「レインコード」1章をクリア!
この物語の文法が少しずつわかってきた感じ。
これから超探偵とひとりずつ組んで能力をラーニングしていくのかな。ここのところ青魔道士系主人公が続いているけど楽しいね。
では以下、1章までのネタバレ感想!!
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クギ男事件
今回も連続殺人事件だったわけだけど、今作ではこんな感じで続いていくのだろうか。
ロンパでは最大でもふたりずつしか死ななかったので、連続殺人事件を解決するのはなかなか新鮮。
ただ1件の事件を解決するのと同程度の時間で4件を解決することになり、1件1件の扱いは軽い印象。最後の被害者なんてなぜ殺されることになったのかもわからなかったし。
トリックの解明と犯人当てを中心において、動機はスルーぎみで進むのかな。
というか、動機にフォーカスしようとするとたぶんどうしてもカナイ区の闇問題に切り込む必要があって、そこに切り込んでいくのは終盤になるだろうから、序盤では動機をスルーするしかないのかも。
トリックの方も割とあっさり解けてしまう印象なのだが、それはまだ1章だしな。
全体に事件の印象が弱いのは、被害者も犯人候補たちも「記号」でしかなかったことも一因かも。
被害者の背景はあまり詳しく語られないし、名前もあったようななかったような……(少なくとも人物紹介にも解鍵にも名前がなかった)。「神父」「シスター」「使用人」「信者」にも名前がない。どのキャラにも役割だけが与えられていて、「個」としての存在がない感じ。キャラは割と濃かったが。
なぜこうしたんだろ? キャラクターとしてフォーカスしてほしいのはあくまでアマテラス幹部の方で、各事件の方は味付け薄めでいくのだろうか。
おしおきもなくて犯人もその場でぽっくり逝ってしまうので、犯人の見どころもそこまでないんだよな。信仰に絶望して犯行に走る宗教家なんてなかなか面白いキャラだと思うのだけど、そのへんもあっさり気味だった。
犯人の魂を刈る
犯人がその場でぽっくり逝くという設定がこの先どう活きてくるのかが気になっている。
たとえば「死なせたくない犯人」が出てくるとか。
事件の謎は解けたが、事件以外のところで大事な情報を持っているとみられる人が死んじゃって話を聞けなくなるとか。
逆に追い詰められた犯人が人質をとるとかいう展開は封じられそう。
ハララ・ナイトメア
この話、章ごとに超探偵とひとりずつ組んで、その超探偵の能力を借りながら事件を解決することになるのかな。
で、その一人目がハララ。「第一発見者が事件現場に踏み込んだ瞬間」が視えるというのはなかなか都合がいいというか、絶妙というか。なんで「犯行の瞬間」ではないんだと全プレイヤーがつっこんだはずだ。
まあ犯行の瞬間が視えて、かつ人物まで視えるならそれで事件解決だしゲームにもならないしな。「人物は視えない」というところはハララの興味・関心が人物に向いていないということの現れでもあるのかも。やたらお金にこだわるところといい、ハララはどのような過去を経てこうなったのか気になるところ。
「第一発見者が事件現場に踏み込んだ瞬間」という設定が活きて解決できた事件もあったし、この能力は話の中でうまく使えているとは思う。
この能力で得た情報が、謎迷宮で解鍵になるのはともかく、裁判でも証拠として使えるというのはすごい世界観だ。それだけ世界探偵機構が認知されているということか。
次は誰と組むことになるのかな。
正直ハララがいるならほかの探偵はいなくても大丈夫な気はするのだが、チームとして能力を補いあうようなバランスになっているのだろうか。
フブキがどんな能力を持っているのかが気になっている。いったいどんな能力があれば、あのキャラクターを補って超探偵になれるというのか。
次の事件を楽しみに、本日はここまで!