2023年最後に遊ぶのは、今年数々のゲーム賞をとったという「バルダーズゲート3」。
しかしわたしはバルダーズゲートシリーズもダンジョンズアンドドラゴンズシリーズも、名前と長い歴史があることは知っているものの、それ以上の知識はない。
「バルダーズゲート3」はコマンド制ターンバトルであり、アクション要素はないという話を知って購入を決めたものの、シリーズミリしら状態で楽しめるのか不安であった。
そこで各種解説サイトなども見てまわったのだが、情報量が多すぎて何がなんだかわからないという結果であった。
「ダンジョンズ&ドラゴンズ アウトローたちの誇り」という映画が世界観入門に最適だと聞いて、こちらは見ておおいに笑わせてもらった。しかしセクシーパラディンが最高だったということと、ティーフリングのドルイドがめちゃくちゃかわいかったということと、ヴィランの顔がいいということしか頭に入らなかった。
そういうわけで、前作までの話を知らなくても大丈夫! という話を信じて、映画を見ただけのほぼミリしら状態で突撃をかけることに決めた。
キャラクリについてもいろいろ調べてはみたのだが、やはり情報量が多すぎて一度に理解することはあきらめ、映画で見たティーフリングのドルイドがめちゃくちゃかわいかったので、ティーフリングのドルイドで始めることにした。
ティーフリングにドルイドの適性があるのかどうかはまったくわからないが、映画に出てきたということはたぶん世界観的にはアリなのだろう。信じてるからな!!!
このような経緯でゲームをスタートしたので、当然ながら攻略情報としては何の参考にもならないプレイ日記になることは想像に難くない(いつものことである)。また世界観を何も理解していないので、考察も何もない状態だ。
ほぼミリしら状態のプレイヤーが、本当に物語を理解してクリアまでいけるのか? という記録として、後で自分で読んで楽しむために記録を書き残しておくという趣旨である。
では以下、序盤のネタバレ感想。ちなみにもう8時間以上遊んでいるが、バルダーズゲートというところには到着していない。
キャラメイクについて
主人公をどうするか問題、今作はオリジンキャラも主人公として選択できるというのでそもそもキャラメイクをするか? というところから悩んだのだが、ひとまず1周目では自分の分身となるキャラクターを作って、その視点からオリジンキャラたちを眺めることにしようと決めた。
しかしキャラメイクも決めることが多すぎて大変な作業である。しかも大半の設定は何がなんだかわからない。もう自動生成頼みにしてすべてを運にゆだねようかとも思ったのだが、何度やってもパンチ力のあるキャラクターしか生まれなかったので、外見だけは自分でがんばることにした。
で、生まれたのがこちらのティーフリング、Lyhty(リュヒテュ)ちゃん。炎属性の種族らしいので、ランタンを意味する名前に。
予習サイトをチラ見したときに目に入ったティーフリングは悪魔のような恐ろしげなキャラばかりだったのでスルーしていたのだが、映画を見て本当によかった。「こんなかわいいティーフリングがいるならわたしもティーフリングで遊ぶ!!」と目覚めさせてくれてありがとう。
自機の経歴も決められるようなのだが、この世界のことが何もわからないので何も想像できない。とりあえずティーフリングのドルイドなら貴族や宗教関係者ではなさそうだという想像から、芸人を選んだ。この世界にティーフリングの芸人さんがほかに存在するのかどうかは知らない。
結果として知能がだいぶ低い子になってしまったので、あまり頭脳プレイは期待できそうにない。自然を味方につけて生きていきたいところ。
【240227追記】
リュヒテュちゃんのキャラレシピを知りたいというコメントをいただいたので、記事のいちばん最後にスクショを追加しました。
いきなりグロい
ゲームのトレイラーで冒頭のムービーだけは見ていた。FF14に出てくる絶対王ガルヴァンス(タムタラ3ボス。「マインドブラスト」という技を使ってくる)の元ネタはこいつだったのか! という親しみを持って諸悪の根源らしき存在を眺めたものである。
このイカ野郎に寄生虫を植えつけられた状態で、まずは船から脱出しなければならないというシチュエーション。ゾットの塔か? みたいな気持ち悪い内装に、死体だの脳の水槽だのイカに変異する人間だの、導入部からR18感マックスである。
しゃべる脳みそに助けを求められたのだが、頭がい骨から脳みそを素手で取り外そうとしたところ、グチャ! ベチャ! という音とともに失敗した。うまくいくわけないと思ったよ。すまんな。墜落した船から脳みそだけで脱出できるとは思えないので、あいつはやはり死んでしまったんだろうか。
シャドウハートの方は無事救出できた。
だがレイゼルはガチ切れ一歩手前である。たしかに、今にもイカになろうとしている状態で、しかも船から脱出しないと死ぬ状況で、救出方法を探して30分以上もさまよってたらブチ切れられても仕方ないな。ていうか30分以上も散策に付き合ってくれるってむしろだいぶ心が広いな。
いろいろあって船は墜落した。この勢いでは死ぬのでは? と思ったが、なんか不思議パワーでふわっと浮き上がって生存できたらしい。主人公補正だろうか。
ティーフリングとドルイドの対立
さてどうにか地上に降り立ったリュヒテュちゃん。
死体だらけだった。こんな船が堕ちてきたんだから仕方ないよな……と最初は思ったが、墜落現場から離れても死体だらけなのでこういう世界なのだろう。死体=宝箱として設計されてるんだな。
こういう感じの手紙をちょいちょい拾うことができるが、持っているのは当然死体である。死体に持たせる手紙のテキストを書くお仕事、楽しそうだな。
あっ! これが今世界中のオタクの心を乱している性的なヴァンパイアでしょう!?
まだこの人絡みのイベントは何も起こっていないけど、一言話すたびに話し方がエロいとわたしの中で評判に。
しかしアスタリオン、こちらがいいことをしようとするたびにどんどん好感度が下がっていく気がする。いつか仲良くなれる?
仲間になってすぐに、下着をチェックできることに気づいてしまった。ダンガンロンパか?
どこに進んで何をすればいいのかわからないまま歩いていくと、ティーフリングの居住地があった。おや! リュヒテュちゃんの同胞ではないか。しかもこの居住地はゴブリンの襲撃に悩まされており、同時にドルイド集団によって森を追われようともしていた。ティーフリングのドルイドであるリュヒテュちゃんはいきなりRP的な意味でおいしい展開である。
ここでウィルを仲間にして、見事に後衛ばかりのパーティになった(あれ、ウォーロックやクレリックって前衛??)。タンクはおらんのか、タンクは!!
レイゼルはどこに墜落したのかと探しにいこうとしてうろうろしていると海岸に出た。そこにはハーピーの歌声に魅了された子供が!
「子供を助けろ」というクエストが開始されたが、もたもた戦っていると子供があっさり死んだ。オオオオイ!!!
まあ、しゃーない。切り替えてこ。
もうひとり、ドルイドの儀式に使う像を盗んだ子を助けてほしいという依頼を受けてドルイド集団のところにも乗り込んでみた。
リュヒテュちゃんもドルイドなのでドルイド専用選択肢がいろいろ出てきて楽しい。ドルイド的な視点からドルイドの親玉らしき人を説得してみるが、相手の方が理論武装に長けており、レスバに負けまくる(世界観が全然わからないので負けているのかどうかもよくわからないが、カガは勝ち誇っていたように見えた)。
でもこちらの子供は命だけは助かったのでよしとしよう。
リュヒテュちゃん的にはカガの儀式は正規のドルイドの術からはずれたもののように見えるらしい。ただカガも何か事情があってこんな儀式をしてるっぽい? このドルイドグループの真の親玉らしきハルシンという人を連れてくれば全部丸くおさまるのか?
そんなことより我々はこの寄生虫をなんとかしなければならないのだが、このドルイドグループの中に優秀な治療師さんもいるらしい。藁にもすがる思いでこの人に助けを求める一行。
しかし治療師さんでもどうにもできないどころか、いざというときに自分で死ぬ用の毒を渡された。どいつもこいつもひどくない??? いや今にもイカに変異するかもしれない人が自分の家に入ってきたと考えると、これでも最大限に敬意を払った対応と言えるかもしれない。
とにかく、森の問題も儀式の問題も治療の問題もハルシンという人を連れ戻さないと話が始まらないっぽい。そのハルシンという人はゴブリンに捕まってるっぽい。
とにかくそのゴブリンのところに行って全部始末してきたらいいのかな?
ゲイルとレイゼルも仲間に!
さていくらなんでも後衛しかいないまま先に進むのは不安なので、シャドウハートの近くに墜落しているはずのレイゼルを探しに戻った。
道中、ゲイルも仲間にできた。寄生虫友達(寄生虫友達???)同士はすぐに反応するの、話が早くて良いね。
レイゼルはティーフリングの一般人に捕まった状態で発見されたのだけど、ギスヤンキの戦士がそんなことでいいのか。船が墜落したときに捕獲されてしまったのか。
ともかく彼女も救出して、これで前衛役を用意することができた。
しかし100万回くらい言われていそうだけど、ギスヤンキの子が加入して、パーティのギスギス度が一気に上がってしまった。大丈夫か。お前ら仲良くしろ。
レイゼルのセリフで気になったのはこれ。
わたしもずっとどうなんだろうと思っていたのだが、我々は何か理由があって、すぐにはイカにならない体質なのかもしれない。乗っていた船が墜落しても不思議パワーで生存しているし。
あとは、ハルシンを探してうろうろしていると人がいたので(一人はもう死体になっていたが)道を尋ねようとしたら電波発言を繰り返された。
最初、彼女はこちらを崇めるようなことを言っていたのに、なんだかんだで襲いかかってきた。こっちは道を尋ねたいだけだったんだが???(ちなみに一応ハルシンの行方について尋ねてみたが、「知らん」と言われて終了した)
事情がまったく見えないが、アブソリュート様とやらを崇拝する人たちにとっては、寄生虫をつっこまれて「隷属者」になった人のことを「トゥルーソウル」と呼んで、アブソリュート様の言葉を話す人ということになるのか? あのイカがアブソリュート様なの? で、「隷属者」になってない人は始末することになってるの?
わからん! でもなんかヤバい宗教の人たちがリュヒテュちゃんたちを狙ってる感じなのはわかった!
あとは犬と出会った。
このゲームも犬をなでられるのか!
なんか足元に元飼い主らしき人の死体と血があるが、気にしないぞ! その白い毛並みが血に濡れているけど気にしないぞ!
という感じで全然話が進んでいないし、マップが広すぎる割にファストトラベルポイントがそんなに多くないので何をするのにも時間がかかるから、わたしがバルダーズゲートに到着できるのは来年になるかもしれない。
まずはこの物騒な世界に慣れつつ、このギスギスパーティにも慣れつつ、寄生虫をなんとかする方法について調べていこうかな!
【240227追記】
リュヒテュちゃんのキャラレシピはこちら。全部メモをとろうかとも思ったのだが、数値で表せないものもあったりしたので全部スクショにした。
素の顔立ちは幼いのだが、アイメイクをはっきりさせたので結構きりっとした顔に見えるかな?
種族はアスモデウスティーフリング。ティーフリングで始めると、序盤の展開に感情移入しやすく、世界に入り込みやすくてよかったなと今改めて思ったりする。
ご参考になったら嬉しいです!