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ゼロに至る旅「ファイナルファンタジー14」プレイ日記55

これは夏休みの思い出

しばらくぶりのFF14プレイ日記。

ここのところばたばたと慌ただしく、ホグワーツにも入学してしまったりしているのだが、エオルゼアでの日課のルーレットが忙しい日々のどれほどの癒しになっていることか。ギミックをこなし、ほかのプレイヤーと協力してダンジョンを攻略したりボスを倒したりする達成感が、日々の活力になっているなあとしみじみ感じている。ありがとう運営チーム……。

最近はタレイアに通ってオシュオンに別れのあいさつエモートをしたり、アロアロ島で踊ったり、フロントラインで消し炭にされたりしている。

今日はクエストの思い出とかを書いてみようかな!

以下、6.51までのネタバレ注意!

 

 

 

 

 

やっと覚悟が決まってコンテンツサポーターで教皇庁に行ってきた

 

 

ゼロの旅路

前パッチ以降、わたしはカレーを食べるたびにゼロのことを思い出してしまってな……。毎回「ゆっくりなど、していられるか」と唱えてからカレーを食べている。

ゼロがどんな結末を迎えるのかすごくどきどきしていたパッチ6.5だが、あああーーそりゃこの結末しかないよなあ!!! な感じで、納得感がすごかった。

ともかくゼロとの旅路を振り返っていく。

コーヒークッキー、もうあんまり作る人いなくなっちゃったね…

リーン!!!!!! リーンじゃないか!!!!!!

久しぶりに会えて嬉しいよ!!!!!!! クリスタリウムでいつでも会えるようにならないかなあ!!!!

大雨やないか!!

リーンとゼロが出会うことになるとは、当初は思いもしなかったなあ。

ゼロにとって現在の第一世界は、自分の世界も再興させられるかもしれないという希望と、闇の氾濫が起こったときに抗いきれなかった自分自身への失望の両方を突きつけられる場所だっただろう。

ともかくゼロは驚くべき速度で情緒面の発達を見せ、原初世界での見聞を活かして第一世界での問題解決にあたろうとしていた。

ついでにステージデビューも果たした

こんなふうに言える彼女は、もう「光の戦士」と言ってしまっていいんじゃないかな。少なくともわたしはこのときそう思ったよ。

帽子の色でキャラクターの属性やその変化を表す手法はほかの作品でも見たものだ。ここでは帽子の黒い色=ゼロの闇属性や、目元=自分の気持ちや願いを隠して見えなくさせていたものを一時的にはずすことで、自分の本当の願いを口にするための一歩を踏み出し、同時に光属性側に寄った様子が描かれている。

(あとは片目だけ見える描写が多いのは「半妖」属性の象徴だったりするのかな)

突然のブロントさんに噴いた

本日のおまいう案件

ゼロの変化をエスティニアンが好ましく見守っているのがわたしには微笑ましい。

わたしだって、エスティニアンがこんなことを言うようになるとは、出会った頃には想像できなかったよ!

エスティニアンもククルカくんとアルフィノとイゼルと旅をして、手を取り合うことを学んでいったんだよね。ゼロに比べるとだいぶ成長は遅かったけど。あとやっぱりニーズヘッグに取り込まれそうになったのを、ククルカくんとアルフィノと、イゼルとオルシュファンの手で救われた経験が大きかったんだろうな。

 

ドゥランテがゴルベーザの名を継いでいたというのは大方の予想どおりだったわけだが、ドゥランテ自身がゴルベーザを討っていたんだな。つらいな……。

たぶん古代人たちの中にも、終末現象の最中には自分の親しかった人が異形化してしまい、自分で討つことになった人がいただろうなーとか考えてしまった(エメトセルクやアゼムはやってるんじゃないかな)。

ゴルベーザは他人を信頼して、ゼロにも協力しようと声をかけるような人だった。だったら彼のそんな部分もドゥランテが継げばいいじゃない! という実に説得力のあるゼロの主張。素晴らしい!

なんていうかこう、実際にはククルカくんもエメトセルクと、ゼロとドゥランテのような会話を交わしたりしてたんじゃないかと思うんだ。それはもう脳内で補うしかないんだけど。

この6.xの物語の主人公は、徹頭徹尾ゼロだった。ゼロの物語をヒカセン視点で追う話だった。だからボスを説得するのはゼロだったし、それがプレイヤーの分身ではないからこそこれだけたくさんしゃべってくれた。これはこれでまあ、MMORPGの表現可能性を探る試みのひとつとしてはアリではなかろうか。

ずっとこの状態だと「ヒカセンが主人公のお話がもっと見たい!」となってしまうだろうけど、漆黒、暁月が「光の戦士」を中心においた話づくりになっていて、その後の期間だからこそアリになったのかなと思っている。

この瞬間叫んだ

いやあ、ジョブチェンジするNPCは今までにもいたけど、リーパーからナイトへのジョブチェンジとはね! でもたしかに闇の氾濫以前のゼロは剣と盾を持っていたんだよね。ナイト→リーパー→ナイトというジョブチェンジだったのか。

これは6.4のシーン

暁月はFF4モチーフが各所に見られるし、そう考えると主人公が闇属性から光属性にチェンジするのも実に納得できる。

ジョブチェンジっていうか、ここはやっぱりブロントさん風に「光と闇が備わった」というべきかな。ゼロも「半妖の私だからできること」を探していたし。

パッチタイトル「光明の起点(ゼロ)」がここで回収されるし、クソッうまいこと言うようになりやがって!!!(我が子の成長が嬉しい親の気持ち)

これってアルフィノたちがガレマルドの人々に手を差し伸べたのと近い構図なのだけど、こんなふうに「ゼロ」からの再出発なんだと言えるのは、ゴルベーザ自身が規格外に強いのと、FFシリーズにおける「ゴルベーザ」という存在への敬意もあるのかな、なんて。

だがしかし。

いやちょっと待って?

これって「自分たちがこの世界のアダムとイヴになるのだ」ってこと????

いや待って?

そんなことお父さんは許しませんよ!!?!?(血涙)

 

このシーンの初見時はそんな感じで我を忘れかけたが、違うよね?? そういうことじゃないよね???

「ふたりでも達し得ないなら、この想いを果てまで伝え、仲間を集めていけばいい」とも言ってるし! 単にふたりで協力して世界を復興させていこうね! 妖異たちを人に戻す方法とかをふたりで考えていこうね! ってことでいいよね?

ゴルベーザとふたり旅をする計画とか聞かされて、は、ハネムー……とか一瞬思ってしまったけど、それは考えすぎだ。

 

うう……ゼロがいつでもカレーを食べられる環境になるエンドだったらいいなあと思っていたけど、次にカレーを食べられるのはいつになるかわからないエンドになってしまった……。

でもこれから第十三世界が復興していけば、いつかはあの世界でカレーを作れるようになるかもしれないし、きっとそっちの方がゼロとしては嬉しいよね。

いつかまた原初世界を訪れて、そのときにカレーをご馳走してもいいし。

わたしとしては、ゼロの成長がリーンの望んだとおりの結末になったことがとても嬉しい。

ゼロムス戦後の一連のシーンは、ここでリーンが言ったとおりになった。

「自分がどうしたいのか」を伝えられる相手って、やっぱり「信頼できる人」に限られるもんな。ゼロとククルカくんたちはもうそんな「仲間」になっていたし、ゴルベーザに対しては自分から「信頼」を示すことで「自分は相手を仲間とみなしている」という姿勢を打ち出した。

 

ちゃんと屈んでくれている

「友との一時的な別れ」としてすごく爽やかで、どうしてゼノスとはこんなふうに別れられなかったのかな~~~(無理だよ)なんて、今更なことを考えたりした。

 

 

いろいろな結末

これはびっくりした!

せっかくリーンが出てきたならガイアにも会いたかったけど、メインクエストのキャラじゃないから無理だよね……と思っていたところにこれ!!

これはエデンをクリアしてると出てくる分岐イベントということだったのかな? ありがとう!!! ありがとう!!!!

ちゃんと今もリーンとガイアの友情が続いているのを見て安心した!

でもふたりで水底のアーモロートを見に行ったりしたら、いろんな人がいろんな複雑な感情を抱えそう。

 

お前とはいい酒が飲めそうだ。

まったくの同感だ!!!!!!

わたし、ちっちゃいヴァルシャンくんが好きなので……。

 

ウオオオオオオオ!!!!(歓喜の涙)

 

ウオオオオオオオオオオオオオ!!!!(黄金のレガシーはFF5モチーフなの!?)

 

 

タレイアと十二神の真相

キャーニメーヤ様信仰させてー!!

ミソロジーオブエオルゼアも同時に結末を迎えた。

ハイデリンが消えた今、十二神も星に還ろうとしているのかなということは、エウプロシュネの時点でだいぶ予想されていたと思う。

わたし、エウプロシュネ実装時にメネフィナと戦ってて急に泣いてしまったことがあるんだよね。

本当に不意に「彼女はこれで大好きな人とお別れすることがわかっていて、それでもこうやって笑って別れようとしている」みたいな感情が伝わってきて。

たぶんそれはあの音楽と、声優さんの絶妙な演技のおかげなんだと思う。全部わかった上でエウプロシュネにもアグライアにも行ったけど、メネフィナの声がいちばん絶妙だった(声優さん誰なんだろ?)。

 

十二神+月の監視者+ヴェーネスを合計すると14人。

十四人委員会=アシエンと完全に対になる存在だったなんて!! アゼムはアシエンに含まれないから、正確には14:13だけど。いやアシエンは十四人委員会からアゼムとエリディブスを引いた12人だから、そう考えると十二神と対になると言ってもいいのかな。

しかしそう考えると、ヴェーネス派の彼らが現行人類の「神」として崇められ、慕われているのを、十四人委員会だったアシエンたちはどんなふうに見ていたんだろう。

もともとは自分たちこそが人々を導いているのだという自負があり、古代では実際にたくさんの人々に慕われていた人たちだっただろうに。

自分たちは人に忌み嫌われて、一方ヴェーネス派の彼らが慕われているのを見ていたらそりゃ歪んでいくだろうし、妬みもするし、「お前たちを本来の姿に戻してやろうと努力しているのは自分たちなのに」と思うよなあ。ベースになってるのが旧知の関係の人たちなだけに、余計に。

ウルティマトゥーレで言葉をかわしたエメトセルクは星海で洗われた後の彼だったから、十二神についてあんなふうにさっぱりと言及できたのだろうけど、ククルカくんと雌雄を決する前の彼ならあんなふうには言えなかったのではないか。

十二神と十四人委員会が対になる存在だと気づいてしまったせいで、余計に本当に本当に複雑な気持ちになってしまって、エメトセルクに会いたい~~~~~1!! の感情が暴走しかけていたのだが、せっかくゆっくり眠れている(もうナレーションも聞こえないし)彼をそんなことで起こすのもどうかと思ったので心を落ち着けた。

 

で、これ。

オシュオンはどんなデザインかな~と楽しみにしていたのだが、男根の象徴まみれ(角やら角笛やら)で画面にお茶をぶちまけるところだった。牧神パーンか!?

へ、へえ……そんな感じなんだ……。まあこれって結局、人の子らの信仰によって「オシュオンイメージ」がこんなふうに形成された結果ってことだよね。プレイヤーが触れられる範囲のゲーム内情報からでも、そういう類いの逸話も漏れ聞こえてくるし。

 

彼が「デリック」として人の生を全うするという結末はとても好きだ。今後、アルファとオメガみたいに各地でランダムに目撃されるようにならないかな。

「役目を終えた命は星に還ってエーテルを巡らせる」のを良しとするのが古代人の価値観だ。それを考えると、12000年かけてようやく長い役目を終え、星に還ることができるのは彼らにとって最上の結末だということはわかる。

だからこそ、オシュオンが「別れの寂しさ」を知り、あと少しだけ人としての生を生きようとした「変節」が尊い

古代人も、人(=異なる存在)と交わることによって変わることができる。

それってたぶん、オミクロン族のデイリークエストのテーマと共通するものだよね。

「変わることができる力」はそのまま、生きる強さになるから。

 

デリックくんが人として生きることを決め、スノーゲイムは十二神の受容史研究を続けようというエンディングにはとても満足した。

しかしふと思ったのだ。

もしオシュオンがシャーレアンを実際に訪れることがあったとして、十二神の受容史を本人が読んだらめちゃくちゃ恥ずかしくならない?

だってあれだけ男根の象徴まみれってことは絶対R18展開の逸話とかもあるでしょ? リアル世界の方の一般論としてだけど、神話って割とエロエロな展開のエピソードも多いし?

そりゃオシュオン自身が人の信仰によって今のあり方になってるんだから、ある程度はわかってるのだろうけど、それを文章にして客観的に読むのはまた別の話では!?

読ませて大丈夫か??

まあそれはそれとしてオシュオンのR18神話は読みたいです(エオルゼア一般人並感)。 

 

 

という感じで、ここのところためこんでたストーリーの感想を吐きだせてすっきりした。

あとは守護天節でハンコックさんの姿になっていろんな写真を撮ったり、マーグラットさんのお得意様クエストで泣いたり、マーグラットさんにパジャマを着せてよく眠れるようにしたり、無人島でクソデカプディングを作ったり、ねこみみフードのタンクとして出撃したり、アロアロ島でなかなか文鳥が出なくて周回したり、グレノルトさんのプロポーズを見とどけたりした。

出たー!

6.51アップデートの新コンテンツはひととおり回ったし、モーエンツールの作成にとりかかるか……!

 

 

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