最終防衛学園も7周目となる今回は、50日あまりで2つのエンディングに到達した。
序盤で思いきり選択を誤った気がしたが、基本的に選んだルートを100日目まで見ることにしているのでそのまま進めたところ、すごい展開になった。これはおふざけで入れたルートかと思いきや、今まででいちばん重要な部分が確定したりして、もうこれどのルートも見ておかないといけないじゃーん、になっている。
このゲームの何がすごいって、これだけ周回してるのに全然「これもう見たわ」で飛ばせる展開がないことだよ。朝と夜の放送くらいしか飛ばせない。もちろん各部隊長が順番に出てきて倒す展開はかぶるのだけど、彼らの役割も微妙に違ったり、戦闘に至るまでの流れがルートごとに全然違う。それにそれぞれのルートで情報が小出しにされている。全部重要だから全部見ないといけない。
当初はエンディングコンプリートまではするかどうかわからなかったけど、これはやっぱり全部見たいなあと思っている。全部見ないと全部の真相はわからなさそうだし。
そういうわけで、今日は前回ほどは長くならないはずの7周目感想。
Chapter 10-A の、エンディング41と42のネタバレ感想いってみよう。Chapter 12~15への言及もあり。
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前回までのあらすじ
「シナリオロック1」にぶちあたったわたしは、エンディング34、36、72、76と、シナリオロック地点3への到達が求められている。すでにエンディング72と76は見たので、次はエンディング30番台を探すことにした(ここのところ毎回これである)。
あれこれ試してみたが数字の大きいエンドばかりを引き当ててしまい、30番台をかすりもしない。まじめに攻略しているつもりなのに、全然進展していない! いやこれはこれで、別のシナリオロック解除のために必要なルートかもしれないし!
今回は、まだ試していない衛人くん生存→タイムリープを明かす方を選んだ先で、第二防衛学園を助けるルートを見てみることに。
途中までは5周目で見たノモケバ編と共通。
DAY 008: 第二防衛学園を助ける
壊滅してしまった第二防衛学園を助けるか、それとも今から襲われそうな最終防衛学園を助けるかの二択。第二のメンバーと第一のメンバーがトレードオフなのかと思っていたが、そして実際にトレードオフではあったのだが、第一のメンバーがごっそり消えるというほどのことにはならなかった。そして第二のメンバーは全員助けることができた。
でも第二のメンバーを助けると怠美ちゃんが殺されちゃうんだな。そして第二のメンバーが死亡して、怠美ちゃんが生存して、学園がギスギスにならなければノモケバ編は見られず、怠美ちゃんルートにも入れない。
どちらかを選び、どちらかを捨てるしかないゲームなんだよな。
ともかく第二防衛学園は蘇生マシーンが壊れているので、まずは修理できるNIGOUを救出に行く。それから部隊長のパーミスを倒し、もこちゃんの洗脳を解いて第二防衛学園に戻る。どうにか全員の蘇生が間に合ったのだった。
すぐに全員で最終防衛学園に引き返して防衛戦に参戦するものの、怠美ちゃんはもう死亡していた。拓海くんは後悔しているわけではないものの、心の中で怠美ちゃんに何度も謝っていた。プレイヤーとしては、先日ノモケバ編を見たばかりなこともあって余計につらい。
しかし最終防衛学園にすぐ引き返したときと比べると、学園全体のギスギスムードは抑えられている。ノモケバ編では最終防衛学園側には被害はなかったにもかかわらず、あんなに責められたのに! でもそういうものなのかもなあ。実際に犠牲者が出て、拓海くんが自責の念を露わにしているからこそ、それ以上責める気にはならないのかも。
DAY 11: 霧藤希の事情を話す
11日目、SIREIが希ちゃんを問い詰める。彼女は特防隊員ではないイレギュラーだ。SIREIは反乱分子が送り込んだ工作員ではないかと疑っているし、この時点ではまだ希ちゃんとほかのメンバーとの信頼関係も出来上がっていない。
ここで希ちゃんの事情を話すかどうかの選択が出た。食堂は一触即発な感じになっていたし、事情を明かせばみんなに理解してもらえるようにも思えた。なんといってもプレイヤーであるわたし自身が、情報の隠匿を非常に苦手としている。報告・連絡・相談大事。なので事情を話すことにしたのだが。
この説明にSIREIは納得してくれたらしい。
しかし、これは本当にそう。当人の前でなかったとしても、当人の同意なく個人情報をペラペラしゃべるのはよくない。その当人の立場が非常にまずいことになる可能性があったからではあったんだけど。
隠し事が嫌いなくららちゃんは希ちゃんのことはもう信用できないと言いだすし、希ちゃんは彼らをこんな状況に置いている側の人間だと思われるし、拓海くんはほかの仲間の秘密も知っているのではないかと疑われるし、希ちゃんからは不審がられるし、だいぶまずい感じである。失敗した失敗した失敗した。
とはいえこれまでと同じように、選択した結果を100日目までは見届けようということで、そのままプレイを続ける。
その後比留子さんに「あなたにとっては繰り返した日々かもしれないけどほかの人にとっては初めての日々」だと言われた。これって同じく周回中の比留子さんの心構えでもあるんだろうな。
そしてこの指摘はおそらく、この先のいろいろな分岐に共通する拓海くんの「覚悟」なのだろう。ちなみにこのルートの比留子さんは、この後SIREIから副リーダーに任命される。
さらにその後、SIREIから呼び出された二人は、秘密兵器を作るための素材集めに出かける。探索は数日続き、二日目からは狂死香ちゃんも加わることに。
DAY 15: 厄師寺猛丸に特攻を頼む
15日目、夫婦の部隊長、合体してバラガルシンになるやつが襲撃してくる。倒すとヴェシネスに吸収される。ヴェシネスが吸収する部隊長もルートによってちょいちょい違う? もしかして全部周回することで全員を吸収したヴェシネスになる?
ヴェシネスには歯が立たないということで秘密兵器の爆弾が使えないかとひらめくが、爆弾を起動するためには我駆力でぶったたくしかないらしい。爆心地にいたら遺体も残らないから蘇生も無理。誰かを犠牲にするしかない状況。
候補はこの三人。もう~~~どうして毎回こんなしんどい選択ばかり迫られるかな!
悩んだけど、指名したのは厄師寺くん。彼の性格からして、女の子を犠牲にして生き延びることは望まないだろうと思ったので。
そこからの厄師寺くんの見せ場はかっこよかったね。
こうして、厄師寺くんは跡形もなく吹き飛んだ。つらい。
みんなが拓海くんを慰めようとしてくれているのはありがたかったけど。やはり特防隊のみんな、犠牲者が出たときの方が優しいんだな。
16日目、比留子さんが体調不良でお休みだったのは何だったんだろう。
くららちゃんと希ちゃんは、狂死香ちゃんの仲介もあって和解。きみたちそれができるなら最初からそうしなさいよと思うけど、まあそれは周回プレイヤーの感想だよな。彼らはまだ出会って2週間ちょっとの関係でしかない。
カリスマ澄野編に突入
そういうわけで、ここからカリスマ澄野編に突入。厄師寺くんの死亡がトリガーだったんだな。
この薬自体は以前から作っていたが、そのことを厄師寺くんに話したら猛反対されたそうなので(隣に住んでたおじいちゃんが胃腸薬の飲みすぎで入院したから)。
同人誌の導入ページか? みたいなことを言いだす歪くん。もうこの導入だけで先が見えるわけだが、選択肢も出ないので話がどんどん進む。
歪くんも「もうこれ以上誰も失いたくない」からこそ、強いリーダーを求めてこんな薬を作ったのだ。歪くん、前回のデスゲーム編でもそうだったけど、強い偶像としてのリーダーを求める傾向があるよね。父親が伝説の暗殺者だったらしいけど、父親もカリスマ系暗殺者だったりしたのかな。
拓海くんも「これはみんなのためだから」と、思い切って薬を一気飲み! 薬物は用法・容量を守って適切に飲みましょう! と思う前に、拓海くんはぶっ倒れて丸一日眠り続けた。起きたら21日目じゃないの! 絶対危険だよこの薬!
食堂に行くと、案の定みんなから妙に優しくされるし、「なんかかわった?」と言われまくる。しかし、薬は我駆力に反応して作用するため、希ちゃんにだけは不発。
その後イヴァーの襲撃があるが、拓海くんのためにめちゃくちゃ一致団結してる!
イヴァーにまで効いてる!!! 我駆力に反応して作用するならそりゃそうか。これはもしかして、拓海くんに魅了されて洗いざらい情報を話してくれるのでは? と期待した。
しかしSIREIはそんなに甘くなかった。その晩発生する謎の停電。イヴァーを洗脳した上に記憶も消してしまったのかな。その停電のどさくさで、衛人くんが脱走。おいSIREI、責任とってくれや。
そのSIREIも、25日目にようやく事態を把握した。歪くんもこの薬を試したが、効果はなかったとのこと。やはり拓海くんの我駆力が特殊なのか。こんな危険な薬を作れる歪くんこそが最大の危険人物なのではないかと思っていたが、拓海くんの特性があってこその効果ってことなのか。
SIREIとしては、過酷な戦いを生き抜くためには、強いリーダーがみんなの依存対象になることでみんなのメンタルが安定するなら良いことでは、と肯定的である。
26日目、脱走した衛人くんが侵校生を連れて襲撃に来る。しかし倒された衛人くんにも例の薬が効いてしまう。あんなに人類が醜く見えていたはずなのに、拓海くんの姿も声も美しく感じるらしい。マジで。あの薬、認知障害まで克服できるの? やっぱり歪くんの才能は危険なレベルなのでは。
あの衛人くんが拓海くんのために生きたいから許してほしいとか言いだす衝撃。ついでにヴェシネスが生存していることも教えてくれた。ただでとは言わないから、手土産を用意すると言って帰っていった。
拓海くんはこの薬の有用性を認識し、追加の薬を飲む。SIREIはこの状況を利用し、拓海くんの求心力を高めるべく動いた。
そして、話はここからさらにいかがわしくなっていく。ご褒美制度の導入である。防衛戦の成果と日々の学園生活における「優等生」を決め、拓海くんとのご褒美タイムを提供することにしたのである。カリスマリーダーからのじきじきの褒賞は、たしかに大変なモチベーションになるのはわかるが。
最初の「優等生」はつばさちゃん。夜に拓海くんの個室にご案内。あかん、これ年齢制限大丈夫? と不安になったが、あまり大丈夫ではなかった。
なんだいこのけしからんアングルは。つばさちゃんは一応数時間で帰ったらしいが、興奮で寝付けなくなる拓海くん。そりゃそうでしょ。むしろよく理性が勝利したよ。
翌朝、ナニをしたのかと楽くんにめちゃくちゃ問い詰められる拓海くん。拓海くんにしつこくするのはルール上禁じられていることを指摘され、すぐに謝りにきた。しかし。
楽くんまでこんなことになるとは。しかしこれはぬけがけでルール違反ということで、楽くんはSIREIに連行されてしまう。
さて、ここでイヴァーの絆レベルがMAXに。イヴァーは普段いないから優先的にプレゼントしていたら、初の絆MAXが彼女になった。たぶんイヴァーはほかのキャラよりも少ないプレゼントで絆が上がる?
とはいえ、彼女から聞けたのはカミュンの情報だけ。カミュンなら、前の周回でもう会って仲良くなってるんだよなー。イヴァーの姉がカミュンの両親を処刑した話は初耳だったかも。
しかしここで大事なのは、SIREIによる洗脳は記憶を封じたり、あるいは書き換えたりが可能だということである。イヴァーは頭痛とともにちらっとカミュンのことを思い出したものの、すぐに忘れて「私は何をしていたんでしたっけ?」と言いだした。
ということはやっぱり拓海くんたちの「思い出」も、SIREIによって植え付けられたものだったりしない? 希ちゃんの記憶だけ、まだどういうことなのかわからないけど。
32日目、希ちゃんからの的確な警告。カルト集団でよくあるやつ。
33日目、アダムキュー襲来。拓海くんに魅了されたままくららちゃんに吸収される。
……という流れからのこれだったので驚いた。わたしがくららちゃんに異血吸収させたのは、ただの気まぐれのはずだったのに! 次のご褒美タイムはくららちゃんが指名されて、夜通しこういう感じになった。
36日目、歪くんに「なんか匂いが違う」と言われる。例の薬をここ数日飲んでなかったため、薬の効果は切れていた。しかし薬の効果は残っている。拓海くんの体質そのものが変わったらしいと判明した。大変なことになった。もう戻れないのか。
恐ろしいのは、薬を飲むことに関してはまったく選択肢が出ないことである。厄師寺くんが死んだ時点で、この未来は確定してしまうということだ。
37日目、衛人くんが残りの部隊長の首を持って現れる。「手土産」である。
キャラ崩壊がひどくない? と最初は思ったが、意外と崩壊してないんだな、これが。
当然みんなは衛人くんを警戒するが、彼の弁舌はこの状況でみんなを取り込んでいく。みんなも「拓海くんのために」戦っているのであって、「人類のために」戦っているわけではないんでしょ? と同意を求める。
ヒェ……。こわいねー。集団の中に味方を作り、仲間を分断する手法は1周目でも見たよ。
39日目、いきなり衛人くんが世界観情報を開示し始める。まさかこんなルートでこんな重要情報が開示されると思ってなくてびっくりだよ。
でもこれ、やっと確定したね。このブログでも何度か書いていたとおり、部隊長たちが揃って「この星」と口にして、誰も「地球」と言わないのが不自然だったもの。この星は「惑星フトゥールム」というらしい。
おそらく地球は世界死によってとっくに滅び、人類は第二の地球を求めてフトゥールムを侵略していた。この学園自体がフトゥールムを滅ぼすための兵器だった。しかもこの侵略戦争は、もう何年も続いているらしい。
「こっちから仕掛けた侵略戦争だった」という情報だけで「こっちが悪」と即断するのは、子どもらしい感覚の描写なのかもしれない。地球人もフトゥールム人も生存を懸けて戦っているという意味ではイーブンなのだけど。
地球人が難民としてフトゥールムに受け入れてもらえるようどんな交渉をしたのかとか、あの人工天体だけで生存し続けるのがどの程度困難なのかとか、互いにどういう条件提示や妥協ラインがあったのかとか、わからないうちは一方的に「悪」と断ずるのも憚られる。まあでも全然事前交渉とかないままいきなり侵略戦争を始めたのなら、これは我々の価値観では「悪」である。
40日目、衛人くんがご褒美タイムの指名と内容決定をすることになった。拓海くんに嫌われている自覚のある衛人くんはご褒美を辞退し、そんな彼なら公平な判定ができるはずだということで。で、今回指名されたのは比留子さん。内容はオイルマッサージ。
このへんからご褒美内容もスチルも過激になってくるので、スクショは割愛だ! はてなからBANされるわけにはいかない。
41日目のご褒美は晶馬くんで、サウナでの裸の付き合いに決定。どうして基本的に脱いでいく方向なんだよ。
42日目、今度は狂死香ちゃんとシャワーで洗いっこときた。もうだめだ。なぜこうも拓海くんに苦難ばかりが降り注ぐのか。苦難ではなかったかもしれないが。
43日目、えーとこれはなんだっけ、侵校生の襲撃があったんだったかな、このスクショだけが残っている。
彼らがこれまで大事に思っていたはずのものが、全部拓海くんに上書きされてしまっている。今馬くんが過子ちゃんを拓海くんに差し出すようなことを言いだしたのにはマジで衝撃だったもの。
44日目、もこちゃんとスパーリング。拓海くんが裂けそうになってた。これは普通に苦難である。
45日目、ついにSIREIがこの状況に危機感を抱く。まさか自分の大切な存在さえどうでもよくなるほど拓海くんに依存してしまうとは。でもそう仕向けたのはSIREIじゃんね。
しかしここでもまた特大に重要な情報が投下された。
やっぱり拓海くんたちの記憶は戦う動機を与えるための創作で、彼らは異血を使いこなせるように作られた存在なのでは。異血から作られた人間だったとか言われても驚かない。だからこそ彼らには拒絶反応は出ない、みたいな。
あるいは拓海くんたちはもともとフトゥールム星人だった、とか。フトゥールムの「神の血」を持って生まれた子たちをさらって洗脳して戦わせているとか。わたしはイヴァーを初めて見たときに「この二色の髪、主人公の家系だったりしない?」と書いていたが、まだこの可能性もなきにしもあらず。でも「選ばれたわけではなく最初から戦うために作られた」と言われてるってことは、さらってきたわけでもないのかな。
ともかくSIREIは急に重要情報をぺらぺらしゃべってくれたわけだが、それは拓海くんをここで「処理」するつもりだったからみたい。拓海くんはSIREIに失神させられたのだが、その瞬間、衛人くんとイヴァーが助けにきた。体内に爆弾の入ってないイヴァーがSIREIを「処理」してくれて、拓海くんは休むことに。
46日目、イヴァーがご褒美タイムに現れる。「手作りケーキ」を食べてもらうご褒美である。だいぶ真っ白なスチルだったけど、BANが怖いのでカットカット!
47日目、SIREIが破壊されたことが明かされる。SIREIはイヴァーにしたのと同じ方法で、拓海くんを洗脳しようとしていた。
いよいよ希ちゃんの不安が大きくなるが、みんな「当然人類よりも拓海くんからの命令の方が優先」と考えている。ヤバい。完全にカルト集団である。
その夜、NIGOUからSIREIの破壊を聞かされた幽霊くんが現れる。彼もまた、拓海くんの今のやり方に不安があるみたい。拓海くん、NIGOUがあのあとどうなるか、あえて聞かないふうだったもんな。まあ自分を洗脳するため実力行使しようとした存在を助ける必要があるか? という気もするんだけど。
もうこのへんになると、拓海くんは自分に対して否定的なことを言う人には露骨に不満を抱いている。カルト集団のカリスマらしくなってきたじゃないの。幽霊くんにSIREIのことを話したNIGOUに対しても、余計なことをするなと釘をさしていた。
48日目、防衛戦。勝利後、拓海くん自ら今馬くんと過子ちゃんをご褒美タイムに指名。今馬くんと二人で過子神輿を担ぐ。過子神輿って何だよ。
DAY 50: オレが信じるのは霧藤希
50日目、希ちゃんからこんな提案をされる。今の状態はやはりおかしい。今は薬を飲んでおらず、拓海くんの体質が変わったというのなら、その効果を打ち消す薬を作ってもらえばいいのでは、と。
その話を、衛人くんが聞いていた。そして希ちゃんこそが「裏切者」だと主張する。
衛人くんの主張もわからなくはない。このルートだと、自分たちこそが侵略者だということはわかっている。侵校生も部隊長もこの星の本来の住人であり、同じ人間だということも。その上で人類のために命を懸けて戦うのは、「悪夢」と言って差し支えあるまい。
とはいえ、これ以上はヤバいとわたしも思っていたので(ブログがいよいよR18になりそうだったし)ここは希ちゃんを信じることにした。
なんだよ、急にまともになりおって。
衛人くんは拓海くんの言葉に一旦納得し、歪くんに薬を作ってもらうようお願いしに行った。
翌日歪くんから飲まされたのは、とんでもない薬だった。意識はあるが動けない状態にされてしまう拓海くん。
みんなで話し合ってそう決めたんだって。多数決って素晴らしいよね。
拓海くんが動けないなか、危険分子であるところの希ちゃんは仲間たちに嬲り殺しにされる。そして拓海くんの上に裸の衛人くんが乗っかって「愛してるよ」と言いながら行為を始めるのだった(たぶん)。
エンディング「042 カリスマ澄野編:偶像」完!
毎周回ごとに最悪のバッドエンドを更新してくるゲームだよおめーはよ!!!!(誉め言葉)
でもカルト集団というものに対する警鐘としてはよくできていた。危険分子の粛清も、集団内での関係が性的になっていくのも、カルトあるあるだもの。
でも防衛隊のみんなが団結していたのも知っていただけに、みんなで希ちゃんを殺す結末はめちゃくちゃショッキングであった。つらい。
DAY 50: オレが信じるのは蒼月衛人
こっちの結末も絶対バッドエンドだろうと思いつつも、一応見てみることにした。
衛人くんの方を信じると言ったら、希ちゃんは複雑そうに「もう私が言うことは何もない」と言って、考えを整理するために出ていってしまった。で、その二日後にこうなってた。
洗脳されとる!!!!
やはりあの洗脳は、特防隊のメンバーにも使えるのだ。しかもその装置は保健室にあるらしい。あのマシーンは蘇生時に記憶の再現も行うらしいけど、結局それがほぼ洗脳(SIREIたち側に都合よく創作された記憶を植え付ける)ってことなんだろうな。
なお洗脳装置を使う際に停電が起こるらしい。それなら蘇生時にも停電しないとおかしい気がするが。
希ちゃんの洗脳がうまくいったことで、ついに歪くんがご褒美タイムをもらえることに。ご褒美はセルフ開腹手術を拓海くんに見てもらうことだった。なんだそれ。普段からいかがわしい歪くんはご褒美タイムでどうなっちゃうんだと思ったら、脱ぐどころの話ではなかった。内臓出ちゃう!
防衛戦に悪影響が出るようなご褒美はやめろ。
54日目、早々に最後の防衛戦。まあ部隊長がまとめて衛人くんに狩られちゃったからね。晶馬くんのこの台詞が気になる。イヴァーはヴェシネスが現れる前から、彼女の存在を近くに感じると言っていた。血縁関係でもあるのだろうか。ヴェシネスも髪が二色だよね。
はい、ヴェシネスも魅了された。我駆力を持つ者は魅了に抗えない。
とはいえ結局戦闘になり、ヴェシネスを倒して防衛戦はこれにて終了。あとは侵校生を消えない炎で焼きつくすだけ。
このルートの彼らはこの星が地球ではないと知っているので、こういう話にもなるよ。それで衛人くんが「人類にも相応の罰を与えるべき」と言いだした。話が一周してもとの衛人くんになっとるやないか!
戦闘後、拓海くんは希ちゃんをご褒美タイムに指名した。あかん! 完全に私欲を満たそうとしてる!!!
「カルア」をあきらめて、「希」とやっちゃったんだ……。完全に事後のスチルである。貼らないけど。
これで決意が固まった拓海くんは、悪の支配者になることを決める。
完全に吹っ切れちゃった!!!!
そして100日目よりも早くポッドを飛ばした拓海くんたちは、人工天体に降り立つ。
人工天体の景色が出たのはこれが初めてじゃない? これは、人工天体に人類が住んでいるという部分は確定とみていいのかな。このスチル、画質から察するにもうちょっと大きい絵の一部を拡大したように見える。もしかしたら別ルートでこの絵の全体図が出るのかも。
というわけで、エンディング「041 カリスマ澄野編:支配者」完!
いやいやいや、両ルートともショッキングな展開だったけど、めちゃくちゃ情報量多かったな! 前からこういう話かな? と思っていた部分がだいぶ確定した。
今出ている情報だけでも、1周目の衛人くんが人類に改めて絶望した理由には十分すぎる。しかしまだまだここからいろいろあるんでしょ? とも思っている。
そして、ついにエンディングナンバーが50以下のものにたどり着いた! 34、36からはまだちょっと遠いけど、この付近で探していけば見つかるのでは? シナリオチャートを見ると、15日目に誰に特攻を頼むかの分岐にかなりの幅が割かれているので、ほかのルートではさらに細かい分岐があるのかも。これのどこかに34、36があるのかな? もしくは希ちゃんの個人情報を出さないルートを見るべきか。
いずれの場合も、このルートではタイムリープしてきた拓海くんがSIREIから危険視されてるっぽいので、SIREIの存在が不穏である。あとはやっぱり衛人くん。彼を野放しにしたらろくな結末にならない。せめて中庭には監視カメラをつけるべきでは。
現時点でたどり着いたエンディングは19/100? である。なんかまだ全然序盤では……? いや、攻略も後半になるほど100日間を途中からやり直すことになるから、だんだん周回のボリュームは減っていくはず。次はエンディング34、36を探して15日目からやってみよう。