最終防衛学園に入学して二週間がたった。
いろいろなことが起こったが、意外にも話はあんまり進んでない! だいぶのんびり学内で過ごしている。もっと頻繁に戦闘が発生するのかと思っていたが、発生したのはダンガンロンパだった。前情報をほとんど入れずにやっているので、何もかもにびっくりしている。
そんな感じの、開始17日目までのネタバレ感想いってみよう。
川奈つばさ
体験版から製品版に移行してまず始まったのが、戦わないメンバーの説得である。
なるほどこうやってキャラ一人ずつにフォーカスしていくんだな、と思っていたら急にダンガンロンパが始まった。
いや正確にはダンガンロンパではないのだが、なんかこの演出が懐かしい感じ! アクションは要求されないので安心。でも拓海くん側の台詞が出るタイミングに惑わされすぎて説得やりなおししまくり。ノーペナルティでよかったぜ。
つばさちゃんはずっと「体質的に戦うのは無理」と言っていて、実際に吐きそうな様子も見せていたので、激しい運動がダメな子なのかと思っていたら、緊張すると吐く子だった。なるほど。うちの妹も萌えが一定量を超えると萌えゲロするからわかるぞ。
その解決法がエチケット袋製作というのもすごい話だ。
でも要は、本人も言うようにゲロが原因で孤立を深めるのがつらいっていう話だったのね。生死がかかった状態で孤立がつらいとか言ってる場合か? と思ったりもするが、まあ若い子だしな……。突き詰めれば「信頼関係のない相手と共闘は不可能」という話でもあるわけで、そういうことなら理解できる。
この子は割と常識的なコミュニケーションができそうなので、仲間としては心強い。
しかしプレゼントマシーン、あまりにも万能すぎないか。何でも調理マシーンがある時点でこんなものに驚いていてはいけないのか? いやでも有機物の合成だけでなく知的財産まで生成できるとか、いったいどうなってんだよ。
丸子楽
攻略の糸口すら見えなかった楽くんだが、意外にもほかのメンバーは彼と交流を深めており、ほしいものや生い立ちについての情報が入ってきた。
説得を見ながらきり丸みたいな子だな……と思ってしまった。きり丸も合戦場で命がけのアルバイトして学費を稼いでたし。
このシャツはグループホームで支給されたやつだったのかな。あと帽子の構造どうなってんだ。めちゃくちゃ破れてる?
彼にもちゃんと戦う動機になり得る大事な人がいた。つばさちゃんといい楽くんといい、この動機が通じるラインはもう「ちゃんとしてる人」に分類されてしまうな。そういえば衛人くんはどうなんだろ。
雫原比留子
比留子さんは少なくとも侵校生の存在については以前から知っていたようなので、もうちょっと情報共有してくれよとずっと思っていたのだが、衛人くんがその発想に至ってくれた。
だが「詳しい話は明日みんなが集合した状態で」と言い出した瞬間に「おい明日死体が発見されるやつじゃないだろうな!」と叫んだわけだが、案の定行方不明になってしまった。死体は出なかったからヨシ!
いや天丼かよ! 重大な情報を話そうとしたやつから消えていくデスゲームだったのか? そのうち比留子さんのバラバラ死体が外で発見される?
まあこのままだと拓海くんが全然主人公してない感じだったので、ここからなし崩し的に拓海くんがリーダーになっていくのかなあ。常識的な意思疎通が可能なのが拓海くんだけなので、彼以外にリーダーは務まらないと思う。
とはいえ比留子さんも本当に戦えない組を追い出す気はなかったようで、なんとか全員で生存する方法を考えていたらしい。わたしは割と本気で追い出すつもりかと思っていたのだが。
「残酷な真実」って何だったんだろなー。東京団地のことまで含めたこの世界の設定をある程度知っていたのだろうけど。でも学園が守っている「ある物」については比留子さんも知らなかったっぽいしなー。
ある程度事情を知っている比留子さんが「学園を脱出して東京団地に帰る」という可能性をまったく考慮せず、戦争一択だったのは、やはりそれ以外に選択肢がないことをわかってたのかもね。
しかし比留子さん、本当にここで退場なんだろうか。わたしは自由行動時に比留子さんに猫の写真集をプレゼントしちゃったんだけど。「好きなものリスト」も用意されていたし、ヒントも表示されていたから、今後もプレゼントできるものだと思っていたのにな。
本人の意思で学園を出ていったとは思えないから、やはり何らかのアクシデントがあったとみるべきか。でも拓海くん視点でも夜間にあれこれあやしいイベントが発生してるし、比留子さんも何かを目撃して自分で外に出た可能性もなきにしもあらず。
これから比留子さん無しでどうやって大型侵校生に対抗すればいいんだよ~。つばさちゃんと楽くんがつよつよでないと無理だよ~。
九十九今馬
わたしはてっきり、今馬くんの「秘策」=比留子さんの殺害だと思っていたのだが、そうではなかったらしい。
会話の端々からこの兄妹がだいぶ過酷な経験をしていることは察せられたが、そういう感じだったんだ……。妹ちゃんの方はそういうお仕事はせずにすんだのかな……。
東京団地は高度に管理された社会なのかと思っていたが、楽くんの生い立ちといい、だいぶ格差があるようだ。孤児率が高いのは侵校生の影響もあるのか? カルアも父親を亡くしていたし(カルアの父親の「事故」も絶対侵校生絡みだよね)。
しかしこの今馬くんの言動、まあまあもやもやさせられる。「妹ちゃん」呼びの絶妙さよ。名前を呼ばないんだよね。過子ちゃん本人の意思と正面から向き合う気はなく、「自分の」妹だからかわいがっているように見える。自他の境界が薄いというべきか。本当に好きなのは、こんなかわいい妹ちゃん「の兄」である自分なんじゃないの、みたいな。
まあまだこの兄妹はちゃんと掘り下げられていないし、ここからいくらでも印象が変わる可能性はある。この二人も戦わせるための説得の糸口が見えないよなあ。説得するとしたら妹ちゃんからになるのかなあ。
それ以上にどうやって説得したらいいかわからないのが晶馬くんなんだが。
この子も体質の問題? あんまりそのまんまだとつばさちゃんと設定がかぶるので、何かもう一ひねりあるのかな。
やっと第二戦か?
学内のどこにも比留子さんがいないので、明日は学外を探そうという話になった夜。また出たよ、幽霊(?)が!
いや明らかに拓海くんたちと同じ学生服着てるやん。何か警告しに来てくれてるんじゃないかなあ。口パクだけで声が聞こえないのはどうしてだろう。消えない炎は音も遮断するのか。ここにいるように見えて実際はここにはいないとか? 謎。
前回は幽霊登場→SIREI行方不明の順だったけど、今回は比留子さん行方不明→幽霊登場の順だった。やはり因果関係は不明。
そしてこの翌朝、やーっと敵の第二陣が現れた。ここまで戦闘シミュレーションを試したり、探索で戦闘したりはあったけど、侵校生が全然侵校してこなかったから、ちょっと拍子抜けだったんだよね。「侵校生は消えない炎を超えられるが、その方法は連発できるわけではなくて、数日おきに来る」的な情報はSIREIから伝えられていたものの、その数日おきの幅が思ったより広かった。
それにしてもこの狙ったようなタイミング。説得フェーズ中に侵校されたら困るなーと思っていたけど全然そんな気配はなかったもんね。これは単にシナリオの都合なのか、それとも侵校生側には学内の様子がわかっているのか。でも様子がわかるならもっと攻めやすいタイミングがあっただろうに。謎。
というわけで、この記事を上げたら戦闘に行ってこよう。新メンバーが使えたりするのかな?