グランドツアーS3ももう5話。毎週新作が見られる幸せに慣れきっている。
今回は三人の単独企画が3本。トップギア時代には珍しくなかったが、グランドツアーになってからはありがたくも三人が一緒に旅をする機会が増えたので、むしろ珍しいエピソードである。
とはいえロードトリップではない正統派レビューもGTの楽しみ。特に今回はリチャードがドキュメンタリーを担当しているのが見どころかな!
On #TheGrandTour this week... pic.twitter.com/DMc3LXDHkQ
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 8, 2019
以下、ネタバレ感想。
ゲストコーナー
今回もハワードとエイドリアンの出番はなし、と冒頭で明言されてしまった。
ここにきて新しいパターンをぶっこんでくるとは。
ジェームズ・メイのアルピーヌA110
去年ジェームズがウキウキで購入したアルピーヌA110を本人がレビュー。
そのウキウキっぷりの一部は Drive Tribe で見ることができる。
届いた車の除幕式を自ら撮影するジェームズ。背後にこっそりダチアいるやん!
しかしジェームズがフランス車を購入するとは! イタリア車(フィアットとか)やドイツ車(BMWとかポルシェとか)は今までにも購入していたが、フランス車を買うイメージはなかった。いろいろと問題があることはわかっていても、面白いと思えたものは国やメーカーとは関係なく買うんだなあ。
0-60 in 4.5 seconds, top speed limited to 155mph. The Alpine A110 really zips along. #TheGrandTour pic.twitter.com/zTc4bjTM8c
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 11, 2019
0-60が3秒を切るような車を見すぎてしまい、4.5秒だとフーンな感じがしたが、いやいやそれでも十分早いからね。
外見については、わたしはそこまでひどいとは思わなかった(ただ昔のバージョンの方がかっこいいとは思う)。ライトのつき方なんて独特で目を引く。
一瞬出てきた Oh, cock! Tシャツ、公式で販売してくれ~!(あれはファンメイドの非公式なやつだったっけな……)
しかしこの「羽のよう」な軽さの車、キャプテン・スローはその速さを活かせているのだろうか。いやファンとしてはそんなことはどうでもいい。ジェームズがお気に入りの車を手に入れてご機嫌でドライブしているところが見られるだけで我々は幸せなのだ。
The Alpine A110. #TheGrandTour pic.twitter.com/VqwGuTzsFH
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 11, 2019
カラシニコフ製電気自動車
リチャードのカンバセーションストリートタイトルコールのときに intercourse(性交)という単語が聞こえてきたような気がしたが、気にせずいこう。
カラシニコフの電気自動車は……いったいどういうつもりでこんなデザインになったのか……。どうやらメーカー的には「革命的にエッジの効いたスーパーカー」だと思っているようだが、どれくらい本気で言っているのか。
カラシニコフ社が電気自動車を発表。「革命的にエッジの効いたスーパーカー」 | ハフポスト
でも「カラシニコフに乗ってる」は確かに言ってみたいせりふだ。
リチャード・ハモンドと馬
リチャードの奥様のミンディさんは愛馬家として有名である、ということを踏まえてあの大演説を鑑賞すると、いちだんと味わい深い。実際にリチャードはミンディさんに馬をプレゼントしているし、馬を飼うための設備もあれこれ整えていたはず。
詳しくはこの本に。リチャード若いな~!
一方ミンディさんの方は、Express さんで毎週コラムを連載中。
挿絵にときどき登場するリチャードがとても似ているしかわいいのだ。
こちらでもたまに愛馬のエピソードが語られている。
リチャード、あとで怒られなかったかな……。
ランボルギーニ・ウルス
The Lamborhgini Urus: sits right at the moment when excitement stops and terror begins. #TheGrandTour pic.twitter.com/utJzAnmi8F
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 9, 2019
「ワイルドスピード」の新作にありそうな場面だな! と思ってしまったが、前作がアイスブレイクだったからな~。
The Lamborghini Urus. #TheGrandTour pic.twitter.com/lQ2r5DCszM
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 9, 2019
Jeremy Clarkson, a professional presenter. #TheGrandTour pic.twitter.com/mjCW2PZZj9
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 12, 2019
さすがジェレミー、プロフェッショナルだぜ……。
このポルシェとの対決はカメラワークも相まってかっこよかった!
Clarkson's Urus gets twitchy around the bell end before going down the shaft. #TheGrandTour pic.twitter.com/roSD0LcyUY
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 9, 2019
What a laugh we had!
— Abbie Eaton (@AbbieEaton44) February 8, 2019
🚙 💨🔔 🔚 pic.twitter.com/A9Rs9zqNdM
Bell end はトップギア時代からの頻出用語だからみんな意味は知ってるな! アビーさんもその絵文字やめww
ジム・クラークドキュメンタリー
S3のドキュメンタリー担当はリチャード。ロータス25に乗り込めるのが三人の中でリチャードだけだったんだろうな。
Jim Clark's Lotus 25, the car in which he won his first F1 World Championship in 1963. #TheGrandTor pic.twitter.com/dmYyyOypiR
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 10, 2019
ロータス25で走り回るリチャード、非常に貴重な機会だということはわかるのだが、見ているこっちは事故らないかとハラハラである。
わたしはトップギア時代から番組を見ているものの、車そのものやモータースポーツには大して詳しくない。だからこういうドキュメンタリーで知ることは何もかも新鮮で面白い。現在ある車たちがどういう歴史をたどって生まれてきたのかをほんの少し覗ける気がして。ジム・クラークについても名前を知っている程度だったが、こんな天才がいたのかと驚くばかりだ。
彼の1965年の年間試合数63戦はすごすぎる。1週間に1試合以上のペースではないか。F1、F2にタスマン・シリーズ、ツーリングカーレース、インディ500に参戦していたとのこと。マルチすぎる。
A look back at the fateful day of Jim Clark's final race. #TheGrandTour pic.twitter.com/r8rTIfieCU
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 10, 2019
その偉大さを知った後に見る事故シーンはつらい……。
リチャードも言っていたが、生きていたらもっと優勝できただろうし、すごい走りをたくさん見せてくれただろうに。
「もし彼が生きていたらまた会いたい」
の言葉がぐっときた。走りがすごかっただけではなく、クルーからも慕われる人だったんだな。
おまけ
Spotted on Reddit. Clarkson leaves mark in the snow. #TheGrandTour https://t.co/5GMISlKugG pic.twitter.com/zaf5NecHuo
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 11, 2019
ジェレミーの顔が雪山に!!