今週のグランドツアーは中国へのロードトリップ!
中国といえば、トップギア18-2でジェレミーとジェームズが訪れている。しかしそれは2012年のこと。あれからさらに中国の自動車市場は発展を遂げた。
あの頃ジェレミーたちは冗談半分に「今後私たちは中国製自動車に乗ることになるのか?」と話していたが、まだそういうことにはなっていない。が、中国製の電気自動車が物凄いことはわかった。さらに10年たったらどうなっているかわからない。
そんな予感を持たせる内容ではあったが、ロードトリップとチャレンジ自体はいつもの三人。今回はいつもとは一味違う爆発を見ることができるぞ!(※車番組です)
Coming up on the new episode of #TheGrandTour it's 'Chinese food for thought.' Watch Friday only on Prime Video. pic.twitter.com/FT0RJszZCn
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 13, 2019
Coming up on this week's episode of #TheGrandTour... pic.twitter.com/uSvjuAw0E1
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 15, 2019
紅旗(ホンチー)L5
まったく共産主義的とは言えないお値段の共産主義車。名前は思いっきり共産主義なのに、名が体を表してなさすぎる。
トップギアの共産主義車回でもジェームズが「(平等な共産主義社会において)より平等な」という素晴らしく皮肉のきいた言い回しをしていたが、あれを思い出した。ジェレミーの言うとおりどこからどう見てもヴィランの乗る車だ。
今回の車
ジェームズ:メルセデス Sクラス
リチャード:キャデラック STS
紅旗を買わなくてももっと安くヨーロッパの高級車が買えるよ! ということで三人が選んだのがこちら。一部ヨーロッパじゃないのもあるが。
しかし高級車のはずなのにエアコンが壊れていたり(夏の中国でのロケでエアコンなしはつらそうだ……)、窓にカビがはえていたり、割と出だしからろくなことになっていない。
This week #TheGrandTour visits the absolutely mind-blowing city of Chongqing. pic.twitter.com/efUkBh8OLH
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そんな感じで重慶にやってきた三人。この地は現在、中国の自動車産業の中心地らしい。
あのドライブスルードア屋さんはすごかった。確かに、すごい勢いで建物が増える都市ならドア屋さんの需要は大きいはず。
中国の高速道路
すごい勢いで増えている中国の高速道路。強制退去がホイホイできるのでとにかく工事がスピーディらしい。ベトナムでも同じ話を聞いた。
中国は広い国だから、高速道路網も複雑そうだ。しかしあの紳士のソーセージ形ジャンクションは回避できなかったのか。
ガソリンスタンドの整備が追い付いていないのも困る。トイレも心配だ。あの状態で道路を開通してしまうところがすごい気がするが、そういう部分も含めて「スピーディ」であるということか。
あとあのピカピカ光るカメラは危険じゃないのか。事故の原因になりそうな気がする。
空飛ぶ火炎放射器&爆竹
Literally the best idea.
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Watch the new episode of #TheGrandTour now only on PrimeVideo. pic.twitter.com/8gulkpOwGK
車の爆発は今までに何度も見てきたが、これは新しいタイプの爆発だ。
そして空飛ぶ火炎放射器のBGMはもちろん「ワルキューレの騎行」。先日「地獄の黙示録」を見たので、これの元ネタがわかるようになった。トップギア時代にもあの曲とともにヘリを飛ばすシーンがあったような。
そしてドローンが優秀すぎて "fire everywhere" な事態に。全然車の優劣がついていない!
あんな撮影を許可してくれたのが自動車教習所だということに驚きを禁じ得ない。トップギア時代も含めて撮影を教習所でやったのなんて初めてじゃないのか。「安全責任」と書かれていたが、安全とは何だったのか。
そしてこの運転免許試験……。
Video of an actual driving test in China. #TheGrandTour pic.twitter.com/attYbLojAF
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たぶんこれは実際には、試験の一部なのだろうけども。
ニオ EP9
いやはやこれは、とんでもないものを作ってきましたな。
紅旗とは全然違う意味で凶悪な面構え。もう見た瞬間やべえ……って思わせてくる。
リマックコンセプトワンとの比較一覧、番組からの嫌がらせとして手がこんでいる。
フラグを立てまくってからのリチャードの試乗、先週に続いてこちらもドキドキしたが、事故がなくてよかった。
しかしあの加速……静かすぎてどんなテンションで見ればいいかわからないのだが、すさまじい。漏らすのもわかる。リチャードが「漏らす」を crap yourself と割と直球で言っていたのが印象的(今まで番組内では soil myself とかやや婉曲表現を使っていた気がするのだが)。
グリップもすごい。
(゚∀゚) <僕が一日中乗り回したのにひっくり返りませんでした
それはすごいな!
バッテリーが317キロというのもすごいな……。
公道も走れないし、現実世界ではまったく使えそうにないが、実用性を度外視してこんなモンスターを作れるところが、中国の現在のパワーを象徴している気がする。
反資本主義の聖地
いや~お土産屋さんでいっぱいお金使ってますね~。ジェームズは各地で帽子を買うのが好きですね~。これみよがしにレジの音を響かせてますね~。
なんというか、毛沢東がこの状況を見たら何て言うかな……とか考えてしまうけど、お金大事だもんね、儲けられる場所では儲けないとね。より平等な社会のためにね(棒)。
三人の敬意の表し方が本当に皮肉がきいてて最高。
三人のスーツ姿!
Behind the scenes photos from tomorrow's new episode from China. #TheGrandTour pic.twitter.com/TRrLb1b6Ip
— The Grand Tour (@thegrandtour) February 14, 2019
なぜか似合うジェームズ……。きみはソウル・グッドマンか。
リチャードのうさんくさいビジネスマンみたいな格好もなんだか似合う。
あの絵はきっとちゃんと本人が描いているやつだ。以前Twitterに上げていたiPadで描いたという絵にそっくりだから。漢字は頑張って上手に書けていると思うが、なぜか日本の鳥居のようなものまで描いてある。いったい何を見たのか。
Once-in-a-lifetime art purchasing opportunity in the community.https://t.co/CwLxIItEi7
— James May (@MrJamesMay) February 18, 2019
【追記】
あれは簡体字で「開」にあたる字らしい。なるほどね!
そして、どうして全員が車内で火を使う方向で自己啓発を始めるんだよ! 嫌な予感しかしないだろ!(トップギア時代から、火が出てきたら火災or爆発フラグだと刷り込まれている)
絶対爆発炎上するやつだ……と思っていたが、そこまでひどいことにはならなかった。リチャードが横転したくらいで。
あれ、実際にリチャードが乗ったまま横転シーンを撮っているように見えたのだが、どこまで乗ってたんだろう。事故ネタひっぱるなあ! 本人が楽しそうだからいいんだけど。