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ユークリスを防衛して闇竜料理会に絡まれる回「百英雄伝」プレイ日記4

このトンチキ料理対決でなつか死した

舞台をユークリス領に移して始まった新章。

優柔不断な君主のおかげでぐっだぐだな始まりになったが、いろいろとわたし好みの展開が続いてテンションが上がっている。

いいねいいね、わたしが求めていたのはこれだよ!!!!

というわけで以下、ネタバレ感想!!

幻想水滸伝シリーズへの言及もあるのでそこも注意で!

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

 

古来(幻想水滸伝2以来)

 

テレポートゲット

前回記事を書いた後、料理人や司書や忍者や酔っ払いを仲間にしてきた。本拠地にレストラン開店である。食材とレシピを集めなくてはだな。敵と一緒に登場するギミック宝箱からレシピが出てきたりするので、これもコレクション要素っぽい。

で、満を持して水没したハイシャーン旧市街へ行ったのだが、先に進めない。マールリッジに話が違うやんけ! と言ってみても、方法を提示してくれない。

ここからだいぶ悩んであちこち足を運び、東の洞窟(行き止まりだった)や北東の山道(封鎖されていた)まで行ってみたのだが、空振りであった。

どうしたものか全然わからなかったのだが、ハイシャーンをもっと歩き回るべきだったんだな。

ビッキーだ!!!!!(ビッキーではない)

お前ここで仲間になるやつだったんか!!!

そうと決まれば、交易だーーー!!!!!!!!!

ガスパー銀行が失われた幻想水滸伝2以降では、金策はもっぱら交易だったことを思いだしたのである。お茶やたまごやサンゴを仕入れては売りさばき、大金を得て装備を整える。こうしていよいよハイシャーン旧市街へ再訪した。

 

もしかしてまたテレポートミスでしか行けない場所があるのか

お前がリアクションするのかよ

アクセスが悪いにもほどがある場所にあるハーマンの別邸だったが、中ではめちゃくちゃタイミングよくわかりやすい会談が行われていた。

黎明の協会の人だ

裏切りの物証を残すとは愚かとしか言いようがないな。でも証文の類いが何もなければ普通にオルドリック公に殺されそうだもんな。

無事家に忍び込んで証文とパンツを盗んだのだが、このパンツは何に使うんだろう。ずっとかばんの中に入っている。

 

 

ユンマの決断

最初からハーマンは王位簒奪予定だったみたい。先代への恩義とかはないのか。

反論しづらいことを言われてしまった。

よう言った! と思うと同時に、これがユンマの決断を促すフラグになるのだな、とも思った。

しかし彼はやはり決断を先延ばしにし、夜イベントに突入。

絶対為政者に向いてないよねこの人。

でもまあ、この決断は単なる内政ではない。帝国との対立を決めたら、戦いに勝とうが負けようがおそらくは数百人か数千人単位での死者が出る。その重さを恐れる気持ちはわたしにもわかる。しかし権力の大きさと責任の大きさは当然比例するわけで、大きな権力を持つからにはその責任を負わなくてはいけない。

これ、為政者に対する相当な罵倒であり侮辱であるって、この子はわかってんのかな。ただ優しいだけの人は為政者になるべきじゃないって誰でもわかりそうなものなのに。

マールリッジの主張はわかる。

政治学社会学も経済学も修めたわけではない(たぶん)素人が、いきなり国のトップになって何もかもうまくできるわけがない。先代がうまく国を治めていたのは、長い経験があってこそだという。

ここでカメラが回り込んでこの視点になる演出はよかったな。

「それ」とは「未来」である。

帝国との対立を選べば犠牲者が出るのは避けられないが、帝国に降ればこの国の「未来」を失うという説得。論理のすりかえ感はあるけれど、この人はそれもわかった上でユンマに届きそうな言葉を選んだのだろう。

 

で、翌日ユンマの出した結論がこれ。

思わず「うわあ」って声が出ちゃったね。ここにきて結局、責任を他人に丸投げかよ! って。

そもそも歴史上、国難にあって軍部に大きな権力が与えられた国ってだいたいクーデターだのなんだので軍部の暴走を招き、ろくな結果にならない。

絶対アカンやろ、と思ったのだが、わたしの考えはマールリッジと同期していたらしい。

だいぶマイルドな表現ね

たぶんこの世界にも、過去にその手の例はいくらでもあるのだろう。

わたしの考えたことをこの学者さんも考えていたことにちょっと安心してユンマの返事を待ったのだが、彼の返事はわたしの想像を上回った。

どうやら自分が処刑されるのも覚悟の上、みたい。

マジで何もかも丸投げするつもりなのかとか、結局どうあっても国民の犠牲への責任を負うことからは逃げるのかとか、一瞬で王位簒奪されてもおかしくないぞとかめちゃくちゃ言いたいことはあったが、これがこの人なりの覚悟の決め方と信頼の表明のしかたなのだろうと納得することにした。

わたしもユンマがそこまで覚悟を決めているとは思っていなかったから、その分の敬意は持つことにする。

でも、良い子は絶対真似しちゃいけないからね!!!!!!!!!!

こういう結果になったのは、カシウスとマールリッジが国と国民に対して誠実な人だったからってだけだからね!! もちろん彼らがそういう人だからこそユンマもこんな結論を出したんだろうけどね!!

そんなわけでこのふたりを中心に、対帝国の姿勢でまとまることになった。

マールリッジのこのセリフはちょっと気になった。どう見ても大規模な戦いになりそうなのに短期間で終わるなんて、関ケ原かな?

まあ本当に関ケ原みたいなことになったらこのゲームが終了してしまうのでそんなわけはなかった。

 

 

ハイシャーン防衛戦

物量で勝るゴルドウィン軍団はカシウス軍団を正面から迎え撃つ姿勢だったが、まとまっていたゴルドウィン軍団の両側面からの奇襲で崩された。

そうこうするうちに夜が暮れ、慣れない土地での野戦は不利ということでゴルドウィン軍団が引いていく。初戦は同盟軍の勝利である。

日和見しているその他の同盟国が、これで腰を上げてくれるといいな的な?

で、その夜。

セイは自分の心の揺れをポールに打ち明けていた。彼にはお兄さんがいたようだが、あの口ぶりだともう亡くなったのかな。お兄さんなら家を守って国に尽くすことが正しいと考えるのではないかと言っていたけど、セイは迷っているみたい。

そしてゴルドウィン将軍の方はというと。

!!?!?!?!?!?

なんやて!!!?!?

これはびっくりしたわ! ソル・ゾス・ガルヴァス帝崩御のおしらせを聞いたとき級にびっくりしたわ! まあソル帝と違ってこっちの皇帝は「まだ存命」とか言われてたから、作中でお亡くなりになるのかなーとは思っていたけども。また「いずれ戦うと思っていた相手国の皇帝が、ご対面する前に出オチ死」のパターンか!

ははーん、マールリッジが戦いが長期化しないと言っていたのは、この情報を掴んでいたからか? でもどこから? 帝国ともつながりがある人なの?

 

ユースケくんはもうどこでもそのノリでいてくれ

翌朝、再度戦いの支度をする同盟軍。しかし帝国軍は戦う前からバラバラである。

この戦いは公爵の横暴のもとに行われているものだと、反旗を翻すセイ。意外とあっさり寝返ったな! やっぱりジョウイではなくクリスポジションのキャラだったのか。

ゴルドウィンは皇帝暗殺の真偽を確かめるために帰国を決定。むしろなんで昨夜のうちに帰らなかったんだよ。いったん布陣した分、撤退も不利になるじゃないの。

まあたぶんこれがやりたかったんだろうな。

ゴルドウィンが忠誠を誓うのはあくまで皇帝陛下に対してであって、「公爵のために戦う気はない」という。一方シャペルはオルドリック公爵とズブズブで、この戦いに勝利したら昇進でも約束されていたみたい。

ゴルドウィンが「お前は好きにすれば?」みたいな態度でさっさと帰るのを見送って、「こんな連中など、わたしだけでも!」と残ったシャペルを、囲んでボコる同盟軍。残念だったね……。気の毒なのはシャペル配下の一般兵である。こんな上司のもとで死にたくねえなあ

 

このへんの補足は助かった。

なぜこんな戦争を仕掛けるタイミングで暗殺を? と思ってたけど、ゴルドウィンがいないタイミングを狙ってやったってことね。おそらくユークリスは簡単に落とせると見込んでいたのもこのタイミングを後押ししたのだろう。

さていい感じの悪役会議っぷりのおふたりである。

彼らはどれくらい「先」のことを考えているのかな。まずはどうやって帝国軍に対抗するかという話だろうけど、「戦後」のことまで見越していたら面白い。この単語のチョイスからして、同盟国をひとつの国にまとめた上で民主化したりしないかな。そこまではいかないかな。この世界の文明レベルがどれくらいか、全然わからないしね。

そういうわけで、ペリエールが城にやってきたが、変わらずノアくんがリーダーに据えおかれることになった。

セイもそのまま加入するみたい。しかもどうやら視点が切り替えられるようになるようだ。セイのシナリオで加入する仲間とかもいるのかな。

セイは旧皇帝派と接触し、皇帝暗殺で動揺する帝国をオルドリック公爵が掌握するのをできるだけ遅らせて時間稼ぎをするのが当面のミッションらしい。

ひとまずはノアくん操作のまま、現時点で仲間にできそうなキャラの条件をクリアして、ついでに交易で資金を稼ぐかーと思って宿屋に一泊しにいったら、何か始まってしまった。

あああああああ

一気にテンションマックスになった。

こ、こ、こ、こ、これは!!! 料理対決の流れだろおおおおお!!!!!

ああああああああああああああ

わたし!!! 幻想水滸伝2で何が好きだったかって!!! 料理対決がいちばん好きだったの!!!!!!! いろんな仲間の好みがわかったり、料理のバリエーションがどんどん増えていったりするのが!!!!(ちなみに幻想水滸伝3ではもちろん劇場が好きだった! 今作にも劇場があるのは、台本を拾ったから知ってる!)

まさか令和の時代に新たな料理対決が始まるとはなあ……! なんだろう、感無量ってこういうことかよ……!

うーんこのツッコミ不在の世界

ええと、どこからつっこんだらいいかな?

たしかハイ・ヨーは「黒竜料理会」を脱会してきた人だったんだよね。こっちは「闇竜料理会」か。まんまじゃねーか!!!!!!!!

あと麺料理がご専門なのになんで名前がザンギなんだよ!!!!

闇竜料理会とかいう謎組織の存在はみんな当たり前に受け入れているので、ツッコミはあきらめる。

料理界の闇

このやたら顔と声がいい料理人が料理界の闇に巻き込まれていくストーリーが始まるんだな。クルツって Kurz という綴りならゲルマン系の名前だと思うのだけど、顔立ちは東洋系に見えるから不思議。

 

というわけで猛烈にテンションが爆上がりした。これもう、完全に幻想水滸伝シリーズのいいとこどりの再現を作ろうとしたゲームだよね!?

うわーーやることが多い!! 少しずつかみしめながら進めたい! けど先が楽しみでやめられない!!

 

ちなみにわたしは簒奪系ヴィランが三度の飯より好きなわけだが、城の名前がロンディニウムで敵が簒奪系ヴィランとなれば、もう顔アイコンをジュード・ロウにすべきではないだろうか(なおCV中田譲治)。

参考画像

 

ssayu.hatenablog.com

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