先日私はブログにこのように書いたな。
早くS7を見たい。
しかしこのドラマを毎週1話ずつ見なければならないというのもそれはそれでつらい。10時間分一気に見なければ、ほかのことが手につかなくなりそうだ。
あれは嘘だ。
ものすごい勢いで前言撤回する。
アマゾンビデオでS7を買えるじゃないの!!!!(レンタル300円、購入500円)
もうね、誰か教えて!!!!
いやごめん、全力でネタバレ回避してたからそういう情報も一切遮断してたの!!!
家にテレビがなくてもリアルタイムで追えるのね!!!!
ありがとうアマゾンさん本当に……。
というわけで7-2までのネタバレ感想いくよー!!!
わたしから数時間遅れでアマゾンでエピソードを購入した友人が、再生を初めて5分で送ってきたメッセージ
↓↓↓
アリア先生が一晩でやってくれました
とりあえずおめでとうアリア。
7-1が始まった瞬間はS6の回想か? と思ったが、「2週間で2回も宴」というところで「ないな。ないない」と判断した。信頼と実績のウォルダー・フレイである。
ホットパイとも再会を果たしたし(そういえばホットパイはアリアのことを男の子だと思ってたんだった……「アリー」と呼ばれるの、久しぶりだったろうな)、本当によかったね。
ナイメリアは……再会する日がくるかもと思っていただけに再登場は嬉しい! でもアリアと一緒に来ることはないのか。なんだかあれは、アリアからダイアウルフが離れていく=アリアはもう「スターク」の一員ではない or 今後のアリアのスターク一同との不和を暗示していそうで怖い。
製作側がデナーリス vs サーセイの構図に持ち込みたがっているなら、サーセイがアリアにさくっと刺されて終わるわけがなく、南よりは北に向かいそうだなーと思ってはいたが、正直不安でいっぱいである。
ジョラーさああああああああああああん
ジョラーさんとサムが出会った!! というだけでも胸熱だったが、そうか、サムはジオー・モーモントに恩があったのだった。
そしてサムがグレイスケールの治療にあたるという展開……! 希望はあるのか! なんかもう治療というよりは拷問みたいな状態だったけど、それでも生きられる見込みがあるのなら!(あの皮膚を剥ぐシーンからパイを剥ぐシーンへの移り変わり、史上最高レベルの悪趣味さで好き)
ジョラーさんはもう、あとはどこで死に場所をもらうかみたいな目で見ていただけに、この展開が嬉しくてたまらない。
グレイジョイ
ユーロンについてはシオンに似た人をうまく見つけたよなー、親戚みがあるよなー、と思って見ていたら2話にしてもうクライマックスである。
お前……お前、ほんと……
デナーリスのもとに鉄諸島勢とドーン勢とオレナおばあちゃんが集結するという熱い展開で、これからキングスランディングに進撃するんだ、楽しみだなー! と思っていた矢先にブラックウォーター並の海戦である。お前、まだ2話目やぞ! 持ち駒が一気に減っちゃったんだけど、この先どうすんの!?
ヤーラも砂蛇も強キャラ感を出していたのにあっさり死んでしまうし。
(170801 死んでなかったよ!! このときはね!)
何よりもシオン、お前……
あああああああああああああああああもういやああああああああああああああああああこれ以上シオンを苦しめないで!!!!!
嘘ですもっとやってください。
ここでS6を見終えた直後の友人との会話を貼っておく。
(シオンはラムジーが死んだことを知ったらどんな反応をするか? という話)
↓↓↓
この友人の発想の飛躍には毎回度肝を抜かれるな。
オレナおばあちゃんがデナーリスに言ったセリフはフラグだなと思ったが、早々にフラグ回収となるのか。
"You're A Dragon. Be A Dragon." #GoTS7
— Game Of Thrones (@GameOfThrones) 2017年7月25日
うむ、ドラゴンになってくれそうですなあ。
リトルフィンガーは本気なの?
ここからわたしの大本命リトルフィンガーについて好きなだけ語る。
わたしにとって「ゲームオブスローンズ」最大の興味は「リトルフィンガーがいつどんなふうに梯子から墜ちるのか」にある。S7は序盤からリトルフィンガーの思わせぶりな表情がたっぷり見られてたまらない!!
しかしS7の彼はサンサに向ける視線が熱い。
「好きだった女性の娘が自分好みに育ってきた」
「サンサはわしが育てた」
こう思ってるんでしょう!!
梯子はどこへ向かうのか「ゲームオブスローンズ」キャラ語り01 - なぜ面白いのか
リトルフィンガーの真意については以前、↑こちらの記事であれこれ考えてみた。
キャトリンへの最初の恋心自体は本物に思えたが、キングスランディングで頭角を現した後のベイリッシュ公は、恋愛脳を捨てて別の目的のために動いていたのではないか?(ただしキャトリンやサンサにある種の執着はある)というのが当時の暫定的な結論だった。
しかしS7のリトルフィンガーがサンサに送る視線を見ていると、この人やっぱり本気なのでは? と思えてきた。ジョンを煽って地下墓地から出てきて首を押さえた後のあの視線の動き。「好きな人を無意識に目が探してしまう」感じじゃなかった?
好きな相手を自分好みに育てる、今思えばS1からリトルフィンガーがしてきたのはまさにそれだ。
少女から父親を奪い、母親を奪い、頼れる者のいない土地で精神的に散々追い詰めた挙句に「救出」し、そこからさらに追い詰める。S6時点ではいくらなんでも好きな女性をボルトン家のご長男に嫁がせるか? と思ったので、
サンサへの執着<<<<(自分からキャトリンを奪った)スターク家全員に不幸になってもらいたい
という方針なのかと解釈していたが、そこまで含めて「わしが育てた」だったとしたら? ありし日のキャトリン並みに美しく、しかしキャトリンよりも賢く現実的で残忍にもなれるサンサ。サーセイ、ティリオン、ピーター各大先生の薫陶を受けたサンサは、謀略面においてすでにウェスタロス内でもトップクラスだろう。
自分を大嫌いなはずの彼女が、それでも自分を頼るメリットを冷静に理解し、利用できるものは利用するべく頼ってくれる、そんなシチュエーションにゾクゾクしているのでは?
現時点でリトルフィンガーの能力を最大限に理解し評価してくれているのは間違いなくサンサだ。彼女はそこまで成長した。成長させたのはリトルフィンガー自身。
うん、これはゾクゾクしますわ。
「愛は幻想」と言い切ったピーターが、しかしサンサに対しては執着を見せるという矛盾。ここのところをどんなふうに展開させてくれるのか、楽しみでならない。
あと、なんであのタイミングでジョンを煽った?
まさか本当に「お嬢さんを僕にください」をやるつもりだった? それともキャトリンを奪ったエダードの墓の前で、ジョンに自分の優位(バトルオブバスターズで助けてやっただろ!っていう)を示したかった?
あそこの真意はまだわからない。
わからないが、「妹に触れたらこの手で殺してやる」と言うジョンを見つめるピーターの目は、「また力では敵わないのか」と言っているように見えて……(妄想を大いに含む)(あの喘ぎはエロかった)。
わたしにとって「ゲームオブスローンズ」は、ある側面から見れば、力がなく権力も持たないために一つの恋をあきらめることになった少年が、「知は力なり」を胸に努力と智謀を重ねてのし上がり、自分を裏切った女と世界に復讐する話なのだ。そしてその少年の行きつく結末はきっと、再び世界に裏切られるものになる。
楽しみ!!!! もうものすごく楽しみ!!!!!!!
話を畳み始めたS7ではきっとさらにリトルフィンガーがフォーカスされるはず。頼むからS7ではまだ死なないで! もう少し引っ張って! よろしく!!!