
「オクトパストラベラー」真エンドクリアー!!!
どっちを真エンドとするかはプレイヤーの解釈次第ということでいいと思うけど、やはり今回クリアした方だけで発生する後日談があったりするので、開発者的には今回の方が真エンドなのだろう。
この結末を迎えられてよかった。
結構時間がかかったけど、ちゃんと準備すればそんなに理不尽なラスボスではなかった。そしてちゃんと運用すればチートみたいな仲間がいたのだということも発見できた。
今日はラスボス戦への準備まわりと真エンドの感想とか。ストーリー全体のネタバレと、オクトラ1への言及あり。
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前回までのあらすじ
全てを授けし者を倒してエンディングを見た後、オル・ガルデラに返り討ちにされた。
オル・ガルデラ戦準備
前回あまりにも前情報無しでオル・ガルデラ戦に突入したため、パーティの並び順もめちゃくちゃだし装備も貧弱な上にランダム攻撃や全体攻撃しかなく、粘ったものの返り討ちにあってしまった。
たぶんレベル的にはそこまで足りないことはなかったので、そのままでもパーティの並びとアビリティを見直せば勝てたかもしれない。が、せっかくなので歴戦装備と伝説装備は収集して、火力の底上げをすることにした。
ここで攻略情報も一部解禁。受け流しヴィアトル戦法を知り、驚愕した。そんな戦法があることにではなく、「そんな方法を用意している開発の姿勢」がすごいなと思って。
この戦法を使えば中盤のうちに一部の歴戦装備と伝説装備は獲れるようなゲームデザインになってたってことだから。歴戦装備持ちのNPCが初期の町にいたり、伝説装備のある塔に中盤には行けるようになってたりするのもそういうことだ。プレイヤーを信頼してるなあ。
しかも伝説装備のクエストで戦うボスでこそこの戦法が輝くということは、このクエストの主人公であるヴィアトルをここで活躍させたい意思も感じる。素晴らしいデザインだ。

ヴィアトルは最序盤から仲間になってくれて、ウィッシュベールの裁縫担当のひとりだったけど、こんなお話が用意されてたなんて。今思うと、ヴィアトル加入クエスト時には鍵と指輪の区別がついてなくてだいぶ混乱してたな……。

こう言われると、8つの鍵をどこで手に入れたかもう一度確認したくなってしまうな。たしかコハクくんは初期の荷物として鍵を選んでいたはず。ウィッシュベールにもその鍵が託されていたということか。ヴィアトルも先祖がヘルトの弟子だったから「心ある者」と認められたのかな。
あとはアガペアに行ったことで新店売り装備が解禁されたので、これをできるだけたくさん買い集めた。が、すぐに資金が尽きてしまう。そこでしばらく金稼ぎ兼経験値稼ぎの旅に出た。途中何度かキャットリンを倒すことにも成功し、控えメンバーも全員がレベル69以上になった。
この間にJPもかなりたまり、オル・ガルデラ戦で使えそうなアビリティを量産できるようになった。とにかく単体多段攻撃が重要だ。今までボス戦でもランダム攻撃で問題ないと思っていたけど、ラストでこんなことになるとはね。
というか、あの大変だったロンドくんの試練は、オル・ガルデラ戦の前説だったんだな(全体攻撃やランダム攻撃を使うとロンドくんが巻き込まれてすぐに死んでしまう)。今まで適当にプレイしていたわたしのような人も、あの試練で「ランダム攻撃と単体多段攻撃は用途が違う!」と気づけるようになっている。
全員にドラゴン装備を揃えようと思うとさらに時間がかかりそうだったので、仲間の半分くらいは適当装備でお茶を濁すことになった。防御がしょぼいキャラにはHP増加アクセサリで補ったり、回復限界突破をつけたりしてごまかした。
オル・ガルデラ戦
仕様を理解して臨むと、この大人数バトルはかなり楽しかった。ひとりで遊ぶレイドバトルって感じで。1ターンに十数人動かせたらもっと面白かったけど、それだとボスの各パーツのシールドを50枚ずつくらいにしないとすぐに終わりそうだ。
なんだかんだで今回の再戦ではあまり死者が多くなかった。単純にHPを増やす作戦は有効である。回復限界突破+シアーシャの継続回復で、だいぶ安定した。
それから一度動かしたキャラクターにまた順番が回ってくるのに数ターンかかるということは、実質的に必殺技即撃ちでほぼ問題ないということに気づいた。これは大きかった。今までボス戦でもダメージソース以外の必殺技をあまり活用してこなかったが(活用するまでもなくボスが倒れることが多い)、オル・ガルデラ戦ではほとんどの必殺技が輝いた。
特に「カッティーナ」でピエロたちが駆けつけてくれたのはすごく嬉しかったな(バルジェロは未使用だったので、ここで初めて見た)。オル・ガルデラのカウントダウン技を食らって崩れかけた直後にアラウネの必殺技で全開したのも熱かった。パーディス戦での演出を自分で再現した感じ。でも妊婦を辺獄に同行させるべきではないとも思った。
しかしアイラよ、あのメテオは何だい。ガルデラが紙くずのように吹き飛んだじゃないか。サイラス先生も二度見しただろう。今までアイラを活用していなかったわたしはだいぶ縛りプレイをしていたようだな(前回のオル・ガルデラチャレンジではアイラは早々に戦闘不能になっており、メテオの機会はなかった)。
ちなみに前回記事でわたしが書いたのがこれだ。
エルフリックがメテオを使って邪神を封じたという伝承だったのに、ガルデラがメテオ使ってくるんだもんよ……。聖火教の伝承が歴史の中で変遷してこうなったのか、それともガルデラがエルフリックのメテオを見て「あれ強そうだから真似しよう!」と思ったのか。エルフリックさん、試練に勝ったのだからコハクくんにもメテオ解禁してください。
自由な旅人だからこそ「オクトパストラベラー0」クリア後感想 - なぜ面白いのか
どうやらメテオ解禁に気づいてなかったのはわたしだけだったようだな。

アイラは神の指輪を研究していたわけだから、神話におけるメテオの真相も研究対象だったのかもしれない。コハクくんと出会って実際に指輪の力を見て、あのメテオが完成したのかな……と妄想している。

この演出もよかったなー! オクトラ2のときもそうだったけど、カットシーンではなくゲームシステムを使ってクライマックスの必殺技を表現する演出、大好き。
ここでコハクくんが使ったのはメテオではなく「不滅の炎」なので、やはり現在に伝わる神話はどこかでねじ曲がっている可能性がある。実際にはメテオを使ったのはガルデラで、エルフリックは聖火でガルデラを封じたのでは。
この戦いは敵も味方もメテオを落としまくりで、もう空に輝く星はゼロよ! になりかねなかった。でも戦いの舞台は神界だったから、コハクくんたちの生きる世界には星が残っているはずだ。
しかしここまでやって倒したガルデラが、わずか2年後の1の世界で復活すると思うとやってらんねえな。
いやでもリブラックが消滅した時点で、もはや絶対に1の世界には着地できないよね? 一応、マティアスとシメオンは生存している。リブラック無しで、ふたりはなんとかできるかなあ。いくら不死の力を得たといっても難しくないかなあ。リブラックが深手を負ったと言ってたから、赤目はたぶんもう存在してるよね。0の世界でならあの人を救えるかもしれないとちょっと思ったけど、さすがにそれをやったら完全に1の話がひとり分まるごと消滅するから無理だった。
リブラック無しではフィニスの門は開けられない気がするけど、もし1の8人が門を開けてガルデラと戦うとしたら……。コハクくんたちが30人以上で戦ったガルデラに8人で、しかも指輪の加護無しで勝てたのは、2年前にコハクくんたちがかなり弱らせたばかりだったからとか?(オルサによる強化を剥いで、オル・ガルデラからガルデラに戻ったの大きいかも) あとは指輪に封じられていた神々の力が世界中の神殿へと帰っていって、1の8人はその力を借りてるからとか?
そして自由な旅人に
前回、エルフリックがサザントスくんではなくコハクくんを選んだのは、ファラメの子どもたちの中でコハクくんだけが「何者にもなれる どこへでも行ける」自由な旅人になれる立場だったからではないかと書いた。
まさにそういうエンディングになったなあ。でも今までのコハクくんはやはり指輪に人生を縛られていたことも確認できた。これからが本当に「自由な旅人」としての人生の始まりだ。ケルザスのお見送り台詞が、そのことを端的にまとめてくれていた。

「ようやく旅を楽しめるようになった」=今までの旅は使命感からくるもので、楽しむものではなかったということ。それが仲間たちにも伝わっていたということ。

まあ今までの旅も半分くらいは寄り道だったが……。

いい台詞だと思うが、エルフリックが実際にガン見しているであろうことをケルザスはどう処理してるんだろうな。試練とはいえ、神サマ自身と殴りあいになっちゃったこともどう思ってるんだろうな。自分で邪神を叩きのめしたことについての感想もほしいな。
今思うと、このゲームのプレイヤーのいわゆる「神視点」って、ずっとエルフリック視点だったのかもね。誰を選ぶか迷っていたエルフリックが、「やっぱりコハクくんにしよ」って決めた日からゲームが始まっていたのかも。

コハクくんが連れてきたウィッシュベールの住人たちも、ひとりずつ送り出すコメントをしてくれるのがすごく嬉しかった。こんなことなら、生産系住人だけではなく役割があぶれた(支援者呼び出し回数+1の人とか)人たちも住まわせておけばよかった。
仲間たちも住人たちも、ウィッシュベールに残って支えようとする人と、自分も旅立つという人と両方いるのもいいよね。

ケルザスが本当にこの町で暮らし続けることを選んでくれたのが嬉しかった。
オクトラ1のキャラはみんな旅立ちエンド、というか1のスタート地点へと移動しようとしている。オルベリクとサイラス先生は、このまま旅人になった方が自然な流れでは? と思ったりもしたけど、まあ一応1に接続する形は作っておかないとね。

そして、「自由な旅人」がもうひとりいた。
よかったなあ。本当にこの結末を迎えられてよかった。神サマもファラメもお喜びであろう。前回記事でエルフリックがサザントスくんを選ばなかった理由について、わたしはこう書いた。
サザントスくんやシグナを選ばなかったのは、「今の立場が本当に嫌になったらいつでもやめていいんじゃよ」「きみたちも本当は何者にもなれるし、どこへでも行ける」的な優しさだったのではないか。
自由な旅人だからこそ「オクトパストラベラー0」クリア後感想 - なぜ面白いのか
たぶん、本当にそのとおりだったんじゃないかな。エルフリックは「嫌ならやめていいんじゃよ」と伝えたかったけど、サザントスくんにはやめるという発想がなかった。そういう価値観が備わっていないという話だけでもない。
たぶん枢機卿団の所持する採火燈によって、サザントスくんの記憶だけでなく自我や「欲」も一部がコントロールされていたのでは(記憶操作は聖火の力由来っぽいから、採火燈を持つ枢機卿団もサザントスくんに近い能力があったはず)。だから自分が選ばれなかったことについてもほとんど無反応だったのではないかと今は思っている。
黒い炎によってそのへんのコントロールも破壊されて、ようやく自我がはっきりと目覚め、「この世から欲を消し去りたい」という「欲」が生まれたのでは。
ブラック教会から退職するにはあそこまでやるしかなかったって話だったんだな、これ。
これでサザントスくんも教会から離れて自由に生きられるようになった。

「これから……どこへ歩もうか 何と共に……」というサザントスくんの台詞を見て、最初は道を見失っとるやないか! と心配になった。
でもこれはたぶんそういう話ではなくて、彼もまた「何者にもなれる どこへでも行ける」立場になったことを表していたのだと思う。そして、サザントスくん自身がそれを自覚していることも。
何者にでもなれてどこへでも行けるなんてこと、これまでのサザントスくんの人生にはありえなかった。だから「どこへ歩もうか(=どこへ歩むのも自由)」「何と共に(=何を選ぶかも自由)」とこぼれる形になった。
意味としては「俺はこれからどこへ行くかも何を選ぶかも自由だー!!」となるが、これをそのまま夕日に向かって叫んだりしたら台無しである。サザントスくんらしい、自制的な呟きにしておいてくれてよかった。
やるべきことを見失ってしまったという解釈もできそうではあるのだけど、エンディングの歌詞がとても前向きだったので。あのエンディングの歌詞は、コハクくん視点というよりはサザントスくん視点だよね。
「何者にもなれる どこへでも行ける」は、サザントスくんにとって大切な母の遺した言葉でもあるから、今度はそれを実現させるために生きていってほしいものだ。
コハクくんもこの島に上陸していたから、このあとコハクくんと合流することになるのだろうし、しばらく一緒に旅をしたりするのかな。せっかく兄弟だとわかったのだから、少しくらい「兄弟としての時間」を過ごしてもいい。
ロンドくんの実家に勝手にお邪魔して、コーデリアとヒースコートと仲良くなり、そこへ現れたテリオンと鉢合わせして一緒に旅立ってもいい。サンシェイドでプリムロゼと再会して話を聞き、「その入れ墨の人なら知ってるけど?」という話になって爆速クリアになってもいい(プリムロゼももうレベル70だし、仇討ちRTA待ったなしである)。『辺獄の書』とその内容についてもかなり明らかになったので、サイラス先生の章も爆速クリアになるだろう。
すでにわたしの中でこの世界線は1のパラレルなので、どんなIFが起ころうとも許容できる。1メンバーの旅にどんどん同行してほしい。問題があるとすればハンイットの章くらいである。このシナリオにサザントスくんはかかわらせたくない。また闇堕ちするかもしれないので。
不滅の炎
エンディング後に「もう残ってないかな」とクエスト一覧を開いてみたら、普通にまだあるじゃないの! というわけでクエスト「不滅の炎」をやってみた。これってどのタイミングで発生してたんだろ?
ややこしいのだけど、このクエストはオル・サザントス戦後かつオル・ガルデラ戦前の時間が舞台なのね。クリア後のデータをロードすると、オル・ガルデラ戦前の時間になるので。

ここでのサザントスくんはこんなふうに言っている。あのエンディングを見た後のわたしはガーン! とショックを受けたのだが、これは順番が悪かった気がする。オル・サザントス戦直後のサザントスくんならこう言うのも無理はない。
この言葉の後、サザントスくんはコハクくんやロンドくん、メテオ猫たちの力を借りて、(主にメテオの力で)浄化の儀式を終わらせた。それからオル・ガルデラ戦に挑み、コハクくんに自分の炎を分け与えて勝利した。

だから、エンディング後のサザントスくんは「何と共に歩むかは私が決める」「炎は母が私に遺してくれたもの(だからこれからも大切にしていきたい)」という姿勢でいいのだろうと解釈している。
コハクくんも、サザントスくんが「しばらくひとりで自由に生きてみたい」と言えば無理についていくことはしないはず。ただロンドくんには非常に申し訳ないが、ロンドくんと共に生きることは当面はないだろうなと思う。教会的なものとは当分の間、物理的に距離をとった方がいい。

サザントスくんは「人は独りで生きていくしかない」と言いながらも、「何と共に歩むか」は自分で選ぼうとしている。これは必ずしも「誰と一緒に生きるか」ということではなくて、「どのように生きるか」という意味で言っているように聞こえる。つまり、黒き炎とともに生きるか、青き炎とともに生きるかという話。
サザントスくんは青き炎を選んだ。そうであれば、たとえ彼がひとりで生きることを選んだとしても、きっとこの先に彼の歩む道が誰かと交わることもあるのだろう。世界中にめっちゃ知り合いが多いしね(「支援者」まで含めるとものすごい数の知り合いがいる)。

ちなみに「魔剣の呪い」は、「指輪に封印されし魔物」の色違いである。

指輪にも魔剣にも同じような機能があったってことかな。

ロンドくんのこの台詞を見ていて、ノーマルエンドは「救世主が人類すべての原罪を背負って十字架で亡くなったキリスト教」的な感じで、真エンドは「一切皆苦の教えを受け入れる仏教」的な感じだなと思ったりした。そもそも「欲」が仏教用語的な性質を持つ言葉だしな。
サザントスくんのこれからの人生は贖罪になるのだろう。ブラック教会から退職したとしても、彼が遊び回るとは思えない。でもいつか、ふと立ち止まったときの景色の美しさに気づけるようになってほしい。旅先で受けた親切に心なごませられるようになってほしい。そうしてちょっとずつ、「旅を楽しむ」気持ちも芽生えてくれたらいい。それは「人生を楽しむ」ということにもつながってくるはずだから。
そんなわけで、わたしにはこれからコハクくんとサザントスくんが自由な旅人として生きる妄想を5万通りくらい考えるという重要なミッションがある。本日のところはこれにて終了。
長い旅の長い記録を読んでくれた方々、ありがとうございました!!
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