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ハグと決着をつける回「バルダーズゲート3」プレイ日記31

下層地域に残されたクエストもだいぶ減ってきた。いや正確にはまだわたしのジャーナルにはやるべきことがずらっと並んでいるのだが、増える一方だったジャーナルが、少しずつ減っていく感じがする。終わりに近づいている感じがあり、少し寂しくもある。

4月には「百英雄伝」の発売を楽しみにしているのだが、それまでにクリアできるかなあ。年度末~年度初めにかけて七転八倒が予定されているので、どれくらいゲームできるかなあ。本当は七転八倒の前にクリアしてしまいたかったのだが、今のわたしのジャーナルを見るとそれがかなうかどうかは割とあやしい。ボリュームがすごいゲームだとは聞いていたが、まさかクリアに200時間近くかかるとは思ってなかったぜ。

でもプレイ日記を書いてきたこともあって、世界観ミリしら状態から始めたにしては割と話を理解しながらここまでくることができた。登場人物たちの背景もわかってきて、それぞれに愛着を感じてもいる。これだけ分厚く作られた物語をがっつり味わいながら旅ができてよかった。いや、たぶん俺たちの本当の闘いはこれからなのだろうけど。

問題は、この先どんなゲームをやっても「バルダーズゲート3」ほどのボリュームと作り込みの作品にはそうそう出会えないだろうということなんだよな。これが基準になったらまずい。「これ」をやりたければ「これ」の2周目をやるべしと今から肝に銘じて、まずは1周目の完走である。

以下、本日はハグ関係の一連のクエストのお話。

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ssayu.hatenablog.com

 

なんでや資産取り返したやろ!

 

ハグの被害者たちを支援する

下層地域で見かけた、ハグ被害者への呼びかけのチラシ。どうやらエセルおばさんと決着をつけるときが来たようだな……と、クエストマーカーの示す場所へ行ってみた。

建物に入るや否や、不気味な笑い声が断続的に響く。勘弁してくれ、こっちは深夜にヘッドホンつけてプレイしてるんだぞ。

落ち着かないまま奥の部屋に進むと、知らない人たちに詰め寄られた。

ハグにつくられた獣だと思われているらしい。失礼な! ハグのセンスでこんなかわいいティーフリングがつくれるかよ!

敵意がないことはすぐにわかってもらえて、事情を訊くことができた。

どうやらハグ被害者の会のリーダーはメイリーナらしい。マジか。わたしが会った彼女は人を束ねて何かできるようなタイプには見えなかったが。でも危険に乗り込んでいく度胸や、ハグを追い返す力をもった我々に食ってかかる度胸がある人ではあったな。

しかしメイリーナはエセルに呪われてしまい、アドリエルたちもエセルに狙われているらしい。つまりエセルおばさんも今こちらに来ているみたい。

渾身のドヤ顔で以前のエセルおばさんとの対決の話を出したのに、「普通」と言われてしまうリュヒテュちゃん。言うほど普通か? まあバルダーズ・ゲートって多様性の街だし、いきなり刃物を出して殺人の悦びを語りだすとか、突然イカに変身するとかしない限りは「普通」の範疇なのかも。

これはアドリエルの日記かな。「ヘルム」というのはアドリエルの信仰する神か。

なんかわたしの知るメイリーナとだいぶイメージが違うような……。そんなにリーダーとして有能な人だったとは。たしかにハグへの怒りで何をするかわからない感じではあったけど。あの危険な状態だった闇に呪われた地をひとりで突破して、バルダーズ・ゲートまで到着しただけでも大したものだよ。

ええ……

メイリーナは呪いで羊にされていたけど、鳴き声が「ニャー」とか「ワン」とかで、ハムスターしまうまニャーンのAAみたいになっている。いったいどういう呪いだよ。

動物会話を試みたところ「人形よ」と言われたので、さっきからずっと笑い声を響かせているヤバそうな人形を調べてみようとしたのだが、調べようとすると別の場所にワープしてしまう。なんだこれ。遠隔攻撃は当たるのだが、人形がダメージを受けるたびにメイリーナにもダメージが入っている。メイリーナを回復しながら人形を攻撃して、どうにか壊すことができた。

人形が壊れた途端、こいつが1階から2階にワープしてきて焦った。

どうもメイリーナに直接呪いをかけたのは、エセルではなくこいつだったらしい。

好戦的なドルイド

本のことは何も知らないが、それはそれとしてお前の息の根は止める。

当然のように戦闘になる。すでにベハルの一家や巨大ロボットと殴り合った我々の敵ではない。サクっと始末して、羊からもとに戻ったメイリーナに事情を訊く。

前回とずいぶん態度が違うじゃないの!!

【参考画像:前回救出時】

 

話を聞いてみるとやはり彼女にもここまでいろいろあり、自分のダメっぷりや無力さを痛感し、なんとかしようと思ったらしい。それでハグ被害者の会を結成して、ハグに対抗するための手段を研究していたみたい。

少女誘拐! なんかこの街に来たばかりの頃、そんな話を聞いたような

確認してみると、やはり燃える拳のポーティアが相談されていた件だったらしい。でもそのポーティアはなぜかラファエルに推されているやつで、重度の記憶障害っぽかった。で、困った母親は我々に相談してきたという流れだったはず。

でもその後「はにかむ人魚」に迷い込んだときに聴き込みをしたら「そんな子供はいなかった。母親の虚言だ」的なことを言われたのだった。

そのときは、母親と酒場の用心棒のどちらが本当のことを言っているかわからなかったから保留にして帰ったんだよね(別クエストを追っていてそれどころではなかったし)。でもこの話の流れからすると、どうやら嘘を言っていたのは酒場の用心棒の方だったみたい。母親を始末してなくてよかったぜ。

この家の金庫にハグ研究をまとめたものがあるから持っていってくれと言われ、ありがたくいただいていく。ついでにほかの金目のものや食料もいただいていく。金庫の中身はレシピ本だった。ハグを倒すための薬のレシピである。なるほどね、これを作ってカーラックにぶん投げてもらえばエセルを倒せるというわけか。

 

 

ハグの被害者たちの恨みを晴らす

というわけで酒場に乗り込むと、用心棒はあっさり正体を現した。

Miss me? じゃねーんだよ

ここで戦闘になるのかと思ったら、エセルは逃げてここにいた泥酔客たちと戦闘になった。客の何人かはハグの支配下にあったってことかな。この世界、精神支配系魔法を使う敵が多すぎない? もっと自分自身の魅力で勝負するベハルとかを見習いなさいよ

面倒くさかったので、非致死攻撃は無し。飲食店内で酸やら毒やらを撒いたことについては申し訳ないと思っている。イナゴを呼ばなかったのはせめてもの良心である。

あの騒ぎは「乱闘」ですむのか

この店長もハグの支配下にあったみたい。いまいち話が通じない状態だ。何が混ざっているかわからないから、ここで食事するのはやめておいた方がよさそう。フロアもめちゃくちゃだしね(我々のせいで)。

で、ここの地下から奥を探索してみると、エセルの隠れ家を発見した。最初に対決したのと似た、あのティーハウスの地下に雰囲気がそっくりである。

エセルは「私を殺せば私が食ったこの子供も死ぬぞ!」と脅してきたので、戦闘開始後早々にハグ対抗薬を投げつけることに。それだけでHPがごっそり削れて笑ってしまった。カーラック、貫禄の投擲である。

あまり見たくないビジュアルだったが、エセルの腹におさまっていた子供は無事吐きだされた。まだ生きててよかったよ。過去の記事を確認したところ、母親がこの子を探し始めたのが2月10日なので、ちょうど1カ月くらいハグの腹の中にいたってことか。もっと早く探してあげればよかった。

エセルを倒すにはまずキノコを壊す必要がある? とか例によって分身の術を使ってくるとかギミックはあったものの、こちらはもうレベル12である。遠隔攻撃も範囲攻撃も多彩に揃っている今、攻略は難しくなかった。レベル5くらいの頃に初めて戦ったエセルの方がよほど強敵だった思い出。

 

子供はひとりで母親のところに逃げ帰り、我々はいつものように部屋を荒らして帰った。

よかったよかった。子供はめちゃくちゃトラウマになってるだろうから、ちゃんとケアしてあげてほしい。

Fxxk you, Ethel!!

メイリーナに報告したところ、渾身のふぁっきゅーを聞くことができた。こんな治安の悪いゲームだが、実はFワードはそこまで聞く機会が多くない。こんなところで聞くことになるとは思っておらず、笑ってしまう。

そういえば、メイリーナの子供が全然話に出てこないけどどうなったんだろう。無事に産まれたのだろうか。影に呪われた地を、妊娠した状態で横断したのだとしたらすごすぎる。エセルはメイリーナの子供を奪えなかったかわりにヴァンラを誘拐したと言っていたから、そういう意味では無事だったのだろうけど。

リュヒテュちゃんが杖をへし折ってしまったので、コナーはあの墓で眠っている。我が友に話を聞いたところ、杖を折らなかった場合、コナーはアンデッドとしてよみがえっており、下層地域で再会できるらしい。

わたしとしてはアンデッドの家族はいない方がいいと思っているので、メイリーナがこの街でお子さんと再出発できるなら自分的ベストエンドと言っていいのではないかな。アドリエルのような仲間もできたしね。

まさかあんなふうに始まったクエストがこんな笑顔で終わるとは思っていなかった。

この先もし子育てに困ったりした場合も、ハグに頼ることはもうないと思うけど、ジャヘイラの家族とかに相談するといいのではないか。ぜひ紹介してあげたいところだ。もしくはセルーネイの神殿が近くにあるならデイム・エイリンを頼るとか。

 

そういうわけで、まさかのグッドエンドを見ることができた。いつものように死体は増えたが、一日一善がなしとげられて満足である。

 

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