我ながら誰得すぎるのではないかと思われたこの企画、書いているわたしが久々にウェスタロス構文を使えるのが嬉しすぎるという俺得なことになってきたのでもう少し続けてみる。
コンセプトを説明した1回目記事はこちら。
「あつまれどうぶつの森」はもちろん「ゲームオブスローンズ」のネタバレも含みます。
前回までのあらすじ
無人島に流されたピーターくん。
見知らぬ住人やあやしい漂流者といまいちかみ合わないコミュニケーションを試みてきたが……
激闘! タランチュラ
一晩のうちに3回タランチュラにかまれ、4回ハチに刺されるピーターくん。
今さらながらとんでもない島に流されてしまったのではないか。初日から生命の危険を感じる。もしかしたらこのクモはどこかの刺客が放ったものかもしれない。おのれヴァリス(決めつけ)。
覚悟を決めたピーターくんは、アミを構えて猛然とタランチュラに突撃した。そして……
ついに戦いを制したピーターくん。あくまでスマートな顔をして、新入りのフータに寄贈するのであった。
なおハチはいまだに連戦連敗中である。
商店の開発
翌日、その日獲れた貝を売りにロード・たぬきちのテントを訪れたピーターくん。
すると中ではたぬきちとまめきちが何やら意味ありげな会話をしている。どうやらこの店をもっと大きくしたいらしい。商売人としては好ましい姿勢だ。ピーターくんも自身の店舗を発展させるのに尽力してきたものである。
話を聞かれていたことに気づいたふたりは、ピーターくんに商店開発の依頼をしてきた。と言っても資金調達の話ではない。資材調達の依頼である。正直ピーターくんにはあまりにも専門外なのだが、この島にアイアンバンクのティコ・ネストリスを呼びつける手段もないので(つうしんそうちは手に入らなかったし)ともかく資材調達に協力することにした。
最初から謝礼について言及するが、それが何なのかは明言しない。このたぬき、レッドキープ式交渉術を身につけている。
とりあえず木材から調達するかと外に出た途端。
急に呼び止められたから何事かと立ち止まったのだが、いくらなんでも情報が早すぎないか。店を出てからまだ5秒もたってないぞ。
お前もかよ!! 全員ヴァリスのスパイな気がしてきた。
借金地獄の始まり
テント生活を始めたばかりだが、早々に家を建てることにしたピーターくん。野宿には慣れているが、テント生活が好きなわけではない。高巣城ほど立派でなくていいから、一戸建てを注文することにした。この金額なら、島で採れるさくらんぼや魚を売っているうちにすぐに返せるだろうという見込みである。
で、翌朝。
はやっ!!!! マイホーム完成はっや!!! いったい誰が一晩でやってくれたんだ。ここはもともと無人島だぞ? ロード・たぬきちの人脈は化け物か。こいつは当面、敵に回すべきでない。
中はこんな感じ。机の上に鎮座しているのは出目金。博物館が工事中のため、部屋に飾っているのである。
ハッピーホームアカデミー……?
なんだかよくわからないが、メイスターのような連中の会合であろうと想像するピーターくん。
ともかくこれでピーターくんも城主である。決して城とは言えない状態だが、この島のロードとして君臨するのにまずはこの大きさで十分だろう。いずれは城と呼ぶにふさわしい規模にするつもりだ。
その頃には島の産業は発達し、経済状況も変わっているはず。島であるという立地を活かし、この島を難攻不落の要塞にするのもいい。ストームズエンドを参考にすべきだろうか。
野望を胸に秘めながら歩いていたピーターくんであったが。
なん……だと……。