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歴史群像劇の魅力「Pentiment」プレイ日記5

ネタバレ度の低いサムネ選びに苦労した

Pentiment クリアしたーー!!!

本当に面白い歴史群像劇だった。歴史群像劇とは知らずに購入したのに、結果的にあまりにもわたしの好みにどストライクな歴史群像劇だった。自分の選択が思いもよらない形で未来に反映されるのが楽しい。当初は絵描きが主人公の推理ものかと思っていたのだが、ジャンル自体が全然違った(でもこれジャンルを言うことがすでにネタバレかもしれない)。はからずも二連続で歴史群像劇をプレイしてしまった。

これは完全なファンタジー世界ではなくリアル世界ベースなので、エンディング後の彼らの世界がどうなっていくのかも知った状態でプレイできる。世界史の大きな流れを知った上で彼らの生き方を垣間見るこの行為は、人文科学という学問になぜ価値があるのかを端的に教えてくれるものでもあった。ありがとうオブシディアン……。

ここまで1章につき問題編と解決編の2回分のプレイ日記を書いてきて、3章もそのつもりだったのだが、3章はこれまでに比べて事件発生が早かった。それでもうちょっと進めてから感想書くかと思っていたら、ここまで来たらもうプレイ中断とか無理! という事態になり、一気にクリアしてしまった。

そういうわけで感想も一気に書こうかと思ったが、ちょっと長大になりすぎるだろうという予想があり、しかし端折った感想を書くには面白すぎたので、3章の感想も2回に分けて書くことにした。このページでは真犯人とかオチとかには言及せず、事件発生から壁画作成パートまでの感想だけの予定。

初回記事はこちらから。

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ああ……

18年の間に起こった変化

ゲーム開始直後からずっと「きみらこのままじゃ廃業やで」(この時代に廃業になった教会や修道院をたくさん知っているので)と言い続けてきたが、本当に廃業になった。つらい。

過激なルター派やカルヴァン派による打ちこわしではなく、地元民の蜂起という形で廃業になったのがさらにつらい。宗教対立ですらない結末。でも、実際にそういうところもたくさんあったよね。戦争に巻き込まれた教会だってたくさんあっただろうし。

今になって初回記事を読み直すと、実に味わい深い。お前は予言者か。いやただ歴史のお勉強をしたので、カトリック全体の先の展開を知っていただけだ。

女子修道会だけは、母体をクララ会に変えて存続しているらしい。それでシスター・ゲルトルートがいたんだな。

前回マウスフェンゲル(Mausfänger =ねずみ捕り。作中屈指の愛のない名前)がまだ生きているのかと腰を抜かしたが、「マウスフェンゲルの子ども」に代替わりしていた。初代が亡くなったのは悲しいが、修道院に妖怪が闊歩しているのでなくてよかった。

キアサウに残ったのはシスター・ゲルトルートとマルガレーテ(目が見えない人)だけのようだ。ゲルトルートは薬草学が専門なので、よく知った森や畑から離れたくなかったのかもしれない。

ああああ

アンドレアス!!!?! ポールの息子!? 絵を描くの!? 風車のドアまわりにも装飾が描いてある!!!!!

ああああああああ

壁に絵が飾ってある!!! それに子どもがアンドレアスの帽子をかぶってる!! ポールとアンナが結婚していたとは。エルゼも無事だし。あの暴動の後、エルゼとポールはしばらくタッシングを離れていて、戻ってきてから風車を再稼働させたらしい。

ポールはアンドレアスに絵を描くよう励まされたことを覚えていて、アンドレアスの一連の選択も覚えていて、それを肯定的に受け止めてくれていたんだ。それで今の彼は子どもたちに自由に絵を描かせて、風車も家の中もきれいに飾り付けて、息子にアンドレアスと名付けている。わたし……こういう「故人の遺志」を次の世代が何らかの形で継いでいこうという描写に弱くて……グス……。

あの暴動で唯一よかったことは、ポールたちがあのレンハルトとかいうろくでなしから離れられたことだよ。おかげで彼らは生活を再建させて、今では幸せにやっているように見える。レンハルトが存命だったら今の生活はないだろう。

ぎええええええ

マジか……マジか。ヴォイスラフとマチルダは、還俗してタッシングで同棲していた。たしかにスモーキーからそんな噂を聞いた気がする。しかも住んでいるのは元ウィドウ・ケンパリン宅だ。空き家になってたもんな。彼女はこの18年のうちに亡くなったのか(彼女の身に何があったのか、第1章で全然情報収集ができなかった)。

もし1章でマチルダが処刑されていた場合、ヴォイスラフはどうなっていただろう。ほかの修道士と一緒にキアサウを離れるのかな。

このへんで気づいた。3章はすべて、長いエンディングなのだ

アンドレアスのこれまでの選択がどのように実を結んだのかを、ゆっくりと時間をかけて見せてくれている。これは、いわゆる「その後の世界」だ。RPGとかでも、エンディングでキャラクターたちの「その後」を見せてくれることはある。けどこれは、1章全部を費やして「その後」を描いた作品だ。マグダレネ自身も、アンドレアスの選択の体現者のひとりとしてタッシングに立っている。なんて贅沢なゲームだよ。

マグダレネのキャラメイクはこんな感じにした。ゲーム攻略的にはラテン語特化バリバリ教養人にしたかったが、このマグダレネは最初にもらった『パルジファル』の思い出を大事にしていて、「浮ついた物語」が今も好きなイメージ。一貫性を大事にした。2周目をやることになったら、最初からラテン語の本を与えて英才教育しよう。

幼い頃から印刷機をいじっていただろうから、修理屋スキルはありそう。

性格選択は「棘」「ひっつき虫」「交渉人」「噂好き」と、交渉人以外あまり好ましいと思えない選択肢が並んだ。消去法で交渉人を選んだのだが、こいつがべらぼうに使えるやつだった。前の記事でどいつもこいつもアンドレアスに交渉を頼むから「ネゴシエーターじゃねーんだぞ!」と書いたものだが、その19年後にタッシングにタフなネゴシエーターが爆誕するとはね。

そして再び現れるメモ。やっぱり黒幕はまだ生きているのか。

アンドレアスは ihr(二人称複数)を使って呼ばれていたが、クラウス宛てと思われるこのメモは、du(二人称単数)相手の言葉遣いだ。もしアンドレアスに対するのと同じ言葉遣いにするなら、Hört auf. になるはず。マイスターであるアンドレアスに対しては敬語を使ってたってことかな?

章タイトルになっている「壁画」とは、ラートハウスの壁に描かれる絵のことだった。しかし、これは難しい。難しい問題だ。要は歴史認識のすれ違いということになる。「真実」なんて語る人の数だけ存在する。ストーリーは一本でも、ナラティブは個人がそれぞれの中に成立させている。そのどれもが「真実」である。そしてそれこそが、人文科学という学問、あるいは Wissenschaft が存在する意義のひとつだ。

でもこの時代の人たちに、そんな「現代の常識」は通じない。わたしも「現代の常識」をこの物語に雑に投げ込んでほしいとは思わない。

これは新たな火種になり得るなあ、また事件が起こるのかなあと思いながら、クラウスとマグダレネのやりとりを眺めた。

マグダレネが誰に手紙を書いているのか最初はわからなかったが、プラハ在住の同業者ということでぴんときた。あの暴動の日に産まれたユダヤ人の女の子か! あのときマグダレネが産まれたばかりの彼女の手を握ったのを覚えている。

ここの選択は、エンディングに影響するかもしれないと思ってちょっと悩んだ。識字率の上昇とともに印刷業は今後もどんどん需要拡大するから、町で唯一の印刷所を営んでいれば当面は安泰だろう(この町が戦場にならない限りは)。本に挿絵を描く仕事だってできる。

でもマグダレネにはもっと世界を見てほしい気もした。アンドレアスにできたことがマグダレネにできないとは思わない。もちろん当時の男尊女卑社会の中で、制度的・心情的に難しいことも多いだろうけど、彼女もバイエルン以外の土地を見て、アルプス以外の景色を見て、たくさんの絵を描いてほしい。

マリーア・ジビュラ・メーリアンが生まれるのは、ちょうどこの100年後か。彼女の父親も印刷所を経営していたものである。クラウスよりもずっと大手だったが(わたしはマリーアよりもこの父親にお世話になった)(※直接ではない)。彼女のように南米まで行って絵を描くのは時代的にまだ難しいだろうが、ヨーロッパ周遊くらいはいけるんじゃないのか。治安が本格的におしまいになるのはもうちょっと先だろうし。

マリア・ジビーラ・メーリアン - Wikipedia

(↑この長母音箇所どうなっとるんじゃい)

とはいえ、クラウスをおいて旅立つのは心配もあるな……と思っていたら事件発生よ。無慈悲……。

翻訳担当者は時代設定を知らされてない可能性がある

 

タッシング初期史

こうしてマグダレナが壁画を担当することになり、「真実の」タッシング史を知るべく奔走する。このパートは楽しかったなー。プレイヤーは、過去のタッシングに起こった出来事をたしかに目にしている。そして歴史を語る誰もが、それぞれにとっての「真実」を語っていることもわかる。それでも彼らの言うことはそれぞれに違う。

これが歴史の難しさであり、面白さでもある。真に「公平な」歴史記述など存在しない。だから自分がどの立場から記述しているのかを自覚していることが大切だし、読む側も記述者の立場をふまえておくことが大切だ。

手紙を通じて、キアサウを離れた人たちの「その後」を知ることができるのも嬉しい。イルミナータはサンタ・マルゲリータ修道院長になっていた。わたしの中で彼女は黒幕候補のひとりだったのだが、キアサウを離れているということは黒幕ではなさそう。

マティアス神父が『ヒストリア・タシエ』を読んでいたって、既出の情報だったっけ? これもう決まりじゃん。1章のときに根本的な動機はタッシングの歴史に関するものではないかと書いていたけど、マジでそれっぽい展開になってきた。『ヒストリア・タシエ』に、公になってはまずい「歴史の真相」が書かれていて、それを知った人が消されてるんだ!! みたいな。

トマス神父が鍵をなくした話は何だったんだろうな。犯人はDQNネームの双子なのはわかったのだけど、彼らの母親に話したせいで計画がおじゃんになってしまった。神父に話さなければセーフだと思ったのに! このコミュニティ、ひとりに告げたら全員に秒で広まる。以降、双子に話しかけるたびに罵られるようになってしまった。

ニコとハンナの夫婦は結局破綻したみたいだ。やっぱり宿が地獄になっとるやないか! まあ地獄を味わう客がもういなかったのが不幸中の幸いだな! ワッハッハ……ハァ……。

この人はむしろ、ハンナが犯人として指名されていた方が、18年後の今は前向きに生きられているような気がしないでもない。息子が本当にかわいそう。

ヴァーツラフが来てる! と思って話しかけたら、とてつもない危険思想を語りだした。ロートフォーゲルのルターの話に乗っかったときでも、これほどまでには命の危険を感じなかったよ! この時代ってもうこういう発想をしてた人がいたんだっけ。いたとしても異端扱いで即処刑だっただろうな。

察しのいいマグダ

スモーキーはローマ時代の神話を語ってくれた。

「タッシング」という地名は、「タシア」という異教の女神の名前由来だったらしい。さっき言及したパパメーリアンは、各地を回ってまさにこういう話をたくさん集めて出版している。パパメーリアンの絵もめちゃくちゃ細かくて素敵なんだ。タッシングのマップを見るたびに、パパメーリアンのことを思い出した。

土着の神がタシアで、後からやってきた男神がマルスで、両者が「入浴」したことでこの地は肥沃になったらしい。先住民と入植者たちの血が(友好的にか武力的にかはともかく)混じって共同体を形成したことを言い伝える神話っぽい(「友好的だったことにする」ための神話かも。マルスって戦神マーズのことだろうし)。

ここは「マジで!?」って声あげちゃったね。あんなに求めていた『ヒストリア・タシエ』が、まさか普通にこの家にあったとは。しかもめちゃくちゃあっさり譲ってくれるなんて。

そういえば、今までずっとこの家は鍵がかかってて入れなかった気がする。でもアンドレアスという「よそ者」が尋ねても、「その本ならあるよ」とは教えてくれなかったかもね。事件からかなりの時間がたっていて、信頼関係のあるマグダレネに聞かれたからこそ教えてくれたのかも。

イル・ペテロからはローマ時代以前の神話を教えてもらった。でもこの話はタシアとマルスの神話とほぼ同じ内容な気がする。狼が出てくるのも共通だし。ペルヒタがタシアで、ラエトゥスがマルスに置き換えられる。歴史上の同一の出来事が、違う形で伝わっているやつかもしれない。

これはヴェルナーの「その後」である。以前の彼はやなやつムーブが激しかったものだが、今の彼はクラウスに対して真摯に対応しているように見える。反乱が彼の人生観を変えたらしい。それも良い方に。大勢を助けられなかったことで自暴自棄になることもなく、むしろこの町に尽くそうと決めたんだな。

これはエンドリスの「その後」にあたる。エンドリス……! アンドレアスが熱心に「インスブルックに再訪して気になる女の子に声かけてきなよ!」と言ったものだから、本当に実行したんだな。いい結果になってよかったよ。アンドレアスがしたことがこういう形で実を結んでいるのを見るのはすごく嬉しいが、本人が知らないのがつらい。

グレットからこの話を聞けてよかった。グレットの夫は、レンハルトに殺されたウルリッヒだった。そしてグレットの娘は、レンハルトの息子のポールと結婚している。家族間で抱える感情が複雑すぎない? 大丈夫? と思っていたのだけど、そこはもう解消されてるんだな。

ポールは実際いい子だし、父親のようにはならないと、今のグレットも思っている。アンナも子どもたちも幸せそうだし、グレットがふたりを素直に祝福できるようになっていてほっとした。

そういえば、このへんでかくれんぼ中の子どもを探すミッションが始まったのだけど、結局見つけられなかった。かなり探したんだけどな。ジャーナルにも記入されなかったし、フラグがうまく処理されなかったのかもしれない。

鉱山で見つけた、ローマ以前の神話が描かれた遺物。タッシングの族長が、タッシングを守るためにペルヒタに人身御供を捧げていたことが描かれている。現在のタッシングでもペルヒタ信仰が残っていることを考えると、なかなかにセンセーショナルな遺物である。

ペルヒタも圧政者であり、後からやってきたローマ人もこの地にあったものを破壊していった。まあ歴史ってそういうものよね……。

で、このへんからマグダレナも命を狙われるようになる。結構実力行使してくるんだよな。でもマグダレナは若いけどそんなに力自慢には見えないので、正面から武器を持って襲えば大体の人は倒せそうなものである。しかしこの犯人は、上から物を落としてそれが命中しなかったことがわかると、すぐに逃げてしまった。

つまりこの犯人は、体力に自信がないな? 1章の事件から同一人物がかかわっているとなると、そこそこの高齢になっているはず。だから若いマグダレネを正面から襲うことができず、不意打ちで襲ったクラウスについても息の根を止めることができなかった。まあたぶん、犯人が直接手を下したのは初めてだっただろうし(マティアス神父は毒殺だったから直接武力を行使したわけではないし)、経験不足だったのだろう。

2章までの描写を見ても黒幕は自分で手を下そうとしないので、体力に自信のない女性なのかなと思っていた。

壁画に描くのはイル・ペテロから聞いた話にした。ペルヒタと呼ばれた存在が実際どんな人だったかはともかく、今のタッシングの民の素朴なペルヒタ信仰と祭りの習俗は後世に残したくなったので。

あと単純に美術的にもきれいな絵に仕上がりそうだし。ここの間取りがわからないから何とも言えないけど、ラートハウスって場所によっては食事会場にもなるわけで(ちなみにラートハウスの地下が現代まで残る老舗食堂になってるところはたくさんある)、そういう場所にあんまりエロエロな絵やグログロな絵はちょっとな……と思ったのもある。

 

 

キアサウ初期史

壁画の古代パートが一段落したので、続けて中世パートに取り掛かるマグダレナ。ここでは修道院の成立を描こうとしている。

マチューが生きてた! 後ろにいるのはリュディガー……? 彼らは現在、修道院ではなく教会にいるみたい。

修道院はもともとローマ帝国の要塞で、ローマ人が去ったあとに定住したキリスト教徒が修道院として再建したらしい。修道院を設立したのはキアサウの女性貴族だったが、2世紀前に男性の大修道院長が運営するようになった(ここ性別を明記してくれないと話の意味が通らないと思う)。

14世紀に何があったんだろうな。修道院って10世紀くらいからずっと、腐敗→改革のサイクルを繰り返してきたから、そのどこかのタイミングだったのか。

これはマルティン(ヨブスト)の息子。あのときブリギータが妊娠してたっていうのが彼か。マルティンが「犯人」とされた世界なので、彼は「詐欺師の息子」として罪悪感や、自分も父親のようになるのではないかという不安を抱きながら生きている。

これはさすがに気の毒なので、一度タッシングを離れて石工のマイスターに入門して「クラフター」になるよう勧めてみた。このゲーム、全体的に「次世代」の方がまっとうに育っていて、その点に救いがある。

わたし自身もマルティンが本当に犯人だったとは思っていないので、むしろわたしがクラフトに罪悪感を抱いてしまう。わたしがマルティンを指名したせいで、苦労をかけてすまない……。マルティンが生きていた世界だと、クラフトはどう育つんだろうな。

トマス神父からは「迷宮の聖母」の由来が聞けた。当然ながら教会と修道院は、成り立ちも運営元も全然違う別組織だ。

この迷宮教会は、聖母の奇蹟に端を発するものだったらしい。それ自体はいろいろな教会の由来でよく見るけど、この迷路は何だったんだろう。何か元ネタがあるのだろうか。モチーフ自体はクレタ島の迷宮だと思われる。床に迷路が描いてある教会はあるけど、それもバイエルンでは(あったとしても)とても珍しいはず。でもこの時代の聖画の中に迷路を描くのはマジで見たことがなくて、頭を悩ませている。アンドレアスのマインドパレスにリンクさせるためのオリジナル奇蹟だったんかな?

ちなみにせっかく手に入れた『ヒストリア・タシエ』だが、マグダレナはラテン語が十分には読めず、町の中のラテン語話者に助けを求めることにした。が、どいつもこいつも「今忙しい」と後回しにされてしまった。あんなに読みたかった本が目の前にあるというのに、なんということだ。ラテン語特化マグダレナだったら読めたのかなあ。あるいはアンドレアスが何かフラグを立てておけば、誰かが手伝ってくれたとか?

エルゼが実はタッシングに古くからいる名家の出身だと聞いて話を聞きに行った。ローマ軍がタッシングに来たときにこの地を追われた先住民の一族だったみたい。ローマ人がタッシングを離れた後、キリスト教徒として再び戻ってきたのがカヴィエツェル族。

1章から目撃されていた幽霊は、ローマの遺構を移動してあちこちに出没していた黒幕だったってことかな。

ここがこのゲームでいちばんゾクっとしたシーンかもしれない。「死の舞踏」の壁画の上に、さらにタッシングで起こった事件が描き加えられている。

いちばん左がロートフォーゲルかな。足元にたくさんの子どもの死体があって、緑色の悪魔(?)が肩にとりついている。ロートフォーゲルの調査が十分にできていないので、絵の表すところがわからない。子どもの死体っぽいのは、ラッキーが埋葬した子どもたちに関係してる? 緑色のは病の擬人化だろうか。よく見るとロートフォーゲルに羽根がついているのは、フォーゲル(鳥)らしさを表してる?

その右がフェレンツ。黒山羊はオカルトとか悪魔崇拝の象徴。

その右はオットー。みかんの木みたいなのが描き足されてるのは何だろう?

マルティンの絵はわかりやすい。マルティンの顔とヨブストの顔のふたつが描かれている。下でそれを食べようとしているのがレンハルトだろうか?

いちばん右は、炎の中に本を取りに行ったアンドレアスと、それを助けに行ったキャスパーかな? キャスパーの顔が塗りつぶされている。最初に見たときは、それがキャスパーだとわからなかった。今見るとわかる。これを描くことができたのは……と推理できるようになってたのね。

女子修道院の工房から絵具がなくなっていたっていう話、これを描くためということだったんだな。

ここでマグダレナは誰かに見られていたことに気づく。が、謎の人物はマグダレナを襲うわけでもなく逃げていった。襲うつもりなら絶好のチャンスだったのに(基本的に人が来ないところにひとりでこっそり忍び込んでいるので)、それをしないということは、この人はマグダレナに危害を加えるつもりがない。

いろいろ調査させてもらったが、このパートでは最終的に聖人三人を描くことにした。今後のこの地が観光地化することを狙ったチョイスである。今でも有名な聖人ゆかりの地は観光名所化し、聖人も奇蹟も地方にとって貴重な財源となっている。タッシングでも聖人伝説をうまいことアピールしていこうや(世俗的選択)。

で、一仕事終えて帰宅したところに再び「やめろ」のメモが届いていた。今度はマグダレナ宛に。今までの被害者は、ここまで直球の脅しはされてなかったはず。いや、警告文が届いていたけど捨てられてた可能性もあるな。

マグダレネが次の被害者になる可能性もある? 怖い! というところで、今回はいったん終了。次回は何もかもをネタバレして、黒幕のこととかしっかり語りたいところ。

 

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