもと起こったものだ。イーノック・ドレッバーはマスメディアの犠牲者だし、マメモミ記者は大手新聞社に掲載を断られた記事を自社で掲載しようとしていたし、ビリジアン・グリーンは恋人の死がマスメディアに一時的に取り上げられたもののすぐに忘れてしまう大衆を嘆いていた。
さらにいえばアイリスは『シャーロック・ホームズの冒険』の出版によりホームズを「大探偵アノシャーロック・ホームズ」にしたし、グレグソン刑事がアイリスに媚びるのは書物を通じた一般人気を意識しているからだ。
ペテンシーが演じるのもシェイクスピアという大劇作家の戯曲である。
夏目漱石もこの時点では挙動不審な留学生だが、いずれ時代を代表する文豪となり、時代の思想に大きな影響を与えることになる。
作中にはマスメディアによって生まれた不幸が多く描かれたが、その一方で「書くこと」と「読むこと」による救いの描写もあった。終盤に登場した三つの遺書がそれである。
一つ目はクリムト・バンジークスの遺書。彼による告白と告発が述べられており、プロフェッサー事件の犯人を示す決定的な証拠となった。
二つ目は亜双義玄真の遺書。クリムトの遺書の場所を示すものだった。これを残したということは、玄真は取引の時点である程度自分の運命を見越していたのだろうか。
三つ目はグレグソン刑事の遺書。ジーナは「文字が読めるようになった」ことにより、彼の最期の言葉を直接受け取ることができた(あれはやっぱり「遺書」だと思っている。彼は自分がどういう人に仕えているか知っていたし、ホームズからも警告されていたし、亜双義にも刀を向けられたし、自分も消される側の人間だとわかっていたはず)。彼女はきっとグレグソンの遺志を継ぎ、良い刑事になるのだろう。彼女の生存こそ「死神」グレグソンの善性を象徴するものであり、この作品の残した希望である。
その彼女が「文字が読めるようになった(=リテラシー)」ことを強調したのが、わたしは嬉しかった。「マスメディア」の功罪のうち「罪」が強調された今作だが、「メディア」のすべてが否定されているわけではない。「書くこと」と「読むこと」は人を救うこともある。そこに、「書くこと」と「読むこと」が好きなわたしは救いを感じた。
亜双義一真
2でちょっと髪がのびたよね!?(そこから)
このシリーズは検事にこの世の不幸を(以下略)
彼についても「父親と非常に似た行動をとるが結局思いとどまった」ところが鍵かなと思っている。
玄真は「プロフェッサー」ではなかったが、クリムトを止めるためにその命を奪うという手段をとった。玄真も留学して法を学ぶ身だったはずなのに、どうしてそんな手段に出てしまったのか。最初は自首を勧めたが、クリムトが公の場で裁かれるくらいなら死ぬと言い出したのかなあ。
息子の方も、「死神」であり父親が死ぬ原因の一端を担ったグレグソン刑事を目の前にして刀を抜いた。でも彼は思いとどまった。
また彼は父親とまったく同じ行動もとっている。玄真はバロックとともに襲撃されたとき、彼をかばおうとした。
一真くんの方も、バロックが襲撃されたときに彼を守っている。そのときは記憶のない状態だったが、とっさにとった行動は父親と同じだった。
このあたりの相似関係がとても面白く、それだけに一真くんが「思いとどまった」という違いが決定的だ。
亜双義はこのまましばらくロンドンに残るようだが、それでもいずれ帰国するのだろう(世界大戦以下略)。「逆転裁判」世界の検事のヒラヒラとか、なんかやたら海外に行ってるあの感じは、亜双義由来のものだったということか。
狩魔家はもともと武門としての亜双義家の弟子だったようだ(御剣家ももしかして亜双義の弟子だったりする? こっちの方が思いきり武門の一族っぽい名前だが)。その中から、検事亜双義に弟子入りする者も出てきたんだな。しかしその子孫が不正ドンとこいな悪徳検事になるのはいただけない。ご先祖様に顔向けできないぞ!
ヴォルテックス卿
「蘇る逆転」プレイ済みの人なら、初見で10人中10人がガント局長ポジの人ですね! と考えるだろうし、それ以外の人も10人中9人が初見でラスボスですね! と考えるだろうヴォルテックス卿。
プレイ中、あまりにもガント局長だったので実はガント局長ではないのでは……? という疑いがもたれるほどにガント局長であった。でも犯罪規模とマニピュレイターっぷりはガント局長以上だったね!
いや~初登場からずっと期待していたよ! この顔が脂汗まみれになってうろたえるところをな!! だから実際にうろたえだしたときも、あの盛大な爆発オチも見たときはスッとしたよ!! 天秤の下敷きになって死んだかと思ったけど、ギャグ時空に命を救われたようだな。
でもあれだけ「この国の司法のため」を言い訳にしまくった彼が、司法を象徴する天秤に押しつぶされるのはとても良い演出だった。「司法のため」と言いながら、結局自分の出世と保身のために犯行を重ねてきたわけでしょ?
ナルホドくんがこう言ってくれたときは本当に胸がすく思いだった。そのとおりだよ!
ところでヴォルテックス卿は彼をバンジークス卿の従者にしたようだが、そこにはどんな意図があったのだろうか。亜双義がロンドンに着いた時点では名前も身分もわからなかったはずだが、亜双義が香港で行方不明になったという情報と、法律の知識がある点と、あとは人相や体形から正体を推測したということか。
バンジークス卿もバンジークス卿で、いくら恩のある上司からのお達しでも、顔を隠した身元不詳の記憶喪失の男を従者にするか??? しかも日本人が嫌いだったのに。そのへんは上下関係がすべての貴族社会なのかな。バンジークス卿は「誰も信用できない」と言っていたから、自分で面接して雇った人だろうと特級の不審者だろうと大差ないってことなのかな。
ヴォルテックス卿からするとその時点での亜双義は特大の爆弾だった気もするが、特大の爆弾なら自分の目の届くところに置いて管理したいと思うのがヴォルテックス卿かもしれない。また亜双義の正体を看破していたのなら、いずれ「使命」を思い出してやり遂げてくれるかもしれないし、そうでなくても改めて自分の味方につけて(なにしろ初手から港湾労働者を法曹界に大抜擢するという大恩を売っているわけで)操ろうと考えたのかもしれない。
亜双義に仮面をつけさせたのは、バンジークス卿が彼に玄真の面影を見たりしないようにということかな?
亜双義とヴォルテックス卿の関係だけを取り出すと、一連の事件は「策士策に溺れる」の典型でもある。
慈獄 政士郎
わたしが見た中では初のネームド裁判長。
検事を告発する展開は今までにもあったが、裁判長を告発する展開は初めてだったな。裁判長席に座ったヴォルテックス卿を告発する展開も含めて。
わたしが思うに、ホームズのトンデモ発明がかすむくらいに、この人こそが作中最大のファンタジーである。
外務大臣と裁判官を兼任ってどういうこと!!?!?! 司法・立法・行政の三権分立の原則を完全に無視しとるやんけ!!!! お前!!!! 大英帝国でいったい何を学んできたんじゃい!!!!!!! 近代国家像の礎をつくったトマス・ホッブズ大先生もジョン・ロック大先生もイギリスの人やろが!!!!!!!!! ヴォルテックスもなんちゅう推薦をしてくれたんや!!!!!!!!!!
いろいろ判明してから大逆転1、2それぞれの最初の1話を思い出すと、ジェゼール・ブレットの裁判中、慈獄判事はどう考えていたのか想像できて面白い。
10年前にミコトバがホームズに彼を紹介していたら、その時点でプロフェッサー事件が正しく解決していたような気もしなくもない。
しかし「日本の外務大臣がフランス領でイギリスの刑事を殺害」って相当ヤバい事件だぞ。しかもその裏にイギリスの検事局長の脅迫があったとなるとなおさら。正直、これが原因で世界大戦に発展してもおかしくない。ナルホドくんが帰国しても日本の司法を立て直せるかどうか。
ジゴクとミコトバがロンドンに着いた際に写真を撮ったが、あれがどう使われるのかわたしはずっとハラハラしていた。最悪あの中の誰かが死ぬのかと。
ジゴクはあからさまにあやしいサイズのトランクを持っていたから「これは絶対中に人が入ってますわ」と思っていたけど(亜双義がナルホドくんをトランクに詰めて持ち込んだ経緯もあったし)、あの時点で死体が入っているとは思わなかった。裁判中、「ここでこの写真の出番かー!」とひらめいたときはぞわっとしたなあ。
彼が裁判長としてではなく慈獄判事として話し始めたとき、ガント局長成分はヴォルテックス卿だけではなくこちらにも引き継がれているのかもしれないと思ったものだが、まさか犯人成分まで引き継がれていたとはそのときは思わなかった。
アン・サッシャー
アン・サッシャーって暗殺者かよ!!!! と気づいたときは噴いた。
ジェゼールという名前は英語の音ではないよなと思ったが、ジェゼール・ブレット=Jezail bullet=ジェゼール弾=ホームズ原作中、アフガンでワトソンが撃たれた弾丸のことだったようだ。
(「大逆転裁判 -成歩堂龍ノ介の冒險-」色々ネタ/原作「シャーロック・ホームズ」シリーズからのネタ 第1話 参照)
調べてみたところ、ジェゼールというのはペルシャ語 جزایل が語源らしい。
この人については、結局多くを語られないまま終わってしまった。
Wikipedia によれば年齢は25歳らしい。プロフェッサー事件、「死神」が活動を開始した時点では15歳。
彼女がどういう経緯でヴォルテックス卿と出会い、暗殺者として働き始めたのかについてはわからない。ただヴォルテックス卿が記憶喪失の亜双義をバンジークス卿の従者にしたような思い切った人材登用をするところを見ると、アンについても偶然出会って才能を見出して登用したのかもしれない。
まだ若いが、法医学生として日本に留学するからには、医学について一定の知識があり同時に語学も堪能でなくてはならない(少なくとも日本の裁判所では日本語ペラペラだった)。脳筋タイプの暗殺者が一朝一夕にできることではない。相当知的な人物だと思われる。
しかしそう考えると、彼女の死はなかなか不自然だ。
毒物を持っている可能性のある相手に、一定程度知的な人間があんな態度に出るか??
法廷でもあんな反感を買う態度をとるか???
いや、そもそも彼女は、日本とイギリスの間にある領事裁判権という大きな問題をプレイヤーに提示するために用意されたキャラクターだ。こんな状態をそのままにしてはおけない、なんとかしなくては、とプレイヤー&ナルホドくんに思わせなければいけないキャラクターだ。
だからあんな言動になった、というのがメタな理由だということはわかる。
ただものすごーく深読みすると、彼女もまたグレグソン刑事と同じように「死神」であり続けることに疑問を抱き、同時に自分もまたいずれ消される側の人間だということを察していたのかもしれない。同世代のナルホドくんや亜双義が法廷でまっとうに頑張っているのを見て、自分のしていることが厭になったのかもしれない。
だからもう終わらせようと思った、どうせ死ぬならヴォルテックス卿の「渦」の外で、彼とは全然関係なく終わりたかった、みたいな。
うーん、深読みしすぎかな。ただ死ぬだけならマメモミに殺させる必要もないし。
単にイヤなやつだったという可能性も普通にある。その場合、ヴォルテックス卿やグレグソン刑事が彼女のことをどう思っていたのかは気になるところ。アンがただのイヤなやつだったら、グレグソン刑事も「死神」の仕事をやりづらかっただろうなあ。もうやめようと思う理由のひとつになったかもしれない。
御琴羽 寿沙都
この時代に女性で法務助士になり、語学堪能で海外留学までしてしまうのはもう並外れた才女である。
初見時から「この人もナルホドくんのご先祖になったりするんだろうか?」という部分が気になっていたのだが、たぶんそういうことになるのだろう。
彼女は亜双義とともに育ち、彼のために法務助士にまでなり、英語を学び、留学先にまで一緒に行くことになった。
しかしその亜双義は「死亡」し、彼女は目標も目的も生きがいも失うことになりかけた。しかしそこにいたのがナルホドくん。
ナルホドくんはスサトさんに支えられて弁護士としてのキャリアをスタートさせたわけだけど、たぶんそれと同じくらいスサトさんもナルホドくんの存在に救われたのではないかな。それまで身につけてきた知識やスキルが無駄にならず、すぐに次の目標に向けて走りだすことができたのは、あの時点でのスサトさんにとって何よりありがたかったはず。
しかしそれがすぐに作中で恋愛に発展しなかったのがわたしとしては好ましかった。マヨイちゃんもそうだが、作中で安易にヒロインとの恋愛に発展しないのは逆転裁判シリーズの好きなところ。
ナルホドくんは最後は日本に帰るのだろうと思っていたが、スサトさんは亜双義とともにイギリスに残る可能性もなくはないなと少し思った。それが本来の目標だったので。
それだけに、彼女が自分からナルホドくんと帰国する道を選んだことは嬉しかった。ナルホドくんは弁護士として生きることを「自分で選んだ道」だと最後に言っていたが、スサトさんもナルホドくんとともに日本の司法を切り開くことを「自分で選んだ道」としたのだ。
成歩堂 龍ノ介
↓
最後の最後にナルホドくん。
大逆転は彼の成長物語だったなあ。
1-1ではあんなにしどろもどろで目が泳いでいたナルホドくんが、最後にはヴォルテックス卿にも一歩も引かずに真実を探求すべく弁護に立った。
ゲームスタート時点から弁護士だった龍一くんと違って、この物語は龍之介くんが本当の意味で「弁護士」として踏み出すところまでを描いていた。それがとても新鮮で、新シリーズにした意味があったと納得できた。
「狩魔」は亜双義の遺志と使命の象徴としてナルホドくんに引き継がれたのだと思って見ていたが、それが象徴ではなく本当に玄真の遺志そのものであり亜双義の使命を果たすためのリーサルウエポンでもあったとは。ナルホドくんがそれを日本に持ち帰るということは、玄真の遺志は全うされ、亜双義も長年抱えてきた荷をおろすことができたということの象徴だろう。
正直なところ、これからが大変なバンジークス卿のそばにもう少しいてあげてほしいと思わなくもない。バンジークス卿が再び人を信じようと思えるきっかけをくれたのがナルホドくんだったのだから。バンジークス卿がこれからも法廷に立つのなら、弁護席にナルホドくんがいてくれたら心強いだろうと思う。
ただ、やはりこの作品は「行きて帰りし物語」なのだ。主人公の成長を描く物語というのは、最後に主人公がスタート地点に帰ってこそ閉じられるものだとわたしも思う。だからこの物語の最後に待つのは別れでよかった。
しかしこのナルホドくん、これで帰国すると日本の司法の礎を築くのは間違いないわけで、将来的には日本の法曹界の重鎮になるのもほぼ間違いないわけで……
子孫の龍一くんがあんな美大に入ってあんなにフニャフニャになっていたことをまわりはどう思っていたのだろうか(笑)。親戚一同全員が法曹界にいるわけではないとしても、やっぱり法曹関係者は多いのではないかと想像されるのだが。
そして龍一くんが一念発起して弁護士を目指すと言い出したとき、まわりはどれほど篤いサポートをしてくれたのだろうか。ある意味まわりはほっとしていたかもしれない。
彼らが築いた日本の法曹界の未来にいるのがアウチ検事とか(アウチ検事はクローンレベルのが明治時代にもいたが……)カルマ検事とかガント局長とかだと思うとちょっとアレなのだが、そこはまあ龍一くんが頑張ってくれたわけで。
龍之介くんやバンジークス卿の物語をもっと見たい気はひしひしとするのだが、この物語はこれできれいに終わっているので、続編という形ではもう見られないのかな。
実はまだおまけコンテンツを全部見られていないので、これを書いたあとにそれをチェックするのが楽しみだ。
久しぶりにやった逆裁世界がとても楽しかったし、逆転裁判6もそのうちやってみようかな。