先日ふとコロナ禍初期の混乱の中書いた「あつまれどうぶつの森」プレイ日記を読み返して笑い転げ(我ながらあのときはどうかしてた)、急に再燃して久しぶりにこゆび島に降り立った。
3年ぶりに再会する住人たちは変わった様子もなかったが、いろいろとアップデートが入っており追加要素を楽しんだ。
で、最近リフォーム会社の施工事例(リアルおうちの)を眺めるのにはまっていることもあって、自分でもいろんなおうちの内装を手掛けたい! と思い始め、ハッピーホームパラダイスを購入。次にやる予定のゲームとかもあったのに、タイトなスケジュールがめちゃくちゃである。でもいいんだ、楽しいから!
というわけで、今日はハッピーホームパラダイスの施工事例集。
ほかのプレイヤーの施工事例を見るのも楽しいのだが、見覚えのあるお題を見るとネタバレされた状態で攻略するような気分になってしまうのが難しいところだ。このゲームにはネタバレなんかないと思っていたのに……。
あつ森記事の1回目はこちらから。
エレフィンさまの「やすらぎの読書タイム」
【指定家具】
・もくせいのほんだな
・つまれたほん
・ロッキングチェア
最初の依頼人は全プレイヤーに共通なんだっけ。
最初は部屋も小さいし、使える家具も少ない。テーマが「やすらぎの読書タイム」ということで、本棚や本と、それを読むための椅子が指定されている。
「やすらぎ」というキーワードも与えられていることから、木製家具を並べてナチュラルテイストな部屋を作りたくなる。
けどなんとなくそれだと思いっきり他プレイヤーとかぶりそうな気もして(何しろ最初は選択肢が少ないのである程度かぶるのは仕方がないにしても)、ちょっと変えることにした。
床に紫色のマットを敷いたところで使う色の方向性が決まった。壁紙を黄色のストライプにして、それに合わせてランプとクッションも黄色のストライプに。スリッパやベッドカバーも同じ色だ。エレフィンさま自身の体表が黄色いので、たぶん黄色はお好きだろう! という思い切ったご提案である。
部屋の構成は割とすぐに決まった。壁に本棚を並べるのではなく、本棚によって部屋に仕切りを作り、寝るスペースと読書スペースを分ける。
本棚が白い方の半面は本棚以外の家具は茶色、本棚が茶色い方の半面は本棚以外の家具は白に染め、色のメリハリをつけた。
指定家具にロッキングチェアがある以上、ここがエレフィン様の読書時指定席と考えられるが、ゴロゴロしながらの読書も非常にやすらげる。ラグのまわりにクッションとマガジンラックを配し、思う存分自堕落な休日を過ごせるようにした。自堕落な休日を過ごしたいのはわたしである。
色使いといい、完全に自分の趣味全開の別荘になってしまったが、まあ1軒目だし。せっかくだから趣味出していこ。
ヘルツさまの「メカニカルなロボット工場」
【指定家具】
・ロボットアーム
・ベルトコンベア
・ブリキのロボット
いやどこが別荘やねん!!!!!!!! 労働現場やないか!!!!
2軒目にして思いっきりつっこんだわ!!!!!!!
ピーターくんのこゆび島開拓日記をお読みになった方はご存じのとおり、ヘルツくんはこゆび島の初期住人だ。島で働いて得た給料で真っ先にチョコレートを買い、彼に渡したところ、その場で島に遊びにくるというフットワークの軽さを見せた。しかもポンと別荘を買ってしまうし。
ちなみにもうひとりの初期住人のアイリスはわたしが復帰した直後に引越を決めてしまった。先にチョコレートを渡しておけば簡単に再会できたんだけどなあ。いつか別荘を発注に来てくれることを願おう。
まずは外。
工場ということなので、作ったものを搬出するための段ボールは多めに用意。あとは作業着と手洗い場を用意した。
あとはクソデカ歯車と、そのメンテナンス用の梯子を並べた。あの歯車が何の役に立っているのかはわからない。混沌は梯子である。
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中はなんかこう、いい感じにごちゃっとさせたかったのだけど、いったい何を作っているのかはわからない。あのブリキのロボットを生産しているのだというふうに脳内変換している。
最新テクノロジーの研究所みたいな雰囲気で、白く清潔な空間にインスピレーションがわきそうなオブジェや絵画を飾るという方向性も考えたが、2軒目でそんな壁紙や家具があるわけもなく、しかも「メカニカルな」という指定だったため、もう直球で工場な感じにした。
まったくくつろげる別荘ではないものができたが、本人はいたってウキウキなのでよしとしよう。
ヘルツくんは自分の筋肉が大好きなため、かっこよく撮影された自分のポスターを並べて貼った。このポスターと、あとは壁に飾った歯車が、わたしに許されたわずかな遊び心である。
このごちゃごちゃ感は空間が広くなると逆に台無しになりそうなので、この別荘はリフォームできるようになっても当面はこのままの予定だ。
デースケさまの「まきストーブでぽかぽかしたい」
【指定家具】
・ロッキングチェア
・まきストーブ
・マガジンラック
お、今までのお客様たちとは依頼の方向性がちょっと違うじゃん! と思って受けてみたのだが、まさかの指定家具かぶり(ロッキングチェア)。まだ3人しか担当してないのに! しかもマガジンラックもエレフィンのところで使ってしまったよ。
これは迂闊にやるとエレフィンの部屋とだだかぶりしてしまう。この家がめちゃくちゃ寒いところに建っているということを強調したつくりにして差別化しようと決めた。
まずは雪景色の見える壁紙を選択したが、これだけだとあまりに寒々しくて「ぽかぽか」の空間には見えない。そこで今回から使えるようになったアクセントクロスとして、一面だけ雪景色を採用。ほかの壁は暖かみのあるオレンジに。
しかしこの壁とうまく合う床がなかなかない。もしくは、合うけど寒そうだ。
そんなわけで、石造りの床の上に大きくて毛の長そうなラグをバーンと敷いて、少しでも暖かく過ごせるようにした。
玄関の上にはシカの首のオブジェが(剥製ではなく木製だからセーフ)。でもデースケ様はシカじゃなくてウマだな、たぶん。
島のロケーションが実際に冬なので、窓の外も雪景色。カーテンがほしいところだけど存在しない。
ストーブの横には薪が積んであり、足りなくなったらそこから補充できる。
こういう場合壁にはむしろ暖かな雰囲気の絵画を飾るべきではないかと思ったが、そんな手持ちのストックはないのでブリューゲルの「雪中の狩人」を飾る。わたしはブリューゲルの絵画が好きだしね。オレンジの壁に、この絵画の色合いはしっくりくる気がする。
テーブルの上に温かそうな料理を並べておいたから、これでも食べて暖まってくれ。
あと実は、部屋のいちばん奥のまきストーブを起点として、手前にいくほど明るい色を使うというゆるいグラデーションを意識した。狭い部屋にも奥行きを感じさせる効果があるような、ないようなやつである(ないの?)。
外はこんな感じ。
雪が降るから外にあまりものは置けないという設定。手抜きじゃないよ。
あれ、薪のストックを積んでおくつもりだったのに忘れている。そのうち足しておこう。薪が足りなくなったら補充できるように、針葉樹は多めに植えておいた。
この家の屋根を見ていると雪下ろしが必要そうだと思ったので、梯子を用意した。混沌は梯子 CHAOS IS A LADDER である。
あとおそらく薪ストーブの燃料ではないものを置いてしまったが、まあこんな環境で暮らしているのだから、いざというときの備えは必要だ。
現在、島に学校が建つところまで進めているので施工事例もだいぶたまっているのだが、とりあえず本日はここまで。
写真を見ながら工夫したところを思い出すのもなかなか楽しいものである。