前回、2周目にしてまさかの大惨事ルートを引いてしまったわたし。
3周目となる今度こそ世界の謎を解き明かすぞと、鼻息も荒く前回とは違う選択をした。が、明らかに選択を誤って、今回もまさかの展開になってしまった。
そういうのもあるのだろうなと思っていたのだが、こんな早々に引くとはね。
しかも前回やったのが Chapter 14 で、今回が Chapter 13 ときた。チャプターセレクト上ではすごく離れたところにあるのに、チャプター番号は隣り合ってるのか。
というわけで以下、Chapter 13-B から続く一連のお話と、エンディング61から68までのネタバレ感想! ちなみに Chapter 14 の内容にも言及しているのでそこも注意で!
蒼月衛人を生かす
途中までは順調に攻略してたはずなんだよな……。
まず最初の二択は衛人くんは生存させる方向で。衛人くんには「後悔しないといいね?」と言われたが、ルート次第では後悔するような展開もあるだろうと覚悟している。
2周目のときも感じたが、衛人くんって結構強いし便利なスキル持ちだったから、いなくなると戦力としては痛いんだよね。ただ3周目はかなりの戦闘をスキップすることができてありがたかった。まったく同じ戦闘はやらなくてもいいってことか! これなら周回もサクサクだ! かっこよく登場したのに瞬殺される部隊長はやや気の毒だが。
タイムリープを打ち明けない
ここはちょっと迷ったのだが、2周目の拓海くんは選択肢もなく早々にタイムリープを打ち明けてしまったので、今回は打ち明けないことにした。1周目との「ズレ」はなるべく減らしたいところだ。
SIREIは拓海くんがタイムリープしていることをすぐに察して、秘密にすることに協力してくれた。比留子さんからは初手から疑われている。絶対お前も周回勢だろ!
衛人くん自身も、拓海くんの秘密を守ることに協力してくれているようだ。
衛人くん、どこかのルートでもっと深堀されてほしい。
1周目・2周目では何も明らかにせずに壊されてしまったSIREIだが、3周目では猛烈にあっさりとすべてを開示してくれた。すべてを、といっても1周目で明らかになったところまで。
比留子さんはこの反応だったので、SIREIの言っていること以上の情報を持ってるってことかな。
とはいえ、情報開示のおかげ&異血のパワーアップで特防隊はモチベーションを得て一致団結し、全員が協力的になった。なんでこれが1周目でできなかったかなあ。SIREIも話を引っ張らずに最初から開示しておきなさいよ。
比留子さんは早々に拓海くんの部屋に来て、タイムリープの事実を見破った。さらに、タイムリープの件を伏せていたこと、衛人くんを殺さなかったことも「正解」だと言った。やはり周回勢なので攻略方法を知っている。
でも彼女も「ベストエンド」はまだ見られてないんでしょ? だから周回してるんでしょ? 真実をすべて明らかにするなら、このルート「だけ」が正解ではない気がする。
ちなみに「すべてを打ち明ける」と言った比留子さんだが、翌日は気が変わったので何も打ち明けてくれなかった。てめえ今すぐ衛人くんの鎌の錆にしてやろうか。
SIREIと比留子さんも秘密の会談をしているし、何なんだよ~。
翌日の夜、拓海くんは一人で消火機を持って外出する比留子さんを屋上から目撃する。こっそりあとをつけてみたらこれ。
あーっ!!! これは「血みどろ編」で殺人鬼が着ていた潜水服!!! 拓海くん、2周目の記憶はないのかよ。まあどのルートから攻略するかはプレイヤーごとに違うから、そこまでの整合性はとれないか。
比留子さんはこれを着て「パラレリープ」とやらを実行した。それが別の世界線に行くための手段なんだな! 比留子さん自身には「やり直し」能力はなくて、この機械を使って世界線移動してたってことね。
「パラレリープ」も異血絡みのシステムだとしたら、この潜水服に我駆力が効かないのも一応納得できる。
でもどうして殺人鬼がこの服を着てたんだろ? あれはみんなよその世界線から来た人たちだった? それならどうしてあの世界線の拓海くんたちを殺そうとしてたんだろ?
この服のアジャスト機能で、これを着ると誰でも同じ外観になるそうだから(都合のよい設定である)、「殺人鬼」も登場日ごとに、あるいは登場ルートごとに中の人が変わっている可能性があるよなあ。あのルートの歪くんはなぜこれを着てたんだろう。あれがもしよその世界線から来た歪くんだとしたら、もともといた歪くんはどこにいっちゃったんだろう。
あ、それから2周目の楽くんが目撃した「廊下にいた澄野」って、もしかして別の世界線から来ていたもう一人の拓海くんってこと?
世界線移動した先で比留子さんは学園に向かい、拓海くんもそれを追う。その世界線は衛人くんがお亡くなりになっているルートだったらしく、拓海くんは衛人くんの死体(異血吸収済み)を発見してしまう。
自分も世界線移動してるんだから、その時点で「また世界線移動した」と気づいてもよさそうなものだが、拓海くんは察しが悪い。いや、世界線移動してるのはプレイヤーだけで、拓海くんの認識ではあくまで「タイムリープ」であり、彼の認識上にはチャプターセレクトは存在しないのか……? これ、もしかしてまた最終的に「世界線移動を繰り返したプレイヤーの認識」が物語に介入するタイプのストーリーになったりする?
衛人くんの死体を発見した拓海くんは比留子さんに絞め落とされ、気づいたら保健室にいた。比留子さんは保健室で棺桶を蘇生マシーンに入れている。
比留子さんはタイムリープしてこの世界線の誰かを救いに来たけど救えなかったってこと? 蘇生マシーンでも蘇生できない状態になってた? いったい誰のことかな?
もしかしてここは拓海くんが早々にお亡くなりになったルートで、比留子さんは彼を救おうとしていたのかとも思ったのだが、もしそうなら、この世界線で拓海くんを見た比留子さんに問答無用で絞め落とされるのはおかしい。
なんだろう、拓海くんたちが学園に来る前とか後とかの、別メンバーでの別の100日のどこかという可能性もあるかな。比留子さんは拓海くんの知らないメンバーを救おうとしているとか。そうなるとどうして衛人くんがいるのかと話になるけど。あとこんな意味深に「彼を救えなかった」とか言いだしておいて、未登場のキャラのことでした! はさすがにないか。
翌日比留子さんを問い詰めると、「私の指示に黙って従ってくれたら、9日目の夜にすべてを話す」と言い出した。おのれもう騙されんぞ。お前は9日目に死体で発見されるんだろ。もしくは行方不明になるんだろ。もうわかりきってるから今すぐ全部話せ。
画面の手前でわたしはそのような念を送っていたが、拓海くんは素直に指示に従うことにしたようだ。素直すぎんだろ。1周目の直後にこのルートに来ていたとしても、今すぐ話せと言うべきだろ。
というわけで、わたしの意に反して比留子さんからの指令に沿って動く拓海くん。6日目は第二防衛学園へ行って第二組と合流。ここに残ると言うNIGOUをぶんなぐって最終防衛学園へ連れ帰る比留子さん。たぶんここにNIGOUを残すと、重要な機密が敵にわたりかねないという「攻略情報」を知ってるからだな!
ただ、今回のルートではNIGOUを得たメリットは特になかったような。1周目のように、部隊長がNIGOUを復元しようとするのを止める話にはならなかったけど。
今回のルートでも、第二組と最終組はすんなり仲良くなれた。1周目のギスギスは何だったのよ!
夜、再び現れる謎の少年。拓海くんはこの少年の未来を変えることも目的の一つだと言うが、少年いわく「ボクの幸せとキミ達の幸せは…きっと両立しないから…」?
学園のエネルギー源が彼の炎なら、少年が自由に生きられるようになった場合、特防隊は生活できなくなるとか? それ以上の、星もしくは人類が滅ぶレベルでの話?
翌朝、今度は衛人くんが特防隊のみなさんに「解放して」アピールをしたらしい。絶対やると思ったよ!! 何が「人類を滅ぼすことよりもキミ達と一緒に生き延びる事の方が優先順位が高い」だよ!!!!! そんなわけあるか!
面倒なことになったと思ったが、ここは比留子さんがスパンとみんなを黙らせてくれた。「蒼月を解放したら、私があいつを殺す。そして私も自ら命を絶つわ」ときたもんだ。比留子さん、周回勢であるだけはなく効率厨でもあるな。自分が死んだら「リセット」されて、あの機械を使わなくてもやり直せるってことかな。
ここであの謎のフーディがヴェシネスだったことが判明。なーんだ、新キャラではなかったんだ。2周目のときはフーディにはほとんど言及もされず、「フーディ」と呼ばれることもなかったから本当に謎だったんだけど。
9日目、衛人くんが脱走。厄師寺くんと揉み合いになり、蘇生マシーンが壊れてしまう。
飼育小屋の鍵は壊されておらず、Kという人が開けてくれたらしい。いやそんなわけあるか。1つしかない鍵は拓海くんが持ってるんだぞ。
だが待て。もしKがタイムリープできるなら「1つしかない鍵」を持って世界線移動だってできるじゃないの。衛人くん自身もタイムリープが可能であるという情報は持っているわけで。話が複雑になってきた。考慮しなければならないことが多すぎる。
結局中庭は危険ということで、衛人くんはカプセルルームに移された。以降、このルートで衛人くんの出番はない。
雫原にキスをする
その晩、比留子さんが屋上で泣いていた。香るラベンダー。何だ? 時をかける少女か?(たぶん実際に時をかけてる)そして隣に腰掛ける拓海くん。
そしたらこれよ。比留子ちゃん急に何言うの!?
やっぱりさっきパラレリープした先で比留子さんが救えなかったのって拓海くんだったの? このゲームの真ヒロインは比留子さんだったのか?
冗談のようには思えない雰囲気だったから、わたしとしても意を決してキスしようとしたわけだよ。
「キスして…」から数秒でこんな展開ある!!?!!!?!?
蘇生マシーンが壊れていたせいで、蘇生に時間はかかるわ、記憶はバックアップがとれていた3日目まで戻るわで、最悪だ!!! せめてバックアップは毎晩とれや!!!!!!!! 人類の存亡がかかったプロジェクトで、なんでそんなとこが杜撰なんや!!!!!
なんか思ってたのとはずいぶん違う展開だったけど、やっぱり比留子さんからの情報開示はなかったやないか! やっぱりな!
いや、わたしはあそこでキスするべきではなかったってことか? そこの選択を誤ったってことか? 失敗した失敗した失敗した、私は失敗した失敗した失敗した。
まあしゃーない。とりあえずこのまま100日目を目指してどうなるか見てみようじゃないの(思うままに選択してすべての結果を受け入れ100日目を目指す謎の縛りプレイ)。
というわけで、ここから「恋しちゃったんだ」編に突入する。
恋しちゃったんだ編
ラブコメルートというべきか、純愛ルートというべきか。そういうのもあるんだろうなとは思っていたけど、こんな早々に引いてしまうとはね。しかもエンディング分岐多すぎ。回収が捗ったぜ。1つのルートでこれだけエンディング分岐があるのなら、意外とコンプリートもそんなに大変じゃないかも?
それでまたこの恋愛描写が、駆け足描写&ちょいちょい戦闘パートが挟まるものの、結構出来がいいものだから、普通に全員魅力的に見えてきてしまってな……。拓海くん、罪深い。
スイカのように脳漿を飛び散らせた拓海くんは、蘇生される間に夢をみていた。くららちゃんと、狂死香ちゃんと、つばさちゃんの三人とキスをする夢。そしてなぜかその三人も同じ夢をみており、それが原因で三人とも拓海くんのことを意識するようになってしまったらしい。
何だこの唐突かつ強引な導入。エンディングを見た今もこの夢の意味はよくわからない。プレイヤーと拓海くんの心ひとつで意味が決まりますってことでいいの? こういう展開にするための、創造主からの介入だったってこと?
ここでゲームマスターもこちゃんからの介入が。この三人で残りの75日を25日ずつに等分して、その期間中は拓海くんを独占し、アプローチする。誰かの告白が実ったら、そこで終了のノックダウン方式。
先鋒が有利すぎんか? いやそれ以前に、拓海くんは希ちゃん=カルアのことを意識してたんじゃないのか。わたしはそう認識していたのだが。
このルートの拓海くんは、希ちゃんをそういう対象とはみていないので、そのへんは考慮しなくていいですよという創造主からのメッセージだな。
大鈴木編
先鋒はくららちゃん。プレゼントマシーンでプロジェクターを作り、拓海くんの部屋で映画鑑賞をするというアプローチである。悪くないんじゃないの、と思ったが、くららちゃんは映画の感想も過激だった。
ブログでこんな感想を書いたら大炎上しそう。
いやくららちゃんは許嫁をネットで炎上させたり、物理的にアレを炎上させたりしていたようだが。それがデートでする会話かよ。拓海くんドン引きじゃねーか。それでも拓海くんと話すのはそんなに嫌じゃないんだな。
マスクがとれた状態での本音がこれ。おいおい、ちょっとかわいいじゃないの……。
拓海くんもくららちゃんの本気を感じて、彼女を傷つけることが怖くなってしまっている。
間にヴェシネスが攻めてくるという些細なことも起こったが、戦闘の翌日には「ご褒美」があった。
恋愛イベントの緩急のつけ方がうまいよね。間に侵校生とのバトルが挟まるのも、かろうじて話に組み込めてるし。
このタイミングで希ちゃんの「拒否反応」が出て、彼女に我駆力を吸収させるために侵校生の拠点まで遠征するエピソードが来るのも「うわー!」って感じだった。2周目では拒否反応イベントはなかったけど、そういえばあったよねえ。
やっぱりこっちが「侵略者」なのは間違いないっぽいな。でもこのへんはこの周回ではまったく明らかにならなかったのでおあずけ。
でも相手の命乞いする言葉を理解できる状態でとどめを刺すのは、たしかになかなかキツいものがある。人は「理解できないもの」にこそ残酷になれるのだ。
そして帰還した後くららちゃんは、拓海くんは希ちゃんのことが好きなのではないかと思い、このゲームから降りると言いだした。
このシーン、よかったな。拓海くんがくららちゃんと見た映画を、最初から一本ずつ見なおしていくの。そのときの彼女が何を考え、何を感じていたかを思い出しながら。割とろくでもないリアクションだったような気もしたが、それでもこのシーンには胸を打たれた。
おいおいこのタイミングかよ。勘弁してくれや。何事かと思ったじゃないか。
でもこのときも、部屋で同じように映画を見ていたくららちゃんが、耳栓を持って助けに来てくれたんだよね。
そして、戦闘後にくららちゃんは「降りる」と言ったのを撤回した。彼女もあの映画を見直し、そこで描かれていた恋愛を「自分のことのように胸が痛くて…」と感じた。それで拓海くんにちゃんと向き合いたいと思ったとのこと。いい子じゃないか!!(ちょろい)
翌日、くららちゃんから告白される拓海くん。ストレートな告白だったなあ。
わたしも結構真剣に迷ったのだけど、しかしここはお断りした。わたしとしては、次の子が本命だったので。ごめんねくららちゃん。
ふられたくららちゃんをもこちゃんが慰めるイベントもね、短いんだけどすごく優しくて好きだな~。
くららちゃんと別れた後、また映画を最初から見ている拓海くんもよかったよ。映画って、フィクションって、そういうものだよね。作品は自分を映す鏡。自分のそのときの状態によって、同じ作品を見ても感じ方が違う。
凶鳥編
今までブログのどこにも書いてこなかったけど、わたしの本命はこの子です。
たぶん2周目の影響が大きいんだよな。あの血みどろ編の散々なストーリーの中で、狂死香ちゃんの明るさやポンコツっぷりは本当に清涼剤だった。拓海くんが彼女を守るために希ゾンビを倒したことですごく苦しんでいたのも心に残っている。それにあのエンディングも。あとちょいちょい「ござる」口調が崩れて「~だよお」になるのがかわいい。
体育館で彼女と修行しながら、互いのことを少しずつ知り合っていく。狂死香ちゃんは師匠でもある祖父に修行をつけてもらいながら、人里離れた山奥で暮らしてきた。彼女が世間知らずなのはそのせい。彼女の世間知らずっぷりを心配した師匠が漫画を買い与えたようだが、ジャンルが偏りすぎである。
狂死香って名前はあまりに不吉ではないのかと思っていたが、ここらへんでようやく「眠狂四郎」のパロディだということに思い至る。祖父は漫画マニアで、ご両親は時代劇マニアだったのかな。
聖十文字刀が話しかけてくるようになったのは、その祖父が亡くなってしばらくした頃だったという。つまりあれか、イマジナリーフレンドってやつか。聖十文字刀的には、拓海くんは気に入らないようである。保護者的立ち位置なんだな。
彼女も希ちゃんの存在を気にしたり、自分は拓海くんの好きなタイプからははずれるのではないかと気を揉んだりしていたが、主導権を握っているのはわたしである。大丈夫だよ狂死香ちゃん。
彼女の達成したい夢はこれらしい。人里におりてくるたび、漏れ聞こえてくる家族団らんの様子が「ずっと、ずっと、少しだけ羨ましかった」のだという。
彼女の修行場に見知らぬ家族がピクニックで訪れたのが、家族に憧れるきっかけとなったそうだ。というか、東京団地にこんな場所があったのか。ずいぶんな管理社会かと思っていたが、人里離れた場所で修行して暮らすとか、ピクニックに行くとかの自由はあったんだな。
しかし64日目、狂死香ちゃんは過労で倒れてしまう。侵校生とのバトル+もこちゃんと密かに進めていた花嫁修業のコンボで発熱したらしい。看病する拓海くんに、どこからともなく「…クニック」という声が聞こえてきた。
彼女が元気になった後、ピクニックに行くのを提案してみるとこの反応。
二人で慣れないお弁当づくりをして、校庭で景観最悪のピクニック。いいじゃん……。それでも狂死香ちゃんは夢が叶って感無量だと泣いていた。
そして申し込まれる決闘。生涯の伴侶は自分より強い人でなくてはならないらしい。
このときも謎の声が「右に払え」というのを聞いてそのとおりにしたら勝つことができた。あ~これ聖十文字刀の声だったのか! 拓海くんにも聞こえるようになったんだ!? 認められちゃったってことか。
そして告白イベント。彼女の告白もストレートでよかったな~! そして「受け入れる」選択をする拓海くん!
狂死香ちゃんが「ずっと憧れている告白があって…」とかリクエストするから何かと思えば。
こんなことが許されるのかよ。
ふたりは夢でみたとおりのキスをして、聖十文字刀にも認められて……そのタイミングで警報が。ここまでの周回ではこのへんのタイミングでこんなに敵襲はなかっただろ! と思ったら、そのまま「俺たちの100日目はこれからだ!」みたいな感じでエンディングに入った。マジか。彼女とカップルになった状態でこれから100日目まで過ごすものだと思っていたのに。
それだと3番手のつばさちゃんが割を食うから、このルートだと誰かと結ばれた時点でエンディングってことか。
エンディング「063 恋しちゃったんだ編:正夢2」完!
ここでこのルートの仕組みを理解し、エンディング後にわたしはすぐさま以前の選択肢に戻った。
エンディング「062 恋しちゃったんだ編:正夢1」完!
大鈴木のマスクを許可する
くららちゃんだけエンディングがさらに分岐した。
まあ、そうだよな。異形頭萌えのプレイヤーにしてみれば、マスクをとった状態でのキスシーンなんて眼鏡キャラが眼鏡をはずしてしまうも同然の行為だもんな。あるある。需要あるよ。
エンディング「061 恋しちゃったんだ編:正夢?」完!
そして、即分岐点に戻って狂死香ちゃんをふる拓海くん。お前は鬼か。
この慰めイベントもよかった……。わたし、先にくららちゃんが狂死香ちゃんをかばって死んでしまうのを見てるからさ……。くららちゃんが「バカで抜けてるけど、アンタはいい女よ。アンタみたいな女こそ、生涯の伴侶にふさわしいわ」って言うのも結構本気で言ってる部分があるのもわかるんだよね……。
そのあと「わかるわよ、今のは澄野に言ってほしかったわね」って続くのもすごくよかった。もう拓海くんはおいといて、くらら×狂死香に目覚めていい?
ふられた後、最後は修行でしめくくるべく誘いにくる狂死香ちゃんも好きだよ。なんてさわやかで、優しくて、かわいらしい子なんだ。
川奈編
最後に待っていたつばさちゃん。つばさちゃんと恋愛だなんて、ゲロまみれのおキョウ編になるんじゃないかと心配だったんだけど、むしろ彼女がゲロを克服する話だった。
「ほか二人ほどグイグイいきたいわけじゃない、25日間一緒に過ごしていい思い出が作れたら」くらいのテンションで始まった川奈編。日課は機械いじり。拓海くんは目覚まし時計を組み立て、つばさちゃんは巨大エンジンを組み立てる。そのエンジン、何に使うんだ?
最初は吐き気を感じなかったつばさちゃん。拓海くんと話すときはリラックスできているようだ。吐き癖が始まったピアノの発表会エピソードを教えてくれたり、それがきっかけで母親の教育方針が変わり、おじいちゃんと機械いじりする時間ができたことを教えてくれたり。
この「テコ入れ」は破壊力抜群であった。このスチル、気合が入りすぎでは? ライティングといい構図といい、たまらんでしょ。
機械音痴がコンプレックスだった拓海くんだが、つばさちゃんのアドバイスもあって無事目覚まし時計を完成させた。いいね、二人の関係性が物に象徴されるの。
そして今度はつばさちゃんのエンジン作りを手伝うことにする拓海くん。
彼女にとってこのエンジン作りは二度目。前回挑戦したときは、完成が近づくにつれて「もしも失敗したら、応援してくれてたおじいちゃんを、がっかりさせちゃうんじゃ…」と思って手が止まってしまったらしい。
このへんで部隊長のダルシャーが攻めてきて、拓海くんは首を斬られる。恋愛ゲームしてたら主人公が首を斬られたでござる!!! なんで!?!
あとやっぱりダルシャーって1周目にはいなかったよね? 2周目のときはあまり説明もなかったけど。第一部隊長のムヴヴムの父親だという設定まで明かされた。そのうち各部隊長にフォーカスするルートとかもあるのかなあ。
倒れてきたエンジンからつばさちゃんをかばう拓海くん。現場猫案件では? ご安全に。しかしここでついにつばさちゃんの吐き気が。それによってつばさちゃんは、拓海くんへの恋心を自覚する。うん、まあ、彼女ならそうなるよな……。
つばさちゃんがつらそうだし、もう機械いじりはやめようかと拓海くんが提案する。以前なら恋愛もエンジン作りも投げ出してしまったかもしれないけど、今はあきらめたくない、続けさせてと答えるつばさちゃん。なんかもう結局、全員かわいいんだよな……。感情の運び方、持っていき方、エピソードの使い方、それまでのルートで見せてきたキャラクターの応用の仕方がうまいのよ。
再び現れたダルシャーは、歪くんがいつのまにか開発してた毒ガスで倒されて、ヴェシネスに食われた。
そうして完成したエンジンは、とても輝いて見えた。その場でつばさちゃんから告白! 秒でOK!
吐き気も克服できたってことかな。拓海くん限定でのことかもしれないけど、大きな一歩だ。
エンディング「064 恋しちゃったんだ編:正夢3」完!
というわけで、エンディングを見た後はこの選択肢に戻ってきてつばさちゃんをふった。すまん、本当にすまん。プレイヤーの罪悪感がヤバい。まとめて「攻略」すべきではなかったかもしれん。
拓海くんにふられた場合、吐き気は克服できないんだな……。
二人からあやしいマッサージで慰められるつばさちゃん。
一方その頃拓海くんは、組み立てた目覚まし時計の電池を抜いていた。これ拓海くんの方も「失恋」してるじゃん……。
エピローグ。もこちゃんによる夢解釈。
霧藤への好意を肯定する
もこちゃんとの会話の中で、希ちゃんへの好意についての選択肢が。このルートでそんな選択肢があるのかよ。そこは考慮しなくていいと思ってたから狂死香ちゃんを選んだんだぞ。
「もっと早く言ってくれたら」と、もこちゃんからはめちゃくちゃごもっともなことを言われてしまった。拓海くんも「今こうして聞かれた事で、やっと自分でも気づけた感じなんだよ」と若干苦しい言い訳である。まあいいか。これはそういうルートだったんだ。
これまで自分に告白してくれた三人の勇気を思い出しながら、拓海くんは希ちゃんに告白する。しかしこのルートでは希ちゃんとまったく絡んでいない。
というか、恋しちゃったんだ編に入ってからというもの、三人ともこちゃん以外にまったく絡めていない。探索もプレゼントも能力開発もできないので、2周目がこれだったらボス戦がちょっときつかったかもしれない。
そういうわけで、「急にそんなことを言われても…」と順当にふられた。そりゃそうだ!
エンディング「065 恋しちゃったんだ編:気持ち」完!
やっぱり、3人のことが…「否定する」
希ちゃんへの好意を否定して、さらに3人への好意も否定すると、「普通に、誰のことも好きにならなかったから」と言い出す。
「侵校生を相手にしながら、恋愛ゲームの主人公だなんて、ふざけてるだろ!?」と、猛烈にごもっともかつ本ルートのコンセプト全否定の発言である。
まあ、そう言いたくなる気持ちもわかるよ。プレイヤーの気持ちもだいぶあっぷあっぷだったからね。警報が鳴るたびに「そういえばそういうゲームだった!」って引き戻されるし。
気付くと、もこちゃんの膝の上で慰められていた。「しばらくは何も考えなくていい」と言ってくれたが、今は98日目なんすよ。絶対ここからまた考えることが多いよね。
とはいえ、エンディング「066 恋しちゃったんだ編:代償」完!
代償ってどういう意味だろ。恋愛ゲームの主人公というめっちゃいい立場を満喫したかわりにめっちゃ消耗したってことかな。
オレが選ぶのは…わからない
まだ分岐あるの!? ってびっくりしたやつ。
「わからない」を選ぶと、100日目を過ぎても、人工天体でこの続きをやりたいという話になった。そして三人からの了承も得られた。そこへ攻めてくるヴェシネス。最終決戦である。
倒すとこんなことを言った。やっぱりこの星は地球なんだろうか。「本当のバッドエンドだ」とか気になることも言われたが、今回は恋しちゃったルートなので大事の前の小事である。
エンディング「068 恋しちゃったんだ編:卒業」完!
俺が選ぶのは3人全員
潔い欲望を垂れ流す拓海くん。キャラかわりすぎじゃね!?
ええ……「100日目以降」をこんな形で見せちゃうの!? と思っていたら。
こういうオチでした。よかった。
エンディング「067 恋しちゃったんだ編:夢」完!
いやあ、面白かったけど疲れたな……。気持ちを振り回されすぎた。
でも真相を知るための方向性自体は間違ってなかったはずなんだ。途中まではいい感じだったんだ。きっとあそこで比留子さんにキスしようとしたのが間違いだったんだ。もしかして比留子さんルートに入った!? と思ったら大鈴木・凶鳥・川奈ルートに入るとは思わないじゃん!
次はあの選択肢からやりなおして、キスせずに様子を見てみよう。
1つのルートでこれくらいの数のエンディングがあるなら、意外とコンプリートもいけるかもしれないな。