GOOD NEWS!!!
トップギアの特別編が、アマゾンプライムに字幕つきで無料公開されたぞ!
トップギアS24放映開始後すぐ、トップギアS19~22がアマゾンプライムに無料公開された。S19以降は完全版DVDを持っているが、iPadを使って布団の中でTG三昧できるようになったのは素晴らしい……と思っていた。しかし公開されたのはそれだけではなかった。
・Top Gear: James May's Cars of the People
(ジェームズ・メイの世界の国民車)
・Top Gear: Worst Car in the History of the World
(ワーストカー決定戦!/ジェレミー&ジェレミー出演)
・Top Gear: Perfect Road Trip
(パーフェクトロードトリップ/ジェレミー&リチャード出演)
・Top Gear: Perfect Road Trip 2
(パーフェクトロードトリップ2/ジェレミー&リチャード出演)
・Top Gear: Ambitious But Rubbish
(アンビシャスバットラビッシュ/リチャード司会のチャレンジ総集編、現在Ep 8のみ公開中)
・Top Gear: The Best of British
(ザベストオブブリティッシュ/リチャード司会の、英国車関連の総集編、全3話公開)
今のところこれだけ確認できている。日本語字幕版DVDが存在していないものばかりで(今までUK版を辞書をひきながら見ていた。Cars of the People に至ってはUS版のDVDしかないのでまだ持ってなかった!)、感謝の言葉しかない。大盤振る舞いもいいところだ。どうしちゃったのアマゾンJPさん。本当にありがとう。
あとはリチャードの「Top Gear BOND CARS Special」と、リチャード&ジェームズの「Top Gear at the Movies」、「Top Gear Apocalypse」、それからジェームズの「Cars of the People」のS2も公開されれば、TG関係はほぼ完璧だ。アマゾンJPさんは007がそろっていることだし、ボンドカースペシャルはセットで公開してもいいと思います!!!
まだプライム会員になってない方はこちらからどうぞ。
本日は、新しく公開された中から「Worst Car in the History of the World」の見どころとか感想とか。
「ワーストカー決定戦!」とは
これは、当時のトップギアが年に一本ペースで出していたクリスマスDVDの一つである。三人同時に出すだけの予算はなかったのか、第一弾の「アポカリプス」ではリチャードとジェームズのみ、第二弾の「ワーストカー」(今作である)はジェレミーとジェームズのみ、第三弾、第四弾の「パーフェクトロードトリップ」はジェレミーとリチャードのみが出演している。
なお「アポカリプス」は低予算ぶりが激しく伝わってくるが、「パーフェクトロードトリップ」になると海外ロケやりまくりなので、DVDが売れるにつれて予算もアップしたことが窺われる。
トップギア本編でも二人でやる企画はある。あのノリで1時間やるものと思ってもらえばいい。尺にゆとりがある分、全体的にのんびりした雰囲気が共通しているかもしれない。
普段三人なだけに一人欠けた状態が少し物足りないが、「ここにいないもう一人」はだいたい盛大にいじられるので安心してほしい。
息の合ったコンビぶりを楽しもう
まずは当時公開された予告動画の最初の10秒をご覧いただきたい。
(`゚Д゚) <D
J`・ω・) <VD
そんな切り方があるかwww
というつっこみはおいておいて、二人の息の合った(しかし互いにうんざりしていそうな)コンビぶりを楽しもう。予告の最後もこの形式なのでお聞き逃しなく。
タイトル通り、これは「史上最悪の車とは何か?」という問いに答えるためにあれこれ議論する番組だ。しかしジェレミーもジェームズも「自分の番組に相手を出演させてやっている」と主張し、「だから自分の説に反論するな」と罵り合う。このへんのノリはいつも通りである。
ただしいつもと違って「自分の車の方がいい」と言い合うのではなく、「自分の車の方がひどい」と言い合っているのが新鮮だ。ジェームズの罵倒は相変わらずキレキレで、
J`・ω・) <僕のレベルを下げないと議論が成立しないようです
とかいう有史以来最高レベルの煽りが登場する。
実力行使に出る二人
また罵倒だけにとどまらず、この番組では互いに実力行使に及んでいる。
ジェームズはフォードGTを、ジェレミーはロールスロイスコーニッシュを(言うまでもなくフォードGTはジェレミーの車で、ジェームズはコーニッシュを持っている)ワーストカーだと言い合う場面である。
ジェレミーは木に縛りつけられて口にガムテープまで貼られ、ジェームズはコーニッシュのトランクに閉じ込められた。ジェームズよ、トランクの中でなんでそんな嬉しそうにしてるんだ! 撮影風景を想像するととても楽しい。
その他今作ならではのみどころ
・ジェレミーとジェームズがゴルフウェアを着て慣れないゴルフをするシーン
腕前はお察しである。これを見た元キャディさんがブチ切れていたので、よい子は真似したらだめだよ!
なおこの後、ハモンドも含めた三人はときどきゴルフをするようになったが、大して腕は上がっていないと思われる。
ジェームズによるリチャードのゴルフ撮影。これはひどい。
・ジェームズがジェレミーのマイクの接続を切ったシーン
ジェレミーがお気に入りのメルセデスSLS AMGを乗り回している間、AMGが気に入らないジェームズはジェレミーのマイクの接続を切ってしまった。おかげでせっかくのジェレミーの熱弁は全部無音に。
・一台の車に二人で乗るシーン
長いTG史において、意外と少ないのがこれ。トップギア本編でやっているのは、共産主義車回とSAAB回くらいか?(三人ではなく二人でとなると結構ないはず)
今作では二人で乗るシーンがかなりある。おもにジェレミーが運転席でジェームズが助手席。このジェームズが妙にご機嫌で、笑顔がかわいい。
雨のシーンでは二人で一本の傘を交互にさしているし、
J`・ω・) <僕らの仲だ、気にするな
とか言いだすし、貴重なジェームズのデレ期到来である。
グランドツアーにつながるシーン?
DVDを初めて見たのは2013年のことだったが、グランドツアー公開後の今になって見直すと感慨深いシーンもある。
まず、撮影の舞台はウィットビー。記念すべきUK最初のグランドツアー収録地である。あの港町を、わたしは3年前にもう見ていたわけだ。
J`・ω・) `゚Д゚) <shi...
ここでカットするシーンが多いのも、今となっては逆に新鮮。グランドツアーでは「fxxk」にはピーが入るが、「shit」は言える。この頃は使えない言葉だったなあと懐かしい。
POO が COME OUT するというセリフも、ちょっとグランドツアー1話を思わせる。
ジェレミーのアルファ好きは、もちろんここでも健在。アルファロメオGTV6について、
(`゚Д゚) <この車の扱いにくさは、飲んだくれで気難しい恋人並みだ
(`゚Д゚) <でも別れられない
(`゚Д゚) <美人な上にスタイルはスーパーモデル級だし
(`゚Д゚) <時々ものすごいテクで…(暗転)
などと供述している。
J#`・ω・) <Yes, thank you.(棒)
直後のジェームズのしかめっ面。
という感じで、いつもとは一味違う「トップギア」として、どの特別編も楽しめるものになっている。まだ見てない人はぜひ!!