前回、ブライハーヴェンでの期限つきミッションがスタートした。お盆に開催されるパーティまでにアレしろというミッション。
やることが一気に増えたので間に合うか不安だったが、結局余裕だった。全部のダンジョンを町と往復しながら攻略していたら、もうちょっとギチギチスケジュールだったかも。
支援者イベントも次々解放されるのでなかなか忙しい。終盤まで支援マックスにはならないだろうと思っていたのに、結構なペースで解放される。ストロールくんとかもう支援7だし。ところどころで王の資質ステータスチェックが入るが、バランスよく順当に上げていればそんなに詰まることもない印象。
しかしどの支援者イベントも不穏というか、村焼かれ率がすごくない? もう大都市にしか人が住める場所が残ってないのでは? しかも倫理学や社会学でよく見る問題がうまくストーリーに落とし込まれていて、ちょいちょい頭を仕事モードにさせられる。
それにともなってアーキタイプの上級職も解放されつつあるのだが、3段階目の上級職は条件が結構大変だ。いろいろなアーキタイプを計画的に育てる必要がある。最終的に全部上げることになってしまうのか。主人公については全アーキタイプマックスというトロフィーを見た気がする。アイテムドーピングも使って育てたらいけるかなあ。
そんな感じで、現在おそらく中盤にさしかかっている選挙戦(ミッション難易度の◆の数が今マックスの半分くらいなので)。
以下はそのネタバレ感想!
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実力主義の落とし穴:すみやかなインシデント報告のために
前回はフィデリオくんとバジリオくんによる圧迫面接を通して面接をパスするコツを学んだが、今回はより社会に役立つ教訓を得た。
ルイ陣営は極端な実力主義だ。ルイ自身が力でのしあがった人物であり、実力があれば種族を問わず重用することを公言している。被差別民であるパリパス族のフィデリオくんとバジリオくんがルイの側近を務めているのも、それをわかりやすく周囲にアピールするためだろう。
一見合理的に思える方針だが、そこには大きな落とし穴があった。
極端な実力主義とはすなわち、使えないと判断された者は左遷や降格、あるいは追放の可能性があるということだ。そのため、構成員は自分のミスを隠す傾向にある。
人心掌握に長けたストロールくんはそのことを実によくわかっていた。
ここまで致命的なインシデントが発生したのに、一週間以上も何の報告もなく、再発防止策もなかったのである。組織としてダメすぎる。
組織の経営者・管理者はここから何を学ぶべきだろうか。
まずは構成員とはっきりとした目的意識を共有することが重要だ。この組織の場合、目的は「個人の出世や保身」ではなく「ルイ様の当選」である。
そして経営者側の評価もそれに基づいて公正に行われるべきだ。たとえ新入りにボコられて鍵を奪われたとしても、それを正直に報告し、不審者の侵入前に対策をとり、選挙戦に影響ないまま事態を収束させればよいではないか。事態が無事収束したのなら、経営者はその部分を評価に含めるべきである。
経営者がこのような目的意識と評価基準を明確にし、構成員と共有していれば、このようなことにはならなかったはずだ。「風通しのいい社風」ってのは日頃のコミュニケーションによってその共有が徹底されてるって状態だろ。
つーか警備責任者が複数の不審者に暴行されて鍵を奪われたとして、普通はそれを理由に降格とかないでしょ。まずは警備体制(配置人数や交代・引継ぎのシステムなど)に問題がないかを検証して、そこに不備や脆弱性があったならシステム自体の見直しが必要だし、もし個人のミス(居眠りとか)があったならその点についてのみ責任を問われるべきである。
……完全に仕事モードやんけ!!! やめやめ!!
ルイの夜会
さてお盆を迎えたブライハーヴェン。いよいよルイの夜会の日である。ずいぶん豪華な立食パーティが始まった。これどこでやってるんだろ。どこかのホテルかな。
パーティ開始後、真っ先にアンジェロくんのもとに歩み寄り、新人の紹介をするルイ。めちゃくちゃ期待されていることがわかる。
これからすることを考えるとできるだけ目立ちたくないし、周囲に強い印象を与えたくない。しかも絶対に失敗できないミッションを控えて緊張していることは間違いない。ここで「緊張してます」と答えられたのはよい選択だった。
しかしルイから一言挨拶を求められ、咄嗟にちぐはぐな挨拶をしてしまう。
さっきまで緊張から蚊の鳴くような声だったのに、急にめちゃくちゃいい声で決意表明するアンジェロくん。キャラがブレブレである。
ストロールくん、ナイスフォロー。きみがきっと何とかしてくれると思ってたよ! いつもトンチキ選択肢ばかり選んでごめんね!
ストロールくんのフォローのおかげで、周囲からのウケはまずまず。ただし強烈な印象を残してしまったかもしれない。
それにしてもこの場面を見ていてつくづく思ったのだが、この世界って肩パッドがめちゃくちゃ重視されるファッション文化なんだね。むしろ肩パッド=強さの誇示、みたいな文化なのかな。
ともかく、アンジェロくんはソロミッションへと赴いた。パーティ会場ではストロールくんが時間稼ぎをしている。なかなか直球な話題で。相手を騙したいときはなるべく嘘をつかず本当のことを言うのが鉄則だが、そこまでぶっちゃけていいのかという展開に。
ハリア村の話題を出したときのルイ。うーん、そんな表情するんだ? 犠牲者を悼む気持ちはあるのか。しかもちゃんと名前を覚えている。村がニンゲンに襲われたときに軍を出さないと決めたのはルイだった。その理由がこちら。
ルイは「この国に何が迫っているか」知ってたってこと? ハリア村はニンゲンによって襲われた最初の村だというのに? それ以前にニンゲンの脅威を把握してたの? どうやって?
ルイが軍を掌握していたなら、斥候からの報告とかでニンゲンの目撃情報自体はすでに得ていた可能性はある。でも本当にそれだけか? この言い方、ニンゲンとは何かについてもうちょっと知ってるんじゃない?
ルイもかつて「身に染みた」ことがあったのかなあ。子供の頃から天才的な魔法使いだったらしいけど。ここまでの実力主義で、王の暗殺まで堂々とやる人なのだから、その動機に何らかの鬱屈したものがあってもおかしくない。
ルイの言うには、この世の恵みには限りがあるのだから、奪い合わずに生きることなどできない。その現実に目を閉じ、民の生き方を縛り死なせているのがこの国である。民は本来力を尽くして奪い合うべきで、その公平さだけが犠牲となる命の手向けとなろう、とのことである。
すげーな。奪い合いの世界が理想なんだ。人類が獲得した「分かち合い」という概念が完全に欠けている。何が公平さだよ、極端な「自由」だけを追求したディストピアじゃねーか。共助共存の精神なしにコミュニティが維持できるもんかよ。
単独ミッション:アクシデントの連続
さて一方鎧戦車での単独ミッションに挑んだアンジェロくんだが、次々とアクシデントに見舞われる。あんなに綿密に計画を立てていたのに、何ひとつ計画どおりに進まなかった。
ルイの私室はジョナサンジュナさんによって内側から鍵をかけられており、入れない。鎧戦車が予定外の飛行を始める。ブライハーヴェンの港の上に浮かぶ水の塊に鎧戦車が引き寄せられて転覆しかける(この直前に知見を上げるイベントでこの水の塊を見ていたの、タイミングがよすぎた)。鎧戦車の外壁に投げ出される。
この時点でプレイヤーはミッションコンプリートをあきらめており、もう命優先で地上に帰ることを考えようぜと思っていたのだが、アンジェロくんは全然あきらめていなかった。鎧戦車の外装甲の上を剣で走行し、窓からルイの私室に侵入しようと言いだしたのである。おいおいマジか。急にアクション操作とかやめてくれ。
案の定どこを走ったらいいかわからず、一度 FANTASY IS DEAD してしまったが、どうにか奇跡的に生きてルイの私室まで辿り着いた。運がいいってレベルじゃねーぞ!
命からがら到着したルイの私室では、アンジェロくんが持っているのと同じ幻想小説を発見。これが今回の一連の話の中でいちばん驚いたところ。モアくんの思想とルイの思想って全然違わない? この本を読んでてどうしてそうなった?
あれ、ていうかモアくんってトマス・モア!? いやトマス・モアの『ユートピア』は共産主義的思想で書かれたものだから、こっちのモアくんの思想ともちょっと違うけど、元ネタはこれか。トマス・モアの『ユートピア』もヒュトロダエウスの見聞を聞く形での幻想小説だし。ユトロダイウス5世というのはヒュトロダエウス Hythlodaeus のフランス語読みか何かかな。
わたしはFF14のヒュトロダエウスが大好きなのだが、今後ファンタジージャンルにおいてヒュトロダエウスの名前も、ギリシャ神話や北欧神話の神々の名と並んで定番ネームになっていくのだろうか。「ユートピアの語り手」という元ネタ設定がおいしすぎるんだよな。
ちなみに先日メタファーをクリアした友の、主人公の名前がトマ・スモアくんだったらしい。その話を聞いて、たしかにあの幻想小説は『ユートピア』みたいだよね~と言っていたのに、そのときはそれがモアくんとユトロダイウスの名前と結びついてなかった。友に今確認したところ、主人公の名前をつけた後でモアくんの名前が明らかになり、友は大爆発したらしい。慧眼がすごい。わたしは察しが悪すぎる。
となると何だ……何だ? ユトロダイウス5世は何をどこまで知ってたんだ? トマス・モアも時の王に幽閉・処刑されてしまったわけだけど、でもヒュトロダエウスから名付けられた王が、単なるクソ野郎で終わるとは思えない。「王の魔法」も幻想小説から着想したように見えるし。もしかしてモアくんが忘れているだけで、本当にユトロダイウス5世は「異世界」を見てきたのか。
で、この本はルイにどんな影響を与えたのか(無理やり話を戻す)。積み本というわけでもなく、だいぶ前に読んで処分してないだけの本というわけでもなさそうなのは、この本の奥に魔法の図面が隠されていたことからわかる。
散らかしすぎである。部屋の主に侵入を気づかれないように、なるべく痕跡を残さずさっと盗ってさっと出るべきなのに。いいからさっさと片づけて出ようぜ、と思っていたらもうひとりの侵入者が現れた。
ジョナサン改め峰不二子。やっぱり峰不二子じゃねーか!!(前回記事参照)
ガリカの名前に反応したところを見ると、どうやら彼女も王子様救出派の一員である。
そしてそこへ現れる公認かませ犬士ことグローデル。彼はアンジェロくんがいないことに気づいて鎧戦車まで探しにきたわけだが、部屋の中の声からジュナさんとアンジェロくんが両方ネズミだと気づいた。
グローデルはジュナさんを人質にとり、アンジェロくんと対峙する。しかし。
ジュナさんにアーキタイプが覚醒! というかジュナさん、アーキタイプのことを知っていた。「この目で実物を何度も見たから『再現』できるかも」ときた。なんだなんだ? 能力コピー系の能力者なのか。青魔道士かものまね士か!?
初めから別れを胸に秘めているひと……? どういうことだってばよ。
そしてアーキタイプ覚醒の一連のやりとりを黙って見ていてくれるグローデルは、なかなか悪役としてのふるまいを心得てるやつだな。
ワイルドのペルソナ使いやんけ!! 出る作品を間違ってない? ここまでダンジョンで何個か仮面を拾ってきたけど、ジュナ用だったのかー!
そういうわけでアンジェロくんとジュナさんのふたりでグローデルをボコり、命乞いするグローデルを見て「いやここで見逃したら普通にルイに告げ口するでしょ……」と話しているところを、「隙を見せたな馬鹿め!」的な感じで襲われたわけだが。
ああああーっアンジェロくん、ついに20位に入ったのか!!!! サブクエストをやる中で指示順位がどんどん上がっていって、24位くらいのところでカンストしてたっぽいんだよね。それがここにきてついに20位に! 報道がなかなか届かない地方にまで勇者品評会のニュースが行きわたったってことか。
こうして無事「王の魔法」が発動し、グローデルは死亡した。本当に、徹底してかませ犬役だったな……。そして「王の魔法」って、候補者の命を守るだけではなく暗殺者を殺すだけの力もあるんだな。
前回記事で、フォーデン暗殺のためにはまず「王の魔法」の発動条件を明確にする必要があり、それを調べるためにグローデルでいろいろ実験すればいいのではないかと書いたのだが、実験前にお亡くなりになってしまうとは本当に使えないかませ犬だよお前は。結局かけつけたルイの目の前で亡くなったので、何らかの参考にはなったかもしれないが。
グローデルが候補者ランキング20位以内に入っていたのなら、「候補者がほかの候補者を殺そうとした場合、王の魔法で殺される」という条件はひとつ明らかになったことになるか。
あとは死人に口なしってことで、ジュナさんがうまいこと「グローデルがルイ様の私室に入ってました!!」と話して、何もかもグローデルのせいにして終わらせた。グローデル、最期に役に立ったじゃねーか。
ただ「死人に口なし」だということくらいは当然、ルイもフィデリオくんもわかっているわけで。フィデリオくんはジュナさんもアンジェロくんのこともまだまあまあ疑っているように見える。ルイはどうなんだろうな。
ここまでの印象だけで語らせてもらうと、ルイはジュナさんにしてもアンジェロくんにしても「完全に信用」していることはなさそう。それはフィデリオくんに対してもバジリオくんに対しても同じ。部下がどういうつもりだろうと同じこと。部下も自分自身も含めて、実力主義の「奪い合う」世界が彼の理想だから。
使えるやつなら内心がどうであれ重用する。使えないやつなら内心がどうであれクビにする。使えるやつが裏切ったら実力で排除する。もし使えるやつが実力で自分をも凌駕するなら、それはそれでいいとさえ思ってるかもしれない。それが公平な奪い合いの世界ってことでしょ? まあまだ現時点ではアンジェロくんたちが束になってかかっても、ルイには片手でひねり潰されそうだけど。殺ろうと思えばいつでも殺れる、だから泳がされているのかも。
ジュナさん加入
そういうわけでジュナさんがパーティに加入した。もともと王子様一派のスパイだったんだな。その上で惺教の仕事も引き受けてたのかよ。
この動機には理解も共感もできる。音楽……というか藝術を志すなら、日常における感情の振れ幅からは手の届かないところまで見渡し、自在に操れるようにならなければならないから。
今まではグローデルがジュナさんの「運転手」だったが、これからはアンジェロくんたちを「運転手」に指名して、ルイ陣営との二重生活をすることになった。結構危ない橋のようだが大丈夫か。
あとは盗んだ図面を持って王都へテレポ。ジュナさんの反応が初々しい。それくらいテレポはこの世界においてあり得ない魔法なんだな。
図面を見せるのは、ジュナさんの「姉」のレラさん。通称(通称ではない)ガルーダ。高位のヒーラーで、王子様の呪いを診たのも彼女らしい。ジュナさんとは種族が違うが、ジュナがレラの家にもらわれてきたという境遇だったようだ。
しかしせっかく盗んできた図面なのだが、何の役にも立たなかった。
彼女の力をもってしても、図面を分析して解呪は無理らしい。オイイイイ!? じゃあこの1カ月は何のためにあったんだよ!?!!?! 全部振り出しに戻ったやないか!!!
というかね、これ本当に名前を言ってはいけないあの王子様を助けることができるのかな? どこかでお亡くなりになりましたのお知らせが入るのでは? だってそうしないと、アンジェロくんが王になれないでしょ? アンジェロくんのステータスの中に「王の資質」がある以上、アンジェロくんが王になるんでしょ?(設定からくるネタバレ)
いくら王子様がアンジェロくんのお友達だからといっても、目覚めたらアンジェロくんが王になってましたの展開はさすがに受け入れられないのでは。王子様はピーチ姫かと思ってたけど実は○○○○(途中で死ぬヒロイン各種の名前を入れてください)だったのではないか。「眠り姫、昏睡状態から醒めず死亡」みたいな。なんかもう不吉な想像ばかりしてしまう。
図面がはジュナさんがルイの私室に戻しておくことになったし、もうこれでルイ陣営にいる意味はなくなったんだが。先日ご紹介にあずかったばかりで恐縮ですが、退職させていただいてもよろしいでしょうか?
……というわけにもいかないようで、王位争奪戦の次の課題はルイの指示にもとづいて取り組むことに。
先日の悪役会議の打ち合わせどおり、課題は神器の回収。ムツタリ族の候補者からはめちゃくちゃ反感をかっている。
「こちらのやり方」? それは「奪い合い」的な意味で? ルイは一方的に「もはやフォーデンは終わりだ」宣言をしたが、どういうつもりなのかな。そんな死亡フラグの課題だった?
アンジェロくんはルイからの最初の指令として、リューサンの槍的な神器(名前を忘れた)を持ってくるように言われた。ムツタリ族の島にある神器らしい。
前回わたしは悪役会議でのレラさんの発言を見て、
アンジェロくんが王の魔法に風穴を開けるような予想外の神器を発見し、フォーデンが暗殺されてしまうの??
と書いたものだが、それがこれか?
神器というのは魔道器よりもはるかに高度な道具で、魔道器の方が神器の模造品らしい。そういった事実は惺教にとって都合が悪いので、事実を広めようとした魔法学院は弾圧され、お取り潰しになったらしい。ジュナはそこで学んだことがあるんだな。レラともども、アーキタイプのことを知っていたのもそこで学んだからか。
そういうわけで、一同はとにかくムツタリ族の島を目指すことになった。めちゃくちゃ歓迎されない予感がするんだけど、大丈夫かな……。
あとフィデリオくんとバジリオくんが監視役(ジュナさん)の監視役という感じで同行することになったみたい。テレポのことがばれたらいろいろと面倒なことにならないか。図面をグラントラドにいるレラに見せてすぐブライハーヴェンにある鎧戦車に戻したことも、ルイがテレポを知らない前提でのことでしょ? 不安満載である。
支援者イベントあれこれ
こつこつ進めている支援者イベントもどいつもこいつも不穏すぎるし、登場人物がクソ野郎ばかりでつらい。1支援者につき1村焼かれ(名詞)が発生する勢いなのもつらい。
バードンはせっかくマルティナの町を再興すべく領主になったのに、監視監視アンド密告社会を作り上げて大不評をかい、選挙で追い落とされるし。
ベルギッタの支援イベントでは、「飼い犬を殺した連中をぶっ殺してくれ」というジョン・ウィックみたいな展開に「オーケーオーケーどの組を滅ぼせばいいか言ってくれ」と二つ返事で頷いたのに、アンジェロくんの選択肢が「断る」と「考えなおせ」しかなくて、初めてアンジェロくんとプレイヤーの間に見解の不一致が生まれた。そうか、アンジェロくんはジョン・ウィックじゃなかったんだな。
しかし結局、惺教によって「お前の飼い犬を殺したのはこの村の反魔道器団体だ」と教えられた村は何もしておらず、金がないので魔道器を買える資金力がないだけだった。危うく無実の者たちを殺すとこだったぜ、と思っていたら、次のイベントでその村が焼かれたことが判明した。
もうやだこの国。全部燃やして一から作りなおそうぜ(過激派)。
惺教と魔道器業者が癒着していて、魔道器を売るためにめちゃくちゃやってんだな。これメインクエストの次の展開と関連がある話でしょ。
悪徳地主から村を買い戻すべく詐欺をしかけていたアロンゾくんは、逆に騙し返されて当然のように村が燃やされた上に、母親まで殺された。
このお母さん、ゲーム開始直後にグラントラドにいるのを見てたから、なおつらい。
だが村を焼いた悪徳地主も、さらに上の者に娘を人質にとられて泣く泣く悪徳地主役をやらされていたらしい。もうやだこの国。
アロンゾくんはこの世界を変えるために「世界を騙す」決意をしたみたいだけど、いったい何をするつもりなんだ。
既に村を焼かれたところからのスタートだったストロールくんは、もう支援ランク7まできた。8ももう見えている。友はわたしがこのゲームを始める前からストロールくんのことを「チョロロールくん」と呼んでいたが、マジでチョロい。好感度がもりもり上がる。
支援者との関係性を上げるのに「王の資質」ステータスを要求されることがあるが、たぶんストロールくんだけ、ストロールくん自身からは要求されないんだよ。要求されたのはグラントラドにいる商人の信用を得るためのステータスだけだった。アンジェロくんがどんな人だろうと、ストロールくんは心から信用してくれてるんだ。
そんなストロールくんは、親の遺産を使って滅んだ村の難民たちを救うことができた。領地の復活はならなかったけど、難民たちからはすごく感謝されたし、ストロールくんも満足している。あと1話で何があるのかな。
たしかにストロールくんの指摘はごもっとも。
アンジェロくんが本当に王になるなら、貴族制度そのものにメスが入りかねない。そうなったとき、貴族がこの先生きのこるには?
このクソ野郎のお家が滅びますように(ストレートな呪い)。