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良質なヴィランを吸って健康になろう「オクトパストラベラー0」プレイ日記12

そうだよ(直後、数万リーフの収入)

ストーリーが佳境……!

どの章も前半戦に比べてスケールの大きい話になり、巻き込まれる人の数も増え、コハクくんの背負うものも大きくなってきた。

推奨レベルと比べてこちらのレベルがかなり上がっているので、相性さえよければボス戦も楽勝のはず、なのだが、なかなかそうもいかないのがこのゲームの面白いところ。その弱点を突ける人が同じ列にいる!(1ターンでどちらかしか攻撃できない)とか、状態異常耐性の対策をしてなかった! とかで簡単にピンチになってしまう。

場合によってはかなり支援者ゲーになることもある。多段攻撃してくれる支援者が弱点を突ける状態だと、ちょっと難易度が下がる。多段攻撃できるアビリティ、量産できそうなものはしておきたいな。訓練所が本当にありがたい。キャラが多くても全員育てる意味がちゃんとあるし。

とりあえずダメージ限界突破を量産したい。コハクくんがいよいよ雷剣将で20000ダメージ出せるようになってきた。やっぱり1のキャラは強いし、持っているアビリティも有用なものが多い。ゲーム初期から使ってきたキャラにも愛着があるが、1のキャラと入れ替えるか……?

最初は8人パーティなんて多すぎだと思っていたのに、もはや8人パーティでも枠が少なすぎると感じるようになってきた。楽しくも悩ましい。

本日は富クエストと権力クエストの3章をクリアした。やり切った感がすごいけど、これまだ続くんだよね!? というネタバレ感想。

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持ち物にチキンが!

 

 

前回までのあらすじ

ガ・ロハと海戦だ!! あとたぶんヴィランズの OCTOPATH が出揃った!

O オスカ(商人)
C セラフィナ(薬師)
T タイタス(剣士)
O オディプス?(神官?)
P パーディス(学者)
A アーギュスト(盗賊)
T タトゥロック(踊子)
H ヘルミニア(狩人)

こうではないかなという予想。

 

富を授けし者第3章 紳商伯オスカ

いや~3章めっちゃよかった! オスカがなぜバルジェロに個人的な恨みを抱いたのかもよくわかった。

オクトパストラベラーシリーズのこういうとこ本当にたまんない。よだれが出ちゃう。

オスカから見れば、バルジェロは「真に持たざる者」だった。オスカは「かつて持てる者」だったし、指輪という圧倒的な切り札も「持っていた」。「持たざる者」を自認する上で、バルジェロの存在はそういう意味でも引っかかりになっていただろう。

しかし、そんな「真に持たざる者」のはずのバルジェロは、皆に「分け与える者」でもあった。分け合い、助け合うという発想……というよりはむしろ、「一緒に食う方が美味い」という感覚そのものが、オスカにはなかったのだと思う。

しかしオスカは、自分にはないその感覚が尊く、魅力的なものだということは理解できたのだろう。彼は賢い子だったから。だからこそ、羨ましく感じた。自分にないものを「持っている」バルジェロが羨ましく、妬ましかった。

富の否定をするオスカにとって、バルジェロは存在そのものが自分の思想と矛盾する。

富が人を腐敗させ、堕落させ、人同士を争い合わせる「はず」である。だからこそ富は「否定されなければならない」。なのに、バルジェロはわずかな富をも分配した。ヘルミニアを倒してヴァローレでそれなりの富を得ても、腐敗も堕落もしなかった。バルジェロを否定しなければ、「オスカ」は存在できない。

オスカがバルジェロを敵視するのはそういう理由だったのだろう。

それでさあ! ここの「……」に何が入るの! これ空欄補充問題でしょ!

この後に続く台詞は「ムカつく……ぜ……」である。

やっぱり「そんなお前が好きだった」だよね? だって「そんなお前が嫌いだった」なら、ここで伏せる必要がないもの。

やっぱり(「ティツィアーノ」ではなく)「オスカ」も、バルジェロのことがどうしたって好きだったのだと思う。でもバルジェロを好きになることは、自分自身の思想の否定と直結している。だからこそその自己矛盾に耐えきれなくて、憎しみを募らせてしまった。ゆえに「ムカつくぜ」と繋がるのだ。

ティツィアーノ」であることを否定し、「オスカ」として生きなおすことを決めた時点で、バルジェロと対決しなければならなかったんだなあ。だから「富を授けし者」の最初から、あんなふうに敵対的だったんだ。なのにその「オスカ」の中にもバルジェロのことを好きな部分があって、それであんなに必死にバルジェロを否定しなければならなくなった。

それにしても、ティツィアーノもだいぶ発言がお下品であったが、オスカからバルジェロに向ける台詞もチラチラと下ネタに見えた。これはわたしの心が汚れているせいでそう見えるだけだと思うようにしていたが、ついに台詞そのものに伏字が入ってしまった。

台詞が目に入った瞬間噴いたやないか! 緊迫した場面だったのに! これ音声どうなってんの! と思ったら、効果音で強引にかき消されてますます笑った。

セクハラやめてください! と思ったけど、これマフィアのストーリーだもんな。台詞を全部英訳した上でマフィア映画でのやりとりと比べれば、彼らの会話なんてほぼ修道院みたいなもんよな(マフィアジョーク)。

紳商伯戦でとうとうピエロとフラが加勢してくれたのは嬉しかったなー! 今までイベント時には一緒にいたのに、ふたりは戦闘にはずっと不参加だったから。

変身オスカのデザインは、「富を授けし者」というよりはむしろ「富に飢えし者」な感じ。ガリガリに痩せて、奪うための手だけ増えて、すべてがトゲトゲしている。

この章でいちばんえぐかったのは、オスカの父親である。授富の砂宮の中に入った瞬間の「こいつぁやべえ!!!!!」感、すごくなかった? オスカがちゃんとそのことに言及してくれてよかったよ。

オスカの父親は「善良」な領主として町でも慕われていたようで、砂金で稼いだ富を町に分け与えていたという話だった。なのにこれだよ。この富を抱えて死んだわけ。この富を「命よりも大事に」していたとオスカが思うのもやむなしではないか。

オスカがこの場所のことを父親から聞いていたのかはわからない。聞いていたとしても、無一文状態ではあのギミックは解けないので入れなかっただろう。オスカが父親からもらったのは「一族の呪われた遺産」だけだった。

これは完全に自分解釈だけど、オスカはこの隠し財産のことを察していたけど、父親から直接聞いていたわけではなかった、みたいな感じだったんじゃないかなあ。オスカのあの富を嫌悪する思想は、父親への嫌悪感が出発点だった気がする。

とすれば、バルジェロはオスカにとって、ある意味で「理想の父親像」だったのではないか。「もし父親が本当にバルジェロのようであれば」と何度も考えたのではないか。しかし実際の父親はバルジェロとは違い、皆に富を分け与えようとはしなかった。

だからオスカは、バルジェロのことも信じられない。父親はクソだった。だからバルジェロもクソのはずだ。そういう発想だったのではないか。

そういうわけで、オスカからバルジェロへの感情の中には、広義のエディプスコンプレックス的なものも含まれていたのではないかなと思ったりもする。

は~、なんぼ噛んでも味がするガムのようだ。いいヴィランを吸った。スゥスゥ~

 

権力を授けし者第3章 舞踏姫タトゥロック

変身タトゥロックは率直に言って、権力というよりは性欲の化身という感じである。まあ変身前からそんな感じだったしな。

タトゥロックが雄を喰らってツヤツヤになるのを見ていると、良質なヴィランを吸ってツヤツヤになる自分を見ているような気分であった。たぶんわたしもヴィラン愛好欲の章とかでコハクくんにぶん殴られるべき存在だ。

結局海戦になったのは面白かった。ガ・ロハがこんなにたくさん船を所有していて、決戦も海戦で行ったということは、西方の大陸は島が多いとか大河が多いとか、海戦が盛んな理由がありそうなのだけど、もうちょっとそこの掘り下げが見たかったな。オルステラは中つ海が真ん中にあるから、各国が海軍を所有しているのもわかる。

タトゥロックを生かす判断はちょっとどうなんだろうという気がした。クラウザーさんも言ってたけど、民が納得しないでしょ。

あと単純に危険。指輪がなければただの一般人というわけでもないでしょ? 連行先で雄が喰われたらどうするの? あの能力が指輪由来のものかどうか、ちゃんと検証もしてないよね? ひゃひゃひゃの人みたいにテレポートしたり変身したりする力がないかどうかも調べてないよね? 民を危険に晒すことにならない?

絶対に男性の見張りをつけたらダメだと思うけど、この世界には正規軍に女性がいないっぽいよね。それも大丈夫?

一般兵は何千人だか殺しておいて、相手の王だけ生かすというのもどうなんだろ。命の重さは同じじゃない?

それからこんな重要なことを、エドラスの王が他国の王たちとの協議無しで決めてしまうことにも不安がある。エドラスは他国に独断を呑ませるのか。

自分がエドラスの民であっても、他国の民であっても納得しない気がする。

「圧倒的な力による支配」「弱者は奪われて死ぬだけ」というタトゥロックおよびパーディス三世の価値観を全否定するためには、そうするしかないというのはもちろん理解できる。タトゥロックは生きている限り自分の価値観を否定され、まさに「生き恥」を晒し続けることになるのもわかる。結局これは権力闘争ではなく、イデオロギー闘争だったわけだから。

わかるんだけど、ちょっと描写を端折りすぎではないかと。いや、この場面から「よし! 指輪のない状態でのタトゥロックの能力を検証しよう!」とか始まったらそれはそれでおかしいんだけども。

この場では「各国と協議の上で処分を決めます」と言って連行させて(それでも連行した人が喰われないか不安だが)、後日「協議の末、処刑しないことにした」と発表し、なぜこのような決定に至ったか民に対して説明を尽くすシーンがあれば納得できたかなあ。エドラスの民はパーディス三世の横暴を知っているから、「パーディス三世と同じことはしたくない」と説明すれば納得するかもしれない。

何かしらの後日談がきっとあるよね? と思っておこう。

舞踏姫の指輪を手にしたコハクくんが雄を喰らうようになったらどうしようと思っていたが、そんなことはなくて安心した。やっぱりあの能力は指輪由来ではなくタトゥロックが実力で身につけたものだったのでは……。

ちなみに「権力を授けし者」でいちばん笑ったのはここ。

いぶりがっこやないか!!!!

並べて音声で呼ばれるまで全然気づかなかった! 「わっぱ」は何だろ、お弁当かな?

 

そして、どちらの章でも最後に届いたこの手紙。コハクくんのところではなく、バルジェロとアラウネのところに届いた。

ええと……もしかして0の時点でフィニスの門を開くことになるのか……?

わたしは1の方では結局フィニスの門まで行ってないのだ。そういうのがあるのは知っていたのだが、調べてみたところ連戦がずいぶんきつそうだったので、8人分のストーリーをクリアしたところで終わりにした。そもそもバトルコンテンツというもの自体にそんなに燃えられない体質だし。

今作ではメインストーリーでフィニスの門まで行くことになるのだろうか。

でもこの話は最初から指輪をめぐる神話級の話だったわけで、最後は邪神と対決することになってもおかしくない。とにかくいけるところまではいってみよう。

 

本日の新加入 サイラス

サイラス先生がついに加入した!!! 待ってた!!!!

加入クエストも凝っててすごくよかった。けどこの流れでウィッシュベールに移住までするの、サイラス先生フッ軽すぎん? 1のときもスキャンダルを疑われた時点でサクっと辞職してしまったのを見て「あまりこの職場に愛着とかなかったのかな」と思ったものだが、むしろいつやめるかを窺っている段階だったのかもしれない。学長がクソなのでしゃーない。

サイラス先生がまともな人でよかった。学者組はみんなアトラスダム出身で、顔見知りくらいではあるっぽい。いろいろ想像が広がる。

ストーリーが後半に入り、これは1キャラが全員加入しそうだと思った時点で、拾ったナッツの即時投入をやめることにした。序盤は少しのパラメータ差が大きいので、ナッツは即時投入だったのだけど、後半以降、仲間キャラが出揃ってから最終的に育てるメンバーをある程度絞ってナッツを投入する方針にした。

で、サイラス先生加入後、ナッツを使ってアレクシアと同程度の属攻までもっていったところ、まあバカ強い。まず自前で3属性使えるのが大きい。それから「復唱」がチートすぎる。ひとりでガンガンボスのシールドも体力も削っていく。アタッカーとして優秀すぎる。「復唱」も量産可能だが、自前で「復唱」を持っているということは、装備枠で「ダメージ限界突破」と「属性熟練化」を両方つけられるということだ。

ここまでアレクシアには本当に世話になったが、やはりサイラス先生をメインアタッカーにするか……! 相変わらず装甲は紙なので、防御関係のナッツも投入する必要がありそう。

 

本日の新加入 オフィーリア

続いてオフィーリアもついに加入! 顔見せは結構前だったけど、加入するまでだいぶかかったなあ!

オフィーリアの加入クエストもすごくよかった。ヨーセフ大司教のこの問いが特に。結局のところ、彼らに必要なのは「救い」だったのだろう。「社会的包摂」と言い換えてもいいかもしれない。

戦争で大切なものを失って自棄になった人たちが、さらに次の不幸を連鎖させてしまう事件は実際に多いはず。被害者が次の被害者を生んでしまう構造は、「社会」がどこかで止める必要がある。そういう意味で、教会という場所は彼らの受け皿になり得る。

オフィーリアが旅に出る理由は、割と納得できた。サイラス先生とともにタトゥロック戦にも参加したし、戦場で、そして戦後も、人々を癒す活躍をしたのだろうな。

オフィーリア自身も戦争で親を亡くした過去があるという話だった。もしかしたら、かつてのエドラスの戦争外交に巻き込まれたとかだろうか。0をやってオルステラの治安状況の解像度が上がったので、オフィーリアの過去も想像できるようになった。

しかしオフィーリアの「回復限界突破」もチート……というか、2の終盤戦はこのバリア機能前提の戦いになっていた気がするから、チートではなく必須である。しかし全員に装備させられるわけではないし(最もこの機能が必要なサイラス先生には火力アップのアビリティをつけたいし)、難しいな。でもとりあえずこのアビリティも量産したい。

しばらくはサイラス先生、オフィーリア、オルベリクの1メンバーを連れての旅になりそうだ。

 

さあそれでは、最後に「名声を授けし者」をクリアして、その先を見てこようかな!

 

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