このゲーム……掘っても掘っても先が見えないよお……。
現在見たエンディングは全部で53。バッドエンドを回収しすぎて鬱々としてきた。あらゆる方向性の鬱展開が用意されている。俺……このゲームをクリアしたらほのぼのゲーやるんだ……(未定)。
でもまだまだ掘り返す余地がいくらでもあるのが楽しくて仕方がない状態でもある。終わりが見えてくるときっと寂しくなるに違いない。
というわけでまだまだ途上のプレイ日記だが、本日は特に目的もなく気になるタイムラインに飛んであれこれ見てみた記録。もう序盤の分岐は粗方埋めたので、後半の分岐を中心に。
今回見たのは Chapter 01、03、08、15の、エンディング2、5、6、23、24、95、96となる。だいぶあちこち飛んだな。
では以下、ネタバレ感想! これまでに見た Chapter 0と、9~15への言及もあり。
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前回までのあらすじ
ついにシナリオロック1~3を突破し、推理編とSF編のエンディングに到達した。「ここで本当にループを終える」という選択もできたが、わたしはまだループを続けることにした。比留子さんすまない、呪われているのはプレイヤーの意思なのかもしれない。比留子さんは悪くないんだ。
今までに出会ったシナリオロックはすべて突破してしまったので、あてもなくチャートマップをさまようしかなくなった。そういうわけで、片っ端から気になる分岐を開けてみることに。
結果として今回は、過去イチ計画性のない、カオスなプレイ日記になった。
ここまで見たのは血みどろ編→恋しちゃったんだ編→血みどろ編→ノモケバ編→デスゲーム編→カリスマ澄野編→ヴェシネス編→青春編→真相解明編→サイワイの箱編→ワザワイの箱編→SF編→推理編で、今回見たのはリスタート編→まったり編→独裁政権編→推理編である。
リスタート編
まずは、以前見た真相解明編、エンディング001の直前の選択肢からやりなおしてみた。普段は最後の分岐を両方見てエンディングを2つずつ回収しているが、001のときはあまりのバッドエンドっぷりに愕然として、すぐにもう1つ見るか! というテンションになれなかったのだった。
最後の選択肢は、100日目にSIREIと戦うかどうか。戦った場合、迎撃システムによって希ちゃん以外が全滅するエンディング001となる。
今回は、SIREIと戦わない。でもこの分岐の直前のSIREIは、人類が滅んだにもかかわらず一斉攻撃をすると言いだして、みんなが歯向かえないよう我駆力刀も回収してしまっている。だいぶ様子がおかしい。戦わなくてもバッドエンド直行なのでは、と思っていた。そうしたら、ちゃんとSIREIの行動の理由が判明するのね。
SIREIのAIは壊れていなかった。人工天体が破壊されたことにより、作戦は新しいフェーズに移行した。
地球人の唯一の生存者である希ちゃんを生き残らせること。これから滅ぶフトゥールム人の生存者である特防隊のほか11名と種の交配をして、新しい人類を生み出すこと。惑星フトゥールムで争いのない平和な世界を作ること。それが、SIREIの導き出した「人類の総意」だった。
シオンもまた、彼らに生きてほしいと望んでいる。
消えない炎は生物にしか効かないため、SIREIと学園は残る。消えない炎によって星が滅ぶのを見届けた彼らは、SIREIによって「新しい設定」を与えられ、学園で目覚めるのだった。
この新設定がなかなか面白い。歪くんは医者の一家の生まれだし、晶馬くんはクラスの人気者、衛人くんは人間が大好き、楽くんはフツーの家庭でフツーに育ったらしい。暗殺者設定や孤児設定は「戦争用」に作られたものであって、新たな文明を築くミッションにはふさわしくないとSIREIに判断されたってことかな。
結局、衛人くんの認知バグは本当にバグだったんだろうか。それも含めて最初から意図された設定だったのではないかという疑いがちょっとだけある。
この結末、このブログでも感想を書いたあのゲーム(リンク先ネタバレ注意)のことを猛烈に思い出したわけだけど、しかしまあこの設定ならこのエンディングはそりゃどこかにあるよな。納得。
SIREIと戦った場合、フトゥールムの破壊は阻止できるが希ちゃん以外は全滅エンド。SIREIと戦わなかった場合、フトゥールムは破壊されて12人生存エンド。フトゥールム人と特防隊11人がトレードオフで、どちらにしても人類の生存者は希ちゃんひとりになる。
そんな感じで、エンディング「002 リスタート編:ようこそ、最終防衛学園へ」完!
エンディング001が「さようなら最終防衛学園」だったので、本当に対になるエンディングになっている。
ちなみに100日目までは Chapter 00-1 真相解明編となっているが、分岐先のエンディング部分だけが Chapter 01-0 リスタート編である。Chapter 1 がこんなところにあるなんて。
ところでSIREIってめちゃくちゃ面白い造形だよね。このバランスは奇跡だと思う。
彼はあくまで「人類の味方」なのだ。目的は人類の生存一点のみで、その目的に対してのみ誠実であり、忠実であり、公平であり、合理的である。そして目的以外に対しては冷淡であり、冷酷であり、とことん合理的である。
頼もしい「味方」であると同時に、「ヴィラン」でもある。誰よりも忠実な「味方」であり、同時に仲間の内に常に存在する「裏切者」でもある。
ヴィラン愛好家の自分は、ずっとSIREIのキャラクターが気になっていた。こいつは敵なのか、味方なのか。明らかにヴィラン的な言動をすることがあるが、それをどう受け止めるべきなのか、と。まだ彼のすべての「顔」を知ったわけではないが、現時点での暫定的な結論がこれだ。本当にいいキャラ。この世界を形成する上で、SIREIはなくてはならない。
それはそれとして、こいつはうざい。拓海くんが何かやろうとすると大体邪魔してくるし、時には実力行使も辞さないし。SIREIが破壊されると大体「いえーい!」になる。でもSIREIのいないルートは、それはそれで物足りない。面白いキャラだよ、本当に。
まったり編とかいう真の恐怖
さて、次は真相解明編31日目のこの分岐から。SIREIがイヴァーに何をしたのか、明らかにするためにはNIGOUを破壊してログを見るしかない。すでに拓海くんも洗脳されていて、拓海くん自身も違和感を抱いている。ここで「破壊させるを」選んだ場合は、SIREIが出てきてイヴァーへの洗脳について開示してくれた。
「NIGOUの破壊を止める」を選んだ場合、周囲から拓海くんが洗脳されているのではないかと指摘される。が、SIREIが現れて全員を気絶させてしまった。そのまま全員の記憶を調整し、拓海くんには念入りな洗脳が行われたようだ。その結果、拓海くんの認知がめちゃくちゃになる。
ここでとんでもない警告が入った。この先何も起こりません! らしい。こんなにも「えっ、本当に引き返した方がいいかな?」と思わせる警告があるだろうか。わたしも本気で引き返すことを検討した。
しかしこれまでも一度スタートしたTLはエンディングまで見る方針でやってきたし、これを後回しにして最後の最後に見る100番目のエンディングが何も起こらないエンドだとそれはそれで微妙な気がしたし、本当に何も起こらないと信用していいかわからなかったので、そのまま続けることにした。
まず凶死香ちゃんと怠美ちゃんが復活した。いや本当は復活していないのだが、拓海くんの認知上に彼女たちが現れるようになった。最初は「死んだはず」と思っていた拓海くんも、SIREIに「時間がかかったけど蘇生できた」と言われ、深く考えず彼女たちの蘇生を受け入れた。
それから、脱走したはずの衛人くんが飼育小屋に戻っている。拓海くんはこれも受け入れた。恐ろしいことに、チャプターセレクト画面上でもこれ以降、凶死香ちゃんも怠美ちゃんも衛人くんも「生存」状態で表示されるようになる。
まったり編で発生するエピソードはどれも、オールキャラものの日常系二次創作っぽくて楽しい。楽しいからこそ不気味すぎる。現実ではどんなことになっているのか、悪い想像ばかりが膨らむ。
地球人さあ、その設定と知識は学園の防衛に本当に必要だった????
防衛戦も行われるのだが、もはやどこまでが本当に起こったことなのかわからない。歪くんと厄師寺くんは実際には死んでるんだろうか。歪くんは後で現実っぽい台詞があったから生存してるのかな。
しまいには(認知上の)衛人くんにそそのかされて、自ら飼育小屋で軟禁生活を始める拓海くん。このへんからはもう洒落にならない恐怖である。何がまったり編だよ、全力ホラーじゃねーか!!
認知上の衛人くんがこんなことを言い出すということは、拓海くんの中には真相に気づいている部分も残っていたのだろうけどね。
拓海くんは周囲から「おかしくなった」と思われていた。もうね、拓海くんの洗脳を強化するなら、拓海くん以外とも設定を揃えてあげなさいよ。完全に言動がおかしい人扱いになってるじゃん。
ダルシャーにやられた傷の治療中に周囲からかけられた言葉により、拓海くんは洗脳を破った。しかし戦況はすでに絶望的である。
SIREIはふたつの選択肢を提示する。ひとつは絶望的な現実への帰還。もうひとつはまったりした夢の続き。主観時間の引き延ばしにより、肉体の死が数分後だとしても、何年もの長さの夢をみることはできる。
そこで拓海くんの出した結論とは。
まずは現実に戻る方。
気付くと、拓海くんは希ちゃんを抱えて戦っていた。すでに希ちゃんは致命傷を負っている。周囲は敵に囲まれている。でも希ちゃんは「帰ってきてくれたんだ」と言ってくれた。拓海くんは最期までこの現実で戦うと決意して終わり。
エンディング「023 まったり編:目を背けるな」完!
そして夢を見続ける方。
夢を見続けた場合、拓海くんはこの幸せな日常の中で緩やかに死んでいく。「大事なことを忘れてるんじゃないか」とふと思うが、「はっきり思い出せないのなら、それはきっと、どうでもいい事に違いない」と結論づけて終わりである。
エンディング「024 まったり編:幻に浸る」完!
どっちを選んでも地獄。このTLだとやはりヴェシネスは人工天体を破壊するだろうし、そうであれば人類は完全に滅亡したことになる。拓海くんの認知をいじりすぎるのは、人類のためにもよくない。
独裁政権編
次は真相解明編の77日目、拓海くんたちの過去がすべて捏造だったことが明らかになった段階での分岐。ここで「戦わない」を選ぶと、独裁政権編に入る。独裁政権というのは、おそらくヴェシネスのことを指す。
どんなバッドエンドが待っているのかと思いきや、意外な展開をみせた。
SIREIは、生まれてまだ80日に満たない特防隊のみんなの中にこれほど強い信念が育まれていたことに感動しつつ、彼らを自爆させようとする。
これよこれこれ。これなんよ。わたしが好きなのは。
シオンのことは大切に思っていて、成長を喜んでいて、彼が思い出を作るためにあれこれ動いてくれたりもするが、しかしそのシオンが100日目に死ぬことは最優先事項であり、それを変更するなどという選択肢はない。
特防隊のことも大切に思っていて、成長を心から喜んでいて、彼らにできる限りのことをしたいと思っているが、しかし彼らが思うように動かない場合は殺すことに躊躇がない。
この一見矛盾していそうな思考がまったく矛盾なく、シームレスに行われるというキャラ造形がめちゃくちゃ好きなのよ。「大切」であることと「死んでもらう」が矛盾なく両立するという状態がとんでもなくツボ。わたしの好きなヴィラン像ど真ん中。
この態度も最高じゃない? SIREIは拓海くんたちを「人間」だと思ってくれてるんだよね。その上で洗脳したり記憶改変したりむちゃくちゃやってるんだよね。最高じゃない?
ともかく、自爆装置は衛人くんが破壊してくれていたので起動しなかった。衛人くんマジ有能。味方にしたら頼もしいんだよなあ。
このルートだと、衛人くんは選択肢なく自動で仲間になる。人類と敵対すると決めた時点で、衛人くんと「同じ側」に立つことになるってことだな。
SIREIを失った特防隊は、フトゥールム人とともに生きる道を探し始める。探索の末に託した伝言は、奇跡的に「しかるべき人」に伝わった。なんとカミュンである。お前! このルートでも生きとったんか!
カミュンはヴェシネスに対抗する組織「混沌軍」の長をやっているらしい。それってどのTLでも共通なんだろうか。デスゲーム編のカミュンは人工天体に亡命してしまったけど、レジスタンスは見放されたということなのだろうか。それともあのTLのカミュンはレジスタンスの長ではなかったのかな。洞窟にひとりで籠ってたし。
このへんの情報は初出。やはりサイワイの箱の守護者=フトゥールムの支配者ということになるらしい。ヴェシネスが作りだした侵校生の素体の中には、「ヴェシネスの政治を認めぬ者、平和を求める者、それを批判する者」も含まれていたという。独裁政権あるあるじゃねーか!
カミュンには神の血が備わっているが、その能力は叡智であり、戦う力はない。彼女は特防隊との同盟を求めている。特防隊にヴェシネスと戦ってもらい、かわりに彼らに生活を提供するのである。
まずは同盟する方を選んだ。
まずはカミュンの叡智のおかげでダルシャーを撃退。
カミュンは学園に残り、特防隊と生活をともにする中で仲良くなっていく。特防隊のみんながフトゥールムでやりたいことを語るのがすごくいい。
希ちゃんが学校の先生、楽くんがその学校で給食を出し、歪くんが保健室の先生に。想像すると楽しいが、歪くんが保健室の先生になるのは倫理的にアウトな気もする。いちばん活躍できそうなのはインフラ整備に直接貢献できるつばさちゃんかな。
カミュンの歓迎会も開かれた。しかしカレーやラーメン、醤油や味噌に大判焼きまであるとは、フトゥールムの先祖は日本人なんじゃないのか。
カミュンはイヴァーが特防隊に殺されたことも知るが、「憎しみは人の意志で断ち切るもの」だと言う。倒すべきは「怨讐の権化たるヴェシネス」である、と。ヴェシネスがこうなった動機って何なんだろうな。ヴェシネス編で語られたことは「怨讐」という感じではなかったけど。
朝晩のSIREIの放送が流れなくなったのはどうしてだろう?
このTLでも希ちゃんとカミュンは仲良くなる。ふたりは一緒にイヴァーのお墓参りをしたらしい。
また人工天体がフトゥールムに近づいている。フトゥールムに最後の総攻撃を仕掛けるものとみられた。
みんなで記念撮影。
しかしこの後、希ちゃんが拒絶反応で倒れてしまう。カミュンによれば、「合意の上でほぼ全身の異血を輸血できれば」拒絶反応は起こらなくなるという。自分が倒れたときはその血を希ちゃんに与えてくれと言うカミュン。死亡フラグやないか!!
一方シオンも、自分の異血を吸収するように拓海くんに頼みにくる。どうせ100日目には死ぬ命だし、ミサイルにエネルギーをため終わる前に死ぬ必要がある。拓海くんたちと一緒に戦うためにも、力を吸収してほしいのだという。ここは拓海くんと衛人くんで一緒に異血を吸収することになった。
ヴェシネスとの最終決戦に勝つと、ヴェシネスは自爆した。その破片が希ちゃんとカミュンに刺さり、ふたりとも瀕死に。ほらーすぐに死亡フラグ回収する!
もうやだこの選択肢。なんでこんなひどい選択ばかりさせるの!?
ここはとりあえず事前に申し出のあったとおり、「霧藤を救う」を選んだ。拓海くんの心情的にもそっちかな……と。
しかし当然、カミュンなしではフトゥールムの民を束ねることはできない。ヴェシネスから解放されたフトゥールムの民は次の覇権をめぐって内戦に突入。そこに地球軍も加わって泥沼の戦争に。もう異血を持った部隊長はいないから、地球軍もがっつり戦えるんだな。
戦争が続くなか、拓海くんと希ちゃんはこの地に学校を作り、平和への願いを唱え続けるのだった。
エンディング「005 独裁政権編:わたしの戦い」完!
このルートだとおそらく地球は遠からず資源が尽きて滅ぶことになるだろう。この学校で育った子たちが、いずれこの地に平和をもたらしてくれるかもしれない。治安向上と平和維持に最も必要なのは教育水準の向上だから、彼らにできることの方向性としては正しそうではある。
ただ、平和がもたらされるのは数世代先だろうなという気もする。人類は人口減少が続いているとは言われていたが、すぐに滅ぶという段階でもなさそうだったし。拓海くんたちの人生は過酷なものになりそうだ。まあ生きているというだけでもほかのエンディングに比べればだいぶマシだが。
というかこのエンディングってループを抜けてる? それとも100日目以降は希ちゃん視点になってたってことは、「今の拓海くん」はまだループしてるってこと?
はい、続けて「カミュンを救う」も選んでみた。
希ちゃんはカミュンこそがこの星に必要な人だと思っていて、彼女を救うために自分が犠牲になることに納得していた。
ここから15年後、戦争は終わる。フトゥールムの内乱も地球軍の攻撃もあったが、拓海くんたちは交渉を続けてついにフトゥールムの統一をなしとげた。地球軍とも停戦協定を結んだ。
しかしそこに希ちゃんはいない。拓海くんは彼女を救うためにループを始めたのに。
エンディング「006 独裁政権編:希望の芽」完!
これは「その後」まで描かれた貴重なエンディングで、しかもだいぶハッピーエンドに近い方だと思うのだが、しかしその代償が大きすぎた。この拓海くんはループを抜けたのかなあ。
さて、ここで独裁政権編の87日目に戻り、混沌軍と同盟しない方も選んでみた。
拓海くんはカミュンのことをヴェシネスに送り込まれたスパイだと考え、彼女を取り押さえようとする。デスゲーム編を先に見てなかったら、わたしもその可能性を考えただろうか?
するとカミュンが振り回した武器が希ちゃんに刺さり、希ちゃん死亡。拓海くんは怒りにまかせてカミュンを斬ってしまう。最悪だ!!
もちろんフトゥールムと地球軍は泥沼の戦争になり、どちらにも属さない拓海くんたちに安息の場はない。仲間たちの行方もわからない。全然希望がないまま終了。
エンディング「004 独裁政権編:手を繋ぐべきだった」完!
ストレートな後悔である。
とはいえ、これも「その後」が描かれたエンディングである。やっぱり独裁政権編に入るとループを抜けるってことかなあ。
ここまで見て思ったのは、比留子さんにとっての「一周目」はどんなものだったんだろうということ。拓海くんにとっての「一周目」で、比留子さんはすでに周回勢みたいな言動だった。だからあれは本当は「一周目」ではなかったのだろう。
拓海くんのループのきっかけは希ちゃんを失ったことへの後悔だったが、それなら比留子さんにとってのきっかけは何だったのか。比留子さんにも「やりなおしたい」と強く考えるようなことがあったのか。それも拓海くん絡みだったのか。
もしくは、あの比留子さんの言動も含めて、一周目までが全部「そういう設定」で、本当の始まりは2周目からだったか。
比留子さんと拓海くんでループの開始エネルギーが異なるなら、片方のループが止まってももう片方まで止まるとは限らないような気もして。本当に「命の重さ」でループが止まるのかどうかも含めて、まだ謎が多い。拓海くんにとっての「一周目」が基準になるなら、衛人くんやイヴァーはループを止めるための「命の重さ」に含まれるのだろうか?
突然の推理編バッドエンド
独裁政権編でつらいエンドばかり見たわたしは、気分を変えるべく推理編に飛んだ。100日目の分岐がまだ残ってたんだった。これは推理編の75日目に晶馬くんを殺した犯人が不正解だった場合の100日目なので、絶対にバッドエンドだろうけど見ておくことにした。
希ちゃんを指名すると、「わたしじゃないのに…」と言って、炎の壁の中に身投げする。拓海くんもそれを追って炎の中へ。
エンディング「095 推理編:傷心あるいは焼身」完!
うまいこと言いやがって。やっぱり即死じゃねーか!
拓海くん自身を指名すると、「たぶん…覚えてないけど……そうなのかも…しれない…」とあやふやな自供を始める。もこちゃんに「やっぱりね」と言われるのがつらい。そのままもこちゃんに首を斬られて終了。
エンディング「096 推理編:隅の打首」完!
もこちゃん……処刑も豪快だった……。
まったく気分転換にはならなかったが、エンディングは回収できた。
でも正解のない選択肢で、この先にはバッドエンドしかないとわかっててやってるからそんなにショックではないんだよな。何がどうなるかわからないままの手探りで、残酷な二択の末にバッドエンドを見るのがいちばん心にくる。一切皆苦の精神で周回するしかない(悟り)。
次はシアワセの箱編を深堀しにいくか!