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アルディナール探索とオルドリック公の計画「百英雄伝」プレイ日記5

ユークリス編が一段落し、新章突入の「百英雄伝」。

そろそろ仲間が50人を超えたが、もう半分くらい終わったのだろうか。

仲間キャラは次々現れるものの、直球で加入条件を提示してくれないキャラも増えてきた。どうやって仲間になるのかな~。

今日はうっかり始めてしまったセイ編の話がメイン。

以下、ネタバレ感想!

幻想水滸伝シリーズへの言及もあるのでそこも注意で!

初回記事はこちらから。

ssayu.hatenablog.com

 

シドさん?? どうやったら仲間になってくれるの

 

アルディナール

前回ユークリスから本拠地ロンディニウムに戻ってきたノアくんたちご一行。

新しい仲間フラグが立っていないかと各地を回ってみた。

風呂担当の人なのか? みたいな人とか、鑑定士か? みたいな人とかを発見できたけどまだ加入してもらえていない。トレイナーのエアさんとのかけっこを制覇して加入してもらい、それからようやくナントカタイを釣って漁師を仲間にした。

で、トレイナーさんにトレーニングしてもらえるようになったのかな? と思いながらなんとなくヒルディに話しかけたら、セイ編が始まった。

セイ編が始まるのはいいのだが、セイ編からノア編に戻るタイミングは選べないんだなこれ!? なんてこった。かばんは整理されていないし、アクセサリは装備されていないし、もうガタガタなスタートである。

 

セイたちは帝国領に戻り、オルドリック公爵が帝国上層部を掌握するまでの時間稼ぎをするということになっていた。到着したのはなんかめちゃくちゃガレマルドみたいな雪景色の街である。

帝国に対して明白に離反した彼が故郷にホイホイ戻って大丈夫なのかと思っていたのだが。

うーんこの

通りがかりの庶民、貴族から警備兵に至るまで、割とセイのことを知っている人はいるのだが、どいつもこいつも知っててスルーである。いいのかこれで。いいのか都市の警備。

ただ漏れ聞こえてくる話から察するに、セイのご実家のケースリング家というのはいわゆる地元の名士というやつで、この家やセイ個人に対して恩義のある人が少なからずいるみたい。その家の息子さんがお尋ね者になったからといって、すぐにお上に突きだそうとはならないのだな。

ちなみにオルドリック公爵に対して反感を持つ貴族もいるものの、皇帝暗殺については公爵がやったという証拠があるわけでもないから表立って批判するのも難しい状況らしい。セイみたいに正面から反逆したグループは、まだほかにいないのかも。

 

帝国人の武器はドイツ語なんだな。

セイの「シュヴァルベツヴァイ」は Schwalbe zwei、すなわちツバメ2という意味。たぶん武器レベル1の頃は Schwalbe eins で、そのうち Schwalbe drei になるのだろう。

ヒルディの「ブリッツフランメ」は Blitzflamme、雷火って感じかな。Blitz が英語の lightning で、Flamme が英語の flame である。

バレンタインの「ティーゲルファング」は Tiegelfang と綴るのだと思うが、なぜこんな名前になったんだろう。Fang は牙ということでいいのだろうけど、Tiegel ってるつぼとか化粧品のクリーム容器とか、あとはフライパンとか平鍋のことだからなあ。彼が戦っているところを見ると平べったい両手持ちの暗器っぽいから、そういうイメージの名前なのかな。ちなみにわたしは全身暗器隠し持ちキャラが大好物である(おそらくその起源もナッシュ・ラトキエなんだよな)。

バレンタインくんは貴族の出身ではないみたい。苦労してのしあがったタイプだったりするのかな。

よろず屋の奥の秘密基地で作戦会議をしていた一行のところに現れたふたり。

帝国の謎技術で肉体改造されたんか!? と思ったが、アイビィは自分で強化アームをつけているだけで、ヤエルは故郷のみなさんがこういう髪型で、この服は民族衣装っぽい。

公爵がノースファリア領の割譲を求めたのは、ヤエルの故郷の人たちを捕えるためだったとか。

なんかもう、レンズって何なんだよ!? 「紋章」なら生まれつき宿している人もいるかな~と思えたのだが、レンズって基本的に人工物だよね?

レンズそのものを持って生まれるわけではなくて、レンズの力を持って生まれてくるってこと? レンズを装備していなくてもレンズの力を使えるってことか? それ絶対わるいひとに人体実験されるやつよね?

なるほど、そういう流れね。

今までオルドリック公爵は、横暴で態度がでかくて、同盟領で発見された原初のレンズをひとり占めするために侵略戦争をしかける、声がいいだけが取り柄の簒奪系ヴィランだという印象しかなかったが(まあまあ属性持ってる)、今度は彼の悪行をより具体的に描くことでプレイヤーに彼への敵対意識を持たせ、かつ公爵失脚のための足掛かりを得ようという話なのね。

 

 

未知の力に人知の光を

進んでいった研究所の奥で見つけたオルドリック公爵(いいタイミングで来ている)は、自分の目標とするところをペラペラ語っていた。

なるほどねー。レンズという未知の力を人知の光で照らし、その力を解明することで人類に資するという、そのへんが目的なのね。

自分は純然たる善を行っていると思っているタイプのヴィランか、あるいは for the greater good大義のために無茶な方法も敢行しようというタイプのヴィランか。

まあでも自分を善だと思ってる人はこんな言い方はしないかな。

科学技術(魔導技術というべきか)の向上により人類に資するという発想自体は悪いものではないし、その発想が人類の科学史、というか文明史を支えてきたのは間違いない。

けどそのための手段は適正なものでないと。せめて最低限、その時代・場所の社会的規範に即した手段を徹底しないと。公爵は研究者になる前に研究倫理を履修するべきだったよね。

セイくんの発想も危険だと思うけども。

大抵の場合、戦争は両陣営にそれぞれ「正当」な理由がある。少なくとも国家は「正当」な理由を用意する。それを一個人が、何をもって「実際に正当」であると判断できるの? 自分の下した「正当」との判断が適切であると、何をもって言えるの? 正当性だって結局は相対的なものでしかないのに?

まあこんなことを言っていたらこんなゲームはできないので、薄目で流すわけだが。

 

セイはオルドリック公爵にボコられてしまったので、タンクで脱出することに。

ここからの連戦はきつかったなあ。そんなに連戦になるとは思っていなくてMPも使いきってしまうし。

あのモンスターは、ヤエルの村の人たちを犠牲にして開発した新種ってことなのかな? ゲームの中では人間がモンスターに変異するくらいはよくあることなので、村人たちが直接異形化しているところまでは覚悟したが。

レンズの遺跡で襲ってくる試練の敵も、もともと人だったりするんだろうか。

ちょいちょい日本語があやしいのが気になる。

「言葉を違える」は普通に「言い間違える」って意味だけど。「詭弁を弄する」みたいな意味で言いたかったのかな。

いい場面で日本語が間違ってるとテンションダダ下がりになるので、校正さんは頑張ってほしい。

 

脱出後、セイはこっそりご実家を訪問する。よく待ち伏せがなかったよね。警備がザルすぎる。

父親は家を守るためにセイを許すことはできないと言うが、一方で父としては「お前たち兄弟を誇りに思う」と言ってくれた。いいお父上じゃないの。でもセイのほかに跡取りがいないなら、どの道ケースリング家は守れないのでは。いざとなったら養子でもとるってことか?

ちなみにセイが「正しさ」に固執するのは、お兄さんの影響みたい。たぶんそのお兄さんというのが、セイ編の冒頭で出てきた墓で眠ってる人なのだろう。何があって亡くなったのかとか、そのうち語られるのかな。

 

さて、幻想水滸伝シリーズのお約束を踏襲して、真の27の原初のレンズを各主人公たちが継承していくストーリーをわたしは想像していたのだが、おそらくすでに中盤に入っている現在、まだそういう気配がない。原初のレンズ持ちのNPCもまだ出てこない(黎明の協会の人とかどうなのかな。今回、イベント中にすごい勢いでバック飛行してて笑っちゃったんだけど)。

でもうっかり継承してしまうと帝国で人体実験不可避だろうしな。どうなっちゃうんだろう。

 

 

和食のゴエモン

父親と別れたところでセイ編が終わり、久しぶりにロンディニウムのノアくん視点に戻ってきた。これ、次にセイ編を始めるときは荷物と装備を整理してからやらないとな。

そして当然、待っていたのは料理対決である。わたしはこれを楽しみにこのゲームをやっていると言っても過言ではない(いや過言かもしれない。戦争もしたいので)。今回は和食が得意だというゴエモンが相手。

闇竜料理会一の小物

あ~~たしかにいちゃもんのつけ方がめっちゃ小物っぽかったね!

ひょっとしてザンギくん、組織に消されてしまったの?

クルツ、やはり闇竜料理会との因縁があるのか。今作の料理人はまっとうそうだと思っていたのに、やはりトンデモな過去があるやつだったのか。

渾身のミントアイスをけなされて落ちこむクルツとノアくん。フォルワードお前、城主が自ら手伝ってこのアイスを作るのを見てたじゃないか。その上でそのコメントは「毒舌」じゃなくてただの「暴言」じゃないの。

まあしかし、多少の不評はあったものの、普通に勝負はクルツがいただいた。

お、おう……

いや相手の敗因は、

前菜:梅茶漬

主菜:卵焼き

デザート:リンゴ酢ソーダ

とかいうトンチキコースのせいじゃない?? 卵焼きは好きだけど、主菜にはもっと食べ応えのあるものを選んだ方がよくない?? あとお茶漬けは前菜というよりはシメだと思うんだが(でもコースに「シメ」の選択肢はないし、どこで出せばいいんだろ)。

まあ料理対決の対戦相手のトンチキコース料理は幻想水滸伝2のお約束のひとつだし、ああ懐かしいなこの感じ……と思いながら対戦相手の提供する料理を眺めていたのであった。普通に「メイン料理ショートケーキ!!」とかやってくるもんな。黒竜料理会はどんな教育をしてたんだよ。

ていうか黒竜料理会も闇竜料理会も「お料理教室」みたいなものを想像してるんだけど、実際どうなんだろ。きいちゃいけないやつなのかな……。

 

そんなわけで、次回料理対決を楽しみにしつつ、次はノア編かな!

 

 

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