「オクトパストラベラー2」の発売が迫るこの頃、わたしもいずれやるとしても発売と同時に買ったものか迷っていた(現在FF14でもやりたいことがたくさんあるのだ)。
いずれ買うと決めているゲームについてはなるべく事前情報を入れないようにしているのだが、どんな感じに仕上がっているのかとトレイラーを見に行った。
そうしたらあなた、CV石田彰みたいな異端審問官とかいう100000000%わたし好みの主人公がいるじゃないの。
慌てふためいて公式サイトを確認したら、本当にCV石田彰じゃないの。
秒で予約したね。
その時点で体験版もリリースされていたので、さっそくやってみた。
うわーー石田ボイスの敬語キャラだーーー!!! しかも神官だーーー!!(わたしの石田彰は獣神官ゼロスから)
いよいよ明日発売ということで、わくわくして待ちきれないので体験版の感想でも書くことにした。これ前作のときもやったな!
ちなみにFF14内で石田彰誕生日会に参加したときのプレイレポートはこちら。
以下、体験版のネタバレ全開につき注意!
テメノス・ミストラル Temenos Mistral でプレイ開始
前作ではサイラス先生からスタートしたわたし、今作は当然ながらテメノスでスタート。
「テメノス」は古代ギリシャ語で聖域のことだから、これは聖職者の名前としてしっくりくる。
記事を書くにあたって名字を確認したのだが、「ミストラル」というのはフランスで冬から春にかけて吹く風のことだ。「春を呼ぶ風」と解釈すれば明るいイメージだが、「冷たく乾燥した強い北風」と表現すると厳しさも感じる。どんなキャラなのかな~。
「異端審問官」という言葉から、スタート時点でバキバキに異端を処刑しまくっている人なのかと思ったが、どうもこの世界の異端審問官は我々の知る異端審問官とは設定が異なるらしい。
まだ序盤を一回やっただけなのでよく理解できていないのだが、どうやら聖火教会の運営にあたって力を持っているのは聖堂機関というところ。聖堂騎士もここに所属しているのかな? で、教皇はそこにいまいち関与できなかったということだろうか。それで設けられたのが異端審問官というポストらしい。そんな機関に対抗するのにたったひとりで大丈夫か? テメノスくん、教皇からの信頼が厚いのはわかるとしてそんなに優秀なのか? あとなんで新設されたポストがそんな名前なんだ? そんなに異端が跋扈する世界なのか?
まだ何が何だかわからない。でも異端というか、聖火教の教えに背く人は増えているみたい。一方で聖堂機関というのも露骨にあやしい。
わたしは推しが犬呼ばわりされるシーンに興奮するという重篤な病を患っているのだが、それはともかく教会内になんかそういう関係性があるんだな。
その関係性をふまえると、後ろ盾になっていた教皇が突然の暗殺という貫禄の出オチを見せてくれたことで、現在テメノスくんの立場は危うい感じなのか。
前作のサイラス先生も開幕から昼ドラ学院で追放されてしまったが、冒頭の流れはあれに似ている印象だ。
子羊くん!!!!!!!!
テメノスくんのシナリオは教皇暗殺の真相を解き明かすという主旨のようだが、そんなことよりわたしの心を撃ち抜いたのは、テメノスくんからクリックくんへの「子羊くん」呼びである。
クリックくんの反応も含めてかわいらしい。
1章終了時にクリックくんとは別れてしまうことになったが、たぶん再会できるよね! クリックくんからは「友情は芽生えていない」とのコメントだったが、そんなわけはないので再会が楽しみである。もし敵対することになったらそれはそれでおいしい展開である。
それにしても前作での「導く」もほぼ誘拐だったが、今作の「導く」も同様である。とはいえ積極的に導いていかないと、テメノスくん一人旅ではきついしね。いろいろと連れ歩きたいところ。
スキルといえば、「暴く」の方もなかなかにひどい。いきなり一般人に話しかけてぶん殴る神官!!
倫理観どうなってますの!! 「情報を暴いた」じゃないんだよ、ほぼ拷問じゃないの。
いやこの感じこそオクトパストラベラー。前作の、初めて訪れた教会で聖職者をぶん殴って「いい試合だった」と喜ぶ騎士の記憶もまだ新しい。
ともかく、そんな感じでテメノスくんの第一章をクリア。
前作に比べて、第一章のボリュームが結構ある印象だ。
初ダンジョンは短かったものの、前後のストーリーがしっかりあるし、キャラのスキルが昼と夜とで二種類ある分、チュートリアルに割く部分も長くなる。前作体験版の感想を読み直すと、わたしは3人目の主人公のところまでいっている。しかし今作ではテメノスくんの次の主人公までしか見られていない。全体的なボリュームアップになっていたら嬉しいな。
迷子の神官
前作でも、ひとり旅立ったサイラス先生はいきなり迷子になって当初思っていたのとは違う町にたどり着いてしまったが、今作でもわたしの迷子スキルが発動、よくわからないままにブライトランド地方に出た。テメノスくんの暮らしていた静かな町とは雰囲気がずいぶん違い、都会らしい町並みである。そこで出会うのはソローネ。
ソローネ・アングイス Throné Anguis
ソローネの名前は、このブログではおなじみの throne、すなわち玉座のことだと思われる。ソローネがあの盗賊組織の後継者になるということでつけられたということだろうか。
また thorn(棘)説もあるようで、ゲーム開始時点での彼女のキャラクターを考えるとこっちもありえそうだ。
Anguis はラテン語でヘビのこと。たしか第1章で彼女がヘビ呼ばわりされるシーンがあったはず。公式イラストの曲線的な立ち姿もヘビをイメージしているのかな。
というか公式サイトを見て気づいたが、CV田中理恵だったのか。彼女のやや低音で囁くような声も好きなんだよな。Switch の携帯モードで遊んでいると、低音や囁く音がちょっと聞こえづらいのが難点だ。
一人R18アース、再び
前作感想のプリムロゼパートで、わたしは「一人R18アース」と書いていたが、どうも今作のR18枠はソローネらしい。テメノスくんのシナリオで謎解きがんばるぞ! なムードになっていたが、そういえばこれそういうゲームだったわ! キャラごとのシナリオの温度差で風邪ひくやつだったわ!
いやいや例によってえげつない描写の連続。ドット絵でなかったらもっときついだろうなこれ。第一章から人死には出るし、裏切者は出るし、もちろん娼館もあるし、「お仕置き」シーンもある。
どうなんだろ、「一人R18アース」と書いたけど、今作はほかにもR18枠キャラがいたりするんだろうか。まだ二人目なのでわからない。
現在ここまで終わったところで体験版終了。これ Switch で出して大丈夫? この先どうなるのかハラハラわくわくである。
前作も割と「大人向け」な描写は多かったが、今作もそのテイストを失っていない感じがわたしとしては嬉しい。シナリオの振れ幅で思いきり風邪ひかせてほしい。
期待してるからな!!