
ちまちま進めているドラクエ6。
いよいよ行動範囲が大幅に広がって、攻略の自由度が上がった段階である。世界をまわりながら小さなメダルを探したり、強い装備を揃えたり、とにかく探索が楽しい。
しかしそろそろ次の中ボスが出てくるはずである。そして遠い記憶が正しければ、SFC版プレイ時にこのボスと戦ったときには、すでにミレーユがハッスルダンスをしまくっていたはずだ。しかし今のミレーユはまだスーパースターの熟練度が4ときた。これはしばらく熟練度上げが必要である。いい装備も揃えたいし。
というわけで、探索は中断して魔術師の塔にこもる日々である。いいよねここ、ルーラ一発で来られるし。
では以下、ライフコッドとかマウントスノーあたりまでのネタバレプレイ日記。
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フォーン城のカガミ姫
前回はホルストックの一連のイベントをクリアし、魔法の鍵をもらったところまでだった。
その後空飛ぶベッドとかいう愉快な交通手段を得て、本日はフォーン城の話から。夢の世界って、ひょうたん島といい空飛ぶベッドといい、交通手段が楽しいよね。たしか空飛ぶじゅうたんも出てこなかったかな。
さて、この地でのエピソードも、「フォーン城」という名前を見るなり思い出した。フォーン王がカガミ姫にガチ恋してるのが当時のわたしには「なんで?」だったが、今のわたしは当時よりも引いているかもしれない。一度も話したことはない相手の顔だけを見てガチ恋というのは、現代基準だとだいぶ心配になる事案だ。
とはいえ、これくらいの文明水準の世界だと、肖像画から始まる恋だとか、むしろ顔も知らない相手とのいきなりの結婚とかも割と普通だったよな、とも思う。王族だと特に。
カガミ姫、イリカの側もフォーン王に好感を持ってくれたからまだよかったよ。1000年も求婚を断り続けたなんて根性がありすぎる。そんなお姫様だったら、たとえフォーン王の依頼で救われたのだとわかっても、好みでなければ結局お断りしそうな気がする。
イリカが愛していたのは1000年前のフォーン王で、今のフォーン王はその人の生まれ変わりという話だったようだ。そういう話に落ち着いてくれたから、まあまあおとぎ話っぽい雰囲気で終われた。
ミラルゴ側も1000年もの間実力行使しようと思えばできただろうに、あくまで合意の上での恋愛をしたかったのだと思うと、凡百の悪役とは一線を画している。

1000年もあったのだから、まずはその笑い方を変えてみるところから始めればよかったのではないかという気もする。脅しによって相手の心を変えようとするだけではなく、相手に気に入られるように自分を変える努力も必要だったのではないか。まあミラルゴもムドーとかと同じ大魔王の配下の一員だったみたいだし、それ以前の問題があまりにも大きかったか。
カガミ姫を助けるために訪れる魔術師の塔の扉を開けるには、インパスを唱える必要がある。これまでのシリーズで、ここまでインパスがフォーカスされた作品があっただろうか。たしかに情報がないままあの場で偶然インパスを唱えることはまずないだろうし、いい封印ギミックである。
なおわたしはミラルゴ戦で一度全滅してしまった。無念……ムドー戦でもブラスト戦でも全滅はしなかったのにっ……! やはりこのあたりから、ザコ戦でも全体攻撃を使ってくるやつが増えるし、バトルにも工夫が求められる。
ミレーユとテリーの過去
ペスカニという漁村ではまさかのスニーキングミッションが発生し(このくだりは覚えてなかった)、あとちょっとというところで見つかってしまったため、テオくんたちはFワードを連発しながら再チャレンジすることとなった(本当にFワードを連発していたのはわたしである)。
人魚関連のイベントをクリアすると、船が深海仕様になる。現実世界は現実世界で夢があってよろしい。ここから一気に探索の幅が広がって、以降はある程度自由な順番で冒険できるようだ。当面の目標は、伝説の装備を揃えること。
ドラクエ6のマップって、ふたつの世界全体を使ったひとつの大きなダンジョン攻略のようになっていて、それがすごく面白い。交通手段が増えることによって、この広大な「ダンジョン」は少しずつアンロックされていく。ほかのナンバリング作品のマップも大なり小なりそうなっているが、6は特にマップ構成によるギミックがふんだんに仕込まれていて楽しい。
しかし浅瀬とは浅いからこそ船が侵入できないのに、海に潜ると浅瀬を越えられるとはこれいかに。SFC版プレイ当時も疑問に思っていたが、ここはこまけえことはいいんだよの精神でいこう。きっとマーメイドハープを弾くことによってオンオフされる浅瀬なんだ。
そんな話はともかく、適当にマップをうろうろしているとガンディーノという町に着いた。町の人たちに話を聞いているうちに思い出した。ここはミレーユとテリーの故郷だ。ミレーユはまだそのことを明言してくれていないけど。
ミレーユってだいぶ悲惨な過去があったよな、という漠然とした記憶はあったのだが、割と直球でえげつない過去だった。


ここだけ世界観がウェスタロスなのよ。当時のわたしはどれくらい理解していたかなあ。大体は察していたと思うけど。
現在のところ、ガンディーノではクエストは発生していない。この後に何かあるんだっけ。ミレーユが両親に自分がミレーユだと打ち明けるイベントはあったような?
先王を叩き斬って王位簒奪し、まともな王を据える部分をゲームにしてほしかったが、それだとだいぶゲームの趣旨も雰囲気も変わってしまうかな。レイドック王子が内政干渉するのは外交的に問題になっちゃうか。
そういう意味では、この国の最大の問題はすでに解決しているとも言える。果たしてこの国に新規クエストは発生するのか(覚えてない)。
現在この国が抱えている最大の闇は、城の地下に幽閉されていると思しき先王妃の存在だ。この人は先王が亡くなったことを認識できていないみたいだ。今も自分が国政のトップにいると思っている。彼女に話しかけたあとの仲間たちの反応も、「ああ、うん……」みたいに何かを察した様子だった。
マフィアによって先王に献上されたミレーユは、美しすぎたことで王妃の嫉妬を買い、奴隷身分に落とされた。ミレーユは奴隷の牢で出会った老人に「笛」を託され(この「笛」については作中でもっと説明がほしかったな~!)、牢を脱出した。その後、彼女はグランマーズと出会い、レイドック王子とともにムドーの城へと赴くことになる……というのが、ゲーム開始以前のミレーユストーリーだったようだ。
テリーはミレーユの弟で、城に連れていかれたミレーユを探してマフィアに喧嘩を売り、ボコられながらもマフィアに傷を負わせたという感じかな。
先王に献上されたときのミレーユが何歳くらいだったのかは不明だが、さすがに今の顔に面影くらいは残っている気はする。ご両親もテリーも、もうちょっと顔をよく見てやれよ。ミレーユは誰もが振り返るレベルの美女って設定だろ。二度見したら気づきそうなものではないか。
そしてふたりはひとつに

いろいろあってついに訪れた、現実世界のライフコッド。
ここでようやく、テオくんはもうひとりのテオくんとひとつになる。そうだったそうだった。テオくんのボディもライフコッドにいたのだった。ただし記憶は失っていて、当然ながらターニアとは兄妹ではない。
記憶を失ったテオくんは若干ヘタレ気味で、彼を捜索に来たレイドック兵も「あんなのは王子じゃない」的なことを言っていた。おそらく本来のレイドック王子は、今のテオくんに近い性格だったのではないか。ボディが現実世界に残り、勇気だとかくじけぬこころ的なものだけが夢の世界に飛ばされたわけだから。
ライフコッドにいたテオくんは、迎えにきたもうひとりのテオくんとの融合を拒んだ。「どっちが消えるのか」問題である。ボディに宿った暫定的な人格は、夢の世界から迎えにきた「勇者」としての人格に上書きされてしまうのではないかという予想は、記憶が戻ったテオくん(ボディ)にも容易だっただろう。実際、それに近い結果になったし。
しかしふたりのテオくんが融合しても、記憶が完璧に戻ったわけではないようだ。記憶の断片はレイドック城での夜イベントで回収できたが、おそらくそれがすべてではない。テオくんのご両親も、もとのテオくんと少し雰囲気が違うという印象を抱いたようだし。この結末、本当にハッピーエンドと言っていいものかどうか。
わたしは前の記事で書いたように、ふたりのテオくんの融合は、ゲームのキャラクターがプレイヤーと一体化し、キャラクターの勇気や精神性をプレイヤーが受け取ることのメタファー(「メタファー」って言っちゃった)だと思っている。
だからこの表現自体は製作者にとって必要なものだったのだろうけど、しかしテオくん視点のみで考えると、不憫ではある。だって「今のテオくん」にはターニアと兄妹だったときの記憶だってあるはずなのだ。しかしそれはすべて「夢」で、ターニアとは血がつながっているわけでもなく、現実のテオくんの妹さんはすでに亡くなっているわけで。
ゲーム上で回収された記憶の断片はあれだけだったけど、実際にはもっと記憶の復元が進んだのかもしれない。完全に思い出すことはなくても、レイドックでの幸せな思い出と、ライフコッドでの「幸せな思い出」の両方を備えたまま生きていくことはできる。ここは一旦、そう思って自分を納得させることにする。
ところで現実世界のテオくんの石化が解けて動き始めたのはいつの段階かという問題については、諸説あるらしい。SFC版プレイ当時のわたしは、夢のテオくんたちが現実世界でムドーを倒したから、現実世界のテオくんの石化が解けたのだろうとばかり思っていた。
が、それだとその時点で現実世界のテオくんとターニアは出会っておらず、ふたりが兄妹だという夢をみるきっかけが存在しないことになる。となると、レイドック王子がムドー討伐に行き、返り討ちにあってから大して間もないうちに石化が解けたのではないかという話になる。
石化が解けた王子のボディはライフコッド周辺を彷徨い、現実世界のターニアに助けられた。王子はターニアのことを亡くした妹のように思い、ターニアはこんな兄がいてくれたらなあと思い、ふたりの夢が一致することで、夢の世界のテオくんが目覚めた。この流れがいちばん自然かなあ。
しかし、オープニングでムドーが言った「石となり永遠の時を悔やむがよい!」とは何だったのかというつっこみはごもっともだ。最初のムドー戦から夢のライフコッドで目覚めるまでの時間は不明だが、レイドック兵たちの反応を見るに、数年単位で時間がたっているようには見えない。
きっとルビスの加護か何かで石化が解けたのだ、たぶん。ミレーユの石化が解けたのも同じ理由だよ(海底に、しかもムドーの城のすぐ近くにルビス本人がいたから驚いた。SFC版のときは見落としていたかもしれない)。
ハッサンの石像だけは魔物の美的センスにどストライクだったため、ムドー城に飾られることになった。それでさすがにルビスも石化解除ができなかった。または石化解除したとしてもハッサンがソロで城から脱出するのは困難とみて見送った。
そういうことなのかな、というのが暫定的な結論。
アモスが面白い
SFC版プレイ時、アモスがパーティにいた記憶がまったくない。ずっと馬車にいたのかもしれないし、そもそも仲間にならなかった可能性もある(こっちの方が可能性が高い)。
しかしせっかくだからと連れ歩いていると、この人の台詞が毎度毎度面白い。おそらくテオくんたちよりもいくらか年上だと思われるが、大人の落ち着きからはほど遠く、欲望はだだもれで、とぼけた台詞も小ボケも言いまくりである。すっかりパーティの面白おじさんとしての地位を確立していると思われる。
もはやわたしのスマホは、アモスの発言のスクショでいっぱいである。お気に入りの一部をここに貼っておくことにする。

カガミ姫のことを思って食事も喉を通らないフォーン王の話を聞いたときの反応だったかな。医療的には正しい発想だと思われるが、そういうことじゃないんだよ。

軽率に王位簒奪を口にするアモス。ウェスタロスもこのノリだったら五王の戦いなんて起こらなかっただろうに。

マウントスノーのゴラン宅でのこの発言。つっこみ不在なのが申し訳なくなるぜ。

ベストドレッサーコンテスト(懐かしすぎる)会場にいたキングスライムを見たときのリアクション。まあ、たしかにこれは不安になる構図だ。
このキングスライム以外にも、世界各地に仲間スライムが配置されている。リメイク版要素ってやつか。ピエールとベホマンとマリンスライムは仲間にできたが、今のところピエールとベホマンはホイミタンクとして活用しているのみで、マリンスライムはずっとルイーダの酒場にいる。
アモスもあまり戦闘に出せていないのだが、台詞が面白いものだから、町に入る前にパーティメンバーを入れ替えて彼の台詞を聞いて回っている。こんな面白いおじさんだとは知らなかった。
今日のところはこんな感じで切り上げて、わたしは熟練度上げに戻るか……。グラコスを倒したら伝説の装備が揃うことになるかな。この装備がおそらく、のちの天空装備になるんだよね。
