少し話を進めては劇場に入り浸っているせいで遅々としたペースになっているが、「百英雄伝」が盛り上がってきた。話はどんどんきなくさい感じになっている。
本拠地を立ち上げて以降は順風満帆だったロンディニウム軍も挫折を味わうようになり、このへんで一山あります感が楽しい。この調子でガンガン裏切られたり裏切ったり寝返りを誘ったり寝首をかいたりしてほしい。
そういうわけで以下、ネタバレ感想。
幻想水滸伝シリーズへの言及もあるのでそのへんも注意で!
初回記事はこちらから。
ウキウキ本拠地レポート
本編に触れる前に、我が本拠地で起こったあれこれのメモを。別に大したことは起こってないんだけど。
スキッドが萌えキャラだった件
劇場でのスキッドは必ず最初のセリフを噛むことになっているのだろうか。どうもガチガチに緊張して最初のセリフは噛むものの、その後は緊張がほぐれるのか、ちゃんと演じてくれる。演技に対しては真面目だが、真面目なあまり緊張して噛んでしまう長老、マジ萌えキャラ。かわいいなオイ!
普段はシャークマンを束ねて号令を出しているというのに、ヒレなしの前でそんなにあがっちゃうなんて。
ガオウのセリフが雑すぎる
なんやその雑な説明は。何がどうなんとかなるっていうんだよ。
ギルド派遣時にも固有セリフが!?
城が大きくなり、ようやくゴクトーさんの役割がわかった。ギルド派遣システムを担っていたんだな。
派遣時のリーダーコメントは行き先によってそれぞれ違っていて、ものすごい数のセリフが用意されていることに驚いたわけだが、どうやらそれだけではないらしい。ギルド派遣メンバーの組み合わせによって固有セリフまであるようだ。
しかもイーノとユンマの組み合わせって、そんなのあるとは思わんぞ!?(完全に偶然発見した)
セリフ回収は楽しいけど、ひとりで全部見ようと思ったら相当大変だなこれ。
イーシャの過去を知る
前回気になっていたイーシャの過去だが、結局見てしまった。
しかし肝心のところは見えない!! これ、やっぱりメインクエストにかかわってくる話なんだろうか? 前回読んだ「ふるいほん」では、雪山で「あの日の姿のままの父様」がいたとのことだったが、何があったんだろうな~。
ガルーやラビーの名前もあることに気づいた。今のラビーは元気そうに見えるが、病というのは治ったのだろうか。あとガルーは帝国側の人とも因縁があるようだったけど、どういう流れでこうなったんだろうな。それを知るにはたぶん、またバババに金を貢がねばならない。こっちは鍛冶代金をひねりだすので苦労してんだよ! 交易がんばろ……。オラッ持ってる絵画全部寄越しやがれ!
安定のトンチキ料理人
料理人が2人いれば、勝負になるは必然。
ものすごい言い切りおった。そんなあなたに「ちょい悪三つ星シェフたちの爆笑旅(Amazon Prime)」をぜひおすすめしたい。ゴードン・ラムゼイがキャストされてる時点で、どういう番組かはわかるだろ。
デザートに魚介のマリネときたか。
闇竜料理会は会員の料理の腕を磨く前に、前菜とデザートの違いを教えるべきなんだよな。
突然のアンデッド軍
さてメインクエストに話を戻す。
ロンディニウムの西側の国に協力を求めに出かけていったら、途中でメリサのご実家が襲われてしまった。
なんだなんだ? ここまで人間同士の戦争だったんだけど、急に路線を変えてきたな? いやもしかしてネクロード枠の方かな??
もしネクロード枠の人がいるなら、この突然加入した人はシエラ枠だったりするの? この自称死霊使いのお嬢さんの言うことがどれくらいガチなのかネタなのかわからなくて、加入したもののまだ全然接触していないのだけど。
もしメインクエストでアンデッドの話題が出てきたタイミングで強制加入するキャラなのだとしたら、この人もメインに絡んでくるのかもしれない。もしくはただのネタキャラなのかもしれない。この人もバババに見てもらうべきか。
サイード・アリは何者?
ここまであちこちで見かけたサイード・アリ。声をかけるとノアくんのことを知っているようなことを言いながら去ってしまう謎の存在だった。
「本当のことを言いたい」と急に言いだすから何かと思えば、レンズの意志がノアくんに力を与えているとか言いだした。本当のことだとしても説明不足である。もうちょっと詳しく。
もし本当にレンズに意志があるのなら、ノアくんの妹の自称ラッキーガールにラッキーが続くのもレンズの意志だったりするのかもしれない。
アスラバートにて
この国の君主もアカンっぽいな~。でもその場にいなかった人にしてみれば、こういう認識になるのもわからなくもないかも。離れた土地であの合戦がどういうふうに報道されていたのかわからないし。
エレクトラはこの時勢の孤児だったにもかかわらず、ちゃんと教育を受けて文民統制の重要性を理解している。そう考えると、平時におけるサラスの統治は悪いものではなかったのだろう。
本格的なアンデッドの攻勢を受けるメリサのご実家。
これ、前回の攻撃のときと同じ人? 別の人? ずいぶん顔がよくなったような。
幻想水滸伝シリーズにおける吸血鬼も月の紋章の力によるものだという説明があったけど、この世界ではレンズがアンデッド生成に使われているようだ。
アンデッドといえば、殺された仲間の死体が起き上がって襲ってくるというのが最大の見せ場であり絶望感を煽ってくれるわけだが、残念ながらまだそういうシーンがない。それがないなら何のためにアンデッドを出したの? と思ってしまうんだけど、この先あるのかな?
せめて戦場で倒した敵がアンデッドになって襲ってくるシーンはほしいなあ。戦場に散乱する敵味方の死体を全部味方にできる、というのが死霊使いの最大の強みじゃないの。それを活かさないでどうするのよ。レンズも万能ではなくて、アンデッドを作るのに何週間か発酵が必要とかそういうあれ?
こう、戦争描写といい村焼き描写といい、全体的に期待値よりもだいぶマイルドな描写にとどまっているのはCEROへの配慮だろうか。わたしは幻想水滸伝シリーズと同程度には、敵も味方もバンバン死ぬのを期待しているのだが。
なんか新しい種族の人たちが出てきた。キーナーンという国はこんな感じなのか。
キーナーンからの援軍が来るよりも、帝国軍の到着が早そうだということで、足止めに行くことに。
ここでいよいよパーティを3つ用意して並行進行させるイベントが!
これは!! 忘れもしないルカ・ブライト戦みたいな山場か?
初見ルカ・ブライト戦は、よくわかっていないまま微妙装備の人も混じった状態で挑み、文字通りの死闘となった。
後にも先にも、わたしにあんな強烈な印象を残したボスは存在しない。18人でボコった末に主人公と一騎討ちして、それでも死なず軍師の用意した奇襲でようやく死んだ、あのRPG史上最強の「人間」。「俺は!!!俺が想うまま、俺が望むまま!!!!邪悪であったぞ!!!!!!!!」という最期のセリフも忘れられない。
そんないろいろな記憶が蘇るイベントではあったが、ここではそれほどの死闘にはならなかった。オルドリック公爵の部下の顔見せという感じだ。
この手の仲間キャラの多いゲームは、育てるメンバーが固定されてしまうともったいないのでなるべくあれこれ入れ替えて育てていたものだから、ここはそれほど困らなかった。
困ったのはお金である。レベルは問題ないものの、全員分の装備は用意していなかった。あと鍛冶レベルも上がったから鍛えまくらないといけない。もう交易しまくりである。オラッ持ってる掛け軸全部出せ!!
雪山の戦争
こちらの策が成功し、帝国軍の進路に雪崩を起こして足止めをしたわけだが、オルドリック公爵はその可能性を見越していたらしい。相手もなかなかの智将である。まあ、ただの脳筋なら人類全体に資する技術革新なんて求めないよな。
で、キーナーン軍が到着するまでの時間稼ぎで同盟軍出陣。
お前は公爵にくっついてきた太鼓持ち!? 生きとったんかワレ!!?!!?
てっきりユークリス防衛戦のときにお亡くなりになったと思っていたのに。
これでも生きてるかな? このゲームでは明確に首をとる描写がない限りは生きてるってことか?
一方のキーナーン軍。
うっひょおおおおおこいつ裏切りおった!!!(歓喜)
でもでも、最初から公爵と通じていたなら、アスラバートでの会談の場ではもっと感じよく振る舞っておくべきだったのでは? これじゃ感じ悪いやつが順当に裏切りおったという印象だけで、ノアくんたちもプレイヤーも大してショックを受ける要素がない。
結局マールリッジは撤退の決断を下した。アスラバートも放棄する大撤収である。
街中にアンデッドが送り込まれて大混乱の市民を見捨ててひとり逃げるサラス。今すぐこいつの首をとれねえかな(BG3ではないのでそんな選択肢はない)。なんか結局行方不明になってるみたいだけど、再登場するんだろうか。アンデッドとして再登場したら面白いな。
ここで3つに分けたパーティが活きる! なるほどね!
街の3つの門をそれぞれのパーティで守り、市民を逃がし、同盟軍も逃がす流れである。ここのボス戦はなかなか熱かった。メリサのパーティは、必須メンバーの構成上どうしてもメリサを前衛にするしかなく、何回か死なせてしまった。
そしてしんがりを務めるというエレクトラと、彼女と運命をともにするマキシム。
エレクトラはサラスにもこの街にも恩があり、それを返すために最後まで街を守るという。
このふたり、どうなったんだろうな。色合い的にちょっとオデッサとフリックを連想したので、エレクトラが死亡してマキシムが同盟軍に加入するのを想像してしまった。
で、どうにか同盟軍は街を脱出したのだが、逃げた先のトゥーノース西で帝国軍の待ち伏せにあう。あっちも智将だなあ!
このときの絶望感はなかなかだったな! でも割とすぐに援軍が現れた。
なるほど、このシーンにつなげるための砂漠遠征だったのね。
こんな小さい港からこんな小さくて操作性の最悪な船で全軍脱出させるのはなかなか大変だっただろうけども、とにかくどうにか脱出は成ったらしい。
一方ヒュースバインは本当に鉄格子を腐食させて脱獄していた。
さて帝国がだいぶ優勢な現状、マールリッジはノアに決断を求める。
降伏か、抗戦か。
まあ降伏という選択肢はプレイヤー的にはないわけだけど、やっぱりここがひとつの山場になるのかな。
リャン先輩の好感度が初めて少し上がった。
このセリフをノアくんに言わせるわけにはいかないけど、誰かは口にしてほしい。ある意味でこの場の空気を読まずにこれを言えたのは、リャン先輩だけだったかもしれない。
一度は自分の首を差し出すことまで考えたノアくんは、城をまわってみんなの声を聞いて、どんな決断を下すのか。
たぶん城をまわって劇場から当分出てこないし料理対決の相手も待機しているので決断はもうしばらく先延ばしになるが、帝国のみんな、ゆっくり待っててくれよな!