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悲嘆の館で暴れ、殺人法廷でも暴れる回「バルダーズゲート3」プレイ日記26

今日は一気に話が進んだ、というか話を進めなくてはならなくなり、すべての発生中サブクエストを後回しにしてメインクエストを進めている。

しかしこのバルダーズ・ゲートという街、どの建物にも何らかのイベントが用意されていてすごい! と思っていたら、地下もとんでもなく広くて眩暈がしている。

メインクエストを爆走するために経由しなければならないサブクエストもあったりして、いったいいつクリアできるのか見当もつかない。

今日は悲嘆の館をクリアして、地下の探索を始めるところまで!

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

このサプライズは嫌だ2024

 

悲嘆の館

前回ジャヘイラの家を荒らしてまわった我々は、家の裏口から出て通りに出た。向かいの家の鍵のかかった邸宅も気になったのだが(アスタリオンがカザドールに「このへんは通るな」と言われていたらしいから、アスタリオン関係のクエストで来るのかもしれない)、その先にいた人たちの話がさらに気になった。

子守唄を歌いながらもどこで覚えたか思い出せない女性に、リスを見ながら自分がどこから来たかも思い出せない男性。明らかにあやしい。

男性はその近くの館から来たことは覚えていたので、まずはそこに入ってみた。

どうやら宗教施設っぽい。でもアブソリュート教団とは明らかに違う。あっちは精神支配で、こっちは記憶消去だ。

お金を払えば中に入って話を聞いてもらえるようだが、結構な値段である(1000ゴールドだったかな)。返事はいったん保留にして、わたしは宿に帰った。これ絶対シャー関係の施設だろってことで、シャドウハートを連れてきたのである。

そうしたら受付の反応が全然変わった。

これは完全に知り合いじゃないの。しかもシャドウハートがシャーの教えを捨てたことが筒抜けじゃないの。一気に敵対するかとも思ったが、そうはならなかった。読心を受け入れるなら施設の中に入れてもらえるらしい。無料で。やったね!

地下へとおりていく途中に立ち寄ったのが明らかに拷問部屋である。こんなところを新規信者に見られたらドン引きどころの話じゃないだろ。鍵はかかっていたけど簡単に開けられたしな。

地下の礼拝堂的な場所には教団幹部らしき人たちが。

あーそういえばシャドウハートが最初にイリシッドの船から遺物を回収したんだったよね、と思い出す。そもそもなぜシャーの信徒がギスヤンキの王子が入った遺物を求めてたんだろ? という部分はずっと気になっていたのだけど、思ったよりシンプルな話だった。

アブソリュート教はシャー信仰の敵。で、アブソリュート信徒が恐れたのは遺物が敵の手に渡ること。だから回収命令を出した、と。

彼らの調査能力は結構優秀で、アブソリュート教団の成り立ちも、死せる三者と選ばれし者たちのことまで把握していた。

中でも最も優秀だったのはもちろん、遺物を回収したシャドウハートということになるのだけど、当然ながら遺物を渡すのは拒否。当然ながら戦闘になった。

敵の数が多くて大変だったのだが、最初にヴィコニアを集中攻撃して始末してしまったらあとはなんとかなった。

ただ最初に始末したヴィコニアはHP0になっても「死亡状態」にならず、頭の上にピヨピヨが出ていた。これは戦闘後に何か会話イベントがあるのかな、と思っていたのだけど、その後ヴィコニアのボディを範囲攻撃に巻き込んだところ体の損傷が進み、完全に死亡状態になってしまった。また味方が死体損壊しちゃったよ。

上位魔法をほとんど使いきってしまったので、先に進む前に宿に戻ることにした。

たしかにそのとおり。シャーにとっては下っ端も幹部も関係ないのね。

これもそのとおり……と思いかけたが、お前はそもそも自分からミストラに干渉したんだろ。

 

 

レイゼル誘拐

その晩休もうとしたら、レイゼルがイエナちゃんを捕まえてきた。

マジで!?!!? イエナちゃんがオーリンだったの!? い、いつから!!?

と焦ったが、イエナを殺す選択肢を見て、これはレイゼルの方が偽者のパターンもあるなと思いとどまった。

ここは双方の証言を聞いて冷静に判断を下さねば、とか思ってたら、オーリンがあっさり正体を現した。お前短気だな。組織の幹部には向かないんじゃないか。

オーリンはレイゼルを人質にして、ゴータシュを殺すよう要求してきた。もう自分で殺れや! と心の底から思ったので言ってみたが、それは不可能らしい。三人が手を組むことになったとき、最初にオーリンがゴータシュを殺さないという契約を結んだらしい。賢いな、ゴータシュ。

しかしゴータシュからはオーリンを殺せと頼まれているし、オーリンからはゴータシュを殺せと頼まれるし、もう教団内部がめちゃくちゃじゃん。どう考えてもプロジェクトが破綻してるじゃん。最初の人選から間違ってるし、死せる三者の信者の性質を考えれば、プロジェクトの方向性自体が間違ってたって言ったじゃん

ここで断るとレイゼルが殺されそうなので、わかった! ゴータシュを殺してくればいいのね! と言っておいて、オーリンを殺すことにした。今まで延々とバルダーズ・ゲートのサブクエストをこなしていたが、ここからはオーリン抹殺が最優先だ

 

わたしもそう思う。なんでよりによってあんな多次元戦闘民族を選んで誘拐したんだよ。ベハルの信徒、壊滅してるんじゃないか。

イエナちゃんに怖かったね……と話しかけにいったらこの反応である。

我々の教育環境が悪すぎたな。いや、これくらいでないとバルダーズ・ゲートでは生きていけないのかもしれない。

 

 

シャドウハートの本名判明

オーリン抹殺が最優先事項となったが、現在我々はシャーの施設の真っただ中にいる。先にこっちの用を終わらせなくてはいけない。

ヴィコニアたちと戦ったところからさらに奥に進むと、シャドウハートの両親が拘束されていた。

ジェネヴェルっていうのがシャドウハートの本名か!

両親を助けようとすると、なんとシャー本体が現れた。この世界の神々って、ほんとカジュアルにコミュニケーションをとろうとするなあ。

この口ぶりからすると、もしかしてシャドウハートの手が痛むのは彼女がシャーの意思に反することをしようとしたときだったのか。二周目に確認しよう。

シャーもいろいろと自分の見解を述べてきたが、ここの話の要点は、シャドウハートがシャーの呪いから解放されることと、シャドウハートの両親が解放されることは二者択一であり、両方を選ぶことはできないという点である。

ウィルの魂とウィルの父親が二者択一だったのと似ているが、シャドウハートの両親は彼女に自分の意思を伝えることができた点が違っている(あとウィルの父親はまだバルダーズ・ゲートの統治者という役割もあるんだよな)。

この「教団に戻れ」というのは、セルーネイの教団ということなんだろうな。やっぱり彼らはもともとセルーネイの信徒だったわけだ。

両親はシャドウハートに救われてほしいと思っていて、リュヒテュちゃんにシャドウハートの説得を頼んできた。わたしはもう、シャドウハートの選択に任せることにした。この選択肢がウィルのときにもほしかった。そんな大事なことは、やっぱり本人の意思で選んでほしい。

結局シャドウハートは、両親を終わらせることを選んだ。彼らの魂は月塵となり、闇を照らすのであった。

~闇の娘・完~

コンパニオンクエストが1つ完結した!!

そうかーこういう結末か……。何もかもを救うことはできない。でもシャドウハートは今度こそ自分の意思で自分の人生を生きることができるようになった。彼女が使命とは関係なく、アブソリュート教団と戦う気持ちを持っているのは嬉しいな。

ふと思ったのだけど、自分のTavにコンパニオンクエストがあるとしたらどんなストーリーになるかを想像したら楽しそうだな。この世界のことが少しわかってきた今なら、リュヒテュちゃんがどんな問題を抱えてきて、この旅の中でどんなふうにそれを乗り越え、解決し、何に折り合いをつけてここに立っているのか、想像できるような気がする。それは二次創作の領域になってしまうけれども。

 

寄宿舎にいた生き残りは、シャドウハートの幼馴染だった。ここで一緒に育った仲間ということか。きっと「ノクターン夜想曲)」という名前も本名ではあるまい。

シャドウハートの前髪と三つ編みは、彼女が整えてくれたものらしい。それにシャドウハートとノクターンがふたりで過ごした「隠れ家」のことも教えてくれた。今もそれは残っていて、その洞窟にはナイトオーキッドの花が咲いていた。彼女が今も好きな花である。

シャドウハートにとってノクターンは大事な友達だったのだろうけど、今のシャドウハートは彼女のことを覚えていない。悲しいな……。でもノクターンがそんなに悲観していないところを見ると、ここでは友達のことを忘れてしまうなんて日常茶飯事だったのだろう。

ちなみにシャドウハートの記憶はほとんどが戻っていないらしい。そんなー。一気に何もかもを思い出すわけではないんだな。

 

 

ベハルの殺人法廷へ

シャドウハートの件に片がついた余韻に浸る間もなく、我々は墓石屋に駆けこんだ。レイゼルを助けに行かなければいかない。どこにいるのかはわからないが、ベハル関係で思い当たる場所はここしかなかった。

すごい勢いでドアを開けて殴り込みをかけ、門番的な人に「手の袋」を見せて殺人法廷への参加権を得た。そうしたらとんでもないのと謁見することになってしまった。

オーリンじゃない……だと……(愕然)。

すみません、間違えました!!!!! と言って回れ右したかったが、それができる雰囲気ではない。それにベハル関係者な感じはする。というかこの人って本とかで何回か名前を見たことがある。

ナレーターさんがめっちゃ親切!

たしか前作で敵だった人だっけ。どいつもこいつも長生きだなあ。ジャヘイラと面識があったりするのだろうか。

レヴォクいわく、ここは「ベハルの不浄な暗殺者」になるための判定をしてもらうための場所らしい。特に不浄な暗殺者になりたいわけではなかったのだが、切り取った手を提出済みだったため、粛々と審査が始まりそうな雰囲気だ。

とりあえず情報を引き出そうと会話を試みると、サレヴォクが自分のことについて語ってくれた。かつては彼がベハルの侍祭だったが、今では孫のオーリンがその役を担っているという。え、オーリンってお孫さんなの? しかもオーリンはベハルの血をひいているとか。つまりサレヴォクの娘がベハルの子を身ごもったということらしい。

もうちょっといろいろ聞きたかったのだが、不浄な暗殺者の審査が一方的に始められてしまった。被害者が殺されたときの状況を詳しく話さなければならなくなったが、自分が殺したわけではないので話せるわけがない。あっというまにしどろもどろになり、即戦闘に突入してしまった。アカン、リュヒテュちゃんの演技力を発揮する場面がなかった。

これは初手で抱腹絶倒を使った結果、サレヴォクが玉座から転がり落ちて爆笑しているところ。殺人法廷にサレヴォクの笑い声が延々と響き渡って、我々もサレヴォクの従者も「どうすんだよこの空気……」みたいな状況になった。

レヴォクはデバフが通るっぽいので、交代でデバフをかけまくって手を封じ続けたのだが、攻撃の機会がないということはつまり聖域が全然解除されないということで、延々とイナゴやら踊る短剣やら花火やらで削ることになった。聖域持ちの敵にはカーラックの投擲が使えないのが痛いな。

レヴォクを倒すと鍵が手に入り、ジャーナルが捕虜を解放しろと言ってきたのでこれでレイゼルを助けられると喜んだのだが、鍵を開けた先にいたのはこいつだった。

は???? この役立たず、酒場から去ったと思ったら何やってんの??

べ、別にあんたを助けたくてサレヴォクを倒したわけじゃないんだからね!(真実)

結局ここにはレイゼルはいなかった。なんてこった

これはあれだな、下層地域にあったマンホールを片っ端から開けて地下を探索するしかないっぽいな!

 

 

トンネルを抜けるとギルドの本部だった

そういうわけでベハルの寺院を飛び出して、下層地域の礼拝堂横にあったマンホールから地下に降りてみた。

なんかマップがまためちゃくちゃ広くない!? もしかして地上と同じくらいの広さのマップがあるのか。オーリンの居場所らしき場所にはクエストマーカーがあったが、猛烈に遠い。

とにかく進んでみると、人がたくさんいるところに出た。ここはどうやらギルドの本部らしい。わたし、街に着いたばかりの頃にギルドの連中を皆殺しにしちゃったんだけど大丈夫?

不安を感じながらもジャヘイラを呼んできて、ギルドの親分らしい「九本指」と話してもらった。

どうやらギルドは今「石の王」と対立していて、その「石の王」がミンスクらしい。そのバイクみたいな名前にも聞き覚えがある。ジャヘイラが探している人だな。「石の王」は新興のカルト教団の名前らしい。もう~~この世界、どんだけヤバいカルトがはびこってるんだよ。で、なんでそのバイクみたいな名前の人が新興宗教のボスになっちゃってるの?

九本指は「石の王」を始末したいらしい。でもジャヘイラはミンスクを救出したい。いやわたしはそんなことよりレイゼルを救出したいんだが????

「石の王」の待ち伏せポイントだけ聞き出して、この件は後回しにすることにした。

モル! モルじゃないか!! お前よかったな生きてて!!

今はギルドの世話になっているみたい。まあここなら生きていけるだろうし、たくましい彼女の居場所としてはふさわしい、のかもしれない。

 

さてギルド本部から北に向かえないかと道を探したのだが、全然見つからなかった。もう別のマンホールを試すしかない。

今頃オーリンは「そろそろゴータシュが始末される頃かな~」とウキウキして待っているのかもしれないが、わたしは勘違いでお前の祖父を倒し、地下で迷子になっているだけだぞ! 残念だったな!!!

レイゼル、まだ生きてるだろうか……(ウィルの父親も誘拐から何日もたっていたのに生きていたから、まだ大丈夫かもしれない)。

 

 

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