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最終防衛学園に入校しました「Hundred Line」プレイ日記1

ここのところ他所で別の文章を書いたりして更新が滞っていたが、またのんびりゲームができる時間が確保できた。

のんびりやるゲームは何が良いかな、寝込みそうなやつかな、血なまぐさいやつかな、人の心がなさそうなやつかなと迷った末に、大体どれもかねそなえていそうな新作をやることにした。

これは製作発表のときから「ダンガンロンパ」の小高さんと「極限脱出」の打越さんがかかわっているということで気になっていたのだけど、ちょうど発売日付近が地獄のスケジュールだったので一旦スルーしていたのだった。でもやるなら絶対ネタバレを踏む前にやりたいし、ここでいっとくか! と購入を決めた。

ちなみに当ブログは「ダンガンロンパV3」「レインコード」「極限脱出シリーズ」の感想も書いていたりするのでよかったらどうぞ。

購入を決めてから体験版をやり始め、現在ちょうど体験版をクリアしたところである。

この手のゲームに慣れた人ならお約束的な展開や、コレはアレやろなあと思わせる展開がありつつも、明らかに序盤でそれを匂わせてくるあたり、そのお約束を逆手にとった展開もあり得るとも思ったり。序盤からわくわくさせてくれている。

ちなみに例によって事前情報はなるべく入れないようにしていたので、ゲームのジャンルすら知らず、戦闘が始まってから「そういうゲームだったの!?」と腰を抜かした。あとはマルチエンドらしいということだけ知っている。

今のところ画面から受ける感じは「ダンガンロンパ」的な雰囲気で、内容的には「十三機兵防衛圏」に近い印象。

これはやりながら感想を書いていくのが面白いやつだろうということで、現時点での記録を残しておくことにする。

以下、7日目までのネタバレ感想!

 

 

 

とりあえず「戦わない」を選んでゲームオーバーになった

 

澄野拓海

「守るべきもののために戦う」という動機が通用する主人公体質くん。ほかのメンバーがアレなだけに、割と普通の動機が輝いて見える。

しかし信頼できる語り手としてはいまいち信頼できず、信頼できない語り手としても信頼できない。主人公が信頼できない語り手ならそれはそれでそのつもりでプレイするんだけど、信頼できない語り手にしてはまあまあプレイヤーに対して誠実そうに振る舞うんだよな。何なんだよお前は、鏡を見ながら「どこからどう見てもオレだよな」ってどういうことなんだよ。

 

 

カルア

カルアも最終防衛学園に来ていたとかかなあ。

親は我駆力の研究者だったとかかなあ。腹の傷は何なんだろうなあ。

最終的に侵校生部隊長になって襲ってきたりしたら嫌だなあ。

 

 

SIREI

心臓を刺して血が出て変身するのは、むしろ「メタファー」を連想したが(心臓を抉り出して握り潰して変身)。

SIREIって「指令」でいいのかな。死霊だと「しりょう」だしなー。何か言葉遊びになっていそうな気がするんだけど、まだわからない。

モノクマ枠のキャラなのかと思っていたら、早々に退場してしまった。出オチオブザイヤー2025。戦わない組をどうやって説得するのかと思ってたのに! 進行役はいなくなるし、謎は明かされないままだし、ここからどうすればええんや!!

バラバラの残骸だけが見つかったわけだけど、こいつが生物だったのか遠隔操作のぬいぐるみだったのかもまだわからない。そこだけはちゃんと調べて確定させてくれや。

この絶妙な「どちらともいえない」感!

 

 

雫原比留子

最初はいわゆる「二周目」のキャラなのかと思ったが、そういうわけでもないのか。

東京団地で一人で戦っていたという話だが、あの警報中に戦っていたということかな。警報中は毎回あのオープニングイベントのように地上に侵校生がやってきて、破壊と炎上を繰り返していたんだろうか。そうだとしたら、普段は警報終了後に何事もなかったように修復できていたということ?

それとも東京団地の普段の侵校生襲撃はもっとマイルドだったとかかな。比留子さんが「一人で」撃退できるくらいに?

しかし人型から変身した部隊長の我駆力を迷わず取り込んでパワーアップするのは、あれ大丈夫か。

「人型」を見るのは初めてということだったけど、あれはやっぱり「元人間」なのかな。人が我駆力を使いすぎると(あるいは取り込みすぎると?)いずれ「部隊長」になってしまうみたいな設定は割とよくあるやつ。だけど体験版から露骨にそれを匂わせてきているのは、それだけではないから? それとも誰がどれくらいパワーアップするかがエンディング分岐に関わったりする?

 

 

飴宮怠美

序盤からあらゆるメタネタをぶっこんできて、この子輝いてるなあと思っていたらいきなり死亡し、出オチ死役だったか……と思ったらチュートリアル死だったことが判明した。属性盛りすぎ(属性??)。

SIREIもこういう子ばかりを揃えれば話が早かったと思うのだが、こういう子ばかりが揃った学園を防衛すると思うと、それはそれでかなりきついな。

 

 

蒼月衛人

やたらと「希望」と「絶望」というキーワードを交えながら話す、妙に主人公感のある子。拓海くんに「仲間」と言われたことをきっかけに、戦うことを決めたらしい。クサい台詞の数々も妙に主人公感がある。戦わない組の子たちは、こんな感じで一人ずつ加入イベントが入るのかな。

しかし衛人くん、バトルスタイルがモロに死神なのは何なんだろう。武器が鎌で、技名も「断罪」だったんだけど。

何か病気を患っていそうなのも気になる。なんで人類の命運を懸けた戦いに、およそ戦闘には不向きそうな子たちを集めた?(衛人くんに限らず)人材多様性重視の方針はわからんでもないが、それにしてももうちょっと向いてる子がいただろ。どういう選考基準だったのか、どこかで明かされるのだろうか。「体質」とかだったらどうしようもないが。

 

 

その他気になる部分

ほかの子たちについてはまたフォーカスされてきたときに書くとして、あと現時点で気になっている部分のメモを。

まずこれ。拓海くんたちは東京団地の「外」にいるということだったが、単に物理的な意味での「外」に出るという描写には見えなかった。それこそ「異世界」にでも行ったみたいな感じ。ヒカセンが第一世界に行ったときのような描写である。

そもそも東京団地がどういう世界だったのか全然わからないんだよな。むしろ東京団地の方が仮想世界で、今いる方が現実だったとかでも「外」という表現にあてはまる。

まあ死体が蘇生したり、消えない炎があったり、食べ物が何でも出てきたりする方が仮想世界っぽいんだが。

東京団地ってオープニングムービーの描写を見る限り猛烈に閑散としてたんだけど、あれはどうしてなんだろう。予算の問題でたくさん人を描けなかった? それとも本当にあんなもんなの? 本当にあんなもんなら過子ちゃんが「お互いに会ったことない」のを気にしているのもわかるのだが。

 

次にこれ。ここ一応地球だったんだね。

でも「地球のすぐ近くに見える星」は月で合ってる? 月も何かかかわってくるのかな(最近月で無限労働しているヒカセン)

 

月を見ていたらうっかり目が合った「幽霊」。こいつも何なんだろ。「消えない炎」を纏っているようにも見える。

この「幽霊」を見たことと翌日からSIREIがいなくなったのは、何か因果関係があるのだろうか。

現状のメンバーよりも多い小屋も気になるんだよな。学園の防衛にあたるのは拓海くんたちが初めてかどうかもわからない。以前いた子たちの小屋だったり?(ていうかなんで屋上に小屋?? 寮とかではなく?)「幽霊」くんも前のメンバーだったり? みたいなことを想像したが、情報が足りなさ過ぎて何もわからない。

 

学内に消えない炎があるのもめちゃくちゃ気になっている。これ消化機で消せないのか?

消えない炎は学園と「ある物」を守るためのものなのかなあ。拓海くんたちにとっては「檻」だけど、むしろ防衛機構のひとつなんだろうな。

で、「ある物」って何なんだろう。それ自体は大した意味のないマクガフィンなのか、それともストーリーを左右する意味があるものなのか。

すごろくみたいな探索モードも少しやってみたのだが、だいぶ不運に見舞われて散々であった。素材をいくつか拾ったけど、何に使うんだろ。

仲間と一緒に過ごしてアップしたステータスは、探索中のイベント判定に使われるのかな。ステータスを上げきった状態でないと見られないイベントがあるとか?

 

……という感じで、今のところ「なんでや!」「マジで!?」と叫びながら遊ぶにはとても楽しい。続きを楽しみにしつつ、本日はここまで!

 

 

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