ウオオオオオオオ展開が!!!!
熱い!!!!!!
楽しい!!!!!!
この世界は地獄!!!!!!!
世界観の理解が進むほどに地獄!!!!!!
イフリートの地獄の火炎で「汚物は消毒だー!!」をしたい!!!
クライヴくんに主人公としての愛着もわいてきた!!!!!
一緒に鎖の破壊者になろうな!!!!!!
以下、「これから物語が大きく展開します(たぶん1回目)」の手前までのネタバレ感想!!!!
イフリートをメインにして大大大正解では?
もうだいぶ前のことだが、たしか吉田PがFF16のプロデューサーになるというニュースが出て間もない頃に、FF16はイフリートがメインになるという話だけちらっと聞いた覚えがある。
そのときは、イフリートはたしかにシリーズのプレイヤーには馴染みがある召喚獣だけど、だいたい序盤に登場するものだし、だいぶお世話にはなるもののそこまで「大物」の印象はなく、大丈夫かな……? と思った記憶がある。FFシリーズの大物召喚獣といえばバハムートとかオーディンとかのイメージだったもので。
いや全然大丈夫ですけど???????
もう主人公が顕現するならイフリート以外考えられませんが????
わたしの中の全中学二年生が立ち上がり拍手喝采している。
炎属性の主人公は無条件でかっこいいわ。
しかもこのイフリートの禍々しさよ。
フェニックスの神聖さと比べてなんて暴力的なんだ。
たしかに、たしかにこれは「シリーズのイフリートイメージ」の延長線上にあるもので、かつこの地獄のような世界に立ち向かうだけの荒々しさを持っている。
「自己との対決」的なイベントをふまえて顕現できるようになるのもよかったな。
クライヴくんにとってこの力は望んで手に入れたものではなく、むしろ忌まわしいものだもんね。
ただ結局なぜクライヴくんがドミナント……だけでなくてエナジードレイン的能力に目覚めたのか、なぜ火の召喚獣が二体いるのか、あのフードの人は結局何だったのか、まだ全然わからない。
「空の文明」というのも何なのかまだわからない。またアラグか?
いずれロストウィングのあの飛空艇に乗れたりするんだろうか。
しかしジルはシヴァだし、いよいよ「氷と炎の歌」になってきたな……。
ベアラーという存在
FF16、サブクエストまで手を抜いておらず、むしろサブクエストを使って世界観の補足説明をするのが猛烈に巧い。基本的にどのサブクエストも、発生した時点ですぐにクリアしてしまうのがよさそう。
前回の記事で、わたしはベアラーの身分についてこういう疑問を書き残していた。
ベアラーは特殊能力持ちということなのだから、一般人よりも強かったり一般人にできないことができたりするわけで、そういう人が権力を持ったり崇められたり宗教家になったり、逆に恐れられて村八分にされたりするならわかるのだが、この世界では一般人の道具扱いだ。なんでだろ?
一般人の方が数が多いから? クリスタルの枷とか、あの「印」で相手の行動を縛ることができるから?
どうやらベアラーの扱いについては、数百年前に各国共通の取り決めがあったらしく、現在もそれに従っているということらしい。そのときの権力者が「人」だったので、ベアラーは道具扱いになったということかな。
「クリスタルを介さず魔法が使える」ということは、「貴重なクリスタルを消費しなくていい」ということで、マザークリスタルを削りだして配給される一般用のクリスタルが有限(たぶん)である以上、放っておいても生まれてくるベアラーを使った方がいいという判断なのか。
力を使いきると石化するという現象が、ベアラーを「人」と分断しているところはあるのかな? 彼らの本質は無機物なのだ、みたいに思われているとか。
あの石化現象と黒の領域現象は何か共通するものがあるのだろうか。
しかしベアラーもどんどん生まれてくるとはいえ、今この時代に生きているベアラーは有限なのだから、あまり粗末に扱うよりは、厚遇して長く元気に働いてもらった方がいろいろと有益だと思うのだけど、そのへんはどうなんだろうな。
食事も満足に与えられていないベアラーたちを見て、よくクライヴくんはこれだけ体格よく育ったな……と感心してしまう。出会うベアラーたち、みんなやせ細ってるもの。ベアラー兵には強靭さも求められるから、兵たちの栄養状態はよかったんだろうか。
ベアラーって全人口のどれくらいを占めてるんだろう。全人口の10%くらい?
ちなみに近世ヨーロッパにおける全人口の約7%がユダヤ人だったと言われている(もちろん地域差はある)。彼らは中世以降、長い間迫害を受けていた(ヒトラーによる民族浄化が有名だけど、それよりもずっと前から迫害はあったし、大規模な虐殺も何度かあった)。当時のヨーロッパ社会においてキリスト教徒でない者は「人」ではなかったので。
そのへんのイメージがベースにあるのかなと思ったりする。
ここのところ会う人会う人みんなベアラーを人間扱いせず、土曜の朝から早起きして超絶胸糞サブクエストをクリアしてしまった(「クロエ」の話とオオカミにベアラーを襲わせる貴族親子の話。よし、こいつら殺そう! と思ったのだけど自分で始末はできなかった。彼らのいた場所に血痕と引きずった跡が残っていたので若干留飲がおりた)。
まあわたしはザンベルク兵と野盗と蛮族と魔物の命をひとつも重視せず、監視塔を見つけては兵を全滅させてアイテムを奪っているが……。
母性神話をぶん投げる
体験版のときから思っていたのだが、今作はいわゆる「母性神話的な女性像」をギタギタの粉々にしてドブに流すみたいな話だよね。
フィクションにおける女性像ってどうしても「母親の無償の愛」「自己犠牲的な母性」のようなものを神聖視しすぎていて、もはやその描き方は現代的とは言えないと感じつつある昨今。
「そういう母親」でない人なんていくらでもいるし、「そういう母親」に育てられてない人はそういう描写にことごとく傷つけられるし、「そういう母親」になることを強いられてきた人、「そういう母親」になりたくてもなれない人も傷つけられるし、そもそも「母親」であることが女性の価値のすべてではないし、どういう生き方をするかは女性、だけではなくすべての人が選べるはずだ。
だから、あえてそういう「母性神話的女性像」を粉砕するような「母親」が次々出てくるのは痛快ですらある。アナベラはもちろん(彼女がクライヴの実母だと明言されているのはとても重要だ)、マーサの宿屋で出てきたベアラーを産んだ母親も、なかなか強烈だった。
わたしは、「こういう母親」の描写が可能になったのはとても「現代的」なことだと思う。
「母性」は動物としての本能かのように言われがちだし、実際にある程度まではそうなのだろうが、しかし「いわゆる母性とされるもの」のうちほとんどは、社会・文化によって形づくられ、規定されているのではないだろうか。この母親の描写から、わたしはそういう意味を読み取った。
マザークリスタルの破壊
この話、どこへ向かうことになるのか全然見えないな~と思っていたが、ようやく目標が見えてきた。マザークリスタルを破壊するらしい。国家規模のテロリストになるのか!
そういえばタイトル画面にも「クリスタルの加護を断ち切るための物語」と書いてあったな。
しかしマザークリスタルを削りだすことでクリスタルを採って支給しているくらいなのだし、粉々にしたくらいでは破壊したことにならない気もするのだが、どういう計画なんだろう。
それとも「マザークリスタル」というのはある程度の塊でないと意味がないのか?
シドが計画の全貌を話してくれないのでまだこの先どうなるのかわからない! プロジェクトの構成員にはプロジェクトの全貌を共有しておいてほしい。
めちゃくちゃ小指ちゃんが経営していそうな娼館が出てきたが、探索する前にうっかりシドの拠点に帰ったら戻れなくなってしまった。
よし、どうやって壊すのか全然わからないけどとにかくマザークリスタルを壊しに行くか!!!!
その前に仕事だよ1!!!!!!!!!!!
シドさん待っててね!!!!!!!!!!!