
FF15クリア後、さっそくDLCに取りかかった。
上から順番にやっているので、まずは「エピソード:グラディオラス」、続いて「エピソード:プロンプト」である。ストーリーを追うだけなら2時間程度でサクサク終わる。
FF15本編で語られなかった部分を各キャラ視点で体験するという趣旨らしい。が、ここまでの内容は普通に本編に入れておいてほしかったなという気がしている。特にプロンプトくんの話は、本編でちゃんと語ってほしかったなあ。DLCに期待するのは、前日譚か後日談である。まあやるんだけどね。
そういうわけで以下、「エピソード:グラディオラス」と「エピソード:プロンプト」のネタバレ感想。本編の感想はこちらから。
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エピソード:グラディオラス
正直、「エピソード:グラディオラス」の方は感想らしい感想はあまりない。
本編でグラディオが離脱した期間、彼が何をやっていたかが明らかになったわけだけど、本編ですでに「修行してました」という話は聞いたし、それ以上の情報はなかったからなあ。
強いて感想を言うとしたら、そんな修行をしていたなら、ノクトくんたちと合流したときにノクトくんからレベル5以上差をつけて成長しているとか、めちゃくちゃ強力な必殺技を覚えているとか、インビンシブルまたはブラックナイト(FF14の)みたいなタンク用の無敵技やバリアみたいなのを覚えているとかしていてほしかった。
本編中も、修行していたグラディオと普通に冒険していたノクトくんたちで同じくらいのレベルアップペースだったので、それならずっと同行してればよかったんじゃないのと思ったものである。
ギルガメッシュの台詞を聞くと、どちらかというと精神修行に重点をおくものだったみたいだけど、あのパーティの中ではノクトくんの次にグラディオが精神的に未熟で、修行後の方がそれが強調されてたしなー。
しかもレイヴス将軍の強さに対抗するために修行したのに、そのレイヴス将軍本人との対決はなかったし(シガイ化してしまったので)、シガイ化レイヴスとの戦いのときは大体死んでたし。
どちらかというと、「エピソード:グラディオラス」に期待していたのは、ノクトくんに切れ散らかしていたときの彼なりの心境や理屈だったのだけど。
Chapter 10のイベントを今見直しても、やっぱりあのときのグラディオの言動は、ノクトくんではなくグラディオの未熟さの方を強調しているように感じられる。どう見たってあのときは、イグニスだけでなくノクトくんにもケアが必要だった(まあ本当は Chapter 2以降ずっとそうだったはずなんだけど)。
Chapter 10 当時のわたしの感想はこんな感じだった。
グラディオがずっとピリピリしていたのは、ノクトくんよりもむしろ自分への苛立ちだなこれは。「王の盾」としてノクトくんに同行していたのに、肝心のときに自分は王のそばにおらず、かわりに12年も会っていなかった女の子にそのポジションを奪われた。かつ、自分がそばにいたはずのイグニスは失明。せっかく秘密のソロ修行でパワーアップした自認だったのに、これはきつい。
まあでもその苛立ちをノクトくんにぶつけるのは、だいぶ八つ当たりである。
ギスギス鉱山からの列車旅行「FF15」Chapter 10, 11感想 - なぜ面白いのか
この印象がDLCで何か変わるかなあと思っていたが、結局変わらなかった。むしろコル将軍の「『王の盾』が王のいないところで命を懸けてどうする」という台詞を聞いて、まったくだと思った。
グラディオ、シナリオ上であんまり王を命懸けで守るようなシーンがなかったような。ノクトくんが危険に晒されているときは、基本的に不在か先に倒れていた。ちょっとシナリオで割をくったキャラだよなあ。もうちょっと「盾」としての出番をあげてほしかった。
DLCでよかったのは、「ビッグブリッヂの死闘」のアレンジが聴けたことかな! ただアクションに必死であまりじっくり聴けなかった(これがアクションゲームの弊害である)。
あとコル将軍とカップラーメンを食べてお話できたのはよい思い出である。
エピソード:プロンプト
こっちは情報量も多く、ドラマもあった。かえすがえすも、この内容が本編に入っていればもっと理解が深まったし、エンディングまでの流れももっとよくなっただろうに。

まずこのロード画面を見て、そりゃそうだよなあと思った。ノクトくんも「俺がプロンプトを落とした」とショックを受けていたけど、プロンプトくんも「ノクトに攻撃されて落とされた」わけだから、ショックだったよね。
本編のプロンプトくんの告白を見たときは、いまいちその内容が理解できてなかった。「ここで生まれた」という言葉は、割と広い意味にとれるので。研究所に病院が併設されていて、産婦人科もあった説、帝国の未来を担う優秀なデザイナーベビーとして研究所で産まれた説、シガイ実験用のサンプルとして産まれた説などを想像していたが、魔導兵の素体だったのね。そして手首にはバーコードが刻まれていたのね。
(260604追記)
Chapter 13のノクトくんルートを見ると、この施設がシガイを使った魔導兵製造所だということがわかるようになってたのね! グラディオルートだとレイヴス将軍の最期が見られるけど、プロンプトくんの正体を示唆する部分がない。
(追記ここまで)
プロンプトくん自身は、ニフルハイム人だという自認はずっと持っていたらしい。まわりは本当に誰も知らなかったんだろうか。王子の友人代表として旅に同行するにあたって身辺調査をしていないわけがないので、イグニスとグラディオは出自くらいは知ってたんじゃないかな。
研究所からプロンプトくんを連れ出してルシスに連れてきたのは誰だったんだろう。何の目的で? 帝国の魔導技術解明目的なら、ルシスでも体を調べられたりしていそうなものだが。乳児の頃にそういうのをされていて、プロンプトくんの記憶には残らなかったとかかな。
ルシス政府がプロンプトくんの存在を認知していたなら、万が一にも彼がルシスを裏切ってニフルハイムに帰ったりすることのないように、丁寧な子育てをしてくれそうな家に預けた上でこっそり監視しそうなものだけど、そのへんどうだったんだろうな。アニメやこのDLCを見る限りでは、あまり幸せな子ども時代ではなさそうだったけど。
「将来的にヴァーサタイルを終わらせる役」としてアーデンさんが連れ去って、詳しい説明をせずにルシス人に預けた可能性もあるか? とちょっと思っている。
拾い集めた資料から、ヴァーサタイルのシガイ研究にはアーデンさんの助言が不可欠だったことがわかる。アーデンさんにしてみれば、ルシス王国をとりあえず滅ぼしておくために帝国の技術力を上げる必要があったのは確かだろう。でも同時に、アーデンさんにとっては、イドラもヴァーサタイルも愚かでウザい人間だったはず。用済みになったら消せばいいや、的な存在。
アーデンさんなら殺そうと思えばいつでも殺せたのだろうけど、「こういう結末」になったら面白いなーくらいのノリでプロンプトくんをルシスへと連れ出していたら、わたしにとって面白い。だからこそこのタイミングで、成長したプロンプトくんをヴァーサタイルと引き合わせたんだよ、っていう。

ヴァーサタイルって本編にほとんど出てこなかったからなあ。Chapter 2でいかにも「帝国四天王です」みたいな顔で出てきたのに、その四人の中でちゃんと戦闘になったのはレイヴス将軍とアラネア准将だけだった。
ちなみにこのときアラネアの隣にいるのは誰だったんだろ? ロキはこの直前に爆発炎上してたから、カリゴとかかな? だとしたらこの人とは一応戦闘をしたことになるか(サブクエで)。

ヴァーサタイル自身は、特に個性もない平均的なマッドサイエンティストだった。ただ彼のこの目標設定は、アーデンさんがコントロールしていそう。「ルシスの王」について正しい知識もない。
「エピソード:プロンプト」を通して、帝国側は「真の王」について何も情報を得ていなかったことが理解できた。というか本編を振り返ればわかることだった。イドラはクリスタルと指輪を得て「真の王」になろうとしていたけど、「真の王」って統治者のことじゃないでしょ。もし寄生虫退治のための人柱だとわかっていたら、なりたがるはずがないもの。
アーデンさんはさすがにわかってたのかな? アーデンさんはもともと寄生虫の治療のために奔走していたらしいから、寄生虫退治のために命を捧げる役になりたいと思ってたのかな。その役に「選ばれなかった」ことがそんなに辛かった? 別の人が犠牲になってくれるというなら、その人にお任せしましょうとは思えなかったってことかな。
ちなみに「エピソード:プロンプト」を通して、戦闘はきつかった。わたしのクソエイムスキルをなめんな。狙いを定めようとすると時間がかかりすぎてすぐに自分が蜂の巣にされてしまうので、基本的に全部近接で殴り倒した。アラネアが来てくれなかったらかなり厳しかったところだ。

なお操作ミスでうっかり撮った自撮りは、状況に反して余裕の笑みだった。

スーパーカウンセラー兼タンク兼DPSのアラネアは非常に頼もしかった。本編も含めてあまりに都合のいいドラえもんではないか? という気もするけど。このストーリー、全体的に人間関係の半径がだいぶ狭い。
アラネアはこの時点ですでに退職していて、シガイ退治や帝国の攻撃を受けた土地での救助活動をしていたはず。研究所に来たのは王子に頼まれたからだったようだけど、より直接的には、アーデンさんがアラネアの耳に入るように噂を流したから、とかかなあ。
彼らがヴァーサタイルと研究所を全部終わらせてくれるように、アーデンさんがセッティングしたっぽいよね。ふたりが帰るときに見送ってたし。そういう意味では、このエピソードは何もかもがアーデンさんの手の上で終始している。まあ結末(プロンプトくんがアーデンさんに囚われて、ノクトくんたちに解放される)が決まってる以上、仕方ないか。

エンディングでのこの台詞……。この時点でのノクトくんは、やはり「統治者」としての王しか想定してないんだよな。この直後にバハムートから「真の王」の使命を聞かされて、ショックを受けるのもしゃーない。
レギスはさすがに知ってただろうと思ってたけど、もしかしたら彼も本当のところは知らなかったのかもしれない。どうだったんだろうな。「真の王の使命を知っていた/知らなかった」によって各キャラの台詞の意味が相当変わってしまうから、そのへんもっとはっきりさせてほしいところ。
そういえば、アニメ版を見たときに映画版の冒頭も見たのだった。
www.youtube.com
これこれ。
これを見てようやく、レイヴス将軍が帝国で将軍をやっている理由とか、ノクトくんに個人的な怨恨を抱いていそうな理由とかがわかった。頼むからゲーム内でもそのへんの事情がわかるように作ってくれや。
ストーリーを理解するためには、映画も全編見ておいた方がいいんだろうな。調べてみたら、U-NEXT の有料レンタルで見られるようだった。ポイントが余ってるし、近々見てみよう。
先日のセール時に「エピソード:アーデン」も買ったし、まだまだやることが多い!
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