「グランドツアー」シーズン2を撮影中のリチャード・ハモンドが事故で病院に搬送されたというニュースがこの週末に飛び込み、「またかよ!」と肝を冷やした。第一報では深刻な状況かに思われたが、どうやら命に別状はなく本人は元気そうでほっとした。
今日はその件についてのまとめ。
画像はtwitlogoさんで作成しました。
【追記】
シーズン2、無事始まりました! 今年もこちらで感想を書いていきます。
撮影中のハプニング
Cash waiting for anyone who can get one of these to southern Switzerland asap.
— Jeremy Clarkson (@JeremyClarkson) 2017年6月9日
Serious request from the Grand Tour pic.twitter.com/wqUJtTzwPh
(`゚Д゚) <このパーツを南スイスまで大至急もってきてくれる人募集。
URGENT
— James May (@MrJamesMay) 2017年6月9日
Does anyone have one of these? Driveshaft tripod, GKN part no AAR3700i. Needed today near border of Switzerland and Italy. pic.twitter.com/M5Wlp1TTSf
J`・ω・) <【急募】ドライブシャフトトリポッドを持ってる人いる? スイスとイタリアの国境付近で、今日必要なんだ。
Thanks to everyone who helped with our spare part crisis. Solved. 👍
— James May (@MrJamesMay) 2017年6月9日
J`・ω・) <助けてくれたみんな、ありがとう。解決したよ。
この一連のツイートは、シーズン1でいうとイタリア回での人集めにも似た「宣伝の一環」なのだろうと思って見ていた。実際にパーツは手に入って旅を続けることができたようだが。
イギリス総選挙
ちょうど同じ頃、イギリスでは総選挙が行われ、メイ首相の責任問題が問われているところだった。ついでになんかハモンド外相も責められていた。
Tradition of people named May and Hammond underwhelming Britain continues. pic.twitter.com/PlAdSnW1fY
— The Grand Tour (@thegrandtour) 2017年6月9日
仕事の早い公式である。
テレビで「メイ首相」という音を聞くたびに笑いそうになるからやめてほしい(無理いうな)。
事故の第一報
#BREAKING: Richard Hammond airlifted to hospital after car crash in Switzerland. More to follow pic.twitter.com/kxi64h1Tz3
— The Telegraph (@Telegraph) 2017年6月10日
わたしの目に最初に入ったのは、テレグラフ紙のこのツイートだった。"airlifted" ということは相当深刻な状態だったのでは、と青くなった。
ミラー紙の記事も不安を煽った。車燃えてるし、残骸になってるし……。
ジェレミーもジェームズも「リチャードは死んだかと思った」とコメントしているが、この状況ならやむなしである。とはいえこれは彼が無事だったからこそ出るコメント。
Richard Hammond was involved in a serious crash, but very fortunately suffered no serious injury. pic.twitter.com/4Oib32IJvj
— The Grand Tour (@thegrandtour) 2017年6月10日
ここで公式からのアナウンスが。
事故については「serious crash」としながらも、怪我については「no serious injury」とされており、ひとまずほっとした。
考えてみると「トップギア」時代以来、「fortunately」という単語を文字通り「幸いにも」の意味で使っているのは非常にレアなのではないだろうか(大抵ろくでもない意味か「fortunately(棒)」になっている)。
It was the biggest crash I've ever seen and the most frightening but incredibly, and thankfully, Richard seems to be mostly OK.
— Jeremy Clarkson (@JeremyClarkson) 2017年6月10日
(`゚Д゚) <今まで見たなかでいちばん恐ろしい事故だったよ。でも信じられないことに、あとありがたいことに、リチャードはほぼ大丈夫っぽいよ。
ということで、ファンは胸をなでおろした。
公式のアナウンスが迅速なのはとてもありがたい。
BBCでもニュースになったようだ。
時期的にハモンド外相が事故ったのかと勘違いする人も続出し、UK情勢は混乱を極めた(たぶん別に極めてない)。
一夜明けて
(゚∀゚) <死んでないよ!
DRIVETRIBE はこんなときのためにあったのだ……と思わせる、リチャードからの投稿。元気そうでよかった! これ、動画撮影者がジェームズなのもポイント。
(゚∀゚) <またやっちゃった…
(゚∀゚) <これ僕の膝(レントゲン写真を見せる)
(゚∀゚) <手術してスイスアーミーニーになるよ(膝で缶を開けたりするのか)
(゚∀゚) <助けてくれたメディカルスタッフみんなに感謝します
(゚∀゚) <あと昨夜ジンのボトルを差し入れてくれたジェームズにも感謝…
(゚∀゚) <妻のミンディと娘のイジー、ウィローには本当にごめんね
(゚∀゚)っ~~ <Heal...(念を送る)
だいたいこんなことを言っていると思う。
10月にはシーズン2の公開が予定されているという話だから、主要な海外ロケは終わっているものと思われる。が、テント収録はこれからだろうし、今後の撮影への影響は避けられないかもしれない。リチャードの回復を最優先にしてもらいたいから、多少シーズン2のスケジュールが遅れるのは構わないよ……と日本からエールを送っておこう。
シーズン1では大砲で吹っ飛ばされて死んでいたものだが、ほんとリチャードって不死身だなあ。ファンからは「9つの命を持つ男」と言われまくっている。どうかお大事に。
ジェームズは、先日発売された The Reassembler 本とDVDを入院中のリチャードにプレゼントするといいよ(完全に嫌がらせ)。
【170613追記】
その後もいろいろと続報が来ている。
ジェームズが事故の状況について語っているが、この顔である。
ジェレミーからの現状報告。
・撮影への影響は否めない。
・ジェームズはリチャードのかわりに収録に出かけた。
・ジェレミーは明け方からずっとスクリプトのリライトにかかりきり。
(たぶんリチャード・ポーターも……)
・リチャードは来週にはオフィスに復帰予定。
・とはいえ数か月は運転できない。
(#`゚Д゚) <ハモンドがスイスでかわいいナースに囲まれて世話してもらってる間、こっちはずっと原稿だ
(`゚Д゚) <コピー機のトナーは切れてるし、コーヒー淹れてくれるスタッフは休暇中だし、物置は整理が必要だし、運転できないリチャードに任せられる仕事はこのへんかな
物置の整理は無理なのでは……
(`゚Д゚) <骨折リチャードの有効活用について意見のある方は、コメント欄で教えてね
ということで、現在コメント欄にてリチャードの有効活用大喜利開催中である。「クラッシュテストのダミー人形に」とかひどすぎる愛されてるね、リチャード!
今のところ、テント収録時期やS2公開時期への影響については明言されていない。続報を待つべし。
間違いなく来週には、オフィスに復帰していじられまくるリチャードの続報がくると思われる。