Hundred Line 本日は5周目。
今は「目指すエンディング」のために攻略をしようとしているのだが、攻略情報とかは見ていないのでやることは以前とほぼ変わっていない。「ここでこの選択肢を選ぶと目指す展開に近づくかな?」という意図を持って選択しているものの、大体思わぬ展開になるので、およそ攻略とは言えない状態になっている。
とはいえ試行錯誤は楽しい。しかし一回の試行錯誤のボリュームがすごい。
これは思ってたルートとは違うかも? と思っても、その先が知りたくなるので途中で放り出して違うルートに行く気にならない。結果的にそのルートで100日過ごしてしまう。
こんなことをしていては真相にたどり着くのはいつになるかまったくわからないが、面白いので当分はこのスタイルで進めていくつもり。
今回の周回は怠美ちゃんルート。怠美ちゃんルートをやるなら、まずは学園をこの状態にしないといけないよなの納得感がすごい。
そして「怠美ちゃんルートとしてのストーリー」と「学園の防衛」と「拓海くんの謎解き周回」というストーリーラインの絡ませ方がすごい。よくこのストーリーラインの中にこんなルートを入れられたよね。
というわけで以下、Chapter 12-0-a というルートの、エンディング49と50のネタバレ感想! 今まで見てきた Chaper 13, 14 のネタバレもあり。
わたしは Chapter 14→13→12の順で見ているのだけど、このチャプター番号はどのプレイヤーにも共通なんだよね? たまたまわたしが Chapter 14 から降順で見ているだけだよね?
初回記事はこちらから!
前回までのあらすじ
「シナリオロック1」にぶちあたったわたしは、エンディング34、36、72、76と、シナリオロック地点3への到達が求められている。すでにエンディング72と76は見たので、次はエンディング30番台を探すことにした。
しかし30番台がどこにあるのか見当もつかず、とりあえずまだ開いていないルートを見てみることに。
DAY 003: タイムリープを打ち明ける
やってきたのは、蒼月衛人を生存させた後、タイムリープを打ち明けるルート。先に見た打ち明けないルートでは、比留子さんに「たぶん打ち明けなくて正解」的なことを言われたが、攻略のためには打ち明けた場合の未来も見ておくべきだろう。
SIREIは早々に「真相」をみんなに話し、みんなのモチベーションが大幅アップ。
拓海くんは「オレたちが選ばれた理由・異血の正体・侵校生が異血を持つ理由」について疑問を呈するが、SIREIは「人類の救済に比べたら大した話じゃない」と流してしまう。拓海くんは「いずれ聞かせてもらうぞ?」と言っていたけど、全然聞かせてもらってない!! どいつもこいつも話す話す詐欺である。
衛人くんはどのタイミングで「本当の真相」を知ったんだろうな? 衛人くんだけは1周目でイヴァーを吸収して以降、部隊長の言葉が理解できたようだけど、部隊長のどの言葉が「本当の真相」だったんだろう。2周目以降、それっぽい台詞がまだない。我々の方が「侵略者」だったっぽいのは理解したのだが。
あとは、SIREIによれば拓海くんたちには異血への拒否反応は「あり得ない」らしい。やはり異血を移植されたのは希ちゃんだけで、拓海くんたちの異血は別の方法で目覚めたのか。あるいはむしろ異血から作られた存在だとか? それなら衛人くんがエラーとか言われるのもわかる。
2周目以降カルアの夢はみていなかったが、久しぶりにみた。子どもの頃のカルアが警報のたびにいなくなってたエピソードは何なんだろうな。
こんなシーン、前にはなかったぞ!
拓海くんのタイムリープについて、人類と相談してる! 「人類の総意」ってどういうこと? そんな簡単に決定できるようなものか? あと、結局この「総意」はどういう結論を出したんだろ?
というか人類との連絡手段が存在したのかよ。1周目のとき、それを使ってなんとかできなかったのか。
7日目、秩序の化身ムヴヴムが攻めてくる。彼は「なんで僕達の力を使えるんだ」と言っていた。やはり異血は本来彼らのものだったようだ。人類はその血を持ち帰って研究して、特防隊の子たちを作ったのかな。
ただムヴヴムいわく、この血は「神に与えられた」もので、神に選ばれた者しか使えないとのこと。だからこの星の人たち全員が異血を持っているわけではなくて、彼らも何らかの方法で血を移植されてるっぽい? というかやっぱりこの星って地球ではなくない? 地球人が移住先を求めてこの星を侵略している立場なのでは?
SIREIはあくまでこの立場。でもSIREIも「この星」と言ってて「地球」とは言ってないんだよ。
ずっと名前がないからこれはいいアイデアだと思ったのだが、結局このルートでは名前をつけることはなかった。
この頃から第二防衛学園と連絡がとれなくなっており、拓海くんたちが様子を見に行くことに。1周目では第二防衛学園に襲撃があったのは10日目だったからそんなに急がなくてもいいという話だったのだが、第二防衛学園はすでに壊滅していた。
保健室が壊されて蘇生も不可、NIGOUがさらわれ、もこちゃんと希ちゃんはNIGOUを取り戻すために敵の陣地に向かっているという状況。
しかしそこへSIREIから、最終防衛学園への敵襲のおしらせが!
助けられるのは片方だけ、さあどうする!!
DAY 008: 最終防衛学園を助ける
そんな心構えもないまま究極の二択を突き付けられた拓海くん。ここはだいぶ悩んだのだが、今回は最終防衛学園を助けることにした。こんな序盤で最終防衛学園が陥落することはないだろうとは思ったが、この周回では第二防衛学園のみんなとの付き合いはゼロだったし、最終防衛学園を後回しにした場合、帰還した拓海くんが針の筵になるのではないかと思ったので。
とはいえ、帰る前に希ちゃんだけは回収していく拓海くん。もこちゃんはもう敵陣に突撃した後だった。
自分は未来から来て、みんなが大丈夫なのを知ってるから! と説得して希ちゃんを連れ帰る拓海くん。本当は大丈夫ではないだろうとわかっていながら。うーん私情で動いてますなあ。まあ彼女も大事な戦力だから、戦略的にも正しかったのだろうけど。
そういうわけで拓海くんたちは最終防衛学園に戻り、防衛戦に参加。倒された部隊長はヴェシネスに食われた。拓海くんの「とんでもない力」を見て「共食い」をしたと気づき、自分も真似してみようと思ったということのようだ。
9日目、第二防衛学園に戻ってみると、そこには黒いミイラが三体……。ヴェシネスに食われたのか。
当然の流れでめちゃくちゃ責められる拓海くん。「わたしの知らない未来で何があってどんな関係になってたのか知らないけど、なぜわたしだけ生き残らせたいと思ったのか。すごく気持ち悪い」的なことを言われてしまう。
拓海くんは非常に落ち込んだが、同時に彼女がそう感じるのも当然だと思ってしまう。ちなみにわたしもめちゃくちゃ落ち込んだ。つらい。今のところまだ希ちゃんにそこまで思い入れはないが、そうは言っても幼馴染キャラというやつに心底軽蔑される展開はきつい。
最終防衛学園に帰ってきたら、今度は楽くんや今馬くんたちからめちゃくちゃ責められる。彼らを守るために帰ってきたのに、というかこうならないために最終防衛学園を優先したのに、どうしてこうなった。つらい。仲間として一致団結してきた未来も知っているだけに、余計つらい。2周目でこれを見ていたら心折られていたかもしれない。
それだけに、怠美ちゃんからのお礼が身にしみた。
厄師寺くんとつばさちゃんも拓海くんの選択に肯定的。
だから完全に針の筵というわけではないのだが、そうはいってもきつかったなあ、このルート。でも怠美ちゃんルートに進むためには、このギスギス学園が必須だったんだよね。きっと。ほかのルートだと、みんなが仲良くなるにつれて怠美ちゃんは「鬱なんだが……」になってたから。
15日目、バラガルーゾとシャンシンが攻めてくる。この二人はご夫婦だったみたい。
この二人もヴェシネスに食われた。ヴェシネスはさらにパワーアップし、特防隊のみんなを蹴散らして帰った。ヴェシネスとの戦力差を思い知らされる展開である。第二のみんなが加入してない分、この周回は戦力がかつかつだ。
SIREIいわく、ヴェシネスは「みんなに比べて異血吸収の効果が高いんだろうね」とのこと。やはり異血は本来彼らのものなのか。
その晩、怠美ちゃんは図書室で「死んだ人を生き返らせる方法」について調べていた。いやそんな禁忌中の禁忌、図書室でほいほい調べられるわけねーだろ。いや待てよ、この子たちは何度も死んで生き返ってるんだった。その「現存する技術」に関する本ならあるのかも? と思ったのだが。
拓海くんたちは「外国語」というものをそもそも知らなかった。が、それならなぜこの学園には外国語で書かれた本があるのか。その外国語って部隊長たちの言葉だったりしない? この星の現地語なのでは? 「ギィ」も地球ではなくこの星の在来種だったりしない?
ともかく外国語で書かれた本も挿絵などを見ればある程度内容がわかるだろうということで、片っ端から見ていくことに。
探し始めて3日後にはもうそれっぽい資料を発見した。優秀だな怠美ちゃん。まあでも死者の復活ってあらゆる文化の神話や伝承に残ってるから、図書室にそういう本があるのは普通じゃないの。
と考えるのが常識的なのだが、この本はあれか、異血の由来を示すものなのか?
そこに幽霊くんが現れて、外国語の解読を手伝ってくれることになった。異血って本当に万能だな。「ノモケバ」という生き物が「赤い雫」をくれると、死んだ人が生き返るという。いやどう考えてもバケモノじゃねーか! やめだやめやめ! 絶対ろくなことにならんぞこれは。
プレイヤー的にはそう思っているのだが、彼らはウキウキでノモケバを探しに行こうとしている。
と思ったら潜水服の二人組と出会ってしまった。これは何だ? どのルートの誰だ?
21日目、イヴァーが攻めてきて捕虜になる。
比留子さんやSIREIはさっさと殺す派だったが、とどめを刺そうとしたところに侵校生が残っていて、厄師寺くんが刺される→とどめを刺して吸収している時間がないからとりあえず拘束して校舎内へ連れていく→みんな一旦落ち着いたので殺すことに抵抗を感じてそのまま捕虜に、という流れ。
「戦う以外にこの戦争を終わらせる方法はないのか」とイヴァーに聞いてみたところ、この反応。でもこれ以降、何も話してくれなくなった。
アレって何よ!
さてこの日、幽霊くんが本の解読を進め、ノモケバは地下の祠に封印されていることが明らかになった。地下って、最終防衛学園の地下?? そんな都合のいいことある?
で、地下で祠を見つけたと思ったら、謎の老人にこんなことを言われた! 「呪いの輪廻」ってこのループのこと? おじいさん! ノモケバは後回しでいいから、ループと異血についてもっと詳しく教えてください!!!
そんなにか。
この老人は拓海くんたちに覚悟を示させるべく、次の侵攻は憎悪の化身アダムキューで、そいつを倒したら資格ありとみなしてくれると約束した。
おい待て、なんで次の侵攻を知ってるんだ? この老人は何者だ? この星の原住民か? 部隊長側の人間か? それならどうして作戦を教えてくれるんだろ? あるいは未来の拓海老人だったり?
またしても増えた謎に頭を悩ませながら学園に戻ったら、とんでもない事態になっていた。
いやこの展開はまったく予想してなかった。その場で名簿を開いたら、ちゃんと情報が載ってるし!! SIREIはどんな洗脳をしたんだよ。いったい「アレ」って何なのよ!
この日から、自由行動のすべてをイヴァーにぶっこんだ。ストーリーは明らかに怠美ちゃんルートなのに、自由行動中はイヴァーにべったりな拓海くんである。ほら、ほかのルートでイヴァーと仲良くなれるかどうかわからないから、このルートでできるだけ仲良くなっておこうと思って。
そうこうする間も幽霊くんは図書室で本を調べてくれているし、拓海くんと怠美ちゃんは地下で見たものについて話しているし、SIREIは二人の行動をあやしんでいる。
それは本当にそう。チームリーダーこそ、報告・連絡・相談は大事だよ。わたしは基本的に情報の秘匿が苦手なので、拓海くんの秘密主義は全体的に胃が痛い。今回の場合は、地下で老人に会ったことをSIREIに話した時点で問題視されるのがわかっているから、秘密にするのも理解はできるのだが。
希ちゃんがイレギュラーだということはSIREIにはお見通しだった。SIREI、生きていると怖いことばかりだな。
その後、予定通りアダムキューが襲来。倒すとヴェシネスに食われる。
これで条件クリアということで、拓海たくんたちは地下の老人のもとに向かった。
老人はいろいろと情報を開示してくれた。ノモケバは取り込めるものは何でも取り込み、無制限に大きくなる。だからこそノモケバは滅ぼされ、封印された。
ノモケバが蘇らせられるのは異血を持つ者だけ。えっ、そうなの!? じゃあ図書室にあった本も異血を持つコミュニティで執筆されたってこと? なんでそんな本が学園の図書室に? というかやっぱり、特防隊のみんなの蘇生システムがノモケバの血を使ってるんじゃないの?
ノモケバの出す「赤い雫」がかつて異血を有した者の体に入ると、新たな異血として活性化するとか。やっぱり異血の由来そのものがノモケバの「赤い雫」のような気がするんだけど。あるいは部隊長たちの言う「神」がノモケバか。
老人は拓海くんたちに二択を突きつける。一つはノモケバをそのまま蘇らせる道。もう一つは、人の中にノモケバを宿らせる道。どっちもそれぞれリスクはありそうだが、人の中に宿せば人としての意識でノモケバを制御できるかも、とのこと。
この老人も、どうしてこんなに都合よくぺらぺらと情報提供した上に協力してくれるんだろう。あやしすぎるだろ! 拓海くんたちもそのへんをもうちょっと疑ってほしいのに、第二のみんなの蘇生で頭がいっぱいなのか、疑おうともしない。
二人は考えるための時間を与えられ、いったん学園に戻る。
するとちょうど、希ちゃんの拒絶反応が出たところだった。あー侵校生の基地を叩きにいく流れね。プレイヤー的にはもう慣れたものである。
しかし今回はSIREIに希ちゃんの体質情報を知られないようにしているし(ある程度ばれているようではあるが)、希ちゃんとは険悪な関係になってしまっている。どうやって彼女を別動隊に連れていくかが問題になった。
拓海くんは怠美ちゃんから希ちゃんに話してくれないかと言うのだが、このときの怠美ちゃんの言葉がいいんだ。
確かなのは人の気持ちじゃなくて、自分の気持ち。拓海くんの気持ちが希ちゃんとの仲直りを望んでいるのなら、他人に頼むのではなく自分でそう伝えに行きなさいよという話。お前、なんていいやつなんだ。素晴らしい思想、そして素晴らしい論理性と説得力ではないか。
その言葉に納得した拓海くんは、素直に希ちゃんのところへ。その体調不良は拒絶反応だろうということ、それは部隊長の異血を吸収すれば治ることをストレートに話した。やればできるじゃないか!
そうしたら、希ちゃんの方もこれまでの態度を謝ってくれた。
希ちゃんも自覚してたんだな。これまでのことを謝った上で、「わたしの知らないわたしの事を知ってるのもあまりいい気持ちはしない」としながらも、それはケンカをし続ける理由にはならないと反省する。そして「わたしの拒絶反応を止めるために力を貸してください」とはっきりお願いしてくれた。
なんていい子なんだ。なんて合理的で、必要な言葉が言える子なんだ。
まあ最初の拓海くんへの反応はめちゃくちゃショックだったけど、状況的に仕方ないのもわかるし、約1カ月で関係修復できたなら、これくらいの年齢の子としては十分ではないか。
拓海くんが希ちゃんと仲直りできたのを見て、怠美ちゃんも嬉しそう、しかしどこか寂しそうにも見えた。「気のせいだろうか?」じゃないんだよ拓海くん。お前は本当に鈍いやつだな。
希ちゃんは無事部隊長の異血を吸収し、帰還。今馬くんと楽くんの態度も軟化した。プレイヤー的にもほっと安心できた。ここまで本当にきつかったもの。
DAY 41: ノモケバを人に宿らせ生き返らせる
その晩、怠美ちゃんと拓海くんは再び地下へ。決断のときである。
ここも結構悩んだが、拓海くんならこっちかなと思い、自分に宿らせてくれと申し出た。完全に自分が引き受ける流れだったのだが、ここで拓海くんは怠美ちゃんに殴られて昏倒する。
目覚めると、ノモケバは怠美ちゃんが宿していた。
なんでも背負いすぎな拓海くんを助けたかったんだろうな。それで怠美ちゃんがノモケバを引き受けた。人の体にノモケバを宿す方法が注射なのがめちゃくちゃ気になったが。あの老人、マジで何者なんだよ。なんでそんなもん持ってんだよ。そこをもっと追及すべきだろうが。
47日目、例の音楽とともに部隊長襲来。学園にフォークソングを流して対抗。
48日目、怠美ちゃんの腕がノモケバ化している。腕から体液も出せるようになる。
49日目、こちらの戦力が足りていないことから、衛人くんの戦線復帰が比留子さんから提案される。この比留子さんは何周目だ? 前に見た比留子さんは「衛人くんを解放するなら彼を殺して私も死ぬ」とかいう過激派だったのに。
56日目、いよいよ怠美ちゃんの体調不良がごまかせないレベルになる。同時に、拓海くんに彼女の本心を明かしてくれる。好かれようとするよりも、嫌われ者でいる方が楽だったから、そんなキャラを演じていたという話。
そのへんの感性は、割と「普通」の子だったんだなあ。
まさに怠美ちゃんって、今まで見てきたシナリオだと「いつ死んでもいい異常者」扱いされていたし、そういう言動だったように見えた。そういうキャラとして振る舞っているのはなんとなく伝わっていたけど、集団のバランスを維持するためにそういうキャラでいたという部分までは見えてなかったなあ。なるほどなあ。
拓海くんは「オレの前ではもう隠すな」と男前なことを言って、オレが飴宮を支えるのだと意気込むのだった。
57日目、衛人くんが戦線復帰。SIREIが許可したときのみ蘇生できるように設定したとのこと。
58日目、ガレージのドアが壊されている。衛人くんが疑われるも、目的がわからない。
弱音が出る怠美ちゃん。「お前ならできる」と言われたのは初めてだったって。
64日目、自動調理マシーンが壊されている。比留子さんの独自調査で犯人は衛人くんだと断定されるも、やはり目的がわからない。
自動調理マシーンの修理のために探索に行かされる拓海くんたち。
これは結局そういう意図があったってことなのかな。でも結局怠美ちゃんは学園を飛び出してきちゃったから無効になった?
そんな話をしているところにヴェシネスが現れ、不意打ちされてしまう。
颯爽と助けに入る怠美ちゃん! 一瞬拓海くんたちを裏切ってヴェシネスにつくのかと思わせたが、それは時間稼ぎだった模様。話している間にヴェシネスに毒を吸入させていたらしい。毒を吸ったヴェシネスは退散。
全員で無事帰還できたが、さすがにノモケバのことを隠しきれなくなり、洗いざらいしゃべることになった。希ちゃんは第二のみんなのためにしてくれていたことを感謝するが、SIREIが不穏すぎる。「今すぐ怠美ちゃんの体内爆弾を起動して彼女を殺そう」ときた。
まあ得体のしれない生物を宿してしまった状態はたしかにヤバすぎるし、人類の未来がかかっている以上、被害が拡大する前になんとかしようというのもわかるのだが。
やはりノモケバ伝承は「あいつらの」ものだった。じゃあなんでそんな本が図書室にあったのかって話になるんだけど。
やべえよやべえよどうすんの、と思っていたらこれ。これは予想してなかった。でも予想すべきではあった。衛人くんが「沙耶の唄」なキャラだって知ってたわけだから。
なるほどねー。怠美ちゃんへの疑いの眼差しをそらすためにガレージや自動調理マシーンを壊したわけか。
仲間たちは拓海くんが一連の行動を秘密にしていたことには腹を立てつつも、第二のみんなを蘇生したいという気持ちは心情的にも戦略的にも理解でき、概ね好意的な反応である。
現状、怠美ちゃんは我駆力刀はもう使えなくなったとのこと。体の組成が変わったからだろうか。
しかしこの発言に、拓海くんは不安を抱く。怠美ちゃん「らしい」発言ではあるが、最近の彼女はこんな感じじゃなかったのに。拓海くんの前ではもっと素で話してくれてたのに。「あれは本当に飴宮なのか?」という疑念がわくのも仕方ない。
これは今馬くんの親密度が上がったときのイベント。なぜほかのみんなは17歳なのに、九十九兄妹だけ年下なのか。本当はリザーブみたいなポジションだったのではないかと推測していた。
うーん、意味深。九十九兄妹は「次回」用のキャラだったとか……?
これはひょっとして、すべての真相を明らかにして真エンド(そんなものがあるなら)を見るには、親密度も全員上げきる必要があるのでは。探索がんばるぞ。
拓海くんは自分の疑念を怠美ちゃんにぶつけてみるが、「何言ってんのかわかんない!」とかわされる。今このやりとりを見るとつらくなるが、プレイ中はわたしもめちゃくちゃ恐怖だったからね。
87日目、ダルシャーが来て腕試しをして帰る。
その後、怠美ちゃんがついに巨大な肉の塊に。ノモケバのスペックを最大化するためにこうなったという。
怠美ちゃんはこうなる前にあらかじめ、ヴァルシャーを倒すための毒を希ちゃんに渡していた。なるほど、歪くんがいないとこうなるんだな。
93日目、ダルシャー再訪。衛人くんがまさかの戦線復帰。
ダルシャーを倒したあと、衛人くんが勝手にとどめを刺す。実は1周目で衛人くんはとどめを刺したことがなかったので、これが初めて。しかしこれ……この後の展開をふまえると、次の周回のときに衛人くんのとどめ回数がカウントされているか気になるな。確認しないと(メモメモ)。
そういえば拓海くんがダルシャーに首を斬られなかったのは初めてじゃないか?
あと地味に気になるのが、1周目ではどうしてダルシャーは出てこなかったんだろ? 出る前にヴェシネスに食われてたとか?
その後拓海くんは気になることを確認し、怠美ちゃんの部屋へ。
うわーーーー!!!! じゃあこの衛人くんは何なの!
ノモケバは遺伝子情報から肉体を生成できるし、記憶も取り込んで再現できるってこと? それってつまり……蘇生マシーンでは??? 蘇生マシーンはノモケバの血を使って動いているのでは。
この話はまだ理解できているとは言い難いのだけど、ノモケバたちは「自分の持つ記憶(取り込んだ者たちの記憶のこと)の、その最期に必ず襲いかかってくる影」が自分だって気付いて、絶望して自殺するらしい。
つまりノモケバ=死の概念 THE DEATH そのものってこと? なんでそれがこんなコピー再生能力を持っているのかはともかくとして。
あとその絶望現象は世界死とかかわりがあったりする?
(250705追記:今読み返していて理解した。「ノモケバが取り込んだ者たちは、いずれも影に襲われた記憶で終わっていた。その影というのが自分だということを、数体取り込むまで自覚してない」ってことね! つまりノモケバには「取り込む相手を殺している」という自覚がないのか)
うーん……わたしからみると、蘇生マシーンとどう違うのかと言われたら反論しづらいのだが。
たとえば腹に穴が空いて死んだのを蘇生マシーンに治してもらった場合、穴を埋めるために新しく作られた肉体パーツが使われるわけでしょ。そして記憶はバックアップされてたやつから引っ張って再現されるのでしょ。同じでは? そもそも細胞は日々生まれ死ぬものであり、昨日とまったく同じ肉体が今日も稼働しているということはあり得ないわけで。
精神の同一性は3周目の記憶巻き戻り事件でだいぶあやふやになったけどそこは受け入れていたのに、拓海くん的には肉体の同一性だけはそんなに重視するの? わたし的にはどっちも受け入れられないが?
DAY 93: 飴宮を拒絶する
そして最後の分岐点。ともかく拓海くんはどうしてもこのやり方に抵抗があるようだったので、まずは拒絶してみた。
このままだとみんなも取り込まれてしまいかねないと打ち明ける拓海くん。第二の人たちのことはあきらめるしかないという流れに。
生きているものはすべて燃やす幽霊くんの炎を借りて、拓海くんは怠美ちゃんと衛人くんを殺すのだった。
そして100日目、拓海くんは目を覚ます。
あの日つばさちゃんたちは屋上で、燃えた拓海くんの半身を発見する。蘇生マシーンでも生き返らなかったが、残されていた「赤い雫」を体の上に置くと、それが体に取り込まれて蘇生マシーンが動くようになったらしい。
蘇生マシーンの完全上位互換じゃん!!
消えない炎に焼かれると蘇生マシーンが効かなくなるという話も気になる。消えない炎は異血の力で作られているという話だったが。
怠美ちゃんは第二のみんなの分も「赤い雫」を作っていて、彼らを蘇生することができた。これはあれか、肉体をコピーしたのではなくて、黒いミイラ状態だった彼らの肉体を蘇生したってことなのか。全員が肉体の同一性重視派だったってことか。まあいいか……。
彼らの中では、拓海くんが命懸けで「赤い雫」を怠美ちゃんから奪ったことになっているらしい。でもそうではなかったのに。
最近の怠美ちゃんの態度こそが演技だったとしたら? 倒されるべき「怪物」であるかのようにわざと振る舞っていたのだとしたら。
ここでこのときの怠美ちゃんの台詞のリフレインがくるのは効いたね。はーしんどい。
エンディング「050 ノモケバ編:怠美の気持ち」完!
「伝奇もの」っぽいストーリーとしてよくできてたなって思うし、世界観に迫る部分もたくさんあったし、得るものの多いルートであった。
しかしわたしが求めていたのはエンディング34、36である。かすりもしとらんやないか!! どこにあるんだこのエンドは!
いや、たぶんこのルートはこのルートで、どこかのシナリオロック解除に必要だったりするんだろ? ここで「赤い雫」を取り込んだことがどこかのルートで必要になったりするんだろ? めちゃくちゃ重要そうなやつだもの。
飴宮の手を取る
エンディング50の満足感は高かったが、それはともかく一度戻ってもう一つの選択肢も見ておくことにした。
そうしたらこれはもう完全に怠美ちゃんエンドだった。
拓海くんは怠美ちゃんに取り込まれ、溶けていく。そしてコピーが生まれた。
真エンドでもないのにまさかの全員集合絵である。しかも当初思っていたのより一人多いし。希ちゃんとイヴァーだけ、床に血がついてない。
毎回思うんだけど、過子ちゃんと狂死香ちゃんが床に膝をついてるの、かっこいいよね。
まさかのヴェシネス吸収エンドだった。これもどこかのルートに影響しないかな。
めちゃくちゃ規模の大きい話になってきた。すべてが怠美ちゃんと一つになれば、争いのない平和な世界が実現する!
歴史上唯一の「自殺しないノモケバ」か……。最強では……。
エンディング「049 ノモケバ:みんなで、1つに」完!
これはこれで悪くない感じではある。怠美ちゃんのキャラ解釈めっちゃよくね? 的な意味で。
いや満足満足。それはそれとして、エンディング30番台はどこにあるのかという話なんだが。また過去に戻って地道に探すか。次は衛人くん死亡ルートからの最終防衛学園に残るルートでも試してみようかな? エンディング72、76は最終防衛学園を一時的に離れるルートの先だったから。
名簿の背景文字
最後に今更ではあるが、名簿の各キャラ背景に文字が入っていたことに気づいた。ちょっと気になったのでメモしておく。
澄野拓海:失敗(主人公なのに不吉すぎる)
厄師寺猛丸:爆走(そうね)
雫原比留子:虐殺(それでいいのか?)
飴宮怠美:魔法(魔法?????)
蒼月衛人:幸運(ええええ!? なんで????)
川奈つばさ:改造車(そのまんまか)
丸子楽:家事(家事??)
九十九今馬:超能力(そうなの?)
九十九過子:神秘(未来予知的な意味で?)
銀崎晶馬:盾(まあタンクだけど)
霧藤希:看護(まあヒーラーだけど)
大鈴木くらら:魔工作(これもそのまんま)
凶鳥狂死香:武士道(だいぶあやしいが)
面影歪:人体実験(やってたね)
喪白もこ:闘魂(プロレス的な?)
イヴァー:☒☒☒(文字化けしてる!?)
なんかこう、各自の能力を表す言葉のようにも見えるが、そうだとすると拓海くんと衛人くんは何なのかという感じだ。あと「家事」って。
拓海くんの能力は「やり直し」だから「失敗」がキーワードなのか?
衛人くんが「幸運」なのはどうして? あんな禍々しい鎌を振り回しておいて「幸運」か? クソ! ちょいちょいダンガンロンパワードで揺さぶりをかけられている!
キャラの背景に、これらの文字と並んで「登録情報」と書かれているのも気になる。いったいどこに登録されているというのか。
なんかこう、やっぱり「そういうキャラ」として登録されている子たちなのかな。衛人くんは「幸運」キャラとして作られたけどエラーでこうなっちゃった、みたいな。わがんね。