
はい、もうあれね!
燃やそう! 全部ね! うん!
オルステラを全部燃やして灰にしよう! な! それがいちばんだ!
まあ百歩譲って、オルステラ全土を灰にしなくてもいいから、教会は全部焼き討ちしよう! こないだ建った新築の大聖堂も黒き炎で燃やし尽くそう! 青き炎でもよいよ!
もうあれよ、聖火教会は闇堕ち製造機関とでも改名しろよ。
コハクくんは清き心の持ち主なので闇堕ちしないかもしれないが、最初から濁ってるわたしは迷いなく一直線に闇堕ちした。
でもわたしが「オクトパストラベラー」に求めてるものってこれだから。めちゃくちゃ満たされてる。しかし同時にすべてを燃やし尽くしたい。
そういうわけで本日は終章の6章・7章のネタバレを含む、呪詛垂れ流し回。いつも以上に(ブログの)治安が悪いのでお気をつけください。

前回までのあらすじ
フィニスの門を開けた。
守灰文書
今日はもう、ストーリーを追いながら感想を述べる気はない。
おい、さっきサザントスくんの手で灰にした枢機卿団ども、もう一回辺獄に並べ。今度はサイラス先生の炎で消し炭にしてやるから。
もしかしたらもうサザントスくんが「辺獄で消す」のをやった後かもしれないけど、わたしの気がすまないからもう一回出てこいや。塵のひとつもこの世に残さんぞ。
はー……。
前回、サザントスくんの母親らしき人のシーンと、タイタスがサザントスくんの父親の可能性があるという話を見て、不同意性交的なことがあったんだろうなあとそりゃ察したよ。でもそこまでか。聖火教会、そこまでだったか……。
むしろ前回出てきたミザの手記は、ファラメの話の前説役ですらある。

この一連のシーンを、「伝聞」ではなくサザントスくん視点で体験できたのは非常によかった。枢機卿団を自分の手でボコれたのはせめてもの慰めであった。このシーンでコマンドに黒呪炎が現れたときはゾクゾクした。

テラグラフも父親候補だったか。だろうな。本当に誰が父親かわからないくらい候補がいるんだろうな……。その中にタイタスもいた、と。最悪に輪をかけて最悪だ。前回ミザの手記を見て最悪だと思っていたけど、最悪オブ最悪を毎章更新してくれるじゃないの。

サザントスくんが黒き炎を纏うようになったわけも理解できた。青き炎は、サザントスくんにとって母由来の清らかなもの。汚物を焼くにはきれいすぎる。それだけの理由で黒呪炎に手を出したわけだ。それだけの理由、十分すぎてわたしは好き。「さらなる力がほしかった」とかではないのがポイント。
原母神オルサとファラメ


6章のサザントスくんがオルサを蘇らせようとしたのを見て、いろいろ察した。
彼もまた、胎内回帰願望男だったってことか。
わかる、わかるよ。そうなるのもしゃーない。
サザントスくんは今までの人生でどれほどのストレスに晒されてきたことか。生まれてすぐに母親と引きはなされて、どれほど寂しい思いをしたことか。安心できる場所がほしい、むしろ世界を安心できる場所にすべきだと考えるのもやむなしである。
サザントスくんにとっては、「母的なもの=清らか=青き炎=善なるもの=安心できるもの」みたいな感じで、このへんの概念がイコールでつながっている。
そしてその「母的なもの」が亡くなり、地上から失われたことによって、この世界から清らかなるもの・善なるものは失われ、安心できる場所はなくなったと考えている。
オルサとファラメの同一視が起こっているのも興味深い。もちろんオルサはすべての生ける者の母なのだから、サザントスくんにとっても「母」であることは間違いない。しかし明らかに、サザントスくんはオルサにファラメを視ている。
「母」は子どもをおいて亡くなった。「母」が亡くなったことで、地上から善なるものが失われ、世は乱れた。辺獄に行けば「母」に会える。「母」を蘇らせれば、地上に秩序が取り戻せる。
こんな思考過程を経て、オルサとファラメの同一視が起こったものと思われる。
そしてさらに、サザントスくんの望みは「母との結婚」である。オディプスじゃなくてオイディプスである。あ、そういう意味でサザントスくんが OCTOPATH の「O」だったの?

今このスクショを見ると、改めてうなってしまう。「生み出す」じゃなくて「産み出す」という漢字をあてているのは意図的だろう。父を殺し、母と子をなす。完全にオイディプス王じゃん。まあ父親候補が多すぎてとりあえず全員殺した感じになったけど。
いやいや完全に古典だな。すばらし。おもしろー!
オルサが(ほかの死者たちと違って)辺獄でもまったく意識不明で、だいぶぼろぼろなのが気になる。たしか末っ子の邪神が産まれたときに母親を殺したという話だったっけ。これ邪神がやったの? 今オルサはどういう状態なんだろ?
それからここまでの話を見ると、サザントスくんが辺獄でファラメに会おうとしていないのはむしろ不自然な気がする。プレイヤーの見ていないところですでにご対面したのだろうか。それともファラメは辺獄には来ていないということだろうか。うーん、この世にだいぶ未練も悔恨も残していそうだし、辺獄にいてもおかしくないと思うのだが。でも彼女は「聖なる血」を持つ人だったわけだし(クロスフォード家の傍流ってことか?)、それなら辺獄ではないところに行った可能性もある?

ファラメの死因が書かれていないのも気になる。何があったんだろう。
実験開始が1585年からだから、それから13年後。サザントスくん11歳のとき。13年間も幽閉されて「実験」され続けていたなんて、想像を絶する。普通に衰弱死していてもおかしくない。
でもウルリカ王妃の死因も後からえげつないのが出てきたし、同じパターンでないとも限らない。
「エルフリックの月」が地球時間でいう何月のことかわからないが、なんとなくクリスマスを思わせる日付なのがぞっとする。
しかしなー……冷静に考えて、こんな過程で産みだされた存在に、すべてを見守る聖火神が指輪を与えると思うものだろうか。忌まわしすぎてスルーされるのではないかと考える人はいなかったのだろうか。

でもご本人は「本来ならば我が指輪を手にしていたはず」と言っている。どうして気が変わっちゃったのか、ちゃんと説明してほしいところ。
サザントスくんが闇堕ちしたのは、コハクくんが指輪を手にした後だったわけでしょ? サザントスくんのどこがいけなかったの?
あと気になるのはタイガン司祭の意図。サザントスくんの闇堕ちのきっかけがタイガン司祭ということになるよね? サザントスくんのことを思って真実を知るよう促した? 何かほかに意図がなかった? 本名はOがつく人だったりしない?
それ以外で考えられるのは、ファラメの婚約者かなあ。ここまで未登場なので。
聖火守指長職について
これまでいまいち判然としなかった守指長職について、ようやく情報が出てきた。
サザントスくんの前任者がソンゾーンさんだったってことね? 長らく空位だったのね。で、教会的にはこの職が空位だということ自体が問題だから、なんとかしようとして実験が続けられていたということだった、と。
ソンゾーンさんも実験によって産まれた存在だったのだろうか。
サザントスくんが生まれながらに守指長職が約束されていたのは、一般的な意味での「世襲」だったわけではなくて、そのために作られた子どもだったから。
じゃあレイヴァース家のロンドくんはどうして守指長の跡継ぎになろうとしてるんだろ? レイヴァース家もクロスフォード家の傍系だったとかか。ベオウルフに竜石を託された家だし、昔からそういう力がある家系だったのかも。
そして守指長職のことを知れば知るほど、そこまでやって誕生したサザントスくんが聖火神の指輪を継げないというのは、計り知れないダメージがあっただろうとわかってくる。サザントスくん自身にとっても、教会にとっても、枢機卿団にとっても。
残りの検体について

これはファラメの手記のようだが、この冒頭が気になる。
「守灰文書」を読んだときは「廃棄」された検体は殺されたものと思っていたのだが、もしかして「非才」な検体も生きているのか。
「巫術の伝わる島」とはオルサ島? ではフィンガーズの五人のうちの誰かがファラメの娘? ていうかシグナがその子? シグナとサザントスくんは兄妹だったりする??
そして「聖火の眠る地」とはきっとウィッシュベールよね? ということは、ということは、コハクくんもファラメの子なの!? コハクくんとサザントスくんも兄弟なの!?


前回ラボレの手記で違和感があったこの部分も、コハクくんがフリードとユーシアの子ではなかったなら納得できる。
フリードがウィッシュベールの魔物退治に来たとき、スティアはもう産まれていた。そのスティアより数カ月遅れの同い年でコハクくんが産まれたなら、いくらなんでもフリードの手が早すぎる。計算が合わなくない? と思ってたんだ。
マジか。そういうことなの!?
そうなってくると、「フロストランドから迷い込んだ狂暴な魔物」というのもなんだかきな臭いような……。

わたしはこの、誕生日が明記されていない検体3がコハクくんなのではないかと思っている。プレイヤーがキャラメイクする主人公なら、誕生日は設定されていない気がして。
ファラメの手記では「巫術の伝わる島へ」の方が先に書かれていたから、シグナが検体2で、コハクくんが検体3かな。シグナの声がだいぶ幼かったから、コハクくんよりも年下かと思っていたが。

でもこの「守灰文書」のその後の部分を見ると、検体3と4が同時に廃棄されている。だからもしかしたら、検体3がコハクくんで、検体4がシグナなのかも。
(260112追記)
コハクくんがウィッシュベールに来たのは「赤ん坊」のときだったので(ラボレの手記より)、検体4がコハクくんだな! 検体4が1598年ブランドの月生まれで、廃棄されたのが1598年ウィンヒルドの月。それぞれ地球時間で何月なのかは不明だが、同年のことになっている。これなら赤ん坊のうちにフリードに引き取られるという話で説明がつく。
本当に産まれてすぐに「非才を確認」したのかどうかは不明である。ちなみにサザントスくんは5歳のときに「才を確認」されている。産まれてすぐの検査前のコハクくんを、ファラメが逃がしたのかも。だからコハクくんには本当は才があったのかもしれない。
(追記ここまで)
シグナは闇堕ちした理由を述べることなくお亡くなりになってしまったが、もしサザントスくんと兄妹だったなら、そしてファラメのことを知ったなら、兄についていったのもわかる。
今わたしは仮定に仮定を重ねまくってここまで書いているわけだけど、これ、サザントスくんは知ってるんだろうか……。知っていたら余計に複雑だっただろうな。
聖火教会の構造的問題
前回ソンゾーンさんに会った際、わたしはこう書いていた。
ていうか聖火教会って組織としてだいぶダメじゃない? 構造的問題を抱えてない? そもそも初代教皇も闇堕ちしてたんでしょ? 最強指守長も闇堕ちしてたんでしょ?
指輪の力や炎の力が人を狂わせすぎでは? 猛烈に強い力を与えられた人は、さらなる力を求めて狂うってことなのだろうけど、そうだとしたら聖火あるいは指輪の力が人には強すぎるってことじゃないのか。「聖火神」が本当に人にとって良い存在なのかどうか、不安になってしまうな。
オルベリクと行くホルンブルグツアー「オクトパストラベラー0」プレイ日記15 - なぜ面白いのか
まさにこれなんだよな。
教会の問題は、個人に帰せられるものではない。構造的な問題だ。
この指輪は、人が管理するには過ぎたものだ。また聖火を神聖視するあまり、多くの人を不幸にしている。この宗教が信仰されている限り、不幸の再生産が永久に続くでしょ。もう全部燃やして更地にするしかない(過激派)。
フィニスは何を見てたんだよ。彼が本当にすべてを見守ってきて、その上で「人間を生かすべし」という結論を出したなら、サザントスくんが神に絶望するのもわかる。「神はあんなことを容認するのか」って話になるから。
はー……(n度目の溜息)
オフィーリアもピウスも闇堕ち不可避でしょ。ローラナも教会に火をつけるレベル。むしろどうしてオクトラ1の神官シナリオはあんなに平和だったんだよ。
えっ、これ本当にコハクくんは闇堕ちしないの?

こうなってても全然おかしくないよね?
さすがにコハクくん自身に心境をしゃべらせないと説得力がなくない?
なぜコハクくんが闇堕ちしないか、プレイヤー側で理由を補完しないといけないの? プレイヤーはこんなに闇堕ちしてるのに!!?
これからどうなってしまうんだ。コハクくんはサザントスくんと対峙できるのか。


あとこの「夜」現象はこの先出てくることになるのかも。2を思い出すよね。「炎を消せ、夜を呼べ」という台詞があった。
記憶問題
コハクくんはひとりで神界に乗り込むことになってしまったが、仲間たちの記憶はいつ戻るんだろう。あれは本当にショックだった。

この時点では、大変だ! 仲間たちを辺獄に残してコハクくんだけ追い出されちゃった! 助けに戻らないと! とか思ってたわけ。
でもウィッシュベールに戻れと言われたので戻ったら、逆にコハクくんがみんなにおいていかれたのだとわかって大ショックである。

しかも、ここまで自分の手でタウンビルドしてきたこの村でこんなことが起こるわけ。めちゃくちゃいい演出なのだけど、あまりにも人の心がないと思ったね。
わたしのタウンビルドはだいぶ適当だが、たぶんかなり時間をかけてこだわりの村を作ったプレイヤーもいるでしょ。そういう人にとっては余計に「自分で作ったものから自分が排除される」というショックが大きかったのでは。
サザントスくんはグラム・クロスフォードの記憶も消していたけど、そんなに一度に多人数の記憶に干渉できたのか。相当な特殊能力だと思うのだが、それも炎の力なんだろうか?

しかもアラウネとリシャールの間に子どもができているし、ガ・ロハとの和平まで成立している。数カ月単位で時間が過ぎてるじゃないの! コハクくん、ずっとフィニスの門の前で倒れてたのか?
みんなの中で、フィニスの門での記憶はどうなってるんだろう。リンユウのことは記憶にあるようだけど、リンユウはどうやって亡くなったのだと認識してるんだろう。
国王と国王が結婚したら国はどうなるんだよという問題がめちゃくちゃ気になっているが、今はそれどころではない。どうにかしてみんなの記憶を戻さないと、ろくにレベリングもできない。
コハクくんの清らかさにプレイヤーの心がついていけるかどうかという心配はあるが、とにかく話を先に進めなくてはならない。
フィニス……あんな手記を遺してたのって、こうなることを見越してたってこと……?
押していってもらえると喜びます!