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自由への希求「バルダーズゲート3」プレイ日記36

ここのリュヒテュちゃんがすごくイケメンだった

「バルダーズゲート3」、クリアしたーー!!!

長い旅だった……まさか丸4カ月もかかるとは……。プレイ時間にしておよそ200時間近く。わたしのゲームスケジュールは年明け早々にめちゃくちゃになったよ!

でもそれだけの価値がある経験だった。

世界観ミリしら状態から始めたにしては、そこそこストーリーを理解しながら追えたのではないだろうか(ここで記録をつけながらちょくちょく復習できたのも理解に役立った)。

わたしがたどってきた物語は「リュヒテュちゃん」というキャラクターを主人公とする一連の物語としてとても納得感があったし、わたしとまったく同じ物語を経験した人は世界中でごく少数だろうという感覚も、自分の物語に特別感と説得力をくれた。

ほぼ自分が望んだ形の結末になったというのも納得感があった。このゲームの選択肢は、選ぶとどうなるのか予想がつきやすい(洋ゲーだと、選択肢によっては「そんなつもりはなかったのに」という結果を招くことが少なくないので、今作はわたしにはありがたかった。開発側が意図してそうしている場合と、翻訳に問題があってそうなる場合がある)。

そして同時に、あの選択肢、みんなは何を選んだの!? という箇所がたくさんある。

いろいろな人のプレイ日記を読むのが楽しみな作品でもあった。これでネタバレを気にせずに感想を読めるぜ!!(わたしが見ていないイベントが多すぎて何を読んでも驚愕してしまい、大なり小なりネタバレされることになるのだが、すべてのイベントを見るのには何年もかかりそうなのでもう割り切ることにした)

そういうわけで以下、ラスボス戦まで全部の致命的なネタバレを含む感想!

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

 

 

我々が殺したせいで燃える拳が補充されたのかな

 

モルとヴォス

最終決戦突入前のあれこれ。

うっかり忘れるところだったが、ラファエルの希望の館でモルの契約書を拾ったのだった。どうやらモルは、ムーンライズタワー脱出の際にラファエルの力を借りたらしい。なるほど、それで助かったのね。

彼女はラファエルを出し抜けると思っていたようだけど、まあ悪魔とかかわるのはやめとけ。今回はたまたま我々がラファエルを潰したが、毎回こうなるわけじゃないし。

モルは協力を約束してくれたけど、わたしは最終決戦で彼女を呼ばなかった。リュヒテュちゃんは、子供をなるべく戦いに巻き込まない主義である(アラベッラも呼ばなかった)。

 

ギスヤンキのドラゴンとヴォスのイベントも用意されていた。

このへんの事情も気になるのだが……

ドラゴンってドラゴンボーンに変装(?)できるのね。ドラゴンが仕えるのはあくまで「ギスヤンキの民」であり、ヴラーキスではないとのこと。よって、ヴォスに協力してヴラーキスを滅ぼすのに協力するつもりらしい。がんばってくれ。

なるほどね

要はラスボス戦にヴォスは登場しないってことか。まあそっちはそっちでよろしく頼む。

しかしヴラーキスとあれだけ敵対関係になったのに、結局ヴラーキスとの決戦は今作に含まれないのか。ヴラーキスをぶんなぐるのを結構楽しみにしていたのに。今後ギスヤンキを主人公にした、ヴラーキスとの対決を描くスピンオフとかが出ないかな。

これ!! これを聞く機会があってよかった。

皇帝は、オルフェウスを解放すれば、オルフェウスは真っ先に幼生に寄生された我々を攻撃するだろうと言っていたけども、ヴォスは「もうちょっと話のわかる人でしょ」みたいな反応だった。だよね? ある程度はオルフェウスも周囲の状況を理解してるよね?

レイゼルはオルフェウス解放に向けて希望を抱いているし、「我々の身が危ないのでやめよう」とは言いたくない状況である。

 

 

ポイントオブノーリターン

さて以前ベハルの寺院を訪れた際に、ここから先へはネザーストーンを全部揃えてから進もうね! と言われた場所があった。あそこへ行けばラスボス戦であろうということで向かってみると、案の定である。

親切~!

最近のゲームって本当に親切だよね。みんなこうであってほしい。

ちなみに我が最終パーティは、レイゼル、カーラック、アスタリオン、リュヒテュちゃんの四人。先にクリアした友から「連戦がきつかった」と聞いていたので、スキルの使用回数制限のある魔法使いはおいていくことにした。リュヒテュちゃんのパートナーであるウィルは連れていきたかったのだが、連戦にどれくらい余裕があるかわからないのでお留守番。

レイゼルは最近二軍だったのだが、オルフェウス解放がこれからであろうことを考えると、おいていく選択肢はなかった。リュヒテュちゃんはドルイドなのでスキルの使用回数制限があるが、かわりに巻物を大量に抱えていくことにした。ローランのところで巻物を大量購入した。お得意様である。

 

エルダーブレイン改めネザーブレインとの対峙。

ここで明かされる彼女(?)の意図。

ネザーブレインは死せる三者に選ばれし者たちにただ操られていたわけではなく、ネザーブレインこそが自由を得るためにすべてを操っていたのだ! な、なんだってー!!

リュヒテュちゃんたちご一行も皇帝も、みんなネザーブレインの手の上であった。選ばれし者たちにアストラルプリズムやオルフェウスの情報を与えたのもネザーブレインだった。

いやあ、このゲームにはマニピュレイタータイプのヴィランが多かったけど(ゴータシュやラファエル、ヴィコニア、皇帝をヴィランに含めるかは意見が分かれるところだろうけど、皇帝もマニピュレイターだ)、ラスボスが最強のマニピュレイターだったとはね。

リュヒテュちゃんはネザーストーンでブレインを支配しようとするが、全然効いていないどころかこっちが支配されかけている。アカン無理。話が違うじゃないの。

そこへ皇帝が現れて、我々をアストラル界へ避難させてくれた。

 

 

皇帝とオルフェウス

一度も足を踏み入れたことがなく特に思い入れのない上層地域がめちゃくちゃに!

ネザーブレインのパワーは皇帝の想定した以上のものだったようだ。

問題があるのはネザーストーンではなく、リュヒテュちゃんの方。力が足りていないらしい。よってイリシッドになってオルフェウスの脳を食い、パワーアップしろという主張。

あのね、皇帝は昨年末のこととか覚えてないかもしれないから改めてご指摘して差し上げるけど、我々は脳内に幼生を植えつけられて、イリシッド化する恐怖と戦いながら、イリシッド化を避けるためにここまで旅してきたんだよ?

その結末としてイリシッドになれって、そんなご無体な

いや、バルダーズ・ゲートを救うために自分の身を捧げるという選択肢が候補にないわけではない。でもやっぱりわたしはリュヒテュちゃんの外見が好きでここまでプレイしてきたわけだし、その外見が変わってしまうのは受け入れられない。

なんといっても、せっかく苦労してラファエルのところからハンマーを盗んできたのに、オルフェウスを食ってしまうなら意味がないじゃないの。オルフェウスを解放したらレイゼルが喜んでくれるだろうから、ギスヤンキという戦闘民族の方針が少しでも優しい方向に変わるかもしれないから(伝説によればオルフェウスは優しい王子だという話だったので)、ハンマーを手に入れたんだよ?

 

それはそう。

皇帝がいなかったらリュヒテュちゃんたちはとっくにイリシッド化していただろうし、ゲーム開始後1時間以内に墜落死していたし、そのほかにも何度も助けられてきた。ついさっきも助けてくれた。

でも、その行為のどれくらいがネザーブレインの意図だったの?

たぶん皇帝もリュヒテュちゃんと同じように、自由意思を与えられながら泳がされていたのだろうとは思っている。でも皇帝は一度完全にイリシッド化し、ネザーブレインと意識を共有している。彼の「自由意思」はどこまでが「彼のもの」なの?

そして彼の「自由意思」がすべて「彼のもの」だったとしても、彼の「自由意思」こそが彼をイリシッドにしたのだということを、わたしは既に知ってしまっている。それこそがわたしにとって最大の問題だったりする。彼は自分で望んで、力を求めて、人の脳を啜って生きる異形になったのだ。

ちなみにバルダランが行方不明になってからムーンライズタワー地下にマインドフレイヤーのコロニーができるまではかなりのタイムラグがあるはずなので、バルダラン本人は海難事故で亡くなっていて、彼の魂が誰か適当な人のボディを乗っ取ってムーンライズタワーに向かったのかなあと思っている。まあこの世界の寿命システムがいまいち理解できていないのでバルダラン本人だったのかもしれないけど。

 

ダウト

いやそれはさすがに嘘じゃね?

少なくともワームに関してはだいぶごまかそうとされたし、ステルメイン公爵のこととか(イリシッドの力で精神支配してた疑惑の文書を読んだぞ)、我々に言ってないことが絶対まだいろいろあるでしょ?

 

たぶん皇帝はイリシッドの力で知性もすごく上がって(ひょっとしたら「バルダラン」とは別人格と言っていいくらいに)、ネザーブレインと同化したおかげでものすごい量の知識や判断力も持っていて、だから彼の提案は最も効率的で低リスクで効果的なものなのだと思う。たとえば皇帝はミンスクを助けるべきではないとか言ってたけど、それもまあ、プレイ効率からいけば正しい指摘だったはず。

ただ「リュヒテュちゃんの旅」は効率プレイを重視しないし、RTAをやっているわけでもない。物語をリュヒテュちゃんの視点で聞いて、感じて、考えて、リュヒテュちゃん的に納得できる答えを選んできたつもりだ(まあ割とぶれぶれではあったが……)。

 

だからここは、オルフェウスを解放するのだと言い張った。レイゼルはリュヒテュちゃんにとっての友達だし(何回か寝たし……)、レイゼルがどんな葛藤を乗り越えてここまで来たかを知っているし(それは皇帝も同じはずなんだけどな)、ここまで来て結局オルフェウスを犠牲にするのでは希望の館での大立ち回りは何だったのかって話になっちゃうし、オルフェウスはそんなに話のわからない人ではないと言われたし。

それになんといっても、オルフェウスのおかれた状況って、ナイトソングことエイリンとほぼ同じだと思うんだよ。オルフェウスの方が拘束期間は10倍くらい長いけど。

他人に不当に拘束されて長年にわたって苦しめられて、その能力を意図せず他人に利用され続けているっていう。

エイリンを助けておいてオルフェウスを助けない(どころかオルフェウスを食って能力を自分のものにする)とか、自分の中でさすがにキャラがぶれすぎになるわけ。

バルダランの試練で提示された「バルダラン」の英雄的なキャラクターは、そこに矛盾を感じなかったのだろうか。それともイリシッドパワーで能力補正された彼はやっぱり「バルダラン」とはもはや別人格で、目的を最優先する効率厨になってしまったのだろうか。

 

まあそういうわけでオルフェウスを助けることにしたのだが、肝心の王子様は我々にだいぶムカついているようだった。

まあそうね……。最初は利用しようと思ってそうしたわけではなかったのだけど、一度彼の存在を認知した後もそのまま力を借りていたしね。

エイリンの立場でたとえると、我々もエイリンの同意なく力の恩恵を受けて不死身化していたみたいなことになるわけでしょ。周囲の様子がわかっていたなら怒るのはわかる。ハンマーがないとどうしようもなかった点についてはご理解いただきたいが。

しかしオルフェウスは、わたしが想像していたのよりはるかに「英雄」だった。

ええええええええ

オルフェウスがここまで覚悟を決めていたなんて。

ギスヤンキにとってイリシッドは、かつての支配者であり、最も忌むべき敵なわけでしょ? ようやく長い拘束から解放された末に自分がそんな存在になるなんて。しかも自分の死を前提として。

おいバルダラン聞いてるか、これが真の英雄ってやつだぞ、と自分を棚にあげて言いたくなったが、そういえばバルダランも自分からイリシッド化してたんだった。これもうわかんねえな……。バルダランが力を求めたのだって、いつか訪れる危機からバルダーズ・ゲートを守るためだって言われたら、それはそうかもしれないって思えるし。

でも皇帝は、結局リュヒテュちゃんたちと敵対して、イリシッド側について街を襲う側に回ったからね。何なんだよお前本当に。

まあこれについてはたぶん、アンサーの件と同じだったということかなと自分の中で結論づけた。皇帝はアンサーのことを本当に大切な友だと思っていたけれど、自分のことを殺そうとするのを許すくらいなら自分がアンサーを殺す。

同様に、皇帝はバルダーズ・ゲートのことを本当に大切に思っているけれど、自分が殺されるオルフェウスが解放されたら、イリシッドである自分を殺すつもりだと本気で信じていた)くらいなら街を破壊する側に味方する。そんな感じで、皇帝の中では一貫性のある行為なのかなと。

皇帝が敵として現れたとき、最初は「こいつ結局何もかもネザーブレインに操られてたのか?」とか「ネザーブレインの力を自分のものにしようとしてリュヒテュちゃんたちを騙していたのか?」とか考えたのだけど、アンサーの件と同じだったと考えるのが自分の中ではいちばんしっくりきた。ちょっと調べてみたところ、最後まで皇帝に味方すれば、皇帝も最後までネザーブレインを倒すのに協力してくれるようだし。

 

ヴォスは「王子を殺しやがって!」とブチ切れかけたが、レイゼルとオルフェウス自身が宥めてくれた。

希望の灯火

ヴォスにとっても、救うべき王子が忌むべき敵の姿になっているのは空前絶後の大ショックだったはず。でもこの言葉でオルフェウスの意図を理解し、納得してくれた。

 

 

仲間大集合

上層地域に戻ってきたら、こんなイベントが!

これは「仲間を集める」クエストの結末ってことなのかな? これまで助けてきた人たちが一堂に会し、リュヒテュちゃんたちに協力してくれることになった。熱い展開だなあ!

後ろにモルもいる

こんな感じでひとりずつ戦いへの決意やら、励ましの言葉やらをくれる。

ローランの範囲攻撃が結構強くて、上層地域攻略で大活躍した。だが連発していたらラスボス戦までにガス欠に(回数制限があるとは知らなかった)。

突然のハルシン(の服装)に噴いた。

これ、パーティメンバー外の仲間の力も呼び出せたらよかったのになー。ウィルやゲイルの魔法だってラスボス戦で使いたかったし、ミンスクとブーも使ってみたかった。

死ぬんじゃないぞ!

ゼブローがここにこうしているということは、彼にはまだ戦う力も戦う気力もあって、彼を支持する人にも囲まれているのだろうと思えて安心した。

 

 

最終決戦

破壊され炎上する上層地域という名のラストダンジョンを抜け、ようやくたどり着いたネザーブレインの本体。そこで待っていたのは皇帝だった。

やっぱり最後はこうなるのか。

でもね、ここまでずっとリュヒテュちゃんの旅を見てきたならわかるでしょ。レベル12でHP140+10の自分がリュヒテュちゃんたちに囲まれてボコられたらどうなるかなんて。レベル16でHP666のラファエルすら、リュヒテュちゃんのイナゴに齧られて死んだんだぞ(あれは地獄だったから皇帝はその戦闘を直接は見ていないけど、リュヒテュちゃんたちがラファエルを倒したこと自体は知っているはず)。

本当に「お前のことはすべて知っている」と言うのなら、使うべきコマンドは「早足→離脱」一択だろうが。

もしくは開幕土下座で、「オルフェウスがこんなに物分かりのいい人だとは思っていなかった。ネザーブレインを倒すのに協力するから許してくれ」とか言ってきたら「ええんやで」って話になって共闘してたと思う、リュヒテュちゃんなら。

ここまでの旅をずっと見てきて「思考も、感情も、弱点も」本当にわかっているのなら、そういう発想になりそうなものじゃないの。何を見てきたんだよこいつは。エアプがすぎる。

たぶん皇帝は、根本的に「人類」を下に見てるんだよね。イリシッドの人種的優位性を疑ってすらいない。だから逃げるとか土下座とかの発想に至らない。「知っている」つもりで全然わかっていないということがわかっていない。

ここはもうリュヒテュちゃん側に選択肢はなかったから、「今までありがとう、死ね」という結論をわたしの方で出した。

バルダーズ・ゲートの創始者をこの手で殺してしまった……という衝撃はあった。シリーズに思い入れのある人ほど、その衝撃は大きかったのではないかと思うけどどうだったんだろう。

 

イリシッドご一行を始末してようやくカーサスの衝動を発動し、ネザーブレインとの対決に。

お前が言うなオブザイヤー2024。

お前が人から意思を奪って服従させてんだろうが!

いや、でも、考えてみれば最初から最後までずっと「そういう話」だったよね、このゲームは。幼生は人から自由意思を奪ってイリシッド化する。アブソリュート教団はそれを利用して完全服従する軍団を作ろうとしていた。リュヒテュちゃんたちはみんな、その運命に抗って自由意思を守った。

コンパニオンクエストだって「そういう話」が多かった。

アスタリオンはカザドールの支配、力への渇望から脱却して本当の自由を得た。

シャドウハートはシャーの洗脳から脱却して自分の人生を取り戻した。

カーラックはゴータシュやザリエルの支配から脱却して、少なくとも自分の意思で死に場所を選ぼうとしている。

レイゼルはヴラーキスの支配から脱却して、自分の種族を救おうとしている。

ゲイルの話は割と異質で、あいつだけ自分から神の領域にかかわったみたいだけど、ひとまず元カノに「死ね」と言われて素直に死ぬつもりだったのを思いとどまった。

ウィルだけミゾーラの支配から脱却できていないのだが、たぶんこの戦いが終わったら地獄に行ってミゾーラの本体と対決するつもりだろう(ミゾーラはネザーブレイン戦に駆けつけて協力してくれたから若干の借りはあるが)。

で、結局アブソリュート=ネザーブレインとリュヒテュちゃんたちの戦いも、服従したくない、自分の自由を守りたいという、意思と意思の対決だったわけだ。どちらの道が、続いていくか。これはそういう戦いだった。

ネザーブレインだって長年にわたって死せる三者に選ばれし者たちに不当に支配されていたわけで、そういう意味ではエイリンやオルフェウスと同じ立場だった。その立場にありながら、人々を操って自由を勝ち取ろうとしていたのだけど。だからまあ、本当に、対等な立場での戦いってことになるのかな。互いに譲れない、自分の自由を守るための戦いだ。

 

最終決戦の場所も、アストラル界か何かだったのかな。アブソリュートの意思の中に入ったってこと?

とにかくポータルから乗り込んだ我々は、持ち込んだ強力な巻物を広げ、オルフェウスのハンマーを投げつけ(もう使わないから投げても大丈夫だろうと)、ネザーブレインを袋叩きにした。

ネザーブレインのHPが13くらいになったときにカーラックにターンが回ってきたので、これでとどめをさせると思い、わたしが選んだ投げアイテムは、あの日下層地域で爆破した花火屋からいただいてきた花火だった。「きたねぇ花火だ」と言いたかっただけである。

ささやかな爆発音とまあまあきれいな火花をあげて、アブソリュートは終わった。

これでようやくオルフェウスの力でネザーブレインを抑え込めることになったようだが、ここでもうひとつ選択肢が出た。

すごいなこのゲーム。アブソリュートになれちゃうの? ちゃんとアブソリュートエンドも用意されてるんだろうな。

でもまあ、ここまで来てそりゃないだろってことで、リュヒテュちゃんは1を選んだ。

オルフェウスの力でアブソリュートと思考を同一化させて、そのうえで自己破壊を命じて終わらせるってことか。

これですべてが終わった。脳に住んでいた寄生虫もいなくなった。リュヒテュちゃんたちはやっと「自由」を取り戻せた。

 

いや、戦いは終わったが、物語はまだ終わっていない。ここから怒涛の重要な選択肢が続いた。

実はこのあとさらに2000字くらい書いたのだが、全然エンディングとエピローグに到達する様子がないので、今日のところはここでいったん終わることにする。

続きはまた近日中に!!!

 

↓書きました。

ssayu.hatenablog.com

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