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帰らん、地平の彼方へ「ファイナルファンタジー14」プレイ日記・39

この記事にはFF14新パッチ「暁月のフィナーレ」のレベル83IDまでのネタバレを含みます。

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メタリックで染色したらスキーウェアみたいになった

怒涛のイベントバトルを制し、いろいろ……本当にいろいろあってレベル83IDをクリアした。81IDももうラスボスバトル級の盛り上がりだったが、83IDもラスボスか? みたいな空気だった。あいつ蛮神討伐戦で出てくるのかと思ったら、IDボスだったのかよ……。

情緒をどこへもっていけばいいかわからないまま、とにかくここで一度感じたことをメモしておこうと思う。

 

レベル83IDまでのネタバレ注意!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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この時点で号泣だったからね

 

 

帰らん、地平の彼方へ

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今までもずっとそうだったが、暁月も音楽の使い方が抜群にいい。

わたしたちはこの曲をよく知っているのだ。特にモグコレとかでメインルレを周回していたようなヒカセンは。

かつてこの曲は、いかにも「悪の大帝国でーす!」みたいな場面で、そういう曲調で使われてきた。でも今、この雪国のラジオから流れてくるか細い歌声は、同じ旋律でも全然聞こえ方が違う。

寒さに身を寄せ合ってきた人々が口ずさんできた歌として、それは耳になじんだ。

ラジオからヴァリス帝の声が放送されていると聞いたときはエエエエエエエエどどどどどどどどういうkふぉf、ふぇまだあわふぁああわあrわふぇtってなったけど。

ロクス・アモエヌスとはどういう土地なのかが気になる。サベネアの錬金術師があれだけ頑張って作った霊鱗に近い機能を持った鉱石なんてただごとじゃない。ドラゴンの鱗級のパワーがある石ってことだよね? 単なる肥沃な土地以上の場所なのではないか。ちなみにソル帝自身はラジオ開発にかかわっていたのだろうか?

コルヴォという地名もよく耳にするようになった。たしかゼノスの師匠がそこの出身だったはずだ。グ・ラハくんも。

 

そしてこの曲のタイトルがまた。

これって Home, riding home... ってことじゃん。

誰よりも帰りたがっていたのは、生きる世界を奪還したがっていたのは、ソル帝の顔をしたエメトセルクじゃん。彼はこの曲をどんな気持ちで聴いていたんだろう。

 

 

アーモロートとガレマルドの類似

ガレマルドにはちらちらとアーモロートを思わせる要素がちりばめられている。

「高い建物」があることは以前からわかっていたが、今回こんな形で明示されるとは。

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これって漆黒でのエメトセルクのセリフのリフレインじゃん……。ククルカくんはこの言葉を「覚えている」よ。

 

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こういうことを口に出して言ってくれるアリゼーが好きだよ(3回目)。

エメトセルクはガレマルドにもアーモロートを再現しようとしていたのか。

意図的なことではなかったかもしれない。中央集権の象徴として「高い建物」をたて、広い道を整備し舗装し、街路樹を植えるのは理にかなっている。ソル帝が具体的に指示したことではなかったかもしれない。

それでもこの町はどうしたってアーモロートの再現としか思えないし、帝都を歩くソル帝がこの町に何を見ていたのかに想いを馳せてしまう。

 

 

ソル帝の影

当然といえば当然なのだが、ガレマルドに来てからずっとソル帝の影を感じる。

彼は本当にガレアン人の希望であり、まぎれもない英雄だったのだ。

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この呟きを聞いて、それからこの過酷な土地を見て、感じて、ガレアン人の持つ誇りと、その裏にある強烈な劣等感(エーテルを扱えない)を知って、エメトセルクが彼らを「選んだ」のはただ利用するためではなかったのかもしれないと思った。

もしかして、本当に彼らを「救いたい」と思う気持ちがひとかけらくらいはあったのかもしれない。

彼らの苦しみや悲しみに共感して、手を差し伸べたいと思ってしまったのかもしれない。

 

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エメトセルクは現生人類のことを「生きている」とは認識できないと言っていたけれど、本当はそんなことはなかったんじゃないか。

彼らが「生きている」とちゃんとわかっていたし、彼らの感情を理解し共感できる部分もあって(だって「帰りたい」なんだよ)、同情もするし、息子のすこやかな成長も祈ってしまう。全部わかっていてその上で生き残るべきは古代人である、というだけで。

そういう感情はゾディアーク側の立場からすればすべて「雑念」なのだろうが、そう言うのならばエメトセルクはきっと雑念まみれの人なのだ。水底のアーモロートに親友の泡を生みだしてしまうくらいに。

ゾディアークに染められていない、本来のハーデスの性質はきっとそういうものだったんじゃないかな(ファンの曇ったまなざし)。

 

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ここ、結局何もなかったけど気になるんだよな……。サブクエストで何かあったりするんだろうか(マウント飛行を解放したらサブクエストをやろう! と思っていたらもう月に行く流れになってしまい焦っている)。

 

 

楽しいお食事会と魂とアニマ

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俺はいったい何を見せられているんだ……?

正直ここからしばらくずっと宇宙猫状態だった。

ヴァリス帝はあれで終わりではないかもしれないという予感は、正直あった。塔の中で燃料にされていたりするのかと思っていたが、事態はもっと悪かった。

FF10で大変お世話になった蛮神……ではなく召喚獣アニマと、まさかこんな形で再会するとは。アニマは男性の中に眠る女性的なものという概念のはずだが、それを「ゼノス」が(実際にはファダニエルが、かな?)「父親」の体におろすというのが面白いというか、深読みしたくなるというか。ゼノスの「母親」はどんな人だったんだろうな。

ヴァリスヴァリスで「祖父」に認められたい、彼を超えたいと思いながら、結局誕生からずっとその「祖父」に利用され続け、息子の手にかかって死ぬという最期だった。「舞台上で最も哀れな役者」をわたしが選ぶならぶっちぎりでヴァリスである。

 

そのあとのあのスニーキングミッションはね……。

このブログで繰り返し書いているとおり、わたしにはスニーキングミッションを楽しむ才能が壊滅的に欠けている。時間制限もストレスになってしまうタイプだ。写真も一枚もない(それどころではなかった)。強くなって敵をサクサク倒す方に快感を覚える人なんだわたしは。

殴られながら逃げ回り続けるのはかなりきつかった。魔導リーパーの再起動アイテムもなかなか見つけられなかったし! 方向音痴なせいで同じところを大量の敵を引き連れて延々ぐるぐるしていた気がする。

ただ、そこのパートであまりにも精神的に追い詰められただけに、その次の市民と共闘するパートの感動はひとしおだった。そしてそれでも倒れてしまう絶望感も。もう一度あのスニーキングミッションからやりなおしになるのか……! と挫けそうになったときのイベント発生は本当にありがたかった。

見たこともないデバフマークがついたククルカくん(の魂が入ったボディ)が這っていくのがさ……英雄なんだよ、本当に。ここで、それでも前へと進む forge ahead できるのが、英雄ということなのだと思う。

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精神的にもゲーム難易度としてもかなりきつかったけども、全然いいんだよ。ククルカくんの悪い顔がたっぷり堪能できたから!

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トレイラーのひろしがなぜゼノスの玉座に座っているのかについてもいろいろ予想していたが、まさかそんなことになっているとは。

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いやー禍々しい。スキーウェアではなくアシエン風装備のままで来るべきだったかな。

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渾身のタックル。

この展開にはものすごくびっくりしたし面白い試みだったと思うけど、さて物語的にはどんな意味があるのだろう。局所的にみればファダニエルによる「時間稼ぎ」なわけだが、大局的にみれば、ここでは「身につけた技は魂ではなく肉体に宿るもの」という情報が示されたことになる。これがのちのちどんな意味を持ってくるのか。

 

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アッハイそうですね。

 

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エスティニアンが運んでくれたのか! ギムリトダークのときみたいに、ってことだな。

 

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せめて肩は覆った方がいいんじゃないかな。

 

今回はひとまずこんな感じ。

リキニアやクイントゥスまわりのことももっと書きたいのだが、あのあたりはまだ感情がよく整理できていない。簡単に語れる問題でもない。

でもエオルゼアで「英雄」と呼ばれてきた光の戦士が、当然ながらガレアンにとっては「化け物」扱いなのだということを改めてはっきり突きつけてくれたのはとても好きな展開だ。

そしてクイントゥスとどんな話をするかを語りながら希望に満ちた笑顔のアリゼーと、並行してクイントゥスが銃をとるシーンがすごくよかった。FF14全体を通していちばんよかったシーンかもしれない。

「絶望」とは「何」か、ということを、「希望」と対比させて描くという手法。

こんなゲームができるってすごいことだと、このシーンで改めて思わされた。

 

さて、ククルカくんは現在、バブイルの塔をクリアして月に行く一歩手前のところでログアウトしているのだが、うーん……やはり一度デジョンしてサブクエを片づけてから月に行くか……。ククルカくんを信じて送り出してくれたアルフィノたちには心から申し訳ないが……。

 

 

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